2000.05.25 露崎春女 赤坂BLITZ

as I am

新アルバム「as I am」をひっさげてのツアー。レコード会社の移籍などもあり、
久しぶりのライブです。

出足の鈍かったお客さんも、開演時刻が近づくに連れてどんどん入ってきます。
2階指定席はもちろん、オールスタンディングの1階フロアも観客でいっぱいに
なりました。女性客がかなり目に付きます。

予定より15分ほど遅れて開演。Key×2,Gt,Bs,Dr,Chor×3がサポートにつきます。
2時間ほどのステージでは、1月リリースのアルバム「as I am」からのナンバーを
中心に、お馴染みの旧譜からも一部ナンバーをメドレーにするなどしてたっぷり
聴かせてくれました。ラップ風アレンジでテンポのよいナンバーからしっとりとした
バラードまで、変幻自在のボーカルは相変わらずお見事です。

今やR&Bを守備範囲とする女性ボーカリストが大隆盛ですが、先駆けとなった
露崎嬢はむしろその路線から外れる方向(ストレートなロックだったりヒップホップ
だったり)に自身の世界を広げていこうとしているようです。ライブ中のMCでも
「今までは『らしくない』と思って控えていた曲が素直に書けるようになった」と
語っていました。私としてはちょっと残念な傾向ではありますが....。

お約束?となった観客コーラス、今回はアンコールのオーラスの曲で会場を三つの
パートに分けハモらせるという企画。思いのほか上手くいったようです。『太陽』や
『Believe Yourself』などでは一緒に手振りをしたりして、客席との一体感も十分でした。
MCでは、東京では聴くことのできないJFN系列のFM番組のことやリリースが
あいていた時期に出かけていたニューヨークの話などを紹介していました。
その頃覚えたというギターも3曲で披露。新たな可能性の模索を続けているようです。

ともあれ 聴衆を魅了する歌唱力は健在。秋にはまた新曲も披露するとか。
これを機に、ライブ活動も活発化することを期待します。

 Break On Out/Rithm/Nothing days/I Love You Baby/Snow/メドレー
 (Slip Into the Mellow〜All That I Have〜I Can't Wait Anymore〜
 Let It Go〜Feel You(English)〜Time(English)/Forever In Your Heart/
 Don't go,Come back/Still I/Tender Trap/Believe yourself/太陽/
 A song for my friends/(encore)Precious/I'm willing

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