97.11.08 加藤いづみ Tower Records 小倉店

小倉駅北口、ラフォーレの6F。一番奥まったところにマイクなどが
セッティングされている。イベント開始15分くらい前までは7〜8人しか
おらず、どうなることかと冷や冷やしたが、開始直前には大勢の人が。
いづみちゃんはベージュの半袖ニット上下。足元は例によってブーツです。

い>こんにちは。「初めまして」の方も多いと思います。加藤いづみです。
 (我々最前列組が床に座っているのを見て)
  今、全国でこういう形のインストアイベントで歌を歌っているんですけど、
  一番前の人がこうして座っている場所は初めてです(笑)
  お行儀がいいです。後ろの人のことを考えて、素晴らしい。それに可愛いし。
  さっき、ここの館内放送で「今日は2時から『好きになって、よかった』と
  『秋が香るビール』でおなじみの加藤いづみ」なんて言ってたんで、
  ちょっと練習してたんですけど無理でした(笑) また次回、弾き語りで
  聴いていただきたいと思います。
  福岡の方では何度かライブもあったんですけど、小倉は唄う機会が
  なかったんで、今日は楽しみにしてきました。
  短い時間ですけど、是非加藤いづみの音楽の世界に浸ってもらいたいと
  思います。
  じゃぁ懐かしい曲から。よかったら手拍子なんぞを。

1 シャンプー(例によって怪しげなコーラスあり)

督>リズムいいですねぇ、皆さん。終わりまでピッタリだよ。
い>今、喋った人を紹介しましょう。ギター、中野督夫さん(拍手)
督>気持ちよかったです。皆さんのご協力のお陰で。バッチリでした。
  手拍子したくなったら、何でもやってください。
い>そうです。立ち上がるなり、座るなり(笑)いろいろしてください。
  でもね、もう手拍子するような曲ないんですよ(笑)
  後は、できれば後ろの方の人も座って聞いてほしいような選曲を
  してきたんです。
  そうだ。お葉書をいただいております(笑)。ラジオみたいですが。
  ここに試聴機を置いておいてくれたのかな。「Sad Beauty」という
  アルバムを10月17日に出したのですが、ここにいる人はみんな買ったと
  思いますが・・・・今、笑うところだったんですが(笑)、それで感想を
  書いてくださったんで。ちょっと紹介します。(アンケートを読む)
  「今までのアルバムはみんなレンタルでテープに録って聴いています」
  いかんなぁ。いかんいかん。「でも、このアルバムは気に入ったので
  買います」えぇ人や(笑)。
  ・・・・
  この人は、「アルバムを買うかどうか」(という質問項目)に
  「わからない」って書いてますね。じゃ飛ばします(笑)
  (次のアンケートも)この人も「わからない」。飛ばしましょう。
  じゃあ、その「わからない」人に、このアルバムがどんな雰囲気か、
  どんな音なのか、聴いてもらおうと思いますが。
  私、デビューしてからずっと同じプロデューサーで作品を作って
  いたんですが、今回はカーネーションというバンドに参加してもらって、
  私ファンだったんで「お願いします」って頼んだんですけど、あとは
  上田ケンジさんという一風変わった方とか、ジガーズサンの坂本さんに
  書いていただきまして、いままでの「加藤いづみ」を壊すという作業を
  やってくれてます。
  今日は督さんのギターで、アコースティックな雰囲気で唄うんで、また
  アルバムとは違う雰囲気に聞こえると思いますが
督>壊しません。壊さずにやってます(笑)
い>この私が(アルバムの)ジャケットでこんなことになっていることからも
  音も想像つくんじゃないかと思いますが
督>少し「濃い」んじゃないの?
い>ちょっと塗ってみました(笑)
督>みなさん、どっちがいいでしょうか? 今ここにいる実物と(笑)
  「どっちもいい」って言って(笑)
(お客さんから「両方とも可愛い」との声)
い>もう、ほんとに小倉、大好きです(笑)
督>を、いいなぁ小倉(笑)
い>小倉と言えば「ふぐ」ですよねぇ。昼に「ふぐ食べさせて」って
  言ったんです
督>鯖とかね
い>「わがまま言うな」って怒られてしまいましたが。
  じゃ、アルバムの中から聴いてください。

