Windows98スキルアップ講座

自動実行されるプログラムの登録場所

自動的に実行されるプログラムの登録場所は、主に3カ所に分類されます。

1.スタートアップへの登録

以下のフォルダにプログラムのショートカットを作成しておく。

c:\windows\スタートメニュー\プログラム\スタートアップ (注:実際のフォルダは半角カタカナを使用しているため、全角に直して記入しました)

ユーザーが自分でプログラムを追加する場合は、ここを利用します。

2.win.iniへの登録

c:\windows\win.iniの「Load=」、「Run=」に登録する。WINDOWS3.1の頃の古い方法。

 

3.レジストリへの登録

レジストリの以下の場所が登録場所に登録する場合がありますが、ユーザーが手を加えるとシステムに異常をきたす場合があるので、注意が必要です。

HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

レジストリに登録されたユーザーがログオンした時に自動実行されるプログラムが登録されています。
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce
レジストリに登録されたユーザーがログオンしたとき時事道実行されるプログラムが登録されていますが、上のものと異なりこちらは一度実行されるとレジストリから削除されます。コントロールパネルの「パスワード」で「ログオン時に各ユーザーのデスクトップ設定に変更する」が選択されている必要があります。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
ここに記述されているプログラムは任意のユーザーがログオンすると自動実行されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce
任意のユーザーがログオンすると一度だけ自動実行され、実行されるとレジストリから削除されます。プログラムをインストールする場合などに、作業用として使われます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunServices
システムを起動する時にここに登録されているプログラムが自動実行されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunServicesOnce
システムを起動する時にここに登録されているプログラムが一度だけ自動実行され、その後はレジストリから削除されます。プログラムをインストールする場合などに、作業用として使われます。