97.07.03 石井聖子,Jungle Smile,高木隆次,相田翔子 名古屋ボトムライン

FM AICHI P-POP STATION LIVE

ひょんなことから招待状が手に入ったので、出掛けてみました。

開場時刻を暫く過ぎたころ、会場(ボトムライン)前で連れを待って
いると、目の前にタクシ−が。良く見ると、Jungle Smileの二人+マネ氏。
これじゃリハも音あわせもなしだろうな。どうなるんでしょ、などと
思っているうちに連れさんが到着。会場内に入ります。

オ−ルスタンディングの会場に、お客さんは7分程度のいり。余裕をもって
見られます。ほぼ中央の好位置を確保して暫く待っていると、P-POP STATION
FESTANOON の月&木曜日担当者がステ−ジへ。この二人が進行役を務めます。

最初は石井聖子。ノ−スリ−ブのワンピ−ス姿。

 会いたくて・・・・/Close to you/Lovin' you/ギフト/With you

2曲目と3曲目はおなじみのカバ−曲。ギタ−のサポ−トで歌います。
デビュ−のきっかけとなったデモテ−プでもギタ−をバックにClose to youを
歌ったとか。1曲目のみカラオケ。

歌は上手ですね。でも、特に印象に残るものがない(失礼)。
連れ曰く、「岡本真夜の色が濃すぎるね」 ふむ。そうかも知れません。
9月にアルバムをリリ−ス。「いろいろな曲調に挑戦している(ロック調も
ある!)ので、今までのイメ−ジを変えてもらえるかも」とのことでしたので
そのあたりはチェックが必要かも知れません。3曲ほど作詞も行っていて、
4曲目はそのうちの一曲。5曲目は7/23リリ−スのシングル。これも岡本真夜
プロデュ−ス。彼女の囁くような歌声を、うまく活かしているようです。


2番手にJungle Smileが登場。郁乃ちゃんは先ほど見かけたときのままの
赤いシャツにパンツ姿。かなり底の厚いサンダルを履いています。

「出てくる時の拍手がものたりない」と、郁乃ちゃんは一旦下がって再登場。

郁「話が苦手なんですけど、準備があるので話さなくちゃいけないんです。
  困りましたねぇ。(最前列のお客さんに)最近どうですか?」
例によって、ボケているのか狙っているのか良く分からないト−クです。
1stシングルの「風をおこそう」は、地元の「中西学園」のCMに使われて
いるそうな。

郁「高校三年生、進路を決めなくてはならないときに、歌手になりたいという
  子供の頃からの夢を口に出すことが出来なかった。そんなある日、学校を
  サボッて考えたことがあった。その時の気持ちを歌った唄です」

1 恐竜のヘリコプタ−

郁「さっき『拍手が足りない』なんて言っちゃったけど、自然にやってください」
功「みんな必死だよ(笑)」
郁「みなさんのリクエストのお蔭でこうした場所に来ることができました。
  ありがとう(観客拍手)・・・・あれ、拍手してくれるんだ(笑)」
功「だから、みんな必死なんだよ(笑)」
郁「私ねぇ、ホント、しゃべるの苦手なんですよ」
功「俺が喋るところがないくらいよく喋ってるじゃないの」
郁「苦手だよぉ。ねぇ(と観客に同意を求める。客席爆笑)」
郁「私ねぇ、分からなくなっちゃうんですよ。だから自分の言ったことに
  責任を持とうとして、一杯喋りすぎちゃうんです。分かりますよね。
  それでね、こういうライブのときにMCのことばかり気にして歌詞を
  間違ったりするので、この際何も考えないようにしようって決めたんです。
  今日がその3回目なんですけど、いやぁもう、汗が一杯出ちゃって
  大変なんですよぉ」
功「じゃぁ考えた方がいいんじゃない?」
郁「考えて、誰かがあそこ(客席の後ろを指さす)で出してくれたらいいのにね」
郁「名古屋はシングルリリ−スのたびにキャンペ−ンで来てます。で、ラジオ
  番組で『Jungle Smileのお二人は、例えるなら平成のチェリッシュですね』
  なんて言われるんですよぉ。でもね、私たち、結婚してないんです。
  だいたいねぇ、功男ちゃんと結婚するわけがないんです」
功「どういう意味や(ちょっとムキになる)別にそこまで言わなくても・・・・」
郁「(その反応を無視して)なんかそう思うとねぇガク〜ンとなっちゃうんです。
  まだチェリッシュならいいんですよ。この前なんか、『Jungle Smileは
  平成の"狩人"ですね』だって(爆笑)。♪八時ちょうどの〜 あずさ2号で〜
  私が歌った方がいいですね(笑) ・・・・でもね、凄いでしょ。考えてなくても
  ここまで出来るようになったんだもの。だから後10回もやれば、天才的に
  なりますよ」

2 あの頃の海

郁「歌っているときに手拍子もらったの、初めてですよ」
功「必死だもの」(観客爆笑) 
郁「功男ちゃんも必死だものねぇ。あ、ちょっと靴脱いでいいですか?
  わたしホントは小さいんですけど、ズルして高いの履いてました。
  変? 急に小さくなって・・・・。次の曲はお待ちかね、デビュ−曲です。
  この曲は、落ち込んでいる人に『頑張って!』なんて気楽に言えないときに
  必要だと思って作った曲です」

