2002.09.27　櫛引彩香,沢田知可子　ティアラこうとう

1200人収容の大ホールでの公演ですが、客席の入りは１階席の半分が埋まるか埋まらぬか
と、少々淋しい状況です。幅はやや狭いけれど掛け心地の良い椅子に座って待つうちに、
予定より５分ほど遅れての開演となりました。

○櫛引彩香
ご本人のKeyをステージ中央にして、サポートはGt 中森泰弘、Chor 真城めぐみ、Key 
エマーソン北村というおなじみの面々です。

MC＞雨の中、来てくれてありがとう。

１　サニーデイ
２　空

MC＞最近はカフェやライブハウスでこぢんまりとやってきたので、久々の大ホール。

３　雨があがれば
４　Cycle
５　Big Yellow Taxi
　　カバー曲ではタンバリンをとって手拍子を促します。

MC＞MCタイムなんだけどアタマが真っ白。助けて〜真城さん
真＞この会場で先日リハをした後、サポート３人で焼き鳥ともんじゃ焼きをいっぱい
　　食べた。このあたりに住みたくなった(笑)。都会にも近くて良さそうな街です。
櫛＞家賃いくら位なんでしょう?!　高そう
真＞一生働いても無理みたい(笑)

６　アメジスト
７　アタシのためのうた
８　Jamaica Song
　　ステージにつるされた４本の白いカーテンに橙・黄・赤・緑のライトがあてられ
　　ジャマイカのイメージを印象づけます。

MC＞メンバー紹介。
　　この会場はなぜ「ティアラこうとう」なのか分からないけれど、私の唄にも
　　『ティアラ』がある。「今日のために作った」と嘘を付こうかと思いました(笑)

９　ティアラ
10　いつもの気分で
　　真城さんのリードで再度手拍子が起こります。嬉しそうなVicky。

MC＞ありがとうございました。沢田さんは素敵な人。私も楽しませてもらいます。

１時間弱のステージでした。冒頭から固い表情で緊張していたのかもしれません。
後半になって声の伸びも良くなり、軽いポップな櫛引さんの持ち味が発揮されて
いたと思います。　..

○沢田知可子

１　恋人と呼ばせて

MC＞(客数が少ないので)今日は２人分、３人分担当してくださいね。大切なお客様しか
　　呼んでません(笑)。10/15でデビュー15周年。15年分の心を込めて歌います。

２　二十歳のころ

MC＞二十歳の頃はＯＬをしていた。職業婦人の気持ちで歌を作ろうと思ったのがきっかけ。
　もやもやして答えが見つからず解決できなかったけれど、若さで前に出ようとする
　自分を愛おしく思える。そんな20歳代の終わりに作った歌。
　沢田知可子というと「涙、暗い、悲惨」とネガティブなイメージがあるらしい。
　だからこそ混沌とした現代にピッタリだとワクワクしているのに誰もそれに気づいて
　くれない(笑)。精一杯の明るい唄をメドレーで。

３　愛いっぱいの自転車 〜 『愛してるって！』 〜 My Sweet Hands〜あの手 この手〜

MC＞この夏、プレステ２のゲームソフト用に歌った。サウンドプロデュースを頼まれた
　　彼(ご主人でもあるPfのおのざわ氏)が「変声期前の少年」のイメージの声を探して
　　いて、私も歌ってみたけど、できあがりは「お母さん」だった(笑)。
　　でもデモテープを聴いた井上陽水氏はいろいろ聞いた中で「これは外人ですか？」
　　感動した、との鶴の一声で採用された。

４　少年時代[井上陽水]
　　巻き舌風に歌うところなど、確かに外国の聖歌隊のよう。

MC＞この曲をきっかけにして、名曲を紹介しようと思ってアルバムを作っている。
　　テーマは「Boys Be ･･･」この「･･･」に当てはまるモノを作っている。

５　大きな古時計
　　M4のカップリングにも収録しているとか。

MC＞子供の頃に聞いて、初めて涙した唄でした。
　　永遠の少年たちに贈る愛の賛歌。

６　gift

MC＞今日はテンション高いよ。矢沢永吉さんのファンでライブも見に行っている。
　　　唄も曲も良いけど、私はテンションを学びに行っている。

７　会いたい

MC＞メンバー紹介　Vn 岡村美央,Gt はやしひとし,Pf おのざわあつし

８　幸せになろう

盛大な拍手が続き、すぐにアンコールとなります。

MC＞拍手に乗せられてテンション高く歌えました。どうもありがとう。

E-1　Day by day

ここでおしまいかと思いきや、櫛引さんを呼び込みます。

沢＞二人の声が溶け合いますよ。

E-2　見上げてごらん　夜の星を[坂本九]

沢田さんのパートは約１時間半ほどでした。
テンポの良いトークと詩情あふれる唄のコントラストがお見事です。
ご本人も指摘していたとおり「悲しいバラードを歌う人」というイメージが強い
のですが、やはり切なさ・悲しさを秘めた楽曲に感じるものが多くありました。　..

アンコールのデュエットは綺麗なハーモニーを聴かせてくれましたが、声の伸びや
強弱の付け方など沢田さんの貫禄勝ち。Vickyはもう少し修行が必要かもしれません。