2000.02.04 坂本サトル,川村結花 TowerRecords渋谷

LIVE "mc" Vol.4

So-netとTowerRecordsが企画する "music club online"主催のライブイベント。
Webから申し込んでおいたところ見事当選いたしました。同店のイベント会場、
以前は階上に設けられていましたが、しばらく前に地下に移転。スペースは
従来より若干広くなったようにも思えます。

いただいた招待ハガキの整理番号は「12」でしたが、実質4番目の入場となり、
センター真っ正面の座席を確保することができました。サービスのドリンクを
飲みつつ待つうちに一杯のお客さんが集まりました。どちらかというと坂本さんの
ファンの方の会話が元気に飛び交っています。

開始時刻より若干遅れて、坂本サトルさんがアコギ1本携えてステージに登場。
そのまま弾き語りのライブになります。
JIGGER'S SONの頃にはVocalist&SongWriterとしての印象が強かった坂本さんですが
力強いストローク奏法でギターを奏でます。ちょっと懐かしい雰囲気のあるギター
フォーク路線。ライブの前半はJIGGER'S SON時代の曲。その後ソロとして発表した
『天使達の歌』、1月26日リリースしたばかりの『愛の言葉』など、軽妙なお喋りを
挟みながら約45分、7曲を聴かせてくれました。

 Yellow/14才/素敵な日々/バランス/歓びの歌/天使達の歌/愛の言葉

ブツブツ何ごとか喋っている子供に折れてしまったピックをあげて気をひいたり、
「ここからはお客さんの『拍手ソロ』だー(笑)」と手拍子を募ったり....。
観客と一体となってライブを作ろうとする雰囲気がいっぱいで、昨年500本近い
ライブをこなした自信と実績のようなものを感じました。
3月にはソロアルバムをリリース予定だとか。


機器の入れ替えなどで10分ほどの休憩の後、川村結花さんの出番となります。
ステージ中央には愛用のRoland製キーボード。弾き語りのスタイルです。
茶色のセーターに赤いニットのスカート、モスグリーンのカーディガンを羽織って
足もとは茶色のショートブーツ。PercとGtのサポートがつきます。

1 ときめきのリズム
  99年4月リリースのシングル。コーラのCMにも使われた曲です。
  ファルセットの部分で声が綺麗に裏返らず「しまった」という表情を
  チラリと見せますが、すぐに立ち直ります。

2 遠い星と近くの君

MC>どうもありがとう。「明けましておめでとう」という感じで、今日は
  新年"ほとんど"初のライブでちょっとドキドキしてたのだけど、
  (ステージに)出ちゃったら嬉しくて、久しぶりに音楽の力を感じる瞬間を
  持てそう。短い時間だけれど、今日は楽しくやっていきたいと思います。

3 travels
  99年9月リリースのシングル。
  アップテンポの曲調、気持ちよさそうに唄ってます。

4 全身鏡
  一転してしっとりとしたメロディーラインと切ない詞。

5 home
  98年11月リリースのシングル(2.の『遠い星と....』はC/W)。
  力強い愛の歌。Perc氏がコーラスに加わってスケール感が増します。

MC>どうもありがとう。ちょっと息が切れてます(笑)。
  4月19日にアルバムがリリースされます(観客拍手)。ありがとう、
  それが聞きたかったんです(←前のMCで中途半端な紹介をしたのが
  気になっていたようです)。前に唄った『全身鏡』も入ります。
  関西では姿見のことを全身鏡という。何の気なしにつけたのだけど、
  聞く人によっては「人間椅子みたいで怖い」って言われます。
  でも全身鏡は全身鏡だし、そのまま収録するつもり。

  今日は久しぶりのトリオ編成(Perc 玉木正昭 Gt 石成正人)。
  今年はこのトリオで何カ所か回るのでどこかで見かけたら見に来てください。

  実は先月からパソコンが壊れてかなりブルーだったのだけれど、それを
  忘れるくらいいい気持ち。「文字化けなんか怖くない」って(笑)。
  家帰ってパソコン見たらまたヤーな気持ちになるんだろうけど、そんな
  ことも忘れるくらい。音楽ってすごいなって満足してます。ありがとう。

6 Doors
  2月19日リリース予定の最新シングル。TVドラマ『貯まる女』の主題歌。

深々と一礼して退場。35分ほどのステージでした。立ち上がりこそ不安定な部分が
ありましたが、唄うほどに安定してきました。


この日の二人のアーティストはどちらかというとstandard・old styleですが
それだけにとても聞きやすく感じられます。普段は歌詞を余り気にしない私ですが、
二人の歌は素直に言葉が入ってきて、珍しく「うん、いい詞だなぁ」と感じ入って
おりました。

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