恵比寿ガーデンプレイス5周年記念のイベント。中央のイベントスペースに 舞台と椅子が150程設置されてました。「札幌Week」とのことで、ステージ上にも 時計台の写真などが飾られています。ジワジワとお客さんの数が増えて、開演時には 立ち見客も多数出てました。幸い、中央やや左よりの見やすい席を確保することができ、 すぐ裏手で行っていた試飲会でもらったビールを片手にゆったりと開演を待ちます。 定刻の17時にスタート。本日はギターとキーボード(アコーディオン)のサポートが ついています。恵美さんは白の長袖Tシャツに十字模様の入った青のタンクトップを 重ね着。白のロングスカートです。 1 ふたつの夢 ルクプルらしいゆったりとしたバラードから。抑え気味の伴奏が恵美さんの 歌声の柔らかさを引き出します。 恵>みなさんこんばんは、ルクプルです。ここ2,3日で冬になりましたね。 数日前には半袖のTシャツでいたのに。今日は札幌Weekということですが これから歌う歌は全く反対の沖縄の唄です。 2 シーサー 沖縄調のメロディーライン。竪琴のような楽器を弾く恵美さん。 3 夢で待ち合わせしよう 早めのテンポの曲になり、お客さんも手拍子。隆二さんのギター+ブルース ハープやコーラスと恵美さんの歌声の相性もバッチリです。 4 おはようの風景 酒井法子に楽曲提供した曲。『ふたつの夢』のc/wにもなっています。 恵>デビューから6年目に入り、9月に初めてのベストアルバムを出しました。 曲順は悩みましたが、一番新しい曲から入ることにしました。ドラマの主題歌に 使われた曲で、不安の多い世の中で一番くつろげる場所のことを思いながら 作りました。 (座っていた隆二さんが慌てて立ち上がり、マイクを取ります) 隆>『お帰りなさい』歌うんですね。曲目違うんですが(苦笑) 『ソファ』という曲をやるつもりだったんですが、カットですかね。 急性横着病かと思ったよ 恵>秋なんでいろいろあるんでね(笑)。よく言うじゃないですか、日暮れどきが 事故なんか一番多いって。今、目がよく見えなくって.... 隆>そういうこと言うのやめなさいって(笑)。「集中力がない」って言ってる ようなものじゃないの。自然な流れでもってこうとしてるのに(笑) (....等々ルクプルらしい?二人の軽妙なやりとりがあって) 5 お帰りなさい 段取りが狂ったことなど忘れさせるようなしっとりとした歌声です。 隆>一生懸命やるんで最後までゆっくり楽しんでいってほしいんですが、僕らは 割に時間がなくて。この後はテレビに生出演するんです。ここにいる人は 見ないだろうけど 恵>近くの人はすぐに帰れば見られるよ。でもまだ帰らないでね 隆>段取りが狂うと歌えない曲が出てきちゃうんですよ。お願いしますよ。 で、次は何をやるんですか?(笑) その辺は責任をとってもらいましょう。 恵>どうしよっかな。『ソファ』やろうかな(お客さん拍手) 隆>これじゃ「1番だけでおしまい」って拍手ですね(笑)(盛大な拍手) 意外に人気あるね(笑) 恵>この曲はスウェーデンで録ってきたんですけど、あちらは北海道に気候が 似ていて、きっと寒いだろうと思っていったんですけどメチャメチャ 暑かったですね。一昨年の夏でしたけど。 隆>北海道もそうじゃないですか。ちょっと古い会館だと冷房がなかったりして、 二倍暑かったり。(逆に)冬はTシャツの上に防寒着でも大丈夫。 恵>じゃ、曲行こうかな。 6 ソファ ゆったりとしたバラード。座ってじっくりとギターを弾く隆二さん。 恵>バラードが続いたので今度は英語の唄を歌います。(二人の)最初の出会いは ライブハウスの専属バンドで、カントリーなどを歌ってたんです。 7 PERFECT タンバリンを取り、お客さんに手拍子を促す恵美さん。 (バンドメンバー紹介の後) 隆>今年の夏は結構あちこち回りましたが、このメンバーでも行きましたね。 1日で大阪と滋賀と神戸と京都を回ったこともありました。演奏じゃないけど ネパールにも行っちゃったりして、もう わけわかんない(笑) いつもついてきてくれて演奏してくれてます。 折角なんで僕らは黙ってて、彼らのギターとアコーディオンで聴いてもらおうかと 思います。1stアルバムに入っている曲をアレンジしてもらいました。 8 落ち葉の物語(Instrumental) 恵美さんはオートハープ(竪琴)、隆二さんはマンドリンを演奏。 隆>まだまだ家にはいろんな楽器がありますが、今日はこの辺で勘弁ね(笑) ....なんてね(笑)。 恵>じゃ、秋ですけどこの唄を。 隆>ネパールでもこの唄を歌いました。周りに誰もいなかったのに、いつの間にか 人が集まってきて.... 恵>携帯電話もないのにねぇ(笑) よかったら一緒に歌って下さい。 9 ひだまりの詩 耳に手を当て歌声を聴くそぶりの恵美さん。会場のそこかしこで小さな歌声が。 恵>だんだん時間が迫ってきましたが、最後まで頑張ります。次は九州に行ったときに 生まれた唄です。あちこち旅をしていて、札幌時計台の脇にあるFM北海道では レギュラーも持っています。では.... (歌おうとする恵美さんを遮って、隆二さんはミニライブやレコーディングの予定など 忙しく告知します) 10 汽車に乗って カントリー風のメロディーライン。手拍子を促す二人。 恵>今日は最後までお付き合いいただきましてホントにありがとうございました。 隆>ありがとうございます 恵>寒暖の差が激しいので身体には十分気をつけて。 私たちもこれから怒濤の年末年始に向かって頑張ります。皆さんも是非、 何を頑張るかは人それぞれ違いますが、明日に向かって頑張りましょう。 11 最終回 しっとりとしたバラードで締めくくります。 恵>どうもありがとうございました。 隆>どうもー 深々と礼をした後、手を振りながら退場する二人。 爽やかな風に吹かれながら1時間、じっくりと楽しむことが出来ました。 恵美さんの穏やかで安定した歌声と隆二さんのしっかりとしたギター。 明るいお喋りもあり、ルクプルの魅力がたっぷりつまったステージでした。1999年Indexへ