2000.12.02 Jungle Smile 高崎市文化会館
高崎音楽祭2000
高崎駅から徒歩30分、会場前には既に長い列ができていました。開場時には中庭を
ぐるりと一周するほどに。今年で11回目を迎える「高崎音楽祭」の一環ということも
あってか、若者に混じって年長者も散見されます。
会場は400人くらいの収容能力でしょうか。傾斜が付いていてどの席からでも十分な
視界が確保されているようです。中段通路のすぐ上に座って開演を待つうちにも
どんどん入場してきて立ち見客も出る盛況。その間に有志が用意した「ファンから
ひとこと」と記された色紙が回され、皆思いおもいにメッセージを書き込んでいました。
予定より20分ほど遅れてライブが始まります。まずはメンバーとゐさおちゃん、やや
遅れて郁乃ちゃんもステージに登場。郁乃ちゃんはコバルトブルーのノースリーブ
ワンピース。いつもと同じように裸足になってしまいます。
川のせせらぎのSEが絞られて....
1 初恋
マイクスタンドに手をかけて、遠くを見る目つきで唄う郁乃ちゃん。
ゐさおちゃんはギターを弾いています。
郁>こんばんは、長らくお待たせしました。
高崎のみなさん、高崎のみなさんでない人もようこそ。
私たちと一緒に存分に楽しんでください
2 片思い
郁乃ちゃんが曲名を告げた途端に前列の観客が立ち上がり、つられて
後ろの方まで立ち上がります。郁乃ちゃんはマイクスタンドをどけて
マイクを手にステージを左右に動き回ります。手拍子も起こりますが、
どうもこの曲には合わないと思います。
サビのハモリの部分で歌詞を間違ってしまい、顔を見合わせる二人。
3 冒険(ロマン)
4 猫とゴミ
ちょっと喉が苦しそうな歌い方。
客席からさかんに掛け声が飛びます。話しかけるお客さんを軽くいなす郁乃ちゃん。
郁>どうもありがとう。次は犬の歌です。私が中学一年の時に来たから今13歳、
人間の歳にすると80歳くらい。見た目は白くてふわふわしていて「何も
変わってないじゃん」って思うけど、隣で座って話しかけても聞こえてないし
見えてない。できれば苦しまずに死んでほしい。苦しむ姿は見たくないから。
5 チロ
6 ランドセル
汗を拭い、両手を頭上に高く差し上げて伸びをしてから歌い始めます。
7 夢見る頃は過ぎても
途中で歌詞を飛ばし、「しまったぁ」という表情を見せる郁乃ちゃん。
バンドメンバーはいったん退席します。
ジャンスマの二人が丸テーブルを引っ張ってきてステージ中央に置きます。
ゐ>髪切った?
郁>切ってないよぉ。伸びたくらいだよ(笑)
毎日こうなの。毎日毎日毎日まーいにちこうなの! つまらないギャグ!
#以下、例によって噛み合わない爆笑(苦笑?)トークを続ける二人。
ゐさおちゃんは群馬弁を連発し客席の笑いを誘います。
リハが30分もおして、メークする時間がないと焦った郁乃ちゃん、
慌てれば慌てるほど失敗してしまい逆ギレしてしまったそうな。
故郷高崎に戻ってますます元気なゐさおちゃんは上毛カルタで盛り上がります。
続いて「ジャングルスマイルInfomation」。来年春にはアルバム、そして
全国ツアーも予定しているそうです。
「せっかく地元でやるんだからセッションでも」とゐさおちゃんは
母校片岡中学校に通い練習を行ったとのこと。その成果は↓
8 翔べ!イカロス
ステージ後ろのカーテンが上げられると7〜80人の中学生が緊張した
面もちで並んでいます。ゐさおちゃんの指揮で迫力ある合唱を披露。
2番からは郁乃ちゃんも加わります。
年長の観客はどうやら父兄だったようです。
郁>いかがだったでしょうか? ここで終わろうか?(笑) なんか自分が
感動しちゃったのさ。じゃ、ここからまた盛り上がりましょう!
9 おなじ星
歌詞の地名を「高崎」と置き換えるのはお約束。
10 いい女
ぴょんぴょん飛び跳ねて盛り上がる郁乃ちゃん。前方に出てきたしんちゃんと
ぶつかりそうになります。曲間でブレイクしてメンバー紹介。
Gt 天野清継 Bs おがわしんじ Dr 山下政人 Key さとうたくま
Perc 坂井秀彰(さかいひであき)
「もう終わりだろう」と思わせて、何度もサビを繰り返して盛り上がります。
11 白い恋人
ゐさおちゃん、前奏などで少し調子外れのハーモニカを吹きます。
郁>あっと言うまでしたがあと2曲です。11月に『16歳』というシングルを出しました。
「初体験」の歌です。16歳の女の子が一線を越えられなくて、その恋を失って
しまうという歌なんですが、初体験、みんな怖いですよね。でも言えない。
もし言えなかったらこの曲を渡したり、渡された彼が気づいたりしてくれたら
いいなって思います。私も忘れることができないです。
12 16歳
郁>どうもありがとうございました。今年もあと少しです。みんなにいいことが
ありますように。私も頑張ります。
13 雲の中の散歩
歌い終えてゆっくりと挨拶し、ステージを退く郁乃ちゃん。最後に残った
ゐさおちゃんも深々と礼をして去っていきました。
大きなアンコールの拍手が数分続きましたが、結局アンコールはなし。
今回のライブでも充実した本編だったので、アンコールをしつこく求める
気持ちではありませんでした。でも顔見せくらいはしてくれると嬉しい
ものなんですけどね。1時間40分ほどのステージでした。 ..
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