2007/1


--------------------------------------------2007/1/30
★なんと今月は7勝しているぞ。1月なにかと宴会が多いのに立派である、と自分で褒める。




先週は歌いすぎたりライブでしゃべりすぎた。

そのうえ打ち合わせの相手がヘビースモーカーだったので、喉をやられたね。
さっそくいつもの医者に行った。

診察室に入るなり、
「先日息子さんがいらしたけど、芸能関係ですか?」との先生の問いに、
「はい、落語の前座やってます」

「ほほう、それは楽しみですなあ」
「はい」

「今落語が流行ってますよね」
「はい」

「落語家になろうとする人は多いんですか?」
「いやーそうでもないでしょうね」

「お笑い芸人は多いですなあ」
「はい」

「やはり落語のが修行がきびしいでしょうね」
「はい」

「そうですか…じゃあ、いつもの風邪ですね。薬だしましょう」
「おいっ!!診察しろよ!!」





★週刊誌に面白い記事があった。
ビール・ゴーグル効果というものだ。

お酒を飲むと色眼鏡でみることになり女性が綺麗に見えるというものだ。

数値として
1〜50までが普通の女性が魅力的な女性に見える。
51〜100が大したことない女性が魅力的に見える。
101〜 はどんな女性もスーパーモデルに見える。
という。

例えば視力が普通の男性がビール2.5gを飲んで、タバコなどの汚れた空気で薄暗いところで
1.5m離れている数値が55。ちなみに3m離れるとスーパーモデルに見えるという。

お酒での間違いはこうして起こるのであーる。


法則は以下の通り。
「その数値は、アルコール量の2乗と煙の充満度そして距離に比例し、照明量の平方根と観察者の視力の2乗に反比例する」

さっぱりわからん。




←テーブルマジック出演前のボナをお客さんのYさんが撮影。


お客さんがみんな美人に見えたのはお酒のせいではありませんでしたよ。






★3月16日(金)17日(土)に(社)日本奇術協会主催のベストマジシャンフェスティバルがあります。

16日は18:30開演。17日は14:00開演です。場所は日本橋劇場。(水天宮前、人形町などの駅)

当日¥4500で前売りは¥4000です。
出演はナポレオンズ、KYOKO、ブラック嶋田、カズ・カタヤマ、藤山新太郎、松旭斎すみえ、亜羅仁、里一磨

私もチケット数枚持っていますから、コンタクトとれる方はお申し付けください。

なんと!前売り料金の上に(当たり前だ)、ナポレオンズのシール付です。(売り切れたらごめんなさいね)

--------------------------------------------2007/1/28
ここ一ヶ月で他の舞台をかなり見に行った。

暮れには水木英昭プロデュース「ホンキートンク」。お正月はキムラ緑子さん。劇団硝子舞台。それから川崎初夏んの身体を張った?舞台。志の輔師匠のパルコ。そしてジャマライブにも出演してくれた高橋花衣さんの舞台。。。

しかし人の舞台を見るのは勉強になった。このあとも三咲順子さんの舞台もあるよ。
これだけの養分を吸収すると伸長が10センチ伸びた。(ウソ)

その間にジャマライブを二日間。そして初めての試みのホテルでのテーブルマジック・パーティ。



今回はそのパーティの話をしましょう。

ジャズとマジックの公演は単独では4年前からやっていてどうやら形になってきた。
今年はクロースアップマジックに力を入れてみようと思う。
私の場合は古くさく日本風にテーブルマジックと言う。

このショーの基本ポリシーというかスタイルは、まずマジシャンは座っていること。
そして多くて20名の観客。
ふたりずつ順番にマジシャンの近くの椅子に来てもらい途中、前列と後列が入れ替わる。
見やすい状況を公平に提供するのが目的。ただしテーブルのそばに来るお客様は女性のみ。

そしてさらにその前においしい食事とお酒。もちろんおしゃれなホテルという場所。

別の言い方をすれば大人のおしゃれな空間でマジックショーを楽しむということです。

お値段はフリードリンク、ビュッフェ、ショーチャージも入って¥12000です。



反応は上々でした。食事がおいしくて量もあって、なおかつお酒がフリー。いうことないですね。私が見たいくらいだ。

←このホテルの椅子カバーが素敵なんだよね。


↓前列10脚。後列は高さ40センチのプラットホームに10脚。これで見やすい。

うしろの屏風の裏はビュッフェ会場です。

当日いらしたお客様の一部のスナップです。
  

  



↑演技中。マジックショーにもかかわらずお客様は笑顔です。コメディ・テーブルマジック・ショーですから。




言い忘れましたがホテルは水天宮・ロイヤルパークホテル

いろいろな場所からのアクセスもいいし地下鉄「水天宮前」駅と直結しています。
もちろん水天宮もすぐそばですよ。お参りしてくださいね。


次回は土曜か日曜に夕方と夜に設定したいと思いますよ。限定40名になります。

--------------------------------------------2007/1/22
年賀状のもどりがかなりあったけど、なんと宛名が印刷されていないのがあった。

もし年賀状の届いていない人がいたらその印刷ミスだからごめんなさいね〜。許してね。




最近は忙しいなあ。他の演劇をみたり打ち合わせをしたり営業に地方にいったり知人の結婚式にでたり。。。
だから(いいわけだけど)いまのところ酒を抜いた日が今月は4日しかない。
そのうちカイロが2日だから根性で飲まなかったのが2日もある。りっぱだ!
とはいっても昨日は飲み過ぎたなあ。





とあるところで不二家のカントリーマアムを5パック手に入れた。
もちろんネタに使うんだけどね…。


結婚式の余興で「新郎新婦に私から特別なプレゼントがあります。もう手に入らない非常に貴重なものです」といってこれをあげたよ。
場内大爆笑だったな。





今週はまた忙しいなあ、今日も打ち合わせのあと志の輔師匠のライブ。あしたからジャマライブの2日間。地方のテレビにいって次の日はクロースアップ・パーティ。そして笑点の収録。

ああ、もう一週間がすぎてしまう。。。。。

--------------------------------------------2007/1/17
「認知症によく効く薬がありますよ」

「へー、効くんですか?」

「はい、かなりの患者さんを治していますよ」

「へー、で、先生、なんという薬ですか?」

「えーっと…なんだっけなあ…」

「……」



「認知症」と「ど忘れ」の違いをある人が言ってました。

●昨日の夕飯で何を食べたか忘れた――これはど忘れ。
●昨日の夕飯を食べたかどうか忘れた――これは認知症。


したがってさっきのギャグは認知症の認識間違いであることがわかる。

部屋に行った瞬間、何しに来たか忘れることがある。頭の中に沸いた「考え」はまさにシャボン玉。
一瞬で消える。

これは認知症ではなくよくあること。
道順をもとにもどってやり直すと思い出すことがある。

自分の脳でありながらその中は未知の世界だな。


私がメモをいつも携帯しているのは認知症のせいではなく、浮かんだアイデアはシャボン玉と同じだからだ。

もろく寿命が短い。それを写真にとってとどめておくのがメモなのだ。

――愛とアイデアはもろく壊れやすいのだ。。。なんちって。










いま、人から面白いよと言われて読んでいる本がある。

村上春樹の「海辺のカフカ」だ。

上下巻の分厚い本だが、読んでみると確かに面白い!

しかし私はいつも思うのだがこういう本ほどじっくり読むことにしている。
終わってしまうのがもったいないからだ。

もちろん「この先、どうなるんだろう?」と結末まで一気に読みたいのはやまやまだが、作者の苦労?をあっさり読んでしまうのも申し訳ないと思うからね。

ようやく下巻に入った。――しかし「猫と会話できるおじいさん」は実に可笑しいなあ。










写真はプリンセス天功さんからいただいたキュウイ。
彼女の自宅(山梨)の広大な庭で獲れたものだそうです。りっぱな収穫だなあ。。。



中から一万円札が出てこないだろうなあ…









今月のジャマライブは23日(火)24日(水)の二日間ですよ。まだ席がありますので予約してください。
JAZZ・BAR なあーじゅ→03−3635−8366

お待ちしていまーす。

--------------------------------------------2007/1/14
キムラ緑子さんの出ているミュージカルにいってきました。
だいぶ前から完売だったけど、どうにか昼間のチケットを1枚キムラさんがゲットしてくれた。

日生劇場でやっている宮本亜門さんの「スウィーニー・トッド」

主演は市村正親さんと大竹しのぶさん。
ふたりともさすがの演技だね。

キムラさんは「私、歌は苦手なの」というけどちゃんと歌っていたよ(失礼!)
楽屋見舞いにワインを持っていきました。いたるところで活躍しているのがうれしいなあ。







そうそうシャンソン歌手のクミコさんから新年メール。

「今年こそボナさんのライブに行きます」とのこと。

<枯葉>歌ってるから、来る時には曲をかえるよ。

彼女は今年25周年。記念のライブが3/21にある。行きたいなあ。







日生劇場を後にして中野に向かう。

学生マジシャンの堀内大助君が公演を行うとのこと。彼の友人の甲斐君ともどもマジシャン禁制のジャマライブに時々きていたのだ。


劇団硝子舞台というのを立ち上げてその一回目――プログラム上ではゼロ回目――の公演だ。

「映像」と客とからまない「クロースアップマジックショー」だ。

いろいろ詰め込みすぎた感があるけどその意欲は買いましょう。

何かやらないと何も起こらない。

マンネリなマジックをしているプロマジシャンも見習うべき姿勢だと思う。

2回目の――彼らからすれば1回目の――公演も続けてやらないと意味はない。

継続は力なり。


というわけで昼はベテラン俳優の1200名入る大劇場。
夜は新人マジシャンの50名入る小劇場。

完成された舞台と産声を上げたばかりの舞台――両方を見られてある意味感慨深い夜だったよ。。。。





帰りは去年一回だけ友達少ないN原先生といったことのある中野北口のモールを抜けて右、青いLED輝く木のそばの「居酒屋揚治」というちょっとふざけた名前の店(居酒屋兆治ではない)で飲んで帰ったよ。


中野は意外と近いなあ。。。。。また飲みに行こうっと。




↓写真はとある方の還暦祝い。風船に60の文字がある。馬鹿笑いだ。


--------------------------------------------2007/1/11
落語のCDを聴いていて思わず吹き出してしまった。

道具屋で。
「おい、珍しいのあるかい?」
「あるよー」
「なんだい?」
「驚くな、弘法さんが選んだ筆だ」






予測する力――マジックをやっていると先を読んだり、お客さんの行動をある程度予測できる。
それが癖になっているといってもいい。

私は普段でも結構気を使う方だ。それがうるさいという場合もあるが、先日久しぶりに車に乗った時、その癖が役に立った。

自分は右折するために右折レーンに移動した瞬間に信号が青から黄色そして→信号になった。
直進2車線の車は停まる。しかし前もって並んでいた右折の車が私の前になかったためしばらく→信号なのに車がない状態が一瞬横断歩道上に生じる。

ここで予測するのは歩行者が勘違いして渡るケースが予測できる。

当然私はそれを見越して少し減速する。

案の定、左から自転車が走ってくるのがチラッと見えたのでクラクションを鳴らしてことなきを得たというわけ。
小さな子供だったら見えないかもしれないのだ。

道路上は危険だらけ。ジャングルの中と同じ。

細心の注意と気配りが必要なのだ。






といってもうっかり予測できなかったことがあった。

13日で終わってしまうスーパーエッシャー展にあわてて行ってきた。

しかし何を勘違いしたのか、てっきりこの会場に福田繁雄さんのエッシャーの3D「滝」があると思っていたのだ。

中に入ってから思い出した!!
福田先生みずからおっしゃった「BUNKA村には展示してないですよ。YKKショールームにあるんですよ」という言葉を。

がちょーん!!だ。

で、係の人に聞くと「その展示は9日で終わってますよ」とのこと。



あとは福田繁雄デザイン館のある岩手県二戸(にのへ)に行かなければ見られないのだ。。。

いつか行ってみるか…二戸には金田一温泉というのがあるらしいから、温泉浸かって福田アートを見るのもいいかも。

(でも、あるかどうか確認してからいくべし。またどっかに貸し出しているかも)











去年の暮れ、あまりにも運動しない私にカイロの先生がキレて、腕を折られて以来(ウソ)、ちゃんとスクワットをすることにしている。毎朝の日課はