2001.03.23 櫛引彩香 原宿アストロホール

SPRING SONGS

ラフォーレ原宿のはす向かいにあるビルの地下1階。かなり狭いフロアですが、中程に
段差があり、そこに陣取ることにしました。どんどんお客さんが入ってきて、開演時には
立ち見客でいっぱいになりました。

開演予定より8分ほど遅れてサポートメンバーが登場。M1のイントロを演奏する中、
薄紫のワンピースを着た櫛引さんが登場します。

1 サンシャイン'96
  タンバリンを手に勢いよく歌い始めます。少し硬い表情です。

 M2のイントロに被せて「こんばんは、今日は皆さんようこそいらっしゃいました。
 最後まで楽しんでいってください」とご挨拶。

2 Flavor Magic
  マイクを手に持ち歌います。ファルセットがもう一つ決まらないのは緊張ゆえか。
 
MC>初めてのワンマンライブ、とうとうこの日がやってきたという感じです。
  デビューして1年半、ようやくワンマンライブができるようになりました。
  これからどんどん歌っていきます。

3 誰よりも

4 忘想
  リンゴ型のシェーカーを手にテンポよく。
  ようやく表情がほぐれ、歌唱も安定してきたようです。

5 ありふれた世界
  ブルージーな部分とゆったりとしたコーダの対比が面白い楽曲。

6 My Cherie Amour(スティービー・ワンダー)
  レゲエ風のたゆとう雰囲気が心地よく感じられます。

7 いつもの気分で
  インストアライブで何度となく聴く機会のあったデビュー曲。歌い慣れていることも
  あってか、ゆとりも感じられるようになりました。

MC>どうもありがとうございます。『My Cherie Amour』を歌ったのには訳があります。
  デビューのきっかけとなるオーディションでこの歌を唄ったので、そういう思い出深い
  曲を初ワンマンライブで歌いたかった。今日は英語の歌詞で歌ったけれど、自分で
  日本語の歌詞をつけて(オーディションでは)歌ったんですよ。ダサい歌詞で(笑)
  受けない?(観客の反応が薄いのを見て)盛り上がっていきましょうよぉ。今、怒濤の
  5曲をやったんだからぁ(笑)。「ここを越えたら」って感じで、メンバーみんなグッタリ
  ですよ(笑)。
  次の曲、どんどんやりたいと思います。弾き語りです。ここからが私は勝負だな。

8 アタシのためのうた
  Keyの弾き語りを見せる櫛引さん。シンプルな伴奏が曲の持ち味を引き出します。
  高音の伸びも良くなってきました。

9 祈り
  櫛引さんの弾き語りにBsとDrが加わります。エスニックなアレンジです。
  高い旋律を唄う時には少し顔をしかめてしまうのが惜しいところ。

10 スマイル
  M9の構成のまま歌い続けます。

MC>「ニセ」クラ、クラムボンでした。噛んじゃいました(苦笑)。
  盛り上がってるかな? 見られてるなぁ、私(笑)。今日何台かテレビ(カメラ)が
  いらしてますが、4月からテレビに出ます。(出演番組の紹介)
  あと、4月からレコーディングに入ります。(観客の反応が薄い)
  イマイチだなぁ(笑) 期待してきたのになぁ。盛り上がったらシェイカーをバーンって
  投げ込もうと思ったんだけど、イマイチ盛り上がらなかったので投げませんでした。
  じゃ、盛り上がっていきましょう。
  (スタッフからショルキーを受け取り)あたし光ってるかな? 輝いてるかな?(笑)
  今どきショルキーって言うダサい感じで行かせていただきます。

11 サニーデイ
  バンドメンバーが全員戻ります。ショルキーを前奏・間奏で弾く櫛引さん。
  いつの間にか手拍子がわき起こり嬉しそうに微笑みます。
  途中、マイクに顔をぶつけたのはご愛敬。高音の回しもグッと良化しています。

12 雨のち晴れ
  ショルキーを下ろし、そのまま手拍子を受けながらテンポよく唄います。

13 Jamaica Song
  イントロで「盛り上がっていくぞ!」と力強く宣言。とても嬉しそうです。

MC>どうもありがとう、暑い!あつい!
  メンバー紹介 Gt でんべい Key エマーソン北村 Bs 鈴木正人 Dr 楠均
  Gt 中森泰弘 (最後に中森氏が「『櫛引彩香』でございます」と紹介)
  Average 40Forty Band+でんべい!(笑)
  盛り上がって来ちゃったんですけど最後の曲です。えっへへ、最後の曲だよー。
  ありがとうございました。

14 空
  題名どおり『空』が開けていくような、そんな伸びやかな歌声。
  後奏の最中「今日は本当にどうもありがとうございました」と3度礼をして、櫛引さんは
  ステージをおりてしまいます。

すぐにアンコールの拍手。2分ほどで櫛引さんとメンバーが再登場します。
バンドメンバーは白、櫛引さんは黄色のお揃いTシャツ。

E-1 恋する果実
   アップテンポなナンバーにすんなりと手拍子が湧きます。

MC>アンコールどうもありがとうございます。ふーん、やっと盛り上がって来たじゃない。
  いい感じだわ(笑)。Tシャツ作りました(「買ったよ」の声に)。買っちゃったか(笑)。
  あと、ライター作りました。「スナックさやか」って書いてあります。今日の思い出に
  どうぞ。(ここで再びメンバー紹介。今度はメンバーとやりとりをしながら。)
  アンコールいただいたのでもう1曲唄いたいと思います。聴いてください。

E-2 待つココロ
  櫛引さん、大きな手拍子に笑顔いっぱいです。

歌い終えて「どうもありがとうございました」と丁寧にお辞儀をして去る櫛引さん。
一旦客電も灯ります。しかし観客からは再びアンコールの拍手。ややあってスタッフが
Keyをセッティングし、今度は櫛引さん一人が登場します。

MC>どうもありがとうございます。最後に新曲を。ワタクシ25歳になりましたが、いろんな
  事を悩んだりとか、することが増えてきたというかさぁ、私もいろいろあるのよ(笑)。
  それで、20歳の時とは違う、回りも変化していく中で「私はこれからどうやって
  生きていこうかな」という不安もあったりするんですが、そういう悩みもある中で
  常に前向きな自分もいまして、日々笑って幸せに暮らしていけたらいいなという思いが
  どんどん芽生えてきた時にできた曲です。私もそうですけどここにいる皆さんも日々
  笑って幸せに暮らしていけたらいいな、という思いを込めて唄います。

E2-1 "君の愛しい手の中に〜"(新曲)
   Key弾き語り。優しさを感じさせる歌詞にゆったりとしたメロディラインです。

再び丁寧にお辞儀をし、ステージをおります。1時間40分ほどのライブでした。

初めてのワンマンライブということで気負いと緊張があったのでしょう、前半は「あれれ?」と
思わされる状態でしたが、その堅さがほぐれてきた中盤以降は櫛引さんの持つ伸びやかさが
感じられるようになりました。歌唱のレベルとしては発展途上、これからも楽しいライブを
続けていってほしいと思います。 ..
2001年IndexTopPageBBS
著作権情報 : SAKAGUCHI toshihiko toshicha@anet.ne.jp