99.07.18 加藤いづみ 赤坂BLITZ
SUMMER SPECIAL LIVE
薄いスクリーンの向こう側にバンドメンバー、そしていづみちゃんが控えて、
史朗さんのキーボードと中西さんのバイオリンが軽快なメロディを奏で始め....
1 gentle wing
バイオリンとキーボード、西川さんのギターが絡み合い、上々の滑り出し。
2 切なく青い空のページ
早くも歌詞が怪しいいづみちゃん(^-^;; でも、声はとてもよく出てます。
3 元気でね バイバイ
いきなり歌詞が飛んでしまい、なかなか思い出せません。会場からの
助け船があり、再スタート。
い>どうもすみませんでした(苦笑)
久しぶりのライブですね。すごく舞い上がっちゃって、足は震えるは
手は震えるは、デビューライブでもこんなに緊張しなかったってくらい
今日は緊張してるんですよ。選曲の1曲目から3曲目まではじっくりと
聴くような感じだったから、何度も練習したんですけどね。あんな所で
つまずくとは(笑)....。はぁ(ため息)
今日はですね、皆さんご存じのとおり、中西俊博さんと一緒にやります。
もちろん他にも、素晴らしいメンバーがいますけど、3月に出した
「spring-a-ring-a-ring」というアルバムの中の曲はもちろん、そうでは
ない、そのアルバムでは中西さんとやってない曲や懐かしい曲も、
今までとは違った表情を聴いてもらえると思います。
1曲1曲、みんなの頭や心の中にいろんな景色が浮かんでくれると
嬉しいと思います。今日はたくさん歌詞を間違います。宣言しておきます。
ゴメンね(笑) 開き直ると恐いね(笑)
ということで、いつも言ってるんですけど、私のライブは自由に楽しんで
ください。立ちたかったら立ち上がって盛り上がってもらってもいいし、
みんなはそうでも自分は座って聴きたかったらそれもいいし、手拍子も
叩きたければもう。歌いづらければ「やめて」って言うから(笑)
ホントにそういう感じで自由に楽しんでほしいんですけれども、いつも
以上に自由に楽しんでいってください。
じゃぁ、ニューアルバム「spring-a-ring-a-ring」から1曲聴いて下さい。
4 true heart
5 きみがいた夏の日
6 mystery
イントロのバイオリン、Aメロに入っての抑えた感じのギターが秀逸。
い>私も本は好きで、よく読んでるんですが、ホントにこの曲のように
ミステリー小説が好きではまってね、友達に教えてもらったりして
いろいろ読んでいるのですが、小説って言うか、言葉の素晴らしさって
言うか、文字の重みというのは感じてることで、小説とは離れるんですが
最近ずっとE-mailに凝ってるんですね。明日の約束とか、友達と今度の
日曜日にご飯を食べに行く約束を、電話で話をして場所を決めれば
あっという間に終わってしまうのに、わざわざE-mailでしてるんです。
「今度の日曜日どうしようか」って言うと、同じ思いをしている友達
でしょうね、「何時からでもええで」って送ってきてくれて、「ほなら
3時ぐらいに代官山にしよかー」って、言葉も伊予弁みたいな関西弁
みたいので行ったり来たりしてるんですけど。それで、例えば電話で
「じゃ今度の日曜日ねー。楽しみにしてる」ってガチャって切るのも
全然いいんだけれども、言葉で「今度の日曜日、楽しみにしてるね」
ってあるとすごい余韻があって、女友達から来てるのに胸がキュンって
「あー楽しみにしてるんだ」って思って、相手が思ってくれてるか
どうかは別なんですけど(笑)。
言葉というものの力を、小説は勿論だけれども日常の何気ない会話からも
感じてるんですが。続いての曲も、小説みたいな歌です。次の曲は、
私がメロディーに載せて歌うんですけど、もしかするとこの曲は
言葉を目で見ながら聴いてもらった方がいいんじゃないかなって
実は思ってるんですけど。
7 水時計
8 多摩川を渡って
危なっかしい手つきのギター弾き語りでスタート。
西川さんのギターが裏で加わるようになってからはいささか手を抜いた?
