2002.09.25 the Indigo StarPine's Cafe
TOKYO FM 'SUPREME' Presents 〜the Indigo Cafe Live〜
TFMの番組「SUPREME」のライブ招待に当選したので出かけてきました。
the Indigoがサウンドステッカーを作ったのが縁で、このライブが企画されたのだとか。
招待客には1ドリンクと軽食が振る舞われ、和やかな雰囲気で開演を待ちます。
番組パーソナリティの柴田玲さんが挨拶を述べた後、ややあってライブが始まります。
まずはサポートのPerc,Sax,Gtが入場。次いで市川さんと田岡さんが登場します。
市川さんは普段のGtではなくKeyを演奏。
1 呼吸しよう!
田>ようこそ!
2 DRIVE
田>どうもありがとうございます。ようこそお越しくださいました。招待ライブということで
どうやってステキに皆さんをおもてなししようかと
市>丸テーブルを囲んで。こんな雰囲気のライブができるとは思わなかった
田>スタッフの皆さんにもご協力いただいてこの日を迎えることができました。
もう一つ嬉しいことに、明日アルバムが発売されます。今回は好きなように作りました。
タイトルは「sound of fragrance」日本語に訳すと「香しき音色」「香る音」です。
皆さんも好きな空間があると思うけれど、お部屋とか職場とかキッチンとか
市>好きな場所は室内に限らないよね。外でも、できれば吉祥寺とか
田>家の中や街を歩きながら聴いてもらえたらと思って作りました。ドリンクや料理も味わい
ながらIndigoサウンドを楽しんでいってほしいと思います
3 といかけ
田>そろそろ私も慣れてきました、この雰囲気に。皆さんくつろいでいますか?
この会場、私が来る時はいつもスタンディングで、椅子があるとゆったりしていいですね。
市>いやぁいい演奏だった。『といかけ』は決まるとすごくいいね。バラードは難しい。
今日来た人はラッキーでした
田>『といかけ』を作ったのは梅雨の頃
市>歌入れの日、覚えてる?
田>6月の....
市>21日
田>すごーい、そんなこと覚えてるんだ?!
市>日記書いてるから。....嘘だよ(笑)。突っこまないと
田>今いっぱいいっぱいなんです(笑) 殆どの曲は梅雨時に録っていて、湿気が喉にいい。
春から作業をやっていたけど『といかけ』は最後の方に上がってきた。バラードで、
これをシングルに切っていいんだろうかって、スタッフとも話をしたけれど、この曲で
自信がついた。「これでいいんだ」って、力が湧いてきて。二人になって、いろいろと
変化を求められたりもしたけれど、「これがIndigoなんだな」って自分たちも再確認
できたって。アルバムもすごくいい上がりで、自画自賛なんですけど、市川くんは
「Bestアルバムだ!」って。帯にも「マスターピース(傑作)」って書いてある
市>作ってる最中に「これはいける!」って。売れるかどうかは別にして
田>8月に出来上がってから、私は手放しで喜んでいました。嬉しい時に自転車を手放しこぎ
するじゃないですか、「どうだ!」って....冷ややかな笑い、ありがとうございました(笑)
市>その時期、俺いちばん忙しい時期だからわからないよ
田>あぁ、ミックスダウンでね。「どうだどうだ」って言ってたんです。それほど喜んで
いたんです
市>ものすごくいいのができたって、作ってる最中から思ってたから力入りました。
いいものにしたくて締め切りの日までギリギリ作っていて、終わった後リハビリが
必要なくらい。やってみるもんだ、やればできるんだなぁって。
田>そんな風にしあがりました。
4 月の轍
青い照明が月光を思わせます。田岡さんの歌声が伸びやかに広がります。
5 STAY
田岡さんのGt弾き語りから。
田>M5は初めての作詞作曲でかなりのプレッシャー。『Blue』の作詞で初めて世に出た時の
気持ちを思いだした
市>デモテープが何曲か僕のところに来て、明暗がハッキリしてました
田>暗〜いのとかね
市>明るいのを取りました
田>暗いのはアルバムには入れられないくらい
市>何かあったのかな?!
田>いやいや(笑) 性格は明るいんだけど
市>みんな訊きたいよ(笑)。『STAY』には何があったの?