3 風をおこそう

功「このCM、見たことある人どれくらいいますか?」
郁「結構いますね。ありがとう。田舎から出てきたばかりの私を見てください」
郁「次は今度こそお待ちかね。この曲で『Jungle Smile』を知ってくれた
  人も多いと思います。それでは皆さん、緊張してください」
功「おいおい、なんで緊張するんだよ」
郁「この曲を歌うときは、気持ちを落ちつかせるんです」

4 片思い

郁「次はもう最後の曲なんですけど、やはり『冒険-ロマン-』を歌わなくては
  いけないですね。えっと、『冒険』と書いて『ロマン』と読みます。
  なぜ『ロマン』と読むかと言うと、コロンブスが大陸を探しに出たように
  大きなことのように思われるかも知れないけれど、本当は日常にロマンは
  転がっていて・・・・、あ、皆さん、真剣に聞いてくれてますね(笑)、そう、
  ロマンは個人に存在するんですね。今歌った『片思い』もロマンだと
  思うし、何かに惹かれて告白するんだし。私の知合いは『自分』と書いて
  ロマンと読みたいなと言ってました。功ちゃんは『風俗』と書いて、
  ロマンと読みます」
功「チョ、チョット待ってよ」(会場爆笑)
郁「ゴメン、でも本当なんだもん(笑)・・・・皆さんはちゃんと考えてくださいね。
  私はショックでした(笑)。・・・・この曲を聞いて、イベントから帰るとき、
  友達とロマンについて語ってみてください」
功「要求が多いね」(会場爆笑)「普通は『考えてくれたら嬉しいな』って言うよ」
郁「次はそう言うよ。3回目なんだもの(笑)」

5 冒険-ロマン-

1〜2では吉田功のギタ−&郁乃ちゃんのピアニカ。3〜5はカラオケ。
終わる頃には会場の気持ちをしっかりと掴んでいました。

一旦、袖に引っ込んだ後、パ−ソナリティ−に呼び込まれて再登場。
7/24にはアルバム「虹のカプセル」をリリ−ス。ライブの告知もありました。

郁「全国ライブ・・・・3箇所ですけど」(会場爆笑)
郁「こんな所でウケないでよ。私、頭に乗っちゃうわよ(笑)」
功「(意に介さず)今度のライブではバンドが入ります。違った姿を
  お見せします」(最後はキッチリと締める)

なんだかとても雰囲気のいい時間を過ごすことが出来ました。これだけで
名古屋に来た甲斐があると言うもの。


3番目は高木隆次。「素直な声の稲垣潤一」といった歌。雰囲気はむさ苦しい
アンチャンです。でも曲は悪くない雰囲気でした。


で、トリを飾るのが相田翔子。肩や背中が露になった、大胆な黒のワンピ。
しかし相変わらずの童顔と、肉付きの良い二の腕。妙にアンバランスで
あんまり似合うとは言えないなぁ(失礼)

曲名をあまりはっきりと告げてくれなかったので、一部復元できません。
(CD持ってないので・・・・)ご容赦のほどを。ギタ−とドラムスのサポ−ト。

1 太陽の国

「今日は念願のライブと言うことで、楽しみにしてきました。
 アルバムの中からピックアップしてお届けします」

2 Joia
3 ?

「ライブっていいですよね。ライブの構成を考えたり、ポルトガル語を
 習ったりして・・・・。P-POP STATION FEATANOONの担当になって2年目、
 最近ははじけすぎて壊れちゃってますが(笑)、これからもますます
 楽しんで聞いてもらえるよう番組を作っていきたいと思います。
 5/25にリリ−スしたアルバム『ル−ス』、これは『光』という意味なんですが
 1枚目の『ジョイア』に比べて勢いのある感じにしたいなと思って作りました。
 私はお天気が好きで、太陽のエネルギ−をすってうきうきしたいな、という
 感じです。私の曲も皆さんにとってそんな元気の源になるといいです。
 次の曲は、もう27歳になったから、大人の曲を書いてもいいでしょうと
 言うことで、初めて一緒の朝を迎えた恋人たちの歌です」

4 目覚めましょう
5 朝の光
6 ?
7 裸で眠りましょう

(会場から「おい、鬼太郎!」と声。)「ありがとう、昨日、放送を
 聞いてくださったんですね。では本家本元も・・・・『おい、鬼太郎!』
 う−ん、今日は50点の出来ですね(笑)」
「では、最後の歌です。アルバム『ル−ス』の中で、一番気持ちをこめて
 作った歌です。メッセ−ジが一杯入ってます」

8 始まりは東の空
  (波の音を出す、筒のような楽器?を使います)

「皆さん、今日はどうもありがとうございました。またお会いできる日を
 楽しみにしています」

このあと、客席はアンコ−ル態勢に入ってましたが、私は最終「のぞみ」の
時間の関係からここで離脱。後の様子は分かりません。

ボサノバ、サンバ調を取り入れた曲。「WINK」という過去を清算し、
自分のスタイルを作り上げた自信を感じさせてくれました。


3時間を超える長丁場のイベントでしたが、皆それぞれに楽しませてくれました。
一番はやっぱりJungle Smileでしょう。

1997年Indexへ
Topへ
著作権情報 : SAKAGUCHI toshihiko toshicha@anet.ne.jp