2001.08.16　尾崎亜美　ＴＦＭホール

LIVE Depot

普段よりも女性観客が目に付きます。幅広い年齢層は芸歴の長さの反映でもあります。
ステージ上にはグランドピアノとキーボードが据えられています。
黒のパンツスーツで登場した尾崎さんは司会の大江千里とは今回初顔合わせ。
「初めまして。仲良くなれるかな？(笑)　でも終わったときには皆さんともマブダチに
なれるよね」とご挨拶。「ラジオなのでノーメイクで出るつもりだったけど、照明も
しっかりしてるしお客さんも近い。してよかった。松竹梅の『竹』くらいです(笑)」と
ご機嫌です。「音楽の鉄人」と紹介されて「全然『鉄人』らしくないですよね。
私まぁるいし堅いところないじゃないですか」と切り返すなど、トークでは終始大江さんを
圧倒します。「今日も『ボナペティ』って感じですかね。おいしい音楽を召し上がって
ください」と語った後ライブに入ります。

MC＞夏の歌をやってみようかな

１　ボーイの季節
　　松田聖子のヒットソングのセルフカバー。Key弾き語りです。
　　ナチュラルなビブラートでゆったりと聴かせます。

２　蒼夜曲（セレナーデ）
　　Pfの弾き語り。会場に来ていた「大きな友達（安芸の島関）の大好きな曲」とのこと。

ＣＭ中に始めた発声練習がＯＡに乗りそうになり慌てる二人。尾崎さんのPfと大江さんの
Keyでジングルを生演奏した後、セッションタイムになります。

３　ローズ（ベッド・ミドラー）with 大江千里
４　マイ・ピュア・レディ　with 大江千里
　　夏休みスペシャル？ということでセッションは２曲になりました。M3はとても素敵な
　　仕上がりで、歌い終えた二人は思わず握手。M4は大江さんのリクエストとのことでした。
　　「25年やってきていかが？」と問われ「25年でしたね」と答えにならない答えをします。
　　「好きなことしかやってこなかった。方法としてはわがままにやった方が勝ち。
　『こんな話をしたい』ということが音楽になってきた」とのことでした。

５　天使のウィンク
　　M4に続いてKey弾き語り。盛大な手拍子が沸き上がります。

MC＞あっと言う間に最後の曲です。何が聴きたい？　なーんて、決まってるんですけどね。
　　この曲がみんなの聴きたい曲ならばいいな。

６　オリビアを聴きながら
　　再びPfに戻ってしっとりと唄います。

ライブを終えて「コンサートそのままの雰囲気。ラジオを忘れてしまいました」と一言。
現在所属するフォーライフからは多彩な音楽仲間とのコラボレーションアルバム「Amii-Phonic」
かつて所属した東芝＆ポニーキャニオンからはベスト盤「Amii-Versary」を統一デザインで
同時リリース。「私に『お願いしますわぁ』と言われると断れないでしょ?!」との言葉に
苦笑する大江千里。番組終了後のトークでも「リハの時から緊張してるようだったので
いじめたくなっちゃった(笑)」などとからかわれていました。

７　亜美ファンタジア（Key 大江千里）

確かな演奏と歌唱、軽妙なトークという味わいあるステージ運びは見事です。ベテランの
魅力たっぷりのライブを楽しませてもらいました。　..