田>家でガチャガチャやってて出来た
市>そんな色気のない(笑)
田>「ワインを飲みながら」とか(笑) 『STAY』が1曲市川くんの審査を通って入るのだけれど、
置き所がすごい。アルバムを買って聴いてみてください。
『月の轍』は市川くんがスタジオまでの60Kmの道のりで見えた景色で作った
市>実家にスタジオを構えていて、海が見える。海面に月が映っていて、轍ができていて。
「これはいける」って。
田>歌う前にじっくり説明しようと思っていたんだけれど、段取り失敗しちゃった
市>かなわない恋愛の歌で、切ないね
田>もう少し喋ってもいいですか? 皆さん肩の力を抜いて
市>カップルが多いね
田>私も腕組みしたいな。Indigoのライブもカップルとか、地方に行くと家族で来られる人も
いて、一家に3枚ですか?! 9歳の女の子から69歳のおじいちゃんまで聴いてくれる
市>普段そんなにCD購入しない人が買ってくれるといいなって。この番組も朝の忙しい時間。
そんな人に聴いてほしい
田>じゃ、曲にいきますか。
6 願い事
田>この曲はフワフワしていて、歌っていると飛んでいきそう。夢なんだか妄想なんだか
わからないところで。ラブソングは書かないんですけど、この曲は唯一プチラブソング。
ロマンチストではないので。こちら(市川氏)はロマンチストだけど
市>あら、ロマンチストではないんですか?
田>でも恋愛ものもいいですね
市>ポップスは恋愛が基本です。それ以外はなかなか詞にできない。人生を....とかね
田>じゃ、私は偉そうに人生を詞にしていたのかな
市>今の詞は二人が出会った頃の曲だね
田>そうそう、古いのはあんまり引き出しに納めてないんだけれど、この曲は珍しい。
『BLUE』の頃作った。あのころは幸せだったんだ(笑)
今回のアルバムもイラストレーターのカンバラクニエさんに手がけてもらった。
色々楽しめる仕様になっている。コンセプトは『ずっと初回版』
市>わかりますか?
田>よくJ-POPのCDで初回版だけ豪華にしてあるでしょ。で、『ずっと初回版』
クニエちゃんとああでもないこうでもないと話をして。
今回はいい写真をたくさん撮ってもらって。市川くんもいます
市>なんやねん、それ(笑)
田>往復120Kmの道を通って曲を作ってくれて。でも普段からスタジオよりも車の中で作るでしょ?
市>車は大事な仕事場です
田>だいたい頭の中で作るでしょう。
市>楽器を持つのもいいけれど、大部分は頭の中で作る
田>だからドライブの曲が多いんです。私は歩きなんで
市>どうかなぁ(笑)
田>でも、歩いていたり空を見ていたりスクランブル交差点を渡っている詞が多いなって
市>チャリンコはどうなの?
田>手放しで「どうだどうだ」ってやってますよ(笑) 大人になるとなかなかできないんですよ。
和んできたかな?
市>暖まってきたところで1曲目から
田>それは無理です(笑)。あっという間にエンディングですが、2部3部とあるんで....嘘です
市>俺のマネしないように(笑)
7 FEEL LIKE MAKIN' LOVE [ロバータ・フラック]
田>あっと言う間だったんですけど素敵な空間で楽しい時間を過ごせてありがとうございました。
8 きれいな時間
普段よりスローなアレンジでした。
後奏にのせてメンバー紹介。Perc アンディひやま,Sax&Fl 正富一成,Gt 知野芳彦。
Keyで通した市川さんはサブリーダーになったそうな。番組スタッフやStarPine'sCafeの
スタッフにも感謝の言葉を述べて、一旦ステージを退きます。
田>ありがとうございます。アンコールでようやく私らしくなってきたなぁ
市>俺なんか席替えで、最後まで(知野さんのいたあたりを指して)あそこに俺がいたんじゃ
ないかって思われてたりして
田>どうでした? 楽しんでいただけましたか?ありがとうございます。
朝、SUPREMEの番組でジングル、生で歌ってるんですよ
市>そんなわけないよ(笑)
田>4月から使ってもらってて
市>わかってた方います?
田>いつもよりちょっと大人っぽく歌ってます。そうでもない? いつもどおりか。
秋バージョンも作りました。やってみる?(Keyを弾く市川さん)
(ふと気付いたように)サポートの皆さんゴメンナサイ、忘れてたわ
市>忘れてたぁ(笑) 日頃こう思ってるんだよ
田>ごめんなさい、調子に乗ってて。
秋バージョンのジングルを生で披露する二人。
市>今、作りました(笑)
田>キーが違ってたね。こんな感じでデニムスタジオで作っています。楽しく、納得のいく
一枚ができたので、大好きな人と....もちろん一人の人もね、じっくり自分の好きな空間に
漂わせてくれるといいと思います。
E1 BLUE
比較的原曲に近い形の演奏です。
ここで番組パーソナリティの柴田玲さんと短いトークを交わした後、1時間10分ほどの収録は
終わりました。
M1〜M5までが9/26発売の3rdアルバム「sound of fragrance」から。M6は8月発売の
Sg(M3)のc/wで、ずらりと新曲を並べてきました。軽さと爽快感を兼ね備えた楽曲で、
高木さんの脱退もサウンド面では大きな影響はないようです。「Team Indigo」としては
今後どうなっていくのか、いささか気になるところではあります。 ..
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