い>どうもすいませんでした(笑) 口から何か出てきそうだった(笑)。
「心臓が口から出る」って言いますよね?! あんまり言わないか。
ん、満足満足。(客席から拍手)ありがとうございましたー....って
終わりきっちゃうくらい(笑)。もう、でもねー、皆さんもお分かりの
とおり、「あ、今のために3曲目間違えたんだな、ここ緊張して
たんだな」って思われたと思うんですけど(笑)。
えっと、今日は二部構成なんです。一部はあと何曲か歌って10分位
休憩があるんですね。別にこのまま座っててもいいですし、タバコ
吸ったり、お手洗い行ったり、あのカウンターとかありましたよね、
飲み物飲んだりして。ま、一番いいのはグッズを買うのが(笑)、
終わりましたら大変込み合いますから、グッズ買ったり、Tシャツ
買ったり、パンフレット買ったり、Tシャツ買ったり、パンフレット
買ったり(笑)、そういうのやってると「あら、もう10分」って感じです。
ということで、今日は最初からすごい景色が浮かぶ曲ばっかりで、後は
どっちかというとじっくりと聴く曲が多かったんですけど、一部の
最後はちょっと不思議な、混沌とした世界へお連れしたいと思います。
9 迷路のなかで
曲のエンディング、ひずんだギターの音からそのまま続けて次の曲へ。
10 愛について
い>どうもありがとうございました。
ーーーー10分ほどの休憩の後ーーーー
パリのカフェをイメージして、ステージの真ん中に丸テーブル。白い
テーブルクロスで雰囲気を出しています。セッティングするスタッフも
ウェイター姿。
向かって左側から中西さん、いづみちゃん、アコーディオンを携えた
史朗さんの順に腰掛けて第二部の始まり。ちょっと緊張した面もちの3人。
い>テレビの公開放送ではありません(笑)。
11 プラネタリウム
イントロで史朗さんがいきなりトチってしまいます。
い>うつるんですよねー、こういうドキドキって(笑)
中>貸し1だよ
史>何回までいいの?(苦笑)
中>3回迄ね(笑)
い>では改めてご紹介しましょう。バイオリンの中西俊博さん(拍手)。
そして、今度はアコーディオン、佐藤史朗さんです(拍手)。
さて、一部はね、音が作られた世界というか、ドックンドックンという
世界を聴いていただきましたが、二部ではなんかこう「暖かい雰囲気で
やりたいね」って言ったら、理想はパリのカフェなんですけど、テレビの
公開録画みたいな感じになっちゃったんで(笑)。気持ちはアコーディオンに
バイオリン、歌とか手拍子とかで、パリの雰囲気でやりたいんで....。
カフェなんで、なんか飲み物を注文したいですね。すみませーん....
(ボーイ姿のスタッフに)注文よろしいですか? 中西さんは?
中>カプチーノ。
い>私はえーと、覚えたんだ(笑) アン カフェ シルブプレ...(観客拍手)そんな、
フランス語しゃべれる人に笑われるような(笑) 史朗さんは?
史>コマンタレブー
い>「ご機嫌いかが」でしたっけ? あれっ違うか?!
史>なんかそんなので(笑)
い>おしぼりなんか、ちゃんとしたので(間髪入れずに注文の品が届く)
中>早いなぁ(笑)
い>めるしー。これは、コマンタレブー?(笑)
史>寡黙な人でしたねぇ(笑)
い>中身はなんでした?
史>珈琲系の生ぬるいヤツだね
い>カフェの感じでやりたいんですが。私は、女の子はそうだと思うけど
フランスが好きで、すごい憧れていて、遊びに行ったこともあるんですけど
中>言葉とか大丈夫なの?
