99.05.15 山口由子 WAVE大宮店

シングル『believe』がドラマ「オーバータイム」の挿入歌に使われ、ロング
ヒットとなっています。5月8日にアルバム「Believe」(こちらは大文字で
始まります)をリリース。その販促イベントツアー初日と言うことになります。

『believe』プロモーションビデオを流した後、司会に呼び込まれて山口さん
登場。赤と紺のチェックの半袖シャツに黒の綿パンツ。バンダナを頭巾の
ように被っています。ジャケット写真より少し痩せた感じ。

第一声が「すごい近いです。緊張しちゃう(笑)」

まずは司会者と軽くお喋り。
(司)ドラマの主題歌として使われた『believe』の位置づけは?
「ドラマのイメージで作った部分もあるが、自分で持っているメロディー感を
活かして作りました」
(司)忙しいようだけど、眠れてますか?
「最近は眠り症。仕事がなければ昼頃まで寝ています。今日はちょっと
 早起きしました(笑)」

ギター、ベース、キーボードのサポートでミニライブの始まりです。

1 Stand by me
  アルバム1曲目にふさわしい、スケール感のあるゆったりとした
  バラード。

2 Getting to my soul and love
  この曲は前作「Fessey Park Rd.」の収録曲。やはりカントリー風の
  バラードです。

「一曲目でブルースハープを吹いたのだけれど、上下逆に持ってしまって
 全然違う音が出てしまいました(汗)
「5月に新しいアルバムを出したのですけど、聴いていただけたでしょうか?
 (お客さんの反応がほとんど無いので苦笑しながら)聴いていただけたで
 しょうか?(ようやく拍手が起こる) 今回のアルバムのコンセプトは
 Beatlesの「White Album」を目指して作ったもので、自分でも納得行く
 作品になりました。多くの方に聴いてもらいたいなと思います。

3 街のねこ
  テンポのよいポップな曲です。キーボード氏もギターを演奏。

「この曲をやるに当たって、詞を覚えるのが苦手な私は間違えるんじゃ
 ないかと緊張してたんですが、わからなかったかも知れませんが
 ちょっとごまかしました(笑)
「短いライブでしたが、最後に『believe』を聴いて暖かい気持ちになって
 帰ってください。

4 believe
  ゆっくりと、噛みしめるように歌います。

「ありがとうございました。

再度司会者が登場します。
(司)緊張しました?
「近いので一人一人の顔がはっきり見えてしまって、何処に焦点を当てたら
 いいのかわからなくて....(苦笑) 
 #視力は0.6程度だそうで、目の前1mにいるお客さんの顔は流石に
  はっきり見えるでしょうねぇ。
(司)テレビ・ラジオ・イベントのどれが一番緊張する?
「どれも緊張しますね
(司)浜ちゃん<ダウンタウン>とタモリ、どちらが緊張した?
「タモリさん。Music Stationの方が「生」感が強くて....
(司)このあとライブがあるそうだけど
「6/2に渋谷のライブハウスであります。来てください。
(司)次のリリース予定は?
「言ってもいいのかな?....(スタッフのOKが出て)アルバムに収録
 されている『ふたりなら』と言う曲をアレンジを変えて、7/28に
 シングルカットします。
 #こちらもドラマに使われる予定だとか。
(司)今は何をしているの? レコーディング?
「昨日も『ふたりなら』の別バージョンを録って歌入れしました。
(司)メッセージを
「大勢集まってくれて嬉しいなと思います。こういう場を重ねて、
 緊張しないように(笑)、ライブを続けていきたいと思いますので
 応援してください。ありがとうございました。

このあと、CD購入者にはサイン色紙などのプレゼントがありました。

本人も盛んに言っていましたが、かなり緊張していたようです。スタンド
マイクで歌っていたのですが、歌の最中はマイクを右手でグッと握りしめ
離しません(^-^)
その緊張のせいか、声の調子がもう一つのようにも感じられました。


彼女が全曲作詞作曲したアルバム「Believe」はメジャーコードのバラードが
多く、曲調としては前作「Fessey Park Rd.」の流れを汲んでいます。私の
お好みの範囲です。
もともとのソロデビューは1988年。レコード会社の移籍や謎の空白期間なども
あったりして、色々苦労を重ねてきた人がこうして脚光を浴びるのもなんだか
いいものですね。今年三十路の仲間入りをする彼女ですが、これからも息の
長い活動を続けてくれることでしょう。

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