2 君がいた夏の日

督>今日は非常に暖かいですね。秋なのに。
い>督さん、あと2枚くらい重ね着してきたんですよね。
督>今日はとっくりに・・・・「とっくり」って古いか?
い>「ハイネック」ですよ(笑)
督>でも夜は寒くなるから、マフラーしてきて正解です(笑)
  (#督さん、妙にハイです)
い>次はシングルのカップリングの曲で、聴いたことがある歌だと思います。

3 みんな夢の中(アコーディオンもバッチリ決まりました)

い>聴いたこと、あったでしょ?
  小倉に来ると、この話ばかりするんですけど、私、松山出身なんです。
  すぐ近くでしょ、海を挟んで。
  松山は、今でこそいろんなものがあるんですけど、昔はあんまりなくて、
  「そうだ、福岡に遊びに行こう」って、中3の頃、「受験勉強せいや」って
  感じですけど、友達と・・・・
督>飛行機で?
い>ううん、夜の9時頃にフェリーに乗ると、朝の5時に小倉に着くんです。
督>へぇ、すごい!
い>それから電車に乗って博多に行くんですけど、博多に行ってまず何を
  したかというと、「31」のアイスクリームを食べるんです(笑)
  いまでこそ「31」っていうと、昔からあるってねぇ(笑)
督>四国にはなかったの?
い>なかったんです。で、小倉で友達になった人に電話をすると、お母さんが
  「いま Seven Elevenに行ってます」っていうの。「Seven Eleven、ああ
  格好いい(笑)」 なかったんだよコンビニって。松山の方では「ナイト
  ショップ」っていってました。なんかいやらしいよね(笑)
  「今、ナイトショップに行ってます」なんて(笑)
  で、初めて唄うんだけど、「よく来てたなぁ小倉って」って思ってました。
督>小倉から新幹線で?
い>ううん、JR(各駅停車)で。でも、一度だけどうしても間に合わないって
  博多から小倉に帰ってくるときに、新幹線に乗りました。
  もう震えてました(笑)。で、その中で千円のお弁当を食べたんですよ。
  で、また震えてました(笑)。「千円、高い」とか言いながら。
  中学生ですからねぇ。
督>で、朝(九州に)着いて、「31」のアイス食べて、あとは1日
  遊んでたの?
い>そう、シブガキ隊のコンサートとか行って(笑)。中学生してるでしょ?
督>こっちの人は四国へ行かないの?
い>お願い、行ってください(笑)
督>道後温泉とか行きなさいよ。
(客席から「松山行ったことがあるよ」の声)
督>いいとこだよね。まだ路面電車とかあるしね
い>いいところですよねぇ。じゃぁ、今日帰りにそのフェリーに乗って
督>行きますか、それじゃ(笑)
い>思い出すために・・・・。
督>いづみちゃんの実家を探りに、とかね(笑)
い>一回そういうの企画したいですね。
  ところで、次の曲がもう最後なんですけど・・・・。で、「続きは」って
  年末にコンサートをやるんですけど、大阪と東京だけなんです。
  ごめんね、私のせいじゃないんだけど(笑)
督>僕はその時参加しないんで勝手に言いますけど(笑)、みんなで
  「来て」って活動すればね。そうだ、二人で来ようか(笑)
  こんなところで営業してるよ(笑)
い>じゃぁ私、一人で来ます(笑)
  小倉に来るときは、また督さんと来ましょうね。
督>えぇ、是非是非。
い>このコンビで。
督>その前に皆さんCD買って歌を覚えておくように(笑)
い>最後は今の季節にピッタリかな、という曲で。
  夜が長いというか、物思いに耽ったり人恋しくなったり
  するんですけど、そういうときにふと、昔の恋が甦ったりして
  そんな感情を詞にした曲なんで、皆さんも心の中に誰かを
  思い浮かべながら聴いてもらいたいと思います。

4 木枯らしを抱きしめて


握手会には40人ほどの参加。現場では「Sad Beauty」がはけてました。

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