い>言葉はね、覚えていったのが、こんにちは ぼんじゅーる、ぼんそわーる、
あとさよなら おばー、ありがとう めるしー 位で、あとは「私の名前は
加藤いづみです」じゅまぺーるいづみかとぅ そんなのどこでも言わない
んですけど(笑)
それを覚えていって、うちの妹と行ったことがあるんですね、パリに。
妹は全然しゃべれないんですけど、「いーちゃん、私、一つだけ覚えてく」
うっそんれとわれー? トイレはどこですか?(笑)
中>それ大事かも知れない(笑)
い>どこ行ってもね「トイレどこかな?」って言うと妹が「うっそんれとわれ」
(笑)通じてたみたいですけど、どこに行っても日本人だってバレバレで、
フランス人にはねぇ、見えないですよね(笑)
中西さんは、フランスは? バイオリンを弾きに行ったりとか?
中>行きましたよ。1回は日仏交流基金で、向こうのアーティストとものを
作るっていうので。
い>作るって?
中>フランスっていうのはいろいろアートしてるわけですよ。みてもわかんない
ような彫刻とかいっぱいあって。僕は紙芝居をやったんだけど、おっきな
紙芝居に音をつけて....
い>地下鉄で、メトロでバイオリンを弾いたりはしなかったんですか?
中>一番楽しいのはストリートミュージシャンかな。電車の中でさんざん弾いて
缶とかもって回ってくるんだよね
い>それが無茶苦茶上手なんですよね
史>モンマルトルの広場でね、お爺さんがアコーディオン弾いてるんだよね。
それがすごく上手なんだけど、後日そこに行ったらまた同じ曲を弾いてる。
1曲だけ。
中>1曲だけか。でもそれ、随分割がいいね(笑)
史>うまいのかなぁ。うまいんだろうけど....
中>でも、そこがストリートミュージシャンやってるか、劇場でやるかの
違いなんだろうね。なんかこの三人で、そういうのできそうだよね
い>そう、そういうのやりたいです。今、日本でも街角で歌いたいです
(観客拍手) じゃ、見た時には缶かん置いとくんで(笑)。
リハーサルしてないもので、フランスの雰囲気のもの、聴きたく
ないですか? 私、このコーナーではリクエストしようかと....
あ、フランスといえば....なんかずっと、フランスの話をしてるん
ですけど(笑)、フランスといえば、何? フランスの曲は....
(即興でシャンソン風の曲を弾く二人)
私は、パリといえば....♪おー、しゃんぜりぜ〜 しか知らないんで
史>ダニエルビタルだね
い>私はフランスギャルとかが歌っているのを聴いたんで....
(キーを合わせながら、二人の演奏が始まる。ほとんどの歌詞を
『ラララー』で済ませてしまういづみちゃん)
い>今日はフランスの話をしてるんで、それで貫きたいんですけど、
私、夢があって、セーヌ川クルーズをやったんです
史>絵になるよね、僕らがやってもねぇ....
い>でもね、行ったのはうちの妹とマネージャーの組橋さんと
デザイナーさんの4人で
中>仕事で行ったの?
い>遊びプラス仕事で行ったんです。で、その時に映画であるじゃ
ないですか、『君の瞳に、乾杯』っていうの。あれを言われたいんです
中・史>(笑)
い>笑うけど、今ここで言ったらおかしいよ、日本で、赤坂で、しかも
ステージの上で言ったら恥ずかしいけど
中>じゃ、僕が雰囲気出すから史朗さん言ってみない?
