97.07.29 大本友子 新宿NSビル
新宿NSビル恒例のサマーコンサート。1階の吹抜けの特設ステージ。
大本さんは客席で観客に挟まれた状態でスタートを待ってます。
側に座っているお客さんは気づいてません。
黒のパンツスーツ、オレンジ色のサングラスはおなじみのスタイル?
18時を少し過ぎて、司会に呼び込まれてステージ上へ。
開始早々、打ち込みの音とタイミングが合いません。それでも平然と
「あ、失敗ですね」と流して動じるところがありません。さすが。
「『あなたのままで』という2年前のシングルです。聞いてください」
1 あなたのままで
「はじめまして、大本友子です。今聞いていただいた歌は、『フィリップ・
モリスのCMでも流れたので耳にしたことがあるかも知れません」
「次に先月リリースした『ニュースにならない恋人たち』というアルバムの
中から2曲聞いてください」
2 エスプレッソ
3 ピースサインのまま
「ありがとうございます。私も10年くらい前、学生の頃、このビルの30階の
スカイレストランに来ました。その頃はデートスポットとしても有名で、
新しくて綺麗だったんですけど、今日ちょっと早めに来てトイレに入ったら
『ああ、ここも10年経ったんだ』 と思いました(笑)。
夜景のきれいな時間になりますので、このあと上の
レストランに行かれてはいかがでしょうか(笑)」
「ちょっと懐かしい曲です」
4 青い歯ブラシ
(最後のリフレインの最中に打ち込みの音が突然絞られてしまいます)
「あはは、これを『ナチュラル フェードアウト』と言います(笑)」
「では、現代の『失楽園』、探さないで」
5 探さないで
「私も8年くらい日比谷でOLをやってたんですが、2年ほど前に
リストラされまして、今は歌手をやってます(笑)。その頃のことを
思い出して曲を作ったりもします」
「次が最後の曲になります。最新アルバムの中から」
6 キリン
「どうもありがとうございました(深々と一礼)」
左右にエレベーターがあり、人の出入りが激しい場所です。
集中できず、なんとなくやりにくそうな表情の大本さんでした。
でも、お客さんは結構満足していたよう。
ライブ終了後、即売CDを5〜6人が購入していました。
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