2000.05.20　上田まり　ＨＭＶワールドポーターズ

あいにくの雨模様ながら、「weekly mari ueda vol.3」というチラシをもらって
待つうちにお客さんがどんどん集まってきます。
予定時刻より５分ほど遅れて、司会の女性に呼び込まれて上田さんとサポート
メンバー(Gt,Key,Perc)がステージに登場します。ラベンダーカラーのＴシャツに
同色と白のチェックのシャツを重ね着しています。Ｇパンにピンクのサンダル。
３月に見たときより髪が伸びたような印象です。

まずは司会の女性と簡単なやりとりから。

Ｑ　4/12リリースの新曲『待ちわびた休日』はアロエヨーグルトのＣＭにも
　使われているが、どんな曲？
　「今までは独り言のような、家の中で聴くような曲ばかりだったけれど
　　ようやくドライブ中にも聴ける曲ができた。ホッとするような曲。

Ｑ　７月にはニューシングル、そしてアルバムも出すとのことだが、
　レコーディングは順調？
　「スケジュールは押し気味だけれど(苦笑)満足いくものが出来上がって
　　いるので是非楽しみにしていてほしい。

Ｑ　そのシングルのジャケット撮影でプラハに行ったそうだが？
　「ヨーロッパには何カ所か行ったことがあるが、一番自分に合っている。
　　シンプルでゴージャスすぎないところがいい。

上＞では、デビュー曲から聴いてください。

１　伝えたい
　　丸椅子に浅く腰掛けます。マイクスタンドに右手をしっかりと添え、
　　左手は膝上のあたりで拍子を取りながら唄っています。視線はお客さんの
　　遙か上方を見つめているか、あるいはそっと眼を閉じていたりします。
　　ちょっと舌足らずですが、高音がよく伸びています。
　　１曲歌い終えるごとに一礼。

上＞改めてこんにちは。天気が良くないなか集まってくれてありがとう。
　　先週は神戸でインストアライブをやってきた。今日は横浜なので
　　何か港町づいている。何にもわからないんですけどね(笑)。
　　次はちょうど一年位前のシングル。港町にはピッタリではないかと思う。

２　遠くへ行こう
　　１にも共通するゆったりとしたテンポのメロディー。
　　なにか思い入れでもあるのでしょうか、少し目をウルウルさせています。

上＞横浜は去年の夏以来。その時はえらい暑いときで、灼熱の太陽。
　　ギターも鍵盤もマイクもむちゃくちゃ熱くて、多分シンバルの上では
　　目玉焼きができたのでは？(笑)
　　昨日までは暑かったけれど今日は少しヒンヤリした感じで、夏が苦手な
　　私としては「いいかなぁ」って思う。
　　次は４月に出した最新シングル。

３　待ちわびた休日
　　なかなか逢えない恋人の気持ちを軽やかなメロディーと詞に託した歌。
　　間奏の途中で水を少し口に含みます。

上＞今日はアコースティックな感じで聴いてもらったけれど、ＣＤでは
　　私としては珍しいほどの躍動感あふれるアレンジになっている。
　　行楽の友に連れて行ってください。
　　7/5にシングルの発売が決まった....(言葉を止めて拍手を待つ)
　　どうもありがとう(笑)。デビューして一年半。５枚目のシングルになる。
　　爽やかな曲（＝『待ちわびた休日』）を出して、そっちの方に行くのかな？
　　と思われた方もいるかも知れない。どうもすみません(笑)。また戻りました。
　　＃片想い系の詞が多い上田さん、詞の内容が戻ったということのようです。
　　４拍子の曲で、初披露です。

４　少し届かない秘密
　　曲前のＭＣではご本人「４拍子です」と言っていましたが、「３拍子」の
　　間違いです。片想いの気持ちを綴った歌詞ですが、軽快な曲調のお陰で
　　重たくならずに済んでいます。マイクを手に持って歌います。

上＞初披露でした。ぜひよろしくお願いします。
　　早いもので最後の曲になってしまった。今日はどうもありがとう。
　　まだ今日の日は長いです。楽しい一日を過ごしてください。
　　最後は１stアルバム「room」から故郷を思って作った歌を。

５　夢
　　この曲だけはKeyのまつもと氏もGtを弾きます。それほどアップテンポな
　　曲調ではありませんが、手拍子が起こります。

上＞どうもありがとうございました(深々と一礼)。
　　また逢える日を楽しみにしています。
　　メンバー紹介。ギター：ばばかずよし
　　パーカッション：やまもとやすひさ　　キーボード：まつもとけいじ

約３０分ほどでライブは終了。その後、ＣＤ購入者を対象にサイン＆握手会と
なりました。最初のアナウンスでは直筆サイン入りのパンフレットを配布と
されていましたが、ご本人の希望もありファンと直に触れあう形になりました。
ＣＤジャケットに入れてくれたサインはとても読みやすく、「今日は
ありがとうございました」と書き添えてくれました。
通りすがり風のカップルなども含め、かなりの長い列になっていたようです。


