2001.11.25　Lyrico　HMV横浜ビブレ

露崎春女さんが『Lyrico(りりこ)』と改名し、新たな活動を開始しました。

最初は意外なほど観客の出足が鈍かったのですが、開始予定時刻には大勢の観客が
集まりました。
予定時刻より少し遅れて登場。Keyのサポートがつきます。

MC＞「始めまして」の方が多いかな？　秋から改名して１stシングルをリリース
　　した。この場所でもライブをやらせてもらったことがあって懐かしい。
　　声の調子がちょっと良くないけれど、その分心を込めて歌います。
　　アルバムのレコーディングもしている。収録予定の新曲を。

１　True Romance(表記不詳)
　　「本物の愛を求めているすべての方に、贈ります」との前置きをして
　　歌い始めました。『露崎節』とも言うべきスケール感豊かなスローバラード。

MC＞名前の由来はオペラ用語。ソプラノの一種で、響きが可愛いので付けた。
　　イタリア語で「叙情的」という意味がある。国語辞典で調べたら「直接心に
　　訴えかける表現」とあり、最初私が「歌手になろう」と思ったきっかけになった
　　ゴスペルを聴いた時のような感動を私も伝えたいと思った。また、詩のことを
　　「lyric」とも言うので、それに「o」を付けたということで、これからは詩も
　　頑張るぞ、と。新曲は男女の修羅場的状況（を描いた歌詞）で(笑)、いままで
　　そういう詞を書いたことがなかったのだけれどね。
　　次はカバー曲をやります。マライア・キャリーで知られているけど元々は
　　ジャーニーですね。（アカペラから入る段取りだったのにKeyの演奏を待ち続け、
　　ふと気づいて照れ笑い。ポットのドリンクを飲みながら）昨日までは全然
　　平気だったのが、今日は朝起きたら喉が腫れていて「今日は歌えるかな？」と
　　思った。ビタミンＣを５〜６袋、ビタミンＥ、ユンケル、葛根湯、キョウセイ
　　ハテキ丸（歌手がよく飲んでいる漢方薬だとか）、そして今は生姜湯を飲んで
　　いる。完璧です(笑)。歌えるようになるとは思わなかったもの。

２　Open arms
　　これも露崎さんにふさわしいバラード。

MC＞11/21にシングルをリリースしました。詞の内容を説明しちゃうと聴いてても
　　先が読めちゃって面白くないんで....でもチラッと喋っちゃいますけど(笑)、
　　女性ですから女性の立場から書いてるんですが....男性だったりして?!(笑)
　　クリスマスの日に彼の部屋に行ったら違う女がいて「えーっアンタ何なのよ?!」
　　みたいな歌なんですけど(笑)、いやもうちょっと切ない詞なんですけどね。
　　楽しいクリスマスを過ごしたいんですけどなかなかねぇ。一人で過ごさなきゃ
　　いけなくて寂しいとき、この曲を是非聴いてもらいたいと思います。

３　Tears in Christmas
　　カラオケを併用します。
　　ゆったりとしたバラード。聴かせどころのファルセットも綺麗に音が伸びます。
　　歌い終えてペコリと一礼し、ステージを降ります。

２０分少々のイベントでした。
喉の不調を感じさせない熱唱で、露崎さんの持ち味を遺憾なく発揮していたと思います。
お腹から声が出ているので喉にはさほど負担がかからないのかもしれません。
来年リリース予定の新アルバムはＲ＆Ｂ路線から離れてバラード主体になるのでしょうか。
今後の活躍にさらに期待したい人です。　..