2009/2



●〜ボナ・ペティ!★ライブ Vol 4〜

大好評(当然、当社比)のこのライブ、4回目を迎えることができました。
毎回情熱を持っておとどけしている比類なきマジック・バラエティー・ショー。
今回の出演者はいま世界のマジック界で引っ張りだこのKYOKO
銀座GIOIAの若手スライハンダーの和田芳仁そして赤坂忍者からは梟(ふくろう)
一人語りの女優・三咲順子とひとりコントのモロ師岡
私ももちろんマジックしますよ。素敵な金曜日のマジカルナイト!お楽しみに!
では、ほどよくボナ・ペティ!(召し上がれ!)

2009. 3 .27(金) at銀座小劇場 開演19:00(開場18:30)料 金 \4,500 (全席指定)
出演:ボナ植木、梟(ふくろう)〜赤坂忍者〜、和田芳仁〜銀座GIOIA〜KYOKO
三咲順子(一人語り 『プロフェッサーの指定席』 )
モロ師岡(ひとりコント 『ボランティア・マジシャンの憔悴(しょうすい)』

チケット申し込み予約はマジックランド→03-3666-4749
11:00〜18:30(月曜日・祝日定休)


●エッセイ集・3ができました。
 A5版 76ページ 1000円。千社札とサイン付。

主な内容:
道具より自身をメンテナンスしろ/マジックを演じる至福の時を噛みしめよ/鏡の前のナルシストになれ/心の傷を癒す常備薬をもて/ライバルを作れ/反省は猿のみにあらず/『きっとうまくいくと思え』は解釈間違い/演技の音声を録音せよ/お金の使い方を考えよ/マニアを大切にすべし/恋愛すべし/果報は寝て待てはあり得ない/人のネタはコピーせず盗め/長い手順は「一歩先行く」思考をしろ/パーフェクトな魔法はするな/メタボは身体のみならず。
などなど。。。
若いマジシャンには特にお勧めですよ。

購入方法は私のライブの時か、あるいは茅場町のマジックランドに置いてあります。
エッセイ集1と2は完売しております。冊数に限りがありますのでお求めはお早めに。
郵送希望の方は1100円分の切手を同封の上、マジックランドにお送り下さい。

103−0025
中央区日本橋茅場町3−5−3−3F マジックランド

--------------------------------------------2009/2/28
なぜマジシャンは新しいアイデアのマジックを求めたがるのか?

もちろん、新アイデアを売って生活しているマジシャンや、マジック店にとっては必要でしょう。

しかし、パフォーマーはその必要があるのでしょうか?

テレビシリーズを持っていたとしても、歴史のない新しいアイデアのマジックを探し求めて、演技をする必要はないのです。

過去からいままで連綿と続いているマジックは無尽蔵といっていいくらいあります。
死なないであるということは、いいマジックだという証拠でもあります。

最近、私が気に入ってやっているのに「風船カード」というのがあります。
これなんぞは何十年前のトリックです。

しかし、今それを見るお客さんは、まったく初めて見る現象です。

お客さんの選んだカードが風船を割るとそこに現れる。派手でスリリングで不思議です。

もちろん何十年前のものより材料などは格段の信頼性があります。昔のものよりそれは増したといってもいいでしょう。

そういったマジックは探せばいくらでもあります。そして演出を現代風、自分自身のセンスにあったものに変えればいいのです。あるいは素材を最新のものに改良してもいいでしょう。

いまだ、リンキングリングは一般のお客様の前では想像を絶するイリュージョンになっています。
それをうまく演技(表現)するのがマジシャンの仕事なのですよ。

スライハンドのカードプロダクションやコインやボールなども古い芸ですが演出ひとつで、ずぅーと永く観賞に堪えられるマジックになるのです。

つまり一般の人は、マジシャンが「このネタはもう知られているんじゃないか」と心配するほど、マジックを知らないのです。

古い書物、あるいは棚の奥にあるマジックグッズをもう一回見直してみると、予想外にいいマジックに巡り会うこともあります。
そんな時、そのマジックは多分こう言っていますよ。
「やっと、私に戻ってきてくれたのね……浮気ばっかりして……ずっーと待っていたのに」と。





