Windows98スキルアップ講座

MSDOS.SYS

ご覧の通り、[Paths]セクションと、[Options]セクションに分かれています。
以下の表の通りの設定項目がありますので、お好きなように変更して下さい。
Windows98-DOS/Vに適用されます。

[Paths]セクション

エントリ 設定可能値 デフォルト 説明
UninstallDir ドライブ・ディレクトリ名 C:\ アップデートインストール時に、復元するためのアンインストール情報を格納したディレクトリを指定する。
HostWinBootDrv ドライブレター C Windowsのシステムブート時に使用するドライブを指定する。
WinBootDir ドライブ・ディレクトリ名 C:\WINDOWS Windowsの起動に必要なファイルの格納先を指定する。
WinDir ドライブ・ディレクトリ名 C:\WINDOWS Windowsがインストールされているディレクトリを指定する。

[Option]

エントリ 設定値 初期値 動作内容
Logo 0 1 起動時にWindows95のロゴを表示しません。
1 起動時にWindows95のロゴを表示します。
BootGUI 0 1 DOSモードで起動する。続けてWindowsを起動するにはWIN.COMを実行する。
1 Windowsを起動
BootMulti 0 1 古いMS-DOSでの起動を禁止する。
1 起動メニューに『以前のMS-DOS』が追加されます。
(古いMS-DOSがインストールされている場合のみ有効)
BootWin 0 1 古いMS-DOSを起動します。
BootMuitl=1(古いMS-DOSが有効)になっていることが条件です。
1 Windowsを起動する。
BootKeys 0 1 起動時のファンクションキー、CTRLキーを無効にします。
1 起動時のファンクションキー、CTRLキーを有効にします。
BootDelay n 2 起動時のキー入力時間をn秒で指定します。
この間『Starting Windows 98』を表示して待機します。
BootMenu 0 0 起動メニューを自動的に表示しません。
F8キーやCTRLキーで表示させることは可能です。
1 起動メニューを自動的に表示します。
BootMenuDefault n(1〜7) 1 起動メニューのデフォルト項目を指定します。
BootMenuDelay n 30 起動メニューのデフォルト項目が実行されるまでの待機時間を指定する。
DoubleBuffer 0 1 DBLBUFF.SYSをロードしません。
1 DBLBUFF.SYSを強制的にロードします。
DoubleBufferに対応したSCSIカードと併用することで、パフォーマンスをあげることが出来る。
AutoScan 0 1 Windowsの異常終了後の再起動時にSCANDISK.EXEを自動実行しません。
1 Windowsの異常終了後の再起動時に、メッセージ表示して確認後、SCANDISK.EXEを自動実行する。
2 Windowsの異常終了後の再起動時に、メッセージなしでSCANDISK.EXEを自動実行する。
BootSafe 0 0 Safeモードで起動しない。
1 Safeモードで起動する。
BootWarn 0 1 Safeモードで起動したときに警告メッセージを表示しない。
1 Safeモードで起動したときに警告メッセージを表示する。
(私の環境ではこのオプションによる動作の違いを確認することが出来なかった)
DblSpace 0 1 DBLSPACE.BINをロードしません。
1 DblSpaceを使っていれば、DBLSPACE.BINをメモリにロードします。
DblSpaceは古いドライブ圧縮プログラム
DrvSpace 0 1 DrvSpaceをメモリにロードしません。
1 DrvSpaceを使っていれば、DRVSPACE.BINをメモリにロードします。
DrvSpaceは新しいドライブ圧縮プログラム。
LoadTop 0 1 DBLSPACE.BINまたはDRVSPACE.BINをコンベンショナルメモリに読み込む。
1 DBLSPACE.BINまたはDRVSPACE.BINをコンベンショナルメモリの上位に読み込む。
Logo 0 1 Windows起動時に起動ロゴ画面を表示しない。
1 Windows起動時に起動ロゴ画面を表示する。
WinVer Windowsのバージョンナンバーが格納されている。
私の環境では、このオプションは無効でした。
NetWork 0 起動メニューに[Safe mode with network support]を追加表示しない。
1 起動メニューに[Safe mode with network support]を追加表示する。
ネットワーク環境がある場合のみ有効。
BootFailSafe 0 エラーがあってもSafeモードで起動しません。
1 起動時に何らかのエラーがあると,Safe モードで起動する。