2002年3月14日
3月1日に、引越を行いました。
今回で5回目の引越になるので、もう慣れっこだと甘く見ていたけど、これがなかなか、今回は特に苦労しました。
引越前後の部屋の距離が60キロあり、以下のような行程を経て、トータル240キロを走破しました。
埼玉→東京 新しい部屋を下見に行く
東京→埼玉 戻る
埼玉→東京 引越
東京→埼玉 残した家財をリサイクル業者へ引き渡しのため埼玉へ
埼玉→東京 引っ越し後の手続きをするため東京へ
東京→埼玉 前の部屋を掃除するため
埼玉→東京 疲れたので、あとは明日にして帰る
東京→埼玉 東京では寝れなかったので(後記)、埼玉へ
埼玉→東京 あまりの寒さに耐えきれず、また東京へ
国道16号と違い、新青梅街道での移動は、プチ渋滞と信号の多さ、道の細さのため、非常に疲れました。
引越前は実質2DKの広さの部屋だったのが、新しい部屋は1K。
当然それなりに荷物(主に家具)をリサイクルショップに売るつもりで埼玉に残してきてありました。
新しい部屋への荷物の搬入を業者に任せ、アパートの周りを見て回り、部屋に戻ると、業者が困り顔で声をかけてきます。
話を聞くと、荷物が部屋に入りきらないという。
部屋の入り口から撮影
入りきらないって……それ以前に、俺も入れないのでは? という不安がよぎります。
左下に埋もれたベッドが見えない、というより、荷物が天井に届きそう。
玄関から撮影
台所も荷物で埋まっている、の図。流し台はどこ?
こりゃ、荷物の整理を始めないと、どうにもならないなと覚悟を決める。
まず、本を本棚に入れることで5、6箱はなんとかなるはず。荷物の上を飛び越え、一番奥の本棚の所まで入り込む。
本の入った箱は、ちゃんと本棚の前に積まれていました。こういうところは親切ですね。
一生懸命荷物を整理する一方で、空いた隙間に新たな荷物を運び込む引越業者。私がかたづけるのを待っていられないのもわかりますが、私の周りに荷物を積み上げ、「荷物が入りましたので、これで失礼します」はつれないお言葉。気持ちは「一緒に片づけてよ〜」ですが、こればっかりは人に頼むこともできません。段ボールの隙間から、搬入終了の書類にサインをすると、早々に帰ってしまいました。
万里の長城を撮影。片づけないと出られなくなった。
そうこうしているうちに、リサイクル業者が埼玉のアパートに来る時間が迫ってきたので、片づけは中断することに。ベッドの発掘が出来ないため、今夜は埼玉で一泊することになりそうだ。
やっとのことで部屋を脱出し、玄関へ。散らかっているように見えるけれど、空中がけっこう空いているので、部屋の中に比べると苦労することはない。
左側は台所。台所が使えるようになったのは翌週のことでした。
以下の物品をリサイクルショップに買い取ってもらいました。
平均、各300円の売り上げ。時間さえあれば、yahooオークションやフリーマーケットに回した方がよかった感じ。
まあ、今回は一刻も早く荷物を売っぱらう必要があるので、仕方がない。
ちなみに、以下のものは破損が著しく、買い取りできないため、ゴミ処理場へ持っていく。
ゴミ処理場は、私と同じように不要品をいっぱいに積んだ車が長い列を作っていました。「あ、あれなんか、まだ使えそうな家具じゃん。捨てるなんてもったいない」と思いましたが、相手も私の処分品を見て同じ事を思っていることでしょう。
スキー板は、ゴミ処理場では扱えないということで、特定業者のところへ運んだ。
さらに、エアコンは、リサイクル法の実施にともない、事前に郵便局でリサイクル代を振り込んでおき、そのときもらうリサイクル券を付けて、特定業者へ受け渡すという非常に面倒なことになっていた。
ゴミの廃棄も手順が複雑になり、簡単に捨てられない雰囲気になっていました。
今回の引越で一番困ったのは、平日に会社を休まないと出来ない処理が多かったこと。具体的には以下の項目です。それぞれ窓口が遠方にあり、1日ずつ会社を休むことになりました。
ちょっといやらしい話になりますが、お金の話です。アパートの入居時に、敷金って払いますよね。今回は短期間で出てきたので、部屋を汚していないこと、フローリングなので畳の張り替えもいらないことなどから、敷金は返ってくるものだと思っていました。でも不動産業者からは、全ての部屋の壁紙張り替えと、部屋のクリーニングおよび殺菌費用の請求書が届きました。
速攻で不動産業者に電話をすると、私の契約には入っていないが、最近の契約書には上記費用の借りる側の負担が明記されているので、支払う必要があるとのこと。
ちょうど市役所に置いてある、消費者センターの発刊物を見ていたら、最近このようなトラブルが増えているらしく、数ページに渡って特集されていました。読んでみると、基本的に部屋の殺菌等の費用は借り主が支払う必要が無いとのこと。
不動産業者と何度か交渉したのですが、不動産業者の方もなんどか裁判を行い、請求判決を勝ち取っていると強気の態度で、なおかつ、一部の壁紙の張り替えは私が費用負担する必要があると考えられるので、敷金で足りるように値下げをしてもらい、和解することにしました。