99.08.07 加藤いづみ 松江末次公園

HOT SUMMER NIGHT

湖畔からほんの少しはいった末次公園に設けられた仮設ステージ。
日が沈んで辺りが薄暗くなってきました。蝉の音がすごいです。
ステージ上には史朗さん&西川さんが既にスタンバイ。司会に呼び込まれて
いづみちゃん登場です。花柄のノースリーブのワンピース。ハイチェアに
腰掛けていづみちゃんのステージが始まります。

い>こんばんは、加藤いづみです。リハーサルをした頃は日がカンカンに
  照ってた時だったんで、どういう雰囲気になるのかなって思ってたん
  ですけど、いい風も吹いて、この中で歌えるのがとても楽しみです。
  短い時間ですけど加藤いづみの音楽をゆっくり楽しんでいって下さい。

1 gentle wing
  3人の息がピッタリと合ってます。上々の滑り出し。

2 切なく青い空のページ

い>3月に出した「spiring-a-ring-a-ring」というアルバムの中から2曲
  聴いていただきました。改めましてこんばんはです。初めまして、ですね。
  松江に来たのは実は初めてです。私は四国の愛媛県出身なので、私の
  田舎にも海があって山があって、自然はすごく近くにあったものなんですけど
  こんなおっきな湖をこんなに近くで見たのは初めてで、当たり前なんですけど
  宍道湖の大きさに驚いてます。「ここ、まだ続いてるの?!」って感じだったり
  します。湖はやっぱり海と違ってすごい神秘的ですよね。波がない分、
  緩やかな揺れが神秘的だなぁって。夜の湖をまだ見てないので、この後
  楽しみなんですけど。
  夏は全然遊びに行く予定とかなかったので、今日は「水郷祭」ということで
  皆さんも楽しみにしているでしょう、花火があって、そしてその後私は
  温泉に入るという、全然仕事のつもりで来てないんですけど(笑)、ゆっくり
  松江の街を楽しんで帰りたいと思ってます。
  次の曲は、いま話に出た私の田舎の愛媛県の松山と言うところの景色を
  私の中で歌った歌なんですけど、皆さんも懐かしい景色、懐かしい人を
  思い出しながら聴いて下さい。

3 坂道
  今日の白眉がこの曲でしょう。聞き惚れてしまいました。

4 好きになって、よかった
  伴奏は例によって西川さんのギターソロ。史朗さんも眼を閉じて
  耳を傾けています。

−−−−CM−−−−


い>じゃメンバー紹介をしたいと思います。今日はアコースティックな
  雰囲気でお送りしてますが、キーボード、佐藤史朗さんー
  (「史朗さーん」との男性の声援に)男性の黄色い声が(笑)。
  (史朗さんはアコーディオンを抱えています。)
  ギター、西川進さんー。
  私たちは今日は温泉に浸かって帰るんですけど、史朗さんは旅好きで、
  仕事でいろんな場所へいくと、必ず余分にお泊まりをしていろんな
  所をみて帰るんですよね。今回もあと何泊かするみたいなんで....
史>1泊してくんで....
い>明日以降、どこかでこんな顔を見かけたら声をかけてあげて、「史朗さん
  あそこに行った方がいいよ」って教えてあげて下さい(笑)
史>教えて下さい(笑) 地酒のビール館には行こうって思ってる
い>史朗さん、ガイドブック買ってましたもんねぇ。あとは他にあります?
史>後はねぇ、ミホ神社って所に行こうって思ってます。そこにアコーディオンが
  奉納してあるんだって。
い>史朗さんの方が詳しいみたい。来てくれた人みんな首ひねってる(笑)
  史朗さんの夏は、今日、これをすごい楽しみにしてきてますよね。
  でもね、西川さんは一足先に、今週でしたっけ? お休みをとって家族で
  沖縄に行って来たそうで。(西川さんに向かって)あの話、していい?
進>はい(照笑)
い>西川さん、小さな娘さんがいるんですけど、一緒にプールで泳いで
  いたんです。そしたら金髪の綺麗なお姉さんがいたんで、西川さんは
  浮き輪につかまった娘さんを金髪の綺麗な外国のお姉さんの方に寄せて
  いって話すきっかけを作ろうとしたら、娘さんが「行きたいんやったら
  自分で行け!」って(笑)。あたし、大笑いしてしまいましたが。
  いいですね、夏の思い出って。今子供の話が出たんですけど、今日ここに
  来る飛行機の中で、5歳の男の子が私の隣に座ってたんですけど、すごい
  自然に話しかけられたんですよ。「ねぇねぇ、松江に行くの?」って
  言われて、「あ、はい松江です」「花火大会、やってるんだよね」って
  今日のお祭りのこと言ってて、どうしようかな、「お姉さん、そこで
  歌うんだよ」って言えなくて黙ってたら、なんかこう見に来るみたいな
  話をしてて、可愛いんですよ、「飛行機に乗ると耳の奥が痛くなるよね」
  って言ったら「それさぁ、あくびをすると治るんだよね」って教えて
  くれたりとか「俺さぁ」5歳の男の子が自分のこと俺って言うんですよ、
  「俺さぁ、もうすぐ歯が抜けるんだよね」って。可愛いー、大人に
  なるンだぁ(笑) 今日来るって言ってたから、もし、「あ、あの
  お姉さんだ」って思ったら、後でステージの所においで(笑)
  というところで、後半はアコーディオンで、暖かい雰囲気でお送りしたい
  と思います。

