2002.02.09 永井真理子 HMV数寄屋橋

1/30にアルバム「そんな場所へ」シングル『同じ時代』をリリースしました。

新宿から移動して店内に入ると、イベントスペース前はかなりの混雑。親子連れの姿も
チラホラと目に付きます。
定刻少し前に司会者が登場。「本日の流れ」と称してセットリストを発表しかけ、最前列の
観客に慌てて制止される一幕があった後、ギターサポートを伴って永井さんが登場します。
チェックのシャツにロングスカート、少し伸びた髪を後ろで束ねています。

MC>こんにちは、永井真理子です。たくさんいますねぇ。このイベントのために来てくれた
  方もいるでしょうし、「誰?あれ?!」って正体わからずに見てくれている方もいるでしょうね。
  短い時間ではありますが、良かったら聴いていって下さい。

1 幼なじみ
  間奏では永井さんもブルースハープを吹きます。
  ミドルテンポの明るいナンバー。

MC>どうもありがとう。
  あーっ、ドキドキ。ドキドキしてしまいました(笑)。(距離が)近いものね。なんか
  ペロンとなめられそう(笑)。今日はギターのちえちゃんと一緒に来ました。
  ちえちゃんも「長井」という名字で、Wながい! ながい姉妹ということで。
  叶姉妹がセクシー系なら、ながい姉妹はノーフェロモン系?(笑)どうですか?
  今日はお姉さまと一緒にお送りしています。
  1月30日にめでたくアルバムがリリースされました。自分の子供を世に出すようで
  ドキドキしちゃったんですけど、どんな風に皆さんは受け止めてくれたんでしょうか。
  気になってますけどね。このアルバムは私の心の行きたい場所を探しながら作って
  みました。自分でも「結構強いんだな」って思うところもあれば、へこみっぱなしで
  「情けないなぁ」ってところもあって、音楽を作っているとそういうところに気づきます。
  また次はこんな風に頑張ってみようかな、何かを探し続けてみようかな、って思います。
  アルバムの中にも入ってますし、シングルとしても出た曲を唄います。泣かないように
  唄わないとなぁ。ちょっと思い入れが強いもので。

2 同じ時代
  ミディアムスローのバラード。

MC>どうもありがとう。
  そういえば8月でデビュー15周年ということで、あっと言う間・・・・あのとき生まれた
  子供が15歳になりましたから(笑)早いものですね。あの頃は、そうだなぁ、皆さんも
  記憶にあると思いますが、ショートカットにGパン、Tシャツ。「おいおい、他に
  ないのかい?!」って格好で(笑)、とにかくずっと走ることが私の音楽に対する愛情で、
  誰よりも高く手を挙げたり飛んだり、誰よりも大きい声を出すことが音楽に対して、
  自分に対して、皆さんに対しての情熱のような気がして、あのような形になってました。
  今あの頃の映像を見ると、なんでしょう痛々しくて。手足がちぎれそうで「頑張ってる
  なぁ」って。やっと見られるようになりました。ちょっと前までは照れくさくて
  照れくさくて。15年を迎えて振り返ってみたわけですが、その時にはその時の描きたい
  色があったわけで、その色があった御陰で今15年を迎えることが出来たわけで、
  その頃にも感謝したいと今やっと思えるようになりました。
  懐かしいナンバーをお届けしようかなと思うんですけどね。聴いて。聴け(笑)。

3 ロンリイザウルス
  ゆったりとしたアレンジでしたが永井さんのタンバリンに誘われて手拍子が起こります。

MC>どうもありがとう。久しぶりに唄っちゃいました。これは多分3枚目か4枚目のシングル・・・・
  たくさん出て数がわかんなくなっちゃった(笑)。(観客から「4」の指示あり)4枚目
  なんですね、博士! また何かあったらよろしくお願いします(笑)。
  これからも、より攻撃的に、よりハッスル・・・・っていうのはないか(笑)死語ですね。
  「ちょっとまりちゃん頑張っちゃおうかな」って思います。また元気になっちゃいました。
  私の曲っていうのは四季の季語というのを入れたものがいくつかあるんですが、
  冬のものが多いです。冬に生まれて冬が好き、というのもあるんですけど。
  それらしい曲を紹介しようと思います。冬の曲なんですけど暖まって欲しいということで。

4 暖かい雪
  7年前ほどのアルバム収録曲。
  歌い始めますが、突然「気持ちが入っていませんでした。しかも立って唄います!」と
  始めから歌い直し。この曲でも手拍子が起こります。

MC>折角こうやって皆さんとお会いできたので何か話をしたいと思うんですが、質問の
  ある方はいらっしゃいますか? すごい突然なんですが。「好きな食べ物は?」とか
  「普段どんな風にしてるんですか?」とか....聞きたいことがあったら言ってね。

客>なんで真理子さんはそんな優しい気持ちを持ち続けていられるのですか?
真>そんな偉そうなものじゃないです。自分では優しいって意識してるわけじゃないし、
  こんなものです(笑)答えてないじゃないのねぇ。私は他人に対して「いやだいやだ」
  「No!No!」って言わないようにしてます。何でも「いいよ」って。・・・・偉いなぁ(笑)
  それが「優しい」に繋がるかわからないんですけどね。

客>今回のアルバムレコーディング中、面白かったエピソードは?
真>面白いこと・・・・凝ってたことがあります。「坦々麺を食べる」全然繋がらないね(笑)
  「坦々麺」帰りにみんなも食べたくなるかもね(笑)。辛いものと酸っぱいものが
  好きなのでね。普段は「そば打ち」に嵌ってます。そばを上手に打つコツ? そこまで
  いってないんですよね。遊びでこねてたら、気がついたらそばになってた・・・・わけは
  ないですけどね(笑)。自分で打つおそば、すごく美味しいんですよ。年越しそばも
  自分で打ちました。是非皆さんも自分で打ってみてください。

  さて、ろくな答えが返せなくて後悔してるんですが。失敗(苦笑)。
  なぜ次に行きにくいかというと、最後の曲なんです。なんとかつないでつないで。
  最後の曲になってしまったんですよね。アルバムが出て「なぜツアーのスケジュールが
  出ないんだ?!」って言われるんですけど、そのとおりでございます。そのうち出ますので
  その時は是非来てください。名残惜しくて次につなぎにくくなっちゃったんですけど、
  アルバムの最後に入っている曲を聞いてください。

5 ほんの少し

MC>どうもありがとう。ギターはちえちゃんでした。

インストアライブは40分弱で終了し、続いて購入者対象にサイン&握手会となりました。
サインは小型の色紙に1人ずつ名前を書き入れてくれるものでした。長蛇の列にも関わらず
丁寧に言葉を交わしながら進んでいきました。

色々な意味で「巧さ」を感じるステージでした。ベテランの健在ぶりは嬉しいものです。
この日はアコギのサポートということもあってかアコースティックなナンバーを中心にした
ライブで、ゆっくり楽しませてもらえました。 ..
2002年IndexTopPageBBS
著作権情報 : © SAKAGUCHI toshihiko toshicha@anet.ne.jp