あすなろ ジャンスマ1年ぶりのツアーです。昨夏予定されていた全国ツアーはチケット発売後 郁乃ちゃんの喉の故障でキャンセルと、残念な形になっていました。 早めにSOLD OUTしていたこともあり、会場一杯のお客さんです。入場するとジャケ写を 使った「あすなろTOUR AUDIENCE PASS」を首から提げられます。300番台後半の 整理番号でしたが、カウンター席すぐ後ろの比較的見通しのきく場所を確保できました。 開始約30分前からアルバム「夏色シネマ」風SEが流され雰囲気を作ります。約10分 おしてメンバーが登場。「お帰りー」などの声援が飛ぶ中、郁乃ちゃんもステージへ。 1 椰子の実 波の音のSEが残る中、アカペラで唄う郁乃ちゃん。 2 初恋 郁>オイッス!(お帰りー)ありがとね。本当に待たせたね。お待たせしました。 Jungle Smileです。ありがとう、みんな。超満員御礼。満員御礼でも大入り袋は 出ません。うちのお父さんは未だに大入り袋が出ると送ってきます、500円。 私がそんなに生活に困ってると思ってるんだね(笑)。みんな元気だった? 今日この場所でこの空間で、みんなと一緒に唄ったり踊ったり笑ったり 疲れたり、盛り上がっていきたいと思います。 3 片思い 郁乃ちゃん、少し抑え気味の歌唱のように聞こえました。 それにしても手拍子が合う曲とは思えないのですが....。 4 冒険 出だしの低音からちょっと苦しそうなボーカル。 盛んに手が動くのは相変わらずですね。 5 猫とゴミ 伏し目がちに唄う郁乃ちゃん。いつの間にかサンダルを脱ぎ裸足になっています。 郁>夢にサンドイッチのお化けが出てきたので、朝はサンドイッチを食べた。 とろけるチーズがあれば良かったのに、クリーミーチーズしかなくて... (「ゐさおちゃーん」の声に)なんだよー、人が喋ってるのに(笑)。 この間、大阪の次の日に田舎に帰ったんだけど、ウサギが少なくなったという 話をお父さんから聞いた。ウサギが増えすぎて野菜が荒らされて困るというので キツネをいっぱい放したんだって。(「可哀想」の声)あ、ダメだよ、そんなこと 言っちゃ。農家の人のことを考えてない。私たち毎日ブタとかウシとかニワトリとか 殺して食べてるんだもの。....みんな引いちゃった。遠〜くの方に(笑)。帰って おいでー(笑)。でも時々思うでしょう?「(ゐさおクンに)早くやれよ」って 言われちゃった。何が言いたかったかというと、ウサギが増えたことの方が 自然だったのにな、ということです。 次は犬の歌。うちの犬は小さな頃ウサギのうんこをよく食べました。 ドックフードと似ているんだよ。そっくりなの。散歩に行って森で放すと くちゃくちゃやってるから手で取り(あげ)ました。でも無味....はわからないけど 無臭です(笑)。ウサギのうんちを食べちゃうわんぱくちゃんでしたが、今は 落ち着いています。私のそばにいつもチロがいました。 6 チロ 7 ランドセル 8 夢見る頃は過ぎても ミドルテンポの曲が続きます。声が伸びやかになってきたよう。 郁>(「ゐさおちゃーん」の声に)ゐさおちゃん、人気者だね(笑) ゐ>電話買い換えないとヤバイね。 郁>昨日イタ電あった。(観客の一人を指さし)お前か!(笑) (以下、郁乃ちゃんはお兄ちゃんからの電話だと思ってノリ良く受け答えしていたら それがイタ電だったという話。ゐさおちゃんはラジオ番組を装って友達にイタ電をし、 それをきっかけに友達の輪を作った話をしてくれました。) #続いてゐさおちゃんによるインフォメーション、そしてメンバー紹介。 虹08分バンド Dr:山下政人 Bs:オガワシンジ Gt:アマノキヨツグ Perc:サカイヒデアキ Key:サトウタクマ PA:DUB MASTER X この間、郁乃ちゃんは舞台袖に下がっていました。 郁>水飲んできました。みんな暑い? もっと暑くなって帰ってもらいます! 9 同じ星 途中で歌詞につまる郁乃ちゃんをすかさず合唱で支えるお客さん。 10 タコブーチョ 「行くよーっ!」と一声かけて歌い始める郁乃ちゃん。 曲の途中でいかにも♪ディスコタイム〜 といったメロディーが流れ、サンバの ダンサーとタコの着ぐるみがステージで踊ります。客席には黄色の大きな バルーンがいくつも投げ込まれ大騒ぎに。 11 キスしてあげる トランペットを吹くゐさおちゃん。後奏がかなり執拗に繰り返されます。 郁>この曲楽しいね。やめたくなくなる。柿の種みたい(笑)。レゲエずっと踊ってたら 鼻血出るんだろうな。Jungule Smileがボッカリ....いっぱい儲けたら....ゴメンね、 わたし火星から来たからさ、いっぱい間違えるよ(笑)。頭がパーになっちゃうんです、 この曲は。元々パーなんだけどね。ガッポリ儲けたら、みんなで南の島に行って レゲエだけのライブを....多分できないと思います(笑) (息を弾ませながら途切れ途切れに語る郁乃ちゃん) ありがとうございます。デビューしてずっと唄ってきたわけですけれども、 私にとって歌は苦しみでしかありませんでした。誤解があるといけないんだけど、 自分に課せられた逃げ道の無い場所だったんですけど、昨日の晩、ベッドの中で 苦しみから逃げちゃいけない、私、なんて唄いたいんだろうって思ったの。 唄いたかったんです。やっとわかりました。 ここからは私の本能で唄います。どうかみなさん私を嫌いにならないでください。 12 林檎 半ば泣き声のような状態になる郁乃ちゃん。「本能で唄う」という言葉どおり、 気迫を感じるボーカルです。 郁>みんな、一緒に歌おう! 13 翔べ!イカロス 客席からはかなり声が出ていたと思いますが、「みんな、もっともっとぉ。 聞こえないよぉ!」と郁乃ちゃんに叱られてしまいます。 14 希望 「熱唱」という言葉がピッタリきます。 郁>本当に皆さんありがとうございました。みんなを含め、私たちを見つけてくれた 人に感謝しまーす。....(語尾を伸ばしたことを照れるように)感謝します。 (息を弾ませながら)最後に1曲、『祈り』を唄います。みんな気をつけて帰ってね。 15 祈り KeyとGtのシンプルな伴奏が映えます。 何度か頭を下げ手を振りながら退場する郁乃ちゃん。開演から2時間少々経過していました。 客電が点きアナウンスが流れても大多数の観客はその場に残り手拍子をしながら 『翔べ!イカロス』を唄ってアンコールの催促をします。 そのままの状態が10分以上続きましたが、結局アンコールはありませんでした。 アンコールをやらないという思いはわかりますが、これだけの観客のリクエストが あったのです。唄うことが難しいのなら顔見せだけでも良かったと思うのですが....。 しかし本編だけでも充実した内容で、全体として満足いくライブでした。 昨夏のキャンセルになったツアーはホールライブ。今回再びオールスタンディングの ライブハウスに戻りましたが、お客さんの数など考えるとやはりホールの方が良いのでは ないでしょうか。2000年Index/TopPage/BBS