(中西さん、ムードあるメロディーを奏でる)
い>史朗さん☆
史>「君の瞳に、乾杯」(照れまくる史朗さん)
い>こんなコトを言わされるなんて(笑)
中>このー、恥ずかしがり屋さん(笑)
い>それをね、パリで、ガトームッシュで言われたいんです。
そこで「君の瞳に乾杯」って言われたら、ついていきます(笑)
一つ夢があるんです。
史>フランス人がいたらまずいよ
い>違うの、そこに行って、連れていってくれてね(笑)
そこでね、私が彼と二人で、史朗さんではなくて(笑)、横に彼がいて、
彼が「君の瞳に乾杯」って言う時に(雰囲気のある)曲をやってほしい
なあって(笑)
史>わがままだなぁ(笑)
い>「ここは自由にしてください」って言われてるから(笑)。1曲
中>(バイオリンで一節奏でて)わかる?
い>わかるー。私のライブに来てる人ならわかるでしょ?
(♪星に願いを、ですね。わずかに遅れて史朗さんも伴奏)
い>(曲を聴きながら)なんかワイン飲みたくなっちゃいますね。
ワイン、しるぶぷれ?(笑)
史>曲、聴いてくれる?(笑)
い>(ワインが運ばれてくる。曲を聴きながら早速味わういづみちゃん)
本物だー。なんで用意してあったの? 美味しい....
史>彼氏と一緒にいる、という設定なんだからね(笑)
(釘を差して演奏が続く)
い>ありがとうございました。(ワイン)本物だったんです
中・史>いいなぁ
い>二人にもありますか? それは準備してなかったんだ(笑)
飲みますか、これ。本物です(二人に勧めるいづみちゃん)
なんかこう、お腹に染み渡る(笑)。そんなこと言ってたら、パリの
「君の瞳に乾杯」が「胃に染み渡る」だなんて(笑)。ダメねぇ。
じゃ、パリでは地下鉄とかいろんな所でバイオリンとか
アコーディオンでやってるって言いましたけど、そういう雰囲気で
1曲やってみましょうか。
さっきの『プラネタリウム』は史朗さんの曲でしたよね。次もまた
史朗さんの曲を。
(そこに二人分のワインが運ばれてくる)
中>こういうコンサート、いいねぇ
い>私もなんか、病み付きになって(笑)。一部から(飲んでも)いいですねぇ、
緊張しちゃうから(笑)。じゃ、三人で
史>「君の瞳に乾杯」(三人で乾杯する)
い>今何の話をしてましたっけ? じゃ、パリのメトロとか、路上で
やってる雰囲気でやりたいんで。そういうときは、みんなの手拍子も
楽器としてほしいです。(手拍子を促すいづみちゃん)
12 ジェニーの片想い
い>ありがとうございましたー
(「ジェニーの片想い」を終えて、グラスワインを一気に飲み干す
中西さん&史朗さん。とても気持ちよさそう)
い>あははー、楽しいねー(笑)
ホントやりたいですね。パリに行って。
今は「ジェニーの片想い」という曲をやったんですけど、
中西さんは憶えられないみたいで、「もしやるんだったら
『金髪のジェニー』にしようよ」なんじゃいその曲(笑)
中>深い意味はありません(笑) 「金髪のジェニー」って映画、
あったよね
史>あーすごく古い
中>ありがとうね(笑)。あーよかった。で、曲も映画もヒットした。
「スクリーンミュージックなんとか集」みたいな楽譜を買うと、
い>『金髪のジェニー』が
中>そう
い>どうしても違う方を考えていた(笑)
中>今、イヤらしいこと考えていたでしょ?!
い>(笑)じゃぁ3人で、なぜかパリの雰囲気ということでお送りして
きたんですけど、ここでもう一人メンバーを呼びたいんですけど
....この人は、なんか、お隣のロンドンといった感じですね。
紹介しましょう、ギター、西川進〜(拍手)
(進ちゃん登場。史朗さんが右に一つずれて、いづみちゃんの隣を
譲ります。客席から「すすむちゃーん」の声)
い>(笑)男ばっか。
進ちゃん、あれですよね、最近イメチェンしましたよね?
髭、はやして。うちの社長がリハーサルしてて久しぶりに会ったら
「汚くなったなぁ」(笑)最初に言われてました。
中>僕、初めて彼と一緒にステージに立ったときはこの状態だったから...
