99.06.04 Jungle Smile 一橋大学

学園祭ライブツアー2本目。会場はJR中央線国立駅から徒歩10分程の
一橋大学兼松講堂。仕事を片づけて最寄り駅に着いた時点で開演予定
時刻になっていましたが、駅前では「まもなくJungle Smileのライブを
始めます。お急ぎくださーい」と呼び込み中。小走りに会場へと向かい、
整理券を受け取って(三百数十番でした)講堂へと入ります。
そこそこのお客さんが入っています。学生さんばかりでなく、ご近所の
親子連れもちらほらと見えます。
幸いにも前から3列目の見やすい席が空いていて、もぐりこむことが
できました。

結局予定より13分ほど遅れてスタート。ジャズ風のBGMが流れる中
バンドメンバーが登場。演奏が始まって麦わら帽子の吉田ゐさおちゃん、
そして高木郁乃ちゃんがステージ上に現れます。郁乃ちゃんは白のノー
スリーブのワンピース。また少し痩せてしまったように見えます。
今日はちゃんと白いサンダルを履いています。

1 キスしてあげる
  ゐさおちゃんのトランペットが印象的に決まりました。
  郁乃ちゃんは手拍子を求めてましたが、この曲にはあんまり合わない
  気がするのですが....。

郁>いえーい、ジャングルスマイルです。今日はとても短い時間....短い
  時間でもないか。楽しんでいってください。

2 同級生
  ゐさおちゃんはアコースティックギターを演奏。
  郁乃ちゃんの声の出はまずまず。低音がちょっときつそうです。
  汗を一杯かいてタオルで拭いながらの熱唱。

3 猫とゴミ
  途中で歌詞をとちってしまう郁乃ちゃん。「ちぇっ」とでも
  言いたそうな表情がかわいい。

4 冒険〜ロマン〜
  勢いのあるイントロに導かれるようにお客さんが一斉に立ち上がります。
  すごく嬉しそうな郁乃ちゃん。それまで抑え気味だった手振りが大きく
  なって、気持ちが乗っていることが窺えます。
  ゐさおちゃんの演奏するテルミンがいい感じ。
  エンディングのキーボードもゴージャスなアレンジでした。

郁>いやー、いいピアノだった。じゃぁメンバー紹介します。
  (照明が強いせいか、汗が止まらない郁乃ちゃん)
   キーボード(よっしー)・ベース(しんちゃん)・ドラム(山下政人)・
   ギター(天野きよつぐ)というお馴染みのバンドメンバー。
  #郁乃ちゃんが一人ひとり、印象を交えて紹介。ゐさおちゃんが口を
   挟んで混ぜ返します。いかにもJungle Smileライブらしい瞬間(笑)。

郁>今日暑いの。顔ドロドロ(笑)
ゐ>いっぱい塗ってるからだよ
郁>塗ってないわよ。もうやめてよー。見られるじゃない(汗)
ゐ>おー怖い怖い(笑)
  6月23日にアルバムがでます。マキシシングル作る予算しかなかったのに
  アルバムになってしまいました。京都に自然の音を録りに行きました。
  一本の映画を見るような感じで、値段も映画と同じ1,800円。学割は
  効きませんけど(観客笑)
郁>今回は吉田ゐさおプロデュースになっていて、私は京都の方に音を
  録りに一緒に旅に行ったのと歌だけです。歌しか歌ってません。
  詞を書かないレコーディングがこんなに楽しいのかなぁと(笑)。
  初めてですよ、はい。また、そのうちアルバムのレコーディングで
  いっぱい詞を書いていこうと思いますので皆さん待っててくださいね。
  では、とても言いにくいのですが最後の曲です。
  (客席から「え〜〜っ」の声に)だってそうなんだもん(笑)
  最後の曲は『同じ星』です(観客から大きな拍手)。リリースしてから
  だいぶ経ちますけど。
  近頃「いい歌だなー」と実感している今日この頃、野口五郎....(照笑)
ゐ>それ面白い! あっはっはー(小馬鹿にしたような苦笑)
郁>はい、使ってみてください(笑) みんなも恋人とか、ここで出会った
  人とか、大事にしてくださいね。では聴いて下さい。