5 夏のカーディガン
  これもとてもいい感じ。爽やかな風のイメージ。

い>次の曲は皆さんに手拍子で参加してもらいましょうか。

6 シャンプー
  お馴染み「シャンプーコーラス隊」の唱和にやっぱり吹き出して
  しまういづみちゃん。曲の終わり間際に救急車が通過。ちょっと
  気にしていたかも。この曲の時だけマイクスタンドを使い、赤い
  タンバリンを叩きます。

7 zero
  史朗さんはキーボードに戻ります。

い>どうもありがとうございます。
  なんか気がついたら、あっという間に日が暮れてって感じですね。
  1曲目を歌い始めた頃には夕焼けが木の隙間から見えて、「あぁいいなぁ
  こういうところで、やっぱり外で歌うといつもと違うふうに歌えるなぁ」
  と思いながら、気がついたらビアガーデンの明かりが(笑)って感じに
  変わってきましたが。
  えっと、今月の21日に新曲がリリースになります。タイトルが
  『true song』といいます。すごいシンプルなメロディで、すごい
  シンプルな詞で、すごいシンプルなサウンドで、なんかそういうね、
  頭で考えたりしないでもスッと心に入ってくるような歌が作りたくて。
  今日は最後にその曲をお届けしたいと思いますが、残念だけど星は
  見えないのかな? 星空の下だったらバッチリだったんですけど。
  ここから見ると結構カップルも見えたりしますし、カップルの人は
  そばの人を、そうでない人は心の中に大切な人を思い出しながら
  この曲をじっくり聴いてほしいです。

8 true song
  聴くたびに、ほんわかと優しい気分になれる歌。

い>どうもありがとうございました。

−−−−CM−−−−

山陰放送のアナウンサーが出てきてエンディングです。

い>すごい気持ちよくなって、もう少し歌いたいなぁって気持ちになりました。
  また今度ゆっくり歌いに来ます。
ア>湖畔のステージ、いつもとちょっと違う感じでした?
い>野外って言うのはね、いつもやってるコンサート会場では風がないですし、
  髪の毛がいっぱい口の中に入っちゃいましたけど(笑) すごい気持ち
  よかったし、時間の経過がね、最初は明るくてみんなの顔がハッキリ見えて
  「あっ照れくさい(笑)」って感じだったのがオレンジ色の空に変わって
  いって、暗くなって、そしたら照明でライトアップされて、歌いながら
  「フレンチドック」って言葉が(笑)(夜店の明かりが強烈で、特にフレンチ
  ドックが目立ってました)。「終わったら食べよ」とかね。そんなこと
  思いながら歌ってはいませんけどね(笑)。
ア>この会場、夏祭りならではのお店がたくさん出てるんですよね
い>なんかワクワクしますよねー。
ア>子供の頃、どうでした? やっぱりお祭りだとワクワクしたこととか?
い>ありますね。子供の頃はなんか買ってもらうだとか、このあと始まる
  花火とかそういうのがすごい楽しみでしたね。
  金魚すくいとかあるんですか? あとヨーヨーとか。
ア>あと、夏祭りに欠かせないのが浴衣とかうちわ
い>そうなんですよ。手拍子してくれるんですけど、うちわで叩いてるから
  全然音がしない(笑) それもなんか野外ならでは、で。
ア>心地よい風を感じながらでしたね。日中は加藤さんも「溶けそう」と
  仰っていた暑さでしたが。
い>リハーサルの時は、2曲以上は続けて歌えないって感じでしたけど。
  実はステージの上にテントを張ってもらって。始まる直前、雨が降り
  そうだったんだけど
ア>ちょっとだけでしたけど
い>夕立でバーッときちゃったらショックだなって思ってたんですけど、
  それも止んで良かったです
ア>楽しい時間はあっという間ですねぇ
い>そう思ってもらえたなら嬉しいんですけど。
  歌いながら、段々足を止めてくれる人が増えてきて嬉しかったです。
  ありがとうございました。


いつも多彩な世界を楽しませてくれるいづみちゃん。
遠征の甲斐のあるライブでした。

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