2003.03.21 トミエ,守屋里衣奈,高岡奈央,入日茜,NUU,長谷川都 浜松町Club Junkbox TokyoBay

ウタノチカラ vol.7

開場予定の30分ほど前に着いたら既に10人ほど行列していました。長谷川都さんが
ファンと挨拶を交わしながら浜松町駅方面に歩いて行きます。行列が伸びるうちに
予定より少し遅れて開場。並んだ順に入場します。40ほど並べられた椅子は程なくして
埋まりました。

○トミエ
オープニングアクト。Gt弾き語りです。綺麗な声質で高音が割合よく出ています。
曲調はマイナーキーのフォーク調。ギターをかき鳴らして歌うM3は破滅的な歌詞とも
合わせ(いろいろな意味で)印象に残りました。 ..

 1 仮想
 2 逆光
 3 声


○守屋里衣奈
サポートは星川薫さん(Gt)。本人も一部Gtを弾きます。
持ち味の高音は良く出ていると思いますが、ひと頃より清澄感がなくなってきました。
振り絞るように叫んでしまう歌唱法が原因かと思いますが....。 ..

 1 Skin Colored Sky
 2 遠い空色
 3 a girl
 4 放浪
 5 モモ
 6 地図がない


○高岡奈央
Bs,Dr,Gtのサポート。おなじみのM1,2,4,5といったナンバーの中、珍しく?恋愛を
折り込んだM3や手拍子を募って歌ったM6がスカート姿と共に新鮮でした。 ..

 1 ちょちょら
 2 デメキンの唄
 3 "どんなときもなぜか〜"
 4 米の力
 5 進め進め
 6 (新曲:タイトル未定)"ゆうべのバス停から〜"


○入日茜 
Key弾き語り。帽子を目深にかぶり、ぼそぼそと喋ります。これまで何度か感じた
立ち上がりの不調はなかったものの、冴えもあまり感じられませんでした。 ..

 1 "別れの旅路は〜"
 2 別れの情景
 3 "どんなに強く結ばれた〜"
 4 "薄闇の部屋でひとすじの〜"
 5 "広い宇宙をさまよう魂が〜"
 6 シルエット


○NUU
Gtのサポートと共に登場。いつもどおり裸足です。

 MC>ウタノチカラを信じて今日までやってきました。歌っていきます。

 1 縫う
 2 hometown
  ア・カペラのM1に続いてゆったりとしたナンバー。

 MC>名前だけでも覚えていってください。今日しか会えないかもしれないし。
   今日しか会えない人、さようなら(微笑)。出会えたことを嬉しく思います。
   どこかでは今も爆弾が落ちてくるかとドキドキしている人がいる。こうしてみんなと
   繋がって歌えることを嬉しく思う。歌います。

 3 あしか
 4 うまれた日

 MC>この間、2度目のバリに行ってきた。日本にいると世の中の人の動きについていけない。
   未だに携帯電話をもっていなくて迷惑をかけている。今読んでいる本に「時間を節約して
   余暇を作ろうとして、携帯電話やパソコンや速い電車を作って時間を詰めて詰めているけれど
   はたしてその空いた時間はどこに行ったのか?」....休んでますか?休んでないでしょ。
   もっとゆっくりしたいな、と思うけれど。
   バリにいると考えることは今日は何を食べよう、どこへ行こう、何時に目が覚めるかな、
   とゆっくり時間が流れている。日本では目覚まし時計で起こされる。世の中の作り出している
   時間と自分の時間が合わない。でも、この時間に産み落とされて生きているので、何とか
   帳尻を合わせて生きている。もっと休もうよ。みんなが休めば良くなるはず。

 5 ただ
   前奏でバードホイッスルを吹きます。「チャクチャク」という羊の爪を束ねた楽器を
   足首に着け、足を踏みならします。

MC>今日はいろんな歌を歌う人がいて。『ご飯を食べなさい』ご飯食べます(笑)。
  『二十歳を過ぎたらいっぱしの大人〜貯金が全然ない』痛いところをつきます。
  頑張るわ(笑)。
  最後は新曲を聴いてください。好きな人と一緒にいると、十代は顔がいいだ、貯金があるだ、
  やさしいだ、奢ってくれるだ、そういうところでポッとしたものだけれど、今は好きな人が
  できるといろいろなことがあってなかなか上手くいかない。でも上手くやりたいんだよ。
  だって好きなんだもの(笑)。

  12月にできたけれどずっとタイトルが決まらなかった曲。やっと決まりました。

 6 やけど(表記不詳)

メンバー紹介の後、バードホイッスルを吹きながら退場していきました。

サポートは山本隆二さん。アルバム「唄波」の中でアレンジも手掛けているとのことでしたが、
肝心なところでのミスタッチが散見されました。NUUさんも声が変に裏返ったりして本調子では
なかったようです。とはいえ、1曲毎にお辞儀をし、観客としっかり視線を交わしながら歌う
姿は自信に満ちていて、思いが伝わってくるようでした。 ..


○長谷川都
サポートに中村キタロー(Perc,ピアニカ,Bs他)、石崎光(Gt,リコーダー他)両氏。
ご本人のKey弾き語りで始まります。

 − "ご機嫌いかが〜"
 1 わたしはおんなのこ
 
 MC>男子ばっかり。嬉しいんですけど、女の人にも私の歌を薦めてください(笑)。

 2 はなうた〜明日が思い出になるまえに〜
   少しテンポを落として。キタロー氏のピアニカがいい味を出しています。

 MC>(中央に出てきて)浜松町で歌うのは初めて。浜松町といえばジャズのイメージ。

 3 ミルク
   「ジャズのアレンジ」で大人っぽく。曲中でメンバー紹介。

 4 この街のどこかに
   これもJazzyなアレンジ。

 MC>次は浜松町ポップでね(笑)

 5 おとなのこども
   Keyに戻って。

 MC>「ウタノチカラ」を感じたことがあった。「長谷川さんの歌、とても良かった。
   僕の歌も聴いてください」とテープを渡された。ギターの弾き語りか何かかと思ったら
   ヒップホップだった。「これからの人生考えろ〜」って(笑)。ジャンルを超えて
   気に入ってくれたその人もスゴイし、垣根を越えられた私もスゴイ(笑)。
   歌ってて良かったと思った瞬間。これからも続けていきたい。
   (ライブ告知) 今日はありがとう。最後に大事な唄を歌います。

 6 忘れないよ?
 − "ありがとう〜また来てね〜"
   最初と同様に即興曲で〆。

 昨秋の休養後、久しぶりに見ることができました。とても楽しげな、明るい表情で歌う姿に
 なんだかホッとしました。 ..


今回も終演まで4時間ほどの長丁場。疲労感を覚えつつも「ウタノチカラ」を感じ取れた
ライブでした。
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