5 同じ星
  再びギターを演奏するゐさおちゃん。郁乃ちゃんの声が綺麗に伸びて、
  ゐさおちゃんのハモリと見事にマッチします。
  演奏を終えて、「手応えアリ」と握手を交わすドラムの山ちゃんと
  ベースのしんちゃん。袖に引っ込もうとしますが....

郁>やっぱまだ....もうちょっと歌おうかな(観客盛大な拍手)
  今日はお喋りの歯切れが良くなかったね(笑)
  (あふれる汗を拭いながら)痩せそう(爆)
  少し話ししよっと。今日も本番前に着替えていたらマネージャーに
  見られてしまいました。ブラジャーとパンティ姿(苦笑)。もう....
  (と、突然、蛾が飛んできました)「きゃー」(と叫び声を
  あげますが)全然怖くないんですけどね。田舎で育ちましたから。
  (その間にもぶつぶつと何事か呟いて、郁乃ちゃんを無視して
  お客さんと喋ろうとするゐさおちゃん)
  もう、いつもこうなんだから。何話してるのかわからなくなっちゃった。
  ゐさおちゃん、何か話してよ。面白いことなかった?
ゐ>(暫く間が空いて)んー、ないなぁ
郁>(無視するかのように)私達Jungle Smileも「ジャンスマ」って
  略されますけど、一番略されるのが「キムタク」でしょう。
  この間、妙高高原の田舎に帰ったら、駅前の土産物屋さんに
  「キムタクあります」って看板が出ているの。で、なにかなーと
  誘われて行ってしまったの。キムタクの○ッチワイ○みたいなのが
  あるのかなって....えーっ、○ッチワイ○って言っちゃいけないの?
  (焦りまくる郁乃ちゃん。ゐさおちゃんはすかさずテルミンで「ピー」と
  音を出します。なかなかの名コンビ(笑))えーっ、嘘ぉ(照笑)
  (実のところはあまり気にしている風もなく、話を続けます。)
  そしたら、「キムチ沢庵」だったの! しわしわのキムタクが1,200円!
  もう参ったー(笑)。そんな愉快なことがありました。

郁>じゃ、何歌おうか....(客席から『片思い』の声)
  どうしようかな、この前も歌ったんだけど。(メンバーと相談して)
  じゃ、歌います。

6 片思い
  今回も冒頭の♪かなわーない恋だと〜のフレーズなし。残念。
  歌いなれている楽曲で、郁乃ちゃんのボーカルも安定しています。

7 風をおこそう
  デビュー曲。最後のリフレインの部分を観客に「ラララ〜」で
  合唱させますが、山ちゃんが早めにエンディングへと持っていって
  しまい、少々不満顔の郁乃ちゃん。

ゐ>どうもありがとう。
郁>ありがとうございました。またいつか。

ちょうど1時間ほどのステージでした。古い割には音の回りの良い講堂で、
PAのセッティングもばっちりだったのかとても聞き易かったです。
郁乃ちゃんの声の出も上々で、Jungle Smileを見るのが初めてだった人にも
好感を持ってもらえる内容だったと思います。

しかし、チケット売り出し後の全国ツアー「中止」はちょっと謎です。
「声帯結節」というのがどういうものなのか良く知りませんが、喉に何らかの
障害があるのは間違いないのでしょう。それならば学園祭ライブもキャンセル
して治療に専念しても良さそうなものです。それとも長丁場のライブには
耐えられないということなのかしら。有料でやるからにはベストの状況で
臨みたいと考えたのかもしれません。当初「有料」と伝えられた学園祭ライブが
直前に無料となったのも同じ事情でしょうか。
何にせよ、今は次なるライブを待つしかないのですが。

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