2003.05.21 宮原永海,Amika,カノン,加藤いづみ OnAirWest
水の音 Vol.4
水曜日に行われるライブイベントです。ほぼ予定どおりに開場、約80ほど用意された
座席はすぐに埋まり、立ち見客が増えてきたところで開演となります。
○宮原永海
Gt きたざわさとる Perc さとうかずのり 両氏のサポートが付きます。
東京出身の25歳。1月にミニアルバム「Reason」を発売しました。「アメリカンスクール
在籍〜ザルツブルグ留学」というプロフィールどおり英語も流暢に操ります。英語詞の
方が伝えやすいものがあるのでしょうか....。とはいえ、これまでの印象より「表現力が
かなり向上したなぁ」と感じさせる何かがありました。ボサノバのM1、9.11テロの後に
作ったというM5が良かったです。 ..
1 Imagine [John Lennon]〜このまま....
2 Class of 1996
3 虹
4 Reason
5 Voices
○Amika
Gt かじわらたけお,Bs わたなべだいすけ,Dr きよかわわたる,Key たつのすけ 4氏の
サポート(M6はKeyのみ)。
活動休止期間を挟み、4年半ぶりに聴くことができました。明るい表情でハキハキと
歌う雰囲気は変わりませんね。MCになると途端にフニャフニャになるのも相変わらず。
見た目の可愛らしさと内向的な歌詞、その割に派手目なメロディラインの不均衡が
面白いでしょう(ご本人も「しっとりとした女性ばかりのライブだったはずなのに
『ロックロックこんにちは』な感じになってしまってすみません」と話していました)。
高音がよく伸びていました。M6は「前回ライブでは8小節だけ歌ったものを作りかえた」
新曲とのこと。ファルセットも織り交ぜてスケール感あるバラードに仕上がっています。
譜面を見ながら一生懸命歌っていましたが、何カ所か歌詞をトチり悔しがっていました。 ..
1 ふたつのこころ
2 住宅
3 午後
4 一日
5 世界
6 タイムカプセル(仮)
○カノン
M3まで松ヶ下宏之(Ex Bluem of Youth)氏がGt&Keyでサポート。M4以降はカノンさんの
弾き語りでした。この人も留学経験が長かったそうで、日英混合のセットでした。
歌の巧さは感じましたが....。 ..
1 Love in the Air
2 Angel's Lullaby
3 Amazing Grace
4 Thoughts of you
5 最期
6 アレルヤ
○加藤いづみ
セットチェンジに少し時間がかかりました。サポートはお馴染み高橋研&狩野良昭の両氏。
1 元気でね、バイバイ
MC>こういう女性ばかりのイベントに出演するのは久しぶり。いつもとは違う心地よい緊張感が
ある。楽屋の雰囲気も穏やかな感じが流れていて、これはこれでいいものだと思う。
昨日までは雨。今朝起きて、天気がよくて。雨の日は嫌いじゃないけど、この季節の晴れ間は
とても気持ちよい。ここに来てくれる皆さんも道すがら「あぁ風が気持ちいいなぁ」と
感じながら集まってくれると嬉しいと思った。
メンバー紹介。 ギター狩野良昭(Vサインをする狩野さん)
私のプロデューサーでもある高橋研〜(拳骨で手を振る研さん)
短い時間だけど、加藤いづみの音楽を楽しんでいってください。
次の曲はもしかしてこの中でも知っている方がいるかもしれません。
2 好きになって、よかった
MCでの前振りではこの曲だと思いましたが、イントロが全然違っていたので別の曲かと
勘違いするほど。
3 ドライブ
この曲は間違いようがありません。とはいえコーラスの入る位置は違っていました。
狩野さんの12弦ギター伴奏が秀逸。マイクを握りしめて熱唱するいづみちゃん。
もちろんピアニカ演奏もありました。
MC>皆さん、楽しんでいますか? 大丈夫ですか?!(咳払いしつつ)こういうアコースティック
スタイルのバラードを歌っているとね。私も最初から「エヘン」というのが喉にいるのだ
けれど、咳とかしづらいんじゃないかと。歌いながら気を遣っています(笑)。
今、事務所にある小さなスタジオで新しい作品のレコーディングをしている。
毎日通っていて、事務所に着くと楽ちんなワークパンツに履き替え、コンタクトレンズもとり
好きな日本茶とチョコレートとお菓子を自分の周りに用意して、いろいろ曲を作ったり歌ったり
している。きっとそういうのが次の作品の音に現れるんじゃないかな、と。切ない曲でも
温かくリラックスした雰囲気が音に出るんじゃないかなと思う。秋ぐらいに出ると思うので
楽しみにしていてほしい。レコーディング中ということもあり、折角なので新曲を歌いたい。
出来たらこういうところで唄って早く試したい、歌手の性です。
4 ネガ(仮)
新曲を演じるのがとても楽しそうな3人。アイコンタクトを盛んに交わしています。
観客の反応を感じ取っているかのようです。2人のコーラスは少し照れくさそう。
MC>今のところ『ネガ』というタイトルが付いているけれど、アルバムにはいる時には
違うタイトルになるかも。(ソロライブの告知)また会いましょう
5 君のこと
スッと立って歌ういづみちゃん。この曲も伴奏のアレンジが少し変わっています。
狩野さんのトレモロが印象的でした。
深々と礼をしてステージ下手に下がるいづみちゃん。客電が点ってSEが流れますが、
アンコールの拍手が次第に高まっていきます。少し間をおいて一同が再登場します。
マイクなしで「ありがとう」と言いながらいづみちゃんはステージ中央へ。
MC>最後に『君のこと』みたいな曲を歌うと、拍手もしづらいんじゃないか(笑)
こういうイベントに出た時に最後にアンコールの拍手が聞こえてくると、
「イベント自体をもう一度」ということなのか、最後に出た私でいいのか?!みたいな
感じもあるけれど、今日は最後に歌わせていただいたということで、責任持って
アンコールを勤めさせていただきます(笑)
(チューニングに余念のない二人を見て)つないだほうがよさそうなんですけど?!(笑)
E-1 新世界
ギターの2人の真剣勝負?! 気迫を感じる演奏に盛り立てられ、いづみちゃんも
気持ちよさそうに歌っています。
レコーディング中とのことで気分も普段以上に乗っていたのでしょうか、PAトラブルで何度も
ノイズが入ったりしたものの、とても気分よく歌っているようにお見受けしました。
新曲の披露に加え、聞き慣れた楽曲も少しずつアレンジの変更があったりして、常連ファンにも
嬉しい構成でした。 ..
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