ところで
マジシャン・セ口という名刺を持った人に会った。
どう見てもあのセロではない。

「まずいんじゃないの?」というと「これは本名でセグチと読むんですよ」

たしかにはゴシック体、は明朝体だった。

引田夫功も本名ならありなのか? ボナ木直木(ぼなきなおき)もありなのか?と悩んでいるうちに眼が醒めた。

--------------------------------------------2009/2/26
三軒茶屋のジャズ・レストラン「オブサンズ」でのジャマライブ、たくさんお越しいただき感謝。

世田谷エリアの人達がいらしてくれて、私の地元「なあーじゅ」とは違った空間になりました。又よろしくお願いします。

ライブはいつも楽しいし勉強になります。
昔からの友人のテレビ局のディレクターが初めて見に来てくれました。
しかもお褒めの言葉をいただきましたよ。
「はじめて見たけど、こんな質のいいライブをやっていたんだ。びっくりしたよ。楽しかった」

芸人は褒められると調子に乗るから、どんどん褒めてください。
ジャマライブ未体験の方はぜひお越し下さい。
次回3月13日(金)は地元森下なあーじゅ(駅は菊川)でのなんと60回(還暦ではありません)記念ライブです。

予約はなあーじゅへ→03−3635−8366


↓三茶のオブサンズに行く途中に見かけたホワイト家のお父さん。


声・北大路欣也
いいかげんに、空気いれんか!! 店のモン!

--------------------------------------------2009/2/22
お待たせしました。え、待ってない? ま、そういわないで。。。。。

↓エッセイ集・3ができました。
 A5版 76ページ 1000円。千社札とサイン付。

購入方法は私のライブの時か、あるいは茅場町のマジックランドに置いてあります。
エッセイ集1と2は完売しております。
冊数に限りがありますのでお早めに。

郵送希望の方は1100円分の切手を同封の上、マジックランドにお送り下さい。

103−0025
中央区日本橋茅場町3−5−3−3F
マジックランド




さてボナ・ペティ!★ライブに出演のKYOKOさんは、あの有名な『ヘアサロンの幻想』ともうひとつ別のマジックを演じてもらうことになりましたよ。お楽しみに。





中原まこと先生のブログに好の助が載ってますよ。
--------------------------------------------2009/2/18
いやーまいった。ついにくしゃみがでた。

早速、馴染みの?医院にいくと、
「あの薬は段々効いてくるものなんですよ。飲み続けてください」とのこと。

どうやら強い薬ではないらしい。もっとも強烈な薬だと、どこかの財務大臣みたいになってろれつが回らないとマジックできなくなるからね。
他に別の薬もいただきましたよ。

ここで川柳――お別れ会 誤解しないで 花粉症よ

つーわけで昨日は飲みにもいかずに自宅でパソコン仕事に従事。

↓そこで冷蔵庫にあった生クリームをホイップ。そしてパンにつけ上にシナモンをかけて食べました。うまい!


これって結構よくやっていたんですよ。私はお酒も好きだし生クリームも好きなんですよ。やばいな糖尿病になるかも。


20日のジャマライブはほぼ満席です。ありがとうございました。あと1−2人は大丈夫ですが。
なあーじゅ→03−3635−8366




まもなくボナ植木のエッセイ集・3『いいマジシャンになれるかもしれない50の秘訣』
ができあがります。
内容は非常にわかりやすくシンプルです。マジックのタネ同様にシンプルなものがいいんですよ。

タイミングが合えば20日のジャマライブでも購入できるかもしれません。
もちろんサインと千社札つき。

それ以降は茅場町のマジックランドのみで販売しております。
よろしくね〜。
--------------------------------------------2009/2/12
「では4枚のAを使って不思議なことをお見せしましょう」

マジシャンがこういいながら4種類のA(エース)を1組のカードから取り出すことがあります。

この時、観客の誰もがこう感じたり思ったりすることはまずないでしょう。
それは――「マジシャンなら、すっと4枚のエースくらいだせるよな…」と。

従ってこれからのお話はまったく余計なことなのかもしれませんが、その部分をマジシャン側のスタンスとして曖昧なままにして演技をしていいのかということです。

つまり魔法使いになる時のオンとオフの考察です。

魔法が使えるためのオンになる時――あるいは方法といってもいいでしょう――は、どういう時なのか?

