トップページへ

今日の一言(2006年分)


【2006/12/24】
人が変わっていくのはとても簡単なことなんじゃないかと思うようになってきた。なにしろ、変化していくことは自然なことなのだから。じゃあどうして、変わりたいのに変われないと感じることが多いのか。心の奥にある、変化への恐れをしっかり見つめていく必要があるみたいだ。

【2006/12/11】
エックハルト・トール著「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」をまた読み返しています。通して読むのだけでも5回目くらいになるでしょうか。内面で大きな変化が起こっているときに読みたくなり、読み終わるとエネルギーがずいぶん軽くなって、視界がぐんと開けて来る感じがします。何度も読んでいるはずの文章なのに、以前は全然ひっかからなかった部分が心の奥に響いてくるのは、とても不思議な感覚です。

【2006/11/22】
最近、なんとなくわかってきたのは、世界に問題があるのではなくて、自分の怖れが世界に問題を作り出しているのだ、ということ。

【2006/09/20】
プラス思考、ポジティブ思考というのは、それ自体はいいことなのだけれど、自分の中の傷ついた部分や弱い部分から目をそむけるために利用されると、ますます自分で自分を苦しめることになる。

「いつもプラス思考でがんばっているのに、どうしてこんなに生きることが辛いのか」と考えている人は案外多い。そんな人は、自分の中のどんな部分を認められないのか、許せないのか感じてみるといいかもしれない。

【2006/08/26】
セラピーを受け始めた方、特に精神的な症状で苦しんでいる方からよく聞く言葉に「普通になりたい」という言葉があります。普通って何なのでしょうか。それはたぶん、世の中の標準的な意見とか、いわゆる世間の目、といったものと関係がありそうです。そして、セラピーが深まってある地点まで行くと「普通でなくてもいいんだ、自分であればいいんだ」という所にたどり着きます。そうなったときに始めて、症状からも解放され、新しい生き方が見えてくるようです。

そもそも、その症状自体も、世間の標準からは外れるかもしれないけれど、とてもエネルギッシュなパワーを持った「ユニークな自分」「たった一人の自分」を押し殺していたからこそ、その反動として起こっていたものなのです。

【2006/08/23】
2週間ぶりの大阪へやってきました。大阪は蒸し暑いだろうなぁと思っていたら、昨夜の全国ニュースでも取り上げられていたのでご存じの方もおられるかもしれませんんが、豊中で1時間110mmの激しい雨を観測。ちょうどわたしの乗っていたバスがそのまっただ中に入っていくという体験をしました。

大阪が近付くにつれて空は真っ黒になり、稲妻が連続して光るのが見えて来ました。そのときはまだ雨はたいしたことはなかったのですが、阪神高速に入り大阪空港のそばまで来ると突然、前を走る車がかすんで見えなくなりそうなものすごい雨。危険を感じた多くの車が料金所の前後の広い部分でハザードランプをつけて止まっていたのが印象的でした。

昨日はこの雨の前後1時間で10度近くも気温が下がったということで、思っていたより過ごしやすい夜でした。今日も暑いですが、秋の気配は大阪でも着実に深まっていますね。こうして少しずつ季節が移り変わっていく感覚がわたしは好きです。

【2006/08/15】
暑い日が続きますね。でも、朝晩は少しずつ涼しくなり、秋の気配をそこここで感じるようになってきました。

境港セッションルームでは少し部屋の模様替えをして、これまで一つの部屋ですべてのセッションを行っていたのを、箱庭療法&カウンセリングの部屋と、ヒプノセラピー、ブレスワークなどを行う部屋の2部屋に分けました。箱庭療法とヒプノセラピーやブレスワークを組み合わせたセッションを受けて下さる場合、部屋が手狭な感じがあったのですが、ゆったりとセッションを進められるようになりました。