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2000.05.20　上田まり　ＨＭＶ横浜ビブレ

この後、横浜駅そばのＨＭＶ横浜ビブレに場所を移して２本目のイベントです。
機材のセッティングなどで開始予定時刻直前までリハーサル。最前列のお客さんと
気さくに話をしてリラックスしようとしています。「このまま始めちゃおうか？」と
ひとこと残して一旦控え室へ下がります。結局10分ほど遅れてのスタート。

Ｑ　この日２本目だが気分は？
　「まるでジャニーズのよう(笑)

Ｑ　今回のシングルでは何かエッセンスを加えたのか？
　「今までやったことのないことをやりたくて、『上田まりにも爽やかな部分は
　　あるんだぞ』ということを見せたくて作ってみた。(歌詞も)今までは『別れ』とか
　　結婚式では絶対に歌えないようなものばかりだったけれど、今度のは不似合いでは
　　ないと思ってる(笑)

Ｑ　好きな食べ物は？
　「薬味とか大好きで、何かあったらすぐに入れてしまう。で、翌日大変なことに(笑)

Ｑ　ジャケット撮影でプラハに行ってきた？
　「今日の衣装もプラハで着ていたもの。物価が安くて、ビールが30円とか、コーヒーが
　　60円とか、たらふく食べても300円。お金のことばかり言って、大阪人だね(笑)
　　すごい楽しかった。いい写真も撮れたので次のシングルは楽しみにしていてほしい。

Ｑ　アルバムも出る？
　「今までとちょっと違う感じなので、ぜひよろしくお願いします。

１　伝えたい

上＞横浜の皆さん、こんにちは。先ほども来てくれはった方、どうもありがとう。
　　先ほどのMCの女性とは10年来のつき合いで、「この場所(HMV横浜)で一緒に
　　できたらいいね」ってずっと言っていた。ここにはよく遊びに来ていたので
　　夢が叶って嬉しく思う。何か感慨深いわけでございます(微笑)

２　遠くへ行こう
　　本人MCの感慨のせいか、ちょっと声が震えているところがありました。
　　譜面台に置いてあったペットボトルが落ちるハプニングも。

上＞次の曲は少し耳に馴染んだ方もいらっしゃるのでは？　ＣＭソングは私も
　　初めての経験だったので、油断しているときにハッと聞こえてきたりして、
　　恥ずかしいやら嬉しいやら複雑な気持ちです(笑)。(ＣＭに)出演している男女も
　　爽やかな雰囲気で、あのままのイメージで聴いてもらえればと思う。

３　待ちわびた休日

上＞『待ちわびた休日』を聴いておりました....いやいや、聴いていただきました(苦笑)。
　　感慨のためにこんなことになっておりますが(笑)。横浜と言うことで。
　　休日、いかがお過ごしでしょうか。
　　ジャケット撮影でプラハに行ってきた。不勉強なまま「恐ろしいところか？」と
　　思って行ったら観光地。観光客がいっぱいで、原宿か巣鴨か(笑)。
　　ホテルもご飯と味噌汁があったりして日本人対応もＯＫ。よろしかったら皆さんも
　　行ってみてください。では、プラハを思い浮かべながら聴いてください。

４　少し届かない秘密

上＞恋愛ものの曲を歌い続けてきたが、最後は唯一恋愛ものでない曲を歌う。
　　大阪から上京してきたが、たまに大阪に帰りたいと思うこともあるけど、
　　そういうときはこの曲を聴いて「帰っちゃいけない」と言い聞かせている。

５　夢

上＞どうもありがとうございました。
　　＃メンバー紹介を忘れそうになり、慌ててメンバー紹介。

サイン会の準備ができるまで、再びＭＣと話で繋ぎます。

　「ここで話してていいんですか？　お邪魔でないですか？」

Ｑ　今日は『待ちわびた休日』のプロモーションだが
　「他にもアルバム２枚出している。まとめて買えば安くなる....わけではないが
　　よろしく(笑)。涙目で訴えてます」

Ｑ　今日の感想は？
　「ここにはトークを見に来たりよく遊びに来た。こんな高いところにいていいのか
　　って思う。雨の中、どうもありがとうございました。

４０分少々でイベントは終了。ワールドポーターズほどではありませんでしたが、
サイン会には結構な行列ができました。


上でも書きましたが若干舌足らずなところがあり、高音が伸びるクリスタル
ボイスではありません。しかし、どこか懐かしさを感じるけれど決して
古いわけではないメロディーラインは、聴いていてなかなか心地よいです。
また、１曲歌い終えるごとに一礼する姿は好感がもてます。
avexというと どうもビートの効いた落ち着かない曲が多いという印象を
持っていますが、上田まりさんの歌はゆったりとした気分にさせてくれます。
全体的に満足いくイベントでした。