●1:魔法の杖(ウオンド)などの道具を使った時。

●2:おまじないを言ったりあるアクション(手の動き)をした時。

●3:仮面とか衣装とかを身につけた時。

●4ー1:この空間がいつのまにか魔法の世界になっている時。(舞台マジック)。
  4−2:自分も知らないうちに不思議なことが起きている状態の時。

●5:憑依(ひょうい)している時。(つまり魔法使いが人間のマジシャンに取り憑いている状態)

このようにオンになるために、その方法や道具によって演出が変わるということなのです。
ではどう考えたらいいのでしょう。

まず確認ですが、マジシャンは人間です。しかし魔法使いは人間でありません。これは大前提です。

――つまりマジシャンは魔法を魔法の国から伝える伝道師の役目なんだと認識すれば解決するでしょう。

例えば、カードが手からたくさんでるカードマニピュレーションにおいてはどうでしょう。
往年のスターマジシャン、チャニング・ポロックはまずケースからカードを取り出しています。

魔法使いならいきなり出してもおかしくはないです。
しかし、こう考えたらどうでしょう。
「人間どもよ、ここに一組のカードがあるだろ?」と普通に見せる。「でも私の手にかかれば…」

彼はすでに憑依して舞台に現れていてこれから魔法を人間に見せようとしているのです。
ならば、彼がこの世のものと思えないほどのハンサムで無表情でも納得できますよね。

また舞台マジックなら、観客がいる今の空間を時空を越えて伝道師であるあなたが魔法の国に導いたと認識してもいいでしょう。4−1の理屈です。

4−2はおどけた感じになります。自分の手から勝手にカードが溢れ出てくる。もちろん自分も驚く。

などなど、演出を考えるにはこれらのことをマジシャンがちゃんと意識するかどうかが問題なのです。
とはいえこれらのことは観客には認識されません。

これらはお料理のお皿のようなものと考えてもいいでしょう。

美味しい料理なら紙皿でも美味しいのですがいい皿を使えばあるいはデザインのいいお皿を使えば「おいしさが増す」ことに違いないのです。

すべては観客に心地いいと思わせるのがマジシャンの基本の役目だと思うのです。

いずれにしてもマジシャンは人間であり、魔法を伝える伝道師だという考えを持てば間違いないでしょうね。

19世紀の近代マジシャンの祖であるロベールウーダンは
「マジシャンとは魔法使いを演ずる役者である」と名言を残しています。

それでは伝道師理論はおかしいではないかとおっしゃる方もいると思われます。
しかしロベールウーダンのいいたかったことは、魔法使いに重きを置いた言葉ではないのです。
マジシャンは役者であるという意識が大切なんだと説いているのです。

その解説は近々発売の「エッセイ集・3」に書いてありますので読んでください。(しっかり宣伝!)

私流にいうなら
「マジシャンとは魔法の国からそれを伝える伝道師を演ずる役者である」というのが正解なのですが、それではかえってわかりにくいですよね。

ロベールウーダンの言葉はそのままでいいでしょう。


ところで、じゃあナポレオンズはどうなのかって?
我々はマジシャンではなく、お笑いですから。。。。何も考えてましえーん!(少しは考えろ!)


あ、もうひとつオンになる状況を忘れてました。漫画家のT井古希一郎先生はお酒が入った時、魔法の国の伝道師になります…。かなり布教活動が活発でエンドレスです。

その時はこっちもいっぱい飲んで悪魔払い師になって対抗しましょう。

(注:伝道師とT井先生は悪魔ではありませんが)

--------------------------------------------2009/2/9
去年、花粉症にかかってから病院にいったら「遅いですよ」とお医者さんに言われてしまったので、今年は早速いってきました。
「いいときに来ましたね」といわれました。
ちゃんと私は学習しているのですよ。
というわけで、花粉症には早めのパブロン、じゃなかった早めのジルテック、を飲み始めましたよ。

