ブログより

 

<司法書士試験に合格する秘訣1>

「合格するまでその試験勉強を続けること」です。

そんな当たり前なこと言われても・・・。

私は、何度か不合格を経験しており、

「やめてしまおうか」と思ったこともあります。

(司法書士だけが職業じゃないし・・・)

しかし、試験自体は、

ペーパーなんだから、続けていれば

「いつかは合格できるだろう」という

(今から考えると根拠のない変な)確信みたいなものがあり、

また、そうせざるを得ない環境にもなり、

継続していたところ、合格できました。

「継続」=「合格」だと思いました。

継続するためには、

「根性で」とか「精神力で」とかいうのは、長続きしないので、

(根性は継続性がありません)

 

1、そのこと自体を楽しめるかどうか。

(ある程度、学習が進んでくると楽しみも出てきます)

2、合格している自分を想像し、わくわくする。

(合格の確信にむすびつきます)

3、やらざるを得ない環境や仕組みをつくる。

(家族に宣言する。予備校に通う。

極端な例ですが、試験勉強のため仕事をやめてしまう など)

が有効です。

 

司法書士試験に限らず、失敗を繰り返しても、

試行錯誤しながら継続していれば、

大抵のことは、いつかはできるようになる。

 

<司法書士試験に合格する秘訣2>

司法書士試験は合格して「当然」「当たり前」、

さらに、合格するのが「自然」というところまで

気持ち、意識、イメージをもっていくこと。

(それまではしんどかったけど)

合格した年については、

試験勉強が楽しくできたという感覚がある。

苦労をしたという思いはない。

それは、不安感が非常に少なかったからである。

不安感が少なかったのは、「おそらく合格するだろうな」

という根拠はないけれども漠然とした自信があったからだと思う。

合格しないほうがおかしい(合格するのが当然)

という感覚である。

違和感のない、根拠もないけれども漠然とした自信。

(だから毎年していた願掛けとかはしなかった)

このような感覚になれれば合格する確率は非常に高くなる。

(試験勉強を継続しながら、合格しているイメージを思い浮かべたり、

合格後の楽しいことを考えたりするのが有効)

 

前の職場の同僚と

テニスで対決したことがある。

テニスはへたくそながらも、

地道にスクールに通ったりしていたので、

うまく打ち返す感覚はつかめてきていたとき

であった。

対決は優位に進み、

あと1本で勝ちというとき、

なんとなく違和感が生じ

「戦意がなくなる」感じがした。

そして、逆転され負けてしまった。

気持ちが弱い、つめが弱い、勝利への意欲がない、

油断した、(やっぱりへたくそ)とか言われたが、

これは、今から考えると、

(勝ちたいという願望はあったが)

勝利した自分がイメージできておらず、

「自分が勝つなんておかしい」と感じたため、

負ける方向へ進んでしまったのではないかと

思っている。

きちんとイメージトレーニングをして

「勝利している自分」を思い描き、

勝利は当然というような気持ちになっていれば

負けることはなかったと思う。

 

<学習方法>

今年の1月、

司法書士会支部の研修で、

初めて講師役をした(その時は、

精神的余裕はなく、おなかに力を入れ、

とにかく大きな声ではっきりしゃべることに

集中したのを覚えている)。

その準備では、いろいろ資料を探し、読み、

勉強になった。

自分で講師をしたり、相手に教えたりする場合、

一番学習しているのは相手ではなく講師役本人である。

「講師をするのが一番勉強になる」

とよく講師をされている先生が言われていた。

 

実は、司法書士の受験勉強では、

目の前に大勢の生徒がおり、そこで、

自分が講師をし、教えている場面を想像し、

(講師になったつもりで)

よく、しゃべりながら勉強をしていた。

この勉強方法は、高校のときからしていることで、

高校の期末試験の前になると、

私の部屋から、ぶつぶつと独り言が聞こえてくるので、

気持ちが悪いと妹に言われていた。

先生になったつもりで生徒に教えている

場面を想像し、ぶつぶつと言っていたのを

覚えている。

(どういうきっかけでそのような勉強方法

をするようになったかはわからない)

 

本を読み勉強したけれど、

それが本当にわかっているのかどうかを確かめる方法として、

問題を解いてみるというのがあるが、

このように自分が講師・先生となり、生徒などに教えている

場面を想像し、実際に講義を試みると、

うまく説明できないところが出てきて、

わかっていない箇所がよくわかる。

 

この勉強方法は有効である。

想像力豊かに、本当に講師になったつもりで、

しゃべっていくと、テンションが上がり、

その場面にのめりこんでいき、時間を忘れている

こともあった。