い>ああそうかー。西川さんも言ってましたよ。「中西さんってどの人
どの人?」って(笑) そりゃもう、二人の間が壊れることで(^-^;
進>いづみさん、髭はやした理由、訊かないんですか?
い>え?! なんではやしたの?(にやりと不気味に笑う進ちゃんを見て)
訊かない。それでね(笑)(と話を逸らそうとするいづみちゃん)
なんではやしたんですか?
進>今までの自分にサヨナラしたかったから
い>(爆笑)今までの自分を? でも普通は逆じゃないですか?
(と、突っ込もうとするいづみちゃんを制するように)
進>もう、いいじゃないですか(笑)
史>何かあったんですか?
進>何もないです(笑)
い>じゃ、進さんがきたら、一曲。進さんがきて私と二人で1曲といえば
なんですかね?!(「秋が薫るビール」と声が飛ぶが)それはもうねぇ...
だってねぇ、今までの自分を捨てたかったんだから(笑) これから
始まるんですからね。それ、やめとこ?!
あの、いろんなギターの人と私はライブをやってるんですけど、
西川さんじゃないギターの人と歌ったりすることもありますが、
なんかね、この曲はこの人が弾いてくれないとって思う曲なんですね。
でも、よーく訊くと、この曲を弾く度に3日寿命が縮まっているらしい,
そのくらいの曲なんです。パリはね、ちょっとハッピーな人ばかりでは
ないでしょうということで。じゃ、来たそうそうで....。これ飲みます?
(飲みかけのワイングラスを差し出すが進ちゃんは首を振ります)
中>じゃ、聴いていようかな
い>はい、聴いててくださーい。
13 好きになって、よかった
い>なんか隣にて聴かれてると、恥ずかしかったですね(笑)
中>すごい、いい感じ
進>ありがとうございました
い>(笑)ギター、西川進さんでした(拍手)。じゃ、ここで、アメリカから
お越しになっているお二人を紹介しましょう。
ドラムのスコット・レイサム、そしてベースのクリス・シルバースターリー
中>テーマ曲を(といいつつ、♪星条旗よ永遠なれ(アメリカ国歌)を弾く)
い>これで登場しないとね....。あっ、クリス泣いてる(笑)故郷を思い出して
(ここでイントゥルメンタルを演奏。健太さんによると中西さんの
「プリミエール」という曲だそうです)
い>たまには歌詞のない曲もいいでしょう? 格好いい(微笑)。
じゃ、すみません、これは下げていただけますか?
(ステージ上のテーブルや椅子が片付けられる)
い>ベースのクリスとドラムのスコットは、今回始めてなんですけど、
すっごく明るくて、クリスの周り、見てくださいよ(アンプの上など
所狭しと人形が置いてある)。これもセットなんですって。
いいですね、自分の好きなものに囲まれてベースを弾いてるのって。
あ、(人形の)友達が見てるんですって(笑)。
すごい可愛くて、リハーサルをしているときも、スコットがお兄さん
なんですかね。クリス弟といつも戯れてる。最初、「カップルじゃ
ないか」って言ってたんですけど(笑)
えーと、じゃ、もっともっと楽しみたいと思います。この曲から。
14 7thヘブン
(ベースが続いたまま、次の曲へつながります)
15 私の中のたくさんの私
い>ありがとーぅ。
楽しい時間はすぐ過ぎると言うことで、最後の曲は「夏」といえば
「祭り」ということで。こじつけ(笑)。この曲です。
16 luna
.○○.○の手拍子、最初は怪しげでしたが....