【2006/08/03】
このところ長い間(2年くらい?)とてもたくさん本を読む時期が続いていたのが、1、2週間前に自分の中で何かがふっと落ち着いた感覚があって、新しい本を読みたい気持ちがほとんどなくなりました。その代わりに、昔読んだ本を手にとってみて、赤線を引いてあるところだけを拾い読みしたりしています。10年前の自分はこんな文章に何かを感じていたのかと思うと、不思議な気分になります。

何か、また一つ抜け出したような感覚でしょうか。

【2006/07/15】
とても久しぶりに自分で箱庭を創ってみたくなりました。(画像をクリックすると大きな写真が見られます)

【2006/07/02】
lavendar 今週は梅雨らしいお天気が続き、雨が降るたびに緑が濃くなっていく庭をぼんやり眺めるのが楽しみな毎日です。

今年は、これまで毎年作っていたキュウリやナスなどの夏野菜をやめて、カモミールを沢山植えてみました。自家製のカモミールティーの評判がいいので、今年は収穫量を増やそうかと思っています。種をまくのが遅くなったので、やっと花がつき始めたばかりですが。

また、去年は時期が悪かったのか、ほとんど根付かなかったラベンダーの差し木が今年はうまく根付いてくれたので、枯れた木が増えてきてすき間だらけになっていたラベンダー畑がにぎやかになりました。2、3年すればハーブ畑の周囲をぐるりとラベンダーが取り囲むようになって、さらにハーブ畑らしくなりそうです。

写真は先週、花を収穫する直前のラベンダーの様子です。

【2006/06/11】
先日ご紹介した河合隼雄さんのお話の中でもう一つ共感したのは、うつは創造の病だというお話です。

うつに限らず、心の病気はもちろん、身体の病気も含めたすべての心身の不調は、その人がもつ「自分を表現したい」「もっと創造的に生きたい」というエネルギーがとどこってしまったことが原因です。自分自身を探究するプロセスと、セラピストとして多くの方と出会ってきた体験からもわたしはそのことを確信するようになりました。

「何かを創造する力なんか自分の中にはないよ」とおっしゃる人もいるかもしれませんが、創造といっても、芸術家が作品をつくるような形だけを考えなくてもいいと思うのです。何かをするときに、そこに少しだけ自分だけのやり方を取り入れてみるとか、自分の生の感情を少しだけ表現してみるとか、そんなところから「創造する」「表現する」ということを人生の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。世界が少しだけ違って見えるかもしれませんよ。

【2006/06/07】
ある方から河合隼雄さんのうつの人へのメッセージ「希望を失わずに待つ」という言葉を教えていただきました。詳細は下記のNHKのページをご覧下さい。
NHKうつサポート情報室NO.19シリーズ「うつ社会・日本」第4回

他にも参考になる部分がとても多いお話なのですが、この「希望を失わずに待つ」という言葉にはとても深く感じるものがありました。わたし自身が非常に辛かった時代、多くの本や親しい人の言葉を通じて、同じメッセージを受け取っていたように思ったからです。そして、その希望の光が、実は自分の内側にあるのだ、ということを実感し始めたときに、希望は確信に変わってきたように感じます。

どんなに辛くても、あなたの内側に、変化し回復していく力があります。今はそれを信じられなくても大丈夫。ただ、この「希望を失わずに待つ」という言葉を心のどこかに留めておいて、もう少し待ってみるのはどうでしょうか?

【2006/06/06】
目に見える世界だけがこの世界のすべてだと感じてしまうと、この肉体とともに生きていくことは、最後には死が待っているだけの、虚しく、辛いものになってしまう。でも、目に見える世界は、本当の世界の片方の側面だけのようだ。今、いろんな理由で生きることが辛くなっている人は、世界のもう一つの側面に気づくように促されているのかもしれない。

【2006/05/18】
 心の奥の「沈黙」に触れることが増えてくるにつれて、自分の在り方やセラピーの質が深いところから変化しているような感覚を感じる今日この頃です。

 最近読んだ(or読んでいる)本。

・「世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え」(原題 Stillness Speaks)
 エックハルト・トール著、あさりみちこ訳、徳間書店、
「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」の著者、エックルハルトトールの最新邦訳書。「スピリチュアル」の本当の意味を知りたい人は必読かも。

