2000.12.15 遠藤響子,永井真理子 南青山MANDALA

PURE MODE LIVE vol.14

今年でデビュー20年目に突入した遠藤響子さんのピアノ弾き語りライブです。
会場売りとチケぴの併行入場。前売りの最後の方の整理番号でしたが、お客さんの
出足が鈍く、ステージ正面右側のゲスト用ボーカルマイクの真ん前に陣取ることが
できました。予定より15分ほど遅れて始まる頃には席はそこそこ埋まりました。
ゲストの永井さんもバーカウンター前で旦那さんと共にステージを見つめています。
2,3度お辞儀をしてピアノ前に着席します。

1 誰かと居たい12月
  ちょっと巻き舌の歌い方。区麗情さんが同じような歌い方をしますね。
  ピアノの細かなミスタッチが少々気になります。

MC>12月ということで、懐かしい曲を引っ張り出してきました。(ライブで)歌うのは
  2回目か3回目。今日は素敵なゲストもお迎えしています。新曲と冬にちなんだ曲と、
  言ってみればいつもどおり(笑)の構成です。
  心を暖めて帰っていただけるよう、必死に歌います(笑)
  前回8月のライブで売った「ライブホッチキス」というCDを来年2月に正式に
  売り出します。タイトルは「こういうことなんだろう」に変えて、アレンジも
  多少変更しています。

2 こういうことなんだろう

MC>私のデビューは1981年。今年を以てデビュー20周年に突入です。しかしこれと
  いったこともなく、大した志もなくやっていきます。ここまでやってくれたのも
  皆さんのお陰です。これからも末永くヨロシク。
  久しぶりにデビュー曲を唄います。筒見京平作曲、遠藤京子作詞です。
  西田ひかるさんもいい曲だって言ってくれました。

3 告白テレフォン

MC>デビュー曲にしては渋いですよね。今でも歌える。恐れ入りました。
  アレンジは全然違うんですけどね。さすが筒見京平先生。
  このライブの構成を考えているときにうどんを食べながらテレビをつけたら
  どこかで聞いたような曲。自分の曲だったんですけどね。酒井法子さんの
  香港のライブをやっていたんです。

4 All Right

MC>自分の歌がどこかで流れているというのはいいものです。
  この前大変でした。レコーディング教則ビデオというのを撮りました。
  生楽器をどう録るのかというビデオで、そのために曲を書きました。
  そしたらキーを3音も上げろっていうのよ。生楽器の音が出ないからって。
  撮影は夜中の2時でした。私は普通寝てます。そのうえ「今のテイクOK」と
  思ったら撮影班が「すみません、テープ切れちゃいました」 なら途中で
  止めろよ(笑)。そんなビデオですが、売るそうです。私は見るかどうか....。
  (嫌味風の言い方で)あ〜ぁ、楽しかった(笑)

5 名前を呼んでも

6 眠りの精に嫌われて

MC>次もこの季節にしか歌わない、季節労働者のような歌

7 雪が降るまえに

遠>私の大好きなゲストタイム。今日も素晴らしいお客様をお迎えしています。
永>こんばんは、ドキドキしてます。緊張して口から心臓が出そうです。
遠>そんな初々しいことを。私も伴奏で緊張してるけどさ。じゃ、やってみますか?
永>これは遠藤さんに10年くらい前にいただいた大切な曲です。
  あっと言う間に10年経ってしまいました、お互いに(笑)
  あ、歳の話はまずいですね(笑)

− 泣きたい日もある(永井真理子)

永>ちょっと飛ばしたところがありました。すみません(笑)
遠>もう1回やりますか?
永>いやいやそれは(笑)。それでコケたら取り返しがつかない。
  やっと緊張がほどけてきました。
#遠藤さんが楽屋で足浴をしていた話で盛り上がった後
遠>『泣きたい日もある』の時はお会いしなかった。今回のシングルで
  初めてお会いしたら、まぁ顔が小さい。グゥ(と拳骨を出す)だもの。
永>そんな小さかったら化け物ですよ。干し首じゃないですか(笑)
遠>自分が歌うよりもマリちゃんが歌う方が伝わるものがある。特に切なさが。
  「発音」とはちょっと違うんだけど、んー。
  今回「発音」を光らせるために詩の朗読をしてもらおうと思います。
  お願いしたら「いいですよー」って即答してくれて。
永>初めて会ったときの第一声が「メル友にならない?」(笑) ビックリしました。
  私すごく緊張してたんです。そしたらぶったまげでした(笑)。
  そこから始まったんですよね
遠>私が1行書いて、マリちゃんが書いて、やりとりする
永>先が読めないんですよね。すごく楽しかった。連想ゲームみたいでした。
  2往復くらいで終わっちゃったけど。
  じゃ、その詩を紹介させてもらいます。マイクを通さないのでよく聴いてください。

− あなたのそばにいて
  オフマイクで共作の詩を朗読した後そのまま歌います。

永>初めて遠藤さんの伴奏で歌わせていただいて緊張しました。第一声でコブシが
  回ってしまいました。気持ちだと思ってください(笑)
  #丁寧にお辞儀をして退く永井さん

8 あなたの孤独
9 "懐かしい声 海の向こう〜" 遠距離恋愛の歌。
10 "別に別れが決まってるわけじゃない〜"
11 "ノートの隅に書き殴った小さな叫びが〜"
12 "久しぶりに出会った高校時代の友達〜"
  最後の音をミスタッチしてしまい、苦笑しながら舌打ちする遠藤さん。

遠>楽しんでいただけましたでしょうか?
  何にしようか迷ったんですが、私が初めて作った曲を。

13 Smile Again

アンコールの拍手に応え、すぐに出てきます。

E1 "私が大人になってできたことは〜"
  新曲だそうです。歌い出しのキーを間違えて歌い直し、最後のキメのところでも
  ミスタッチしてしまいます。苦笑しながら「練習してきます」とポツリ。

MC>世の中ではミレニアムとか21世紀とか言っているようですが、日々生きることに
  変わりはないし、とにかくよいお年をお迎えください。次回は4/6集合。

E2 頑張らなくてもいいよ

再び丁寧にお辞儀をして1時間35分ほどのライブは終わりました。

前半はMCをたっぷり挟んでのんびりと。ゲストタイムを挟んで後半は一気に
畳みかけるように楽曲を聴かせてくれました。ステージ運びはお見事ですね。
ただピアノのミスタッチがちょっと多かったのが残念。ベテランさんの
更なる精進を期待したいところです。
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