い>どうもありがとーぅ。ありがとう。楽しかったぁ。
(第二部終了でちょうど二時間経過。拍手はそのままアンコールへと。
スタッフがボーカルマイクをキーボードにセッティングしているので
次は弾き語りだと想像できます)
い>どうもありがとう。今日は歌ってて、すごい緊張してて、デビュー
ライブ以来の、自分がどこにいるのかわからないくらいカーッとしてて、
それを感じたときに、「これがライブなんだなぁ、音楽って生き物
なんだなぁ」って改めて思いました。そういうことも含めてライブって
いいですよね。じゃ、喜んでアンコールにお応えしたいと思います。
「Spring-a-ring-a-ring」というアルバムの中に1曲、私が愛すべき
友達の部屋で録音した曲がありまして、思いのほか好評で、自分が一番
ビックリしてるんですけど、私がドラムを叩いて、キーボードを弾いて、
友達にギターとベースを入れてもらって、うちの事務所の豊田さんが
録音したという曲なんですけど、「いいよー」ってやらせてくれた
プロデューサーにも感謝なんですけど(笑)。そういう思いを込めて、
この曲は私にとって大切な曲になりました。聴いて下さい。
E-1 雨上がりのregret
いづみちゃんのキーボードにギターとアコーディオンが切なく絡んで
とてもいい雰囲気。
い>来月8/21ニ新曲が出ます。初めてのマキシシングルなんですけど。
デビュー曲を作るような気持ちで作った曲で、「やっぱり私、こういう
のが好きなんだー」っていうのでね、シンプルな曲とシンプルな言葉と
シンプルなサウンドです。私にしては珍しくハッピーな詞です。
というのもね、最近もらう手紙とかメールだとかで、私のライブを
「彼女と見に行きます」とかね「ライブでこの曲が聴けたらプロポーズ
します」とか「二人ともファンで結婚しました」とかなんて内容のが
あってね、そういうのが頭のどこかにあったのかな、自然にこういう
詞を書いていたんですけどね。
この曲は「ハッピーバースデー」という映画のテーマ曲になってて、
少し変わった映画で、イジメがテーマになった映画なんですけど、泣かせる
いいアニメーションなんですけど....。学校とかそういうところを
サーキットして回って、最後にビデオとして発売になってTSUTAYAとかで
レンタルできるとか言ってました。私は学生時代からかなり時間が
経ってるんですけど、イジメとかそういうコトってちょっと他人事の
ようなところがあるじゃないですか、わからなくて。イジメがテーマ
なんですけど、忘れかけてた人を思いやる気持ちとかがそういうものが
すごいつまってた映画なんで、あたしは果たしてこういう優しい気持ちで
いられてるかなぁって、そばにいる友達にそういう気持ちでいてあげる
ことができるかなって考える機会になった映画だったんで、もしどこかで
見つけたら一回見ていただきたいと思います。「true song」歌います。
E-2 true song
初めて聴きましたが、うん、じんわりと暖かい詞にゆったりとした
メロディーラインがとてもよく合います。こういう曲、好きだな。
い>どうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
(ステージを退くメンバーといづみちゃん。でも、キーボードの手前に
まだ使われていないリコーダーが置いてある(笑)。もう次の曲は決まり☆
程なくTシャツに着替えたメンバーが出てきます)
い>アンコールありがとうございます。着替えてたらね、あら、メンバー
みんな可愛いんだよー。(クリスを指しつつ)一人ぴちぴちの人も
いるし(笑)。
結構今日は時間がいっぱい経っていたんですね。
楽しんでいただけたでしょうか? 最後に歌いたい曲は、私が初めて
音楽をやり始めた時の新鮮な気持ちを歌ってる大切な気持ちのこもった
歌なんですけど。「夏」と言えば、「ひまわり」!
E2-1 ひまわり
「bossa」ツアー以来お久しぶりのリコーダーイントロバージョン。
それまで大人しく座っていた客席も総立ちになって盛り上がります。
い>どうもありがとうございました。どうもありがとう!
(深々とお辞儀をするいづみちゃん)
かくして2時間半の楽しいライブは幕を閉じたのでした。
1999年Indexへ
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