・「身体症状に<宇宙の声>を聴く」
 アーノルド・ミンデル著、藤見幸雄・青木聡訳、日本教文社、
・「24時間の明晰夢」
 アーノルド・ミンデル著、藤見幸雄・青木聡訳、春秋社、
久しぶりにミンデルに戻ってきました。

・「Turning Toward The Mystery」Stephen Levine
「めざめて生き、めざめて死ぬ」の著者、スティーヴン・レヴァインの自伝的著作。わたしの英語力ではちょっと厳しいところもあるけれど、後半のほうを中心に、自分の最近の内的体験と重なるところが多いので、英語の勉強をかねて興味を引かれるところを繰り返し読んでいます。

【2006/04/02】
3月に入った頃から、本棚や机まわりを片付けたい衝動にとらわれていました。少し整理してはみたものの、なんとなく落ち着かないままでいるうちに、5年間使い続けているiBookのハードディスクが壊れてしまい、否応無しにハードディスクの中身を整理することに。
とはいえ、少しずつ調子がおかしくなって来ていたときに、データのバックアップはしっかり取っていたので、あとは、あまり聴かなくなっていたmp3ファイルや必要のないアプリケーションなどはもう入れないことにして、デスクトップも出来るだけシンプルにしてみました。ハードディスクの大容量化と高速化でパソコン自体もきびきび動くようになったことと相まって、なんだか気分も一新された感じです。
境港の桜はまだほんの一分咲きといったところですが、大阪はもう桜が咲いているでしょうか。みなさんのところはいかがですか?

【2006/03/07】
毎日の生活の中で体験する一つ一つの出来事が、自分をもっと成長させてくれる、そしてもっと楽にしてくれるための大切なメッセージだとしたら、どんなに安心して生きていけるでしょうか。どんなときでも、一瞬一瞬、宇宙全体から守られているとしたら、これほど心と身体に力をいれておく必要はないのかもしれませんね。

【2006/03/05】
少しずつ、春の気配がはっきりと感じられるようになってきました。セラピーを受けて下さっている方の中にも、新しい環境へ飛び出していく方、休んでいた仕事に復帰する方、仕事を辞めてしばらくのんびり過ごそうとしている方などがいらっしゃって、新しいエネルギーの動きがいろんな形で感じられます。わたし自身も、これまでぼんやりと見えていた何かが、ずいぶんはっきりと見えてきているような感覚を感じているところです。

【2006/02/04】
癒しと成長の道の途中で一番大切なものは、思いやりだということをあらためて思い起こす今日この頃。しかも、他者への思いやりは持てても、自分自身への思いやりがこんなに足りなかったのか、ということがじわりと見えてきた。ちょっと悲しく、ちょっと暖かい気分。

【2006/01/29】
自分の心を見つめ、その静かな中心とつながっていくことは、自分のためだけでなく、あなたとともに生きるすべての人のため。

【2006/01/27】
最近お腹のあたりがゆるんでくる感覚があったので、お腹を意識して呼吸をするようにしていたら、今日は急にお腹が痛くなってきたので、痛みを感じながら少し横になっていました。そしたら突然トイレに行きたくなって、大量の、、、、。ずいぶんお腹に無理をさせてきたなあ、と気づきました。トイレの中でお腹にあやまりながらゆっくりなでてあげました。

【2006/01/05】
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

山陰地方のお正月はとてもおだやかな天気で、年末の慌ただしさからは一転して、ほとんど寝正月となりました。お腹のあたりがずいぶん弛んでくる感覚があって、なんだかほっこりしている今日この頃です。わたしが大阪に来たとたんに寒くなって、特に北日本では雪が大変なようですが、どうぞお気をつけて下さい。

なお、トップページを少し整理して、この「今日の一言」をトップページにも載せるのは止めにしています。

今日の一言へ
トップページへ
Written by Shinsaku Nakano <shinsaku@mahoroba.ne.jp>