2000.07.22　Le Couple　新星堂舞浜イクスピアリ

舞浜駅前に新規開店したショッピングビル。その一番奥まったところに新星堂は
ありました。改札口から10分はかかるので、イベントの際には要注意です。
店舗の左奥と右奥にそれぞれイベントスペースがありますが、ライブは右側の方。
椅子が３０脚ほど並べられ、それを取り囲むように多数のお客さんが集まっています。

７月19日リリースのマキシシングル『一日の終わりに』販促のインストアライブです。
ほぼ定刻どおり、ステージ向かって左側のお客さんをかき分けるようにして LeCoupleの
二人とサポートのアコーディオン氏が登場します。恵美さんは青地に顔の描かれた
ＴシャツにＧパン。隆二さんはサングラスなしです。

１　The water id wide
　　カバー曲。ゆったりと時間が流れるようです。恵美さんは１曲歌い終えるごとに
　　ペコリとお辞儀をします。

Ｅ＞どうもありがとうございます。改めましてこんにちは。ルクプルです。
　　今日はむちゃくちゃ暑いですね。外もいいですけど、しばし私たちの歌で
　　なんとなく安らいでいただけたらなぁと思います。
　　短い時間ですけれど最後までお付き合いください。よろしくお願いします。
　　まず聴いていただいたのは今月19日に出たばかりのマキシシングルの中から
　　なんですけど、これは今セキスイハウスのＣＭでかかっています。元々は
　　アイルランドの民謡で、とても好きな曲です。昔からバンドでやっていて、
　　皆さんにも聴いていただけたらと思って入れてみました。
　　次はお馴染みの曲です。

２　ひだまりの詩

Ｅ＞この曲は97年の曲です。この当時は「ホッとします」とか「励まされました」と
　　いうお便りをいただきましたが、今度はもっと元気になる、そんな気持ちで
　　励ませたらという曲を作ったんですけど....
Ｒ＞今日は「家が近い」という理由で＿＿さんがアコーディオンを弾きにきてくれてます。
　　この後はイベントで淡路島に行かなきゃいけない(微笑)、行かしていただけるんで
　　同じ太平洋側だし....あ、太平洋側ではなく瀬戸内海か。水は一つでつながってるんで
　　いいでしょう(笑)　＃と自己完結する隆二さん
　　このあと10日くらい帰ってこれないんでね。旅続きで....
Ｅ＞何かオチがあるのかと思って聞いてたんだけど
Ｒ＞オチはないんです。スミマセン。ご挨拶しないといけないかと思って。
Ｅ＞藤田隆二です(笑)　＃掛け合いの妙が文字で表現できないのが残念です。

３　ジュリアン
　　今回のマキシシングルにも別バージョンが収録されている3/1リリースのシングル曲。
　　恵美さんはタンバリンを打ち、観客も手拍子を送ります。

Ｅ＞今度のマキシシングルのジャケットは「見たことがあるなぁ」という写真だと
　　思います。これはミレーという人の「落穂拾い」をパロディってるンですが、
　　あまりにも似すぎてしまって間違えられないというか、そのままとられちゃう
Ｒ＞それは狙いどおりなんでいいことなんです(微笑)
Ｅ＞一応私が３役やってるんですよ
Ｒ＞絵をそのまま使うと著作権上いろいろあります。自分たちが全く同じポーズを
　　やるとそれもまた問題がありますので、微妙に変えてあります
Ｅ＞見比べていただくとアラがよくわかると思うんですけど
Ｒ＞何が言いたいんですか？
Ｅ＞いや、急に思いついたんで言ってみたんですけど
Ｒ＞その絵を通じて伝えたい意味は？
Ｅ＞....後で言おうかと(笑)
Ｒ＞後で言うんですか?!　じゃ振らないでくださいよ(笑)
Ｅ＞言って後悔したんです(笑)
Ｒ＞コラッ(笑)
Ｅ＞次の曲もマキシの中からです。これはかつてベッド・ミドラーでグラミー賞を
　　獲った作品で、湾岸戦争の頃ＴＶなどでよく聴きました。「地球を遠くから見ると
　　美しい星で、皆が一つの音楽を奏でる楽隊のように見えるのに、どうして戦争が
　　あるんだろうな」という、簡単に訳すとそういう素敵な曲なんです
Ｒ＞すごく前から演奏している曲で、今回のマキシはサウンド的にも「素」に戻る
　　部分もあったりして、LeCoupleとして初めて二人でやったときこの曲を唄ったよね
Ｅ＞十何年も前ですけどね。もし気に入ってもらえたらと思って唄います

４　From a Distance
　　再びゆったりとしたメロディラインのカバー曲。

Ｅ＞ありがとうございます。24日にはＮＨＫの「青春のポップス」という番組に出ます。
　　今回私たちはイフのブレッド....逆じゃない(笑)。ブレッドの『IF』という曲を
　　唄います
Ｒ＞いいんですよ。僕らも１stアルバム「hide & seek」っていうのを作ったとき
　　「hide & seek というユニットが ルクプル というアルバムを出した」って言われた
　　こともあるんだから(笑)
Ｅ＞(笑)
Ｒ＞「ヒデ＆シーク」って読めるんだよね(笑)
Ｅ＞そんな時代もありましたけどね。よろしかったらＴＶも見てください
　　次は５月に出した「Style Ｆ」というアルバムからです

５　リハビリ
　　再びアップテンポな曲。恵美さんが手拍子を欲しそうな素振りを見せると
　　観客もそれに応えます。

Ｅ＞そろそろ最後の曲、マキシシングルのメインの曲です。なぜこれがミレーの
　　絵を真似たかというと、最初に彼（隆二さん）がメロディを作ったとき、
　　ミレーの描く....なんていうんでしょ、ミレーは一生懸命働く農夫とか
　　老人とか、その中から美しさを引き出している絵が多いんですけど、そういう
　　世界観に通じるメロディだなって思ったんで
Ｒ＞俺は寅さんのイメージだったんだけど
Ｅ＞寅さん(笑)　寅さんはどっちかって言うと働かないから
Ｒ＞(ちょっとムキになって)働いてるよ
Ｅ＞気が向くと働くけど(笑)
Ｒ＞自由主義だな。中国の老荘思想にも通じるという
Ｅ＞それじゃ私がずいぶん勘違いして(笑)捉えてしまったかと思うんですけど
　　「今日もいい日だったな」と厳かに思える日が迎えられるようにと、自分なりに
　　ミレーに近づいて書いてみた詩です。だもんでジャケットもミレーに似せて
　　みたんですけども。

６　一日の終わりに
　　ゆったりとしたバラードです。
　　流行の言葉で言えば「癒し」。優しい気持ちになれる歌ですね。

Ｅ＞どうもありがとうございました。

30分少々でライブは終了。このあとＣＤ購入者を対象にサイン＆握手会となりました。
当日購入のお客さんがかなり多く、販促イベントとしては成功のようでした。

恵美さんの歌唱はいつもどおり安定していました。サポートのアコーディオンも
なかなか効果的です。隆二さんのとぼけたお喋りも味があり、Le Coupleらしさの
よく出たイベントでした。　..