98.02.24 露崎春女 渋谷 CLUB QUATTRO

J-WAVE INTO THE DIMENTION

1 太陽
2 きっとEasy
3 Time
4 Every Day and Night
5 Let It Go
6 Home In Your Arms
7 ?
8 ?
9 ?
10 Slip Into The Mellow
11 I Wanna Be Your Only One
12 Don't Look Back

E1 Forever In Your Heart
E2 Feel You

J-WAVE 主催の招待イベント。自分で出したハガキはハズレでしたが、
知人の厚意により参加することができました。

95年のデビュー以来、オリジナルアルバム3枚、ライブアルバム1枚を
リリース。「パワー溢れるソウルフルなボーカル」というウリは掛け値なし。
露崎嬢のことを書くと「ああ、またか」と思われる方もおいででしょうが、
そう思われる方は、是非一度だまされたと思って彼女のボーカルを聴いて
みてください。声をコントロールする技術。こりゃ素晴らしいですよ。
できればライブが望ましいのですが、ね。

さて、そのライブの模様ですが....

「太陽」というスピード感ある曲を敢えてスローアレンジにして、まずは
お客さんを驚かそうという趣向。お初の方は、まずここで小柄な彼女が
発する力強い歌声に圧倒されるでしょう。お馴染みさんは「を、今日の
入りは何かな?」と興味を引かれます。「きっとEASY」「Time」と
ノリのいい曲を続けた後、MCを挟んで「Every Day and Night」という
スローバラード、再度ビートの利いた「Let It Go」と、緩急メリハリの
あるステージ構成になっています。その後も、カバー曲やデュエットを
交えつつ、トータルで12曲+アンコール2曲を聴かせてくれました。
終演まで1時間40分。通常ライブとなんら遜色ないイベントでした。


彼女の場合、英語詞のものも多くなってます。日本語詞の曲は彼女自身の
作品もかなりあるのですが、歌の中身よりもボーカル技術そのものを
楽しんでいただけるのではないでしょうか。常にボイストレーニングを
怠らず、それも変な癖がつかないようにトレーナーを随時替えていく。
そうやって維持しているすぐれたボーカル能力を支えるバンドさんは
ALL外国人。高レベルの演奏で、彼女をもり立てます。

アップテンポな曲、ソウル風、はたまたメロウなバラードまでなんでも
ござれの露崎嬢。アルバム3枚の中からの選曲では、どうしても
セットリストは似かよったものになってしまいますが、そこは毎回
アレンジに工夫して、同じ曲目でも違ったアプローチで聴かせてくれます。
また、お客さんを簡単な(次第に高度になっていく)コーラスに誘い、
会場の一体感を高めることも忘れていません。

9月には全国ツアーを予定しているとか。(その前にアルバムですな)
機会があれば、是非是非聴いてみてください。
ナマで聴いてもらえれば、私が何をこんなに力説しているか、少しは
ご理解いただけると思うのだけどなぁ。
とりあえずCDを、ということでしたら LIVE盤「THANK YOU!」をどうぞ。
#音質のいいヘッドフォンを使ってもらえれば幸いです。

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