これで効くのかどうかは私が見本です。お楽しみに。




昨日の銀座シグナスのライブは日曜日でしたので満員とはなりませんでしたが、むしろホームパーティのようで和気藹々とできました。

サービスで急遽取り入れたネタがあったのですが、そのお陰で素晴らしい方法が浮かびました。
こういうことって家にいて考えてもでてきません、ライブをする意味がまさにそういうところにあるといえるのです。
私には宝が増えました。

お休みなのにお越しいただいたお客様には感謝します。
プレゼントもいただきました、ありがとうございます。
「ジャマライブは展覧会みたいですね」と言う人もいらっしゃいました。確かにいろいろなものが観賞できますからね。
またぜひお越しください。





↓暮れのボナ・ペティ!★ライブに出演してくれたゆうきともさんの本を買いましたよ。
 だましの技術!(ナレッジエンタ読本15)

対談のお相手は騙される?プロの多田文明さん。なかなか面白い本です。
詐欺に騙されないためにも必読←これホント

しかし、ゆうきともさんは知識豊富だねぇ。





そろそろ3月27日(金)のボナ・ペティ!★ライブの内容が決まりつつあります。
チケット販売はまだですが、皆様の予定表あるいは携帯スケジュールに予定だけは入れておいてくださいね。

--------------------------------------------2009/2/4
↓写真はとある北欧のボートハウス






とある学生さんの入学試験で短編映画を作るというので、協力しました。

一次試験はうかったそうで、二次試験は合格者全員同じ脚本での試験だそうです。

その短編にちょい役で出演しました。役どころは大物シェークスピア舞台俳優。
偉そうに話をするシーンを撮りました。一時間くらいだけど、こういうのって使われるのはほんの数秒なんだよね。

完成が楽しみです、というか、受かってほしいですね。将来大監督になって私を使ってくださいね〜よろしく。





三軒茶屋のオブサンズにライブを聞きにいく前にちょっと寄る居酒屋がある。
銚子からの魚がある「さんじゅうまる」というところ。

他に美味しい物がたくさんある。で、その店の箸置きもおしゃれでしょ?
←本当のとっくりよりかなり小さいですよ。

↓さらにキップをもらいました。本銚子(調子)からさらに上り銚子(調子)に、ということです。








ロータリーで講演をやってきました。
場所はニューオータニ。内容は詐欺とマジックについて。

ところで最初の写真は外国のボートハウスではなく、そのホテル近くのもの。



↑この写真で日本だとわかりすぎるほどわかるでしょ?






↑日経サイエンス3月号に「なぜマジックにだまされるか?」の研究が載っています。
外国の論文で、バロー神経学研究所の先生がペン&テラーをモデルに使っています。
(Uさんお知らせありがとうございました)




お世話になった人や愛しい人が最近よく亡くなる……合掌するのみ。。。。

--------------------------------------------2009/2/2
やくみつるの弟は、ほぼみつるというらしい。さらに下の弟はおよそみつるというらしい。




1月は7勝。結構、最近は飲むのに気を使ってる。若くないからね。7日酒抜いていたとは。




三軒茶屋オブサンズでのジャマライブは2回目。漫画家の先生と作家の先生が久しぶりに見に来てくれた。
強烈な新ネタもあって、T井先生は「いやー、二部まで残っててよかった」との名言?をいただきました。
「一回目で帰ろうかな…」と客席で大声で言っていたのは聞こえましたよ。



ジャズとマジックのジャマライブの銀座シグナスは2/8、なんと日曜日です。
したがって、一回目のショーが6時半から。そして二回目は8時です。
早めに帰れますので、是非!!
予約はボナかシグナスへ。上の情報参照してください。




↓写真は山手線内の傘。

これって深夜じゃなくて土曜の夜8時前ですよ。
誰がどう忘れるんだろう。。。。しかも散らかってるし。




明日はまたまた講演会だ。
自分の本業はなんだろうとふと思う、ま、マジシャンは長年やってきたから、他の仕事をしてもいいよね〜。

誰かの言を借りるなら。

『私の職業? <ボナ植木>をやっています』ということかな。