2002.08.31 NUU 新星堂DiskINN吉祥寺

2月にリリースしたアルバム「唄波(かは)」のプロモーション活動を続けています。

ほぼ時間どおりにアコギのサポートと共に登場。観客も相当数集まっています。

MC>こんにちは。ちょっとの時間ですが通りすがりの人も聴いていってください。
  歌でつながりましょう。

1 ここにいるわけ
  母への思いを詞にしてゆったりとしたメロディに乗せています。
  包み込むような歌声です。

2 153.7
  ラテン風のアップナンバー。手拍子が起こります。

MC>あらためまして、NUUですよ(微笑)。2曲目は『153.7』、これは私の身長です。
  今日「始めまして」の方もいらっしゃるかしら。
  「NUU」のいわれは、名前のイニシャルの「N」、私以外の人やモノなどすべて、
  あなたの「U(=you?)」、私とあなたがいて、はじめて歌を歌える「NUU」になれる。
  私自身、「何なに何子」というより「なにぬねの〜」で生きている。この名前を
  思いついたとき「おぉーっ」と思った。
  今年3rdアルバム「唄波」を出した。自分でプロデュースして、今までとは違う
  アルバムになった。使う楽器もさんしんや胡弓、ウッドベース、アコーディオン、
  いろんな人に声をかけて、みんなすごく気持ちよさそうに弾いてくれた。
  そうやって音を決めていったのがとても大きいんです。
  「唄波」というタイトル、歌を歌って人とつながる瞬間が増えた。歌を歌って
  いなかったら出会わなかった人とたくさん出会えた。歌を歌うことで聴いてくれた
  人が気持ちを返してくれて、それをまた私が聞いて「なるほど」と思って。
  寄せては返す唄の波を大切にしたくて、「唄波」と名付けた。

3 ただ
4 あしか

MC>「唄波」には全11曲。NUUが作詞・産曲している。「作曲」というと、私の中の
  イメージでは、ピアノやギターを弾きながら『このコード展開だとこの曲は』
  みたいなことがあってやるのかな、と思う。NUUはお風呂に入ってて歌い出して、
  あわてて飛び出してMDに録る、そんな感じ。実感として作っているのではなく
  産まれてくる、なので「産曲」と言っている。
  この夏はじめて見たのだけれど、セミは土の中から出てきて鳴いている。私に
  とってはセミが鳴きだして初めて気づくのだけれど、セミは土の中で生まれて
  育ってきている。私の唄もそのあたりを漂っていて、ある日NUUの中を通過して
  生まれてきている。「循環しているんだな」と思う。人間もそう。今日ぽーんと
  産まれてきたようだけれど、その前からちいさな卵子と精子が出会って、いったい
  いつから「生まれた」って言えるんだろう。
  あっという間だったけれど、NUUとつながってくれてどうもありがとう。
  Gt ふるさわまもる
  最後の唄は好きな人のことを思って聴いてください。

5 うまれた日
  「波」をイメージさせるゆったりとしたメロディ。

MC>みんなありがとう。また会いましょう。


30分ほどでライブは終了。サイン会は長い行列ができて盛況でした。

NUUさんの歌声には訴える力があります。深い愛情をモチーフにした詩の世界もさりながら、
特にミディアムスローのメロディがとても心地よく心に響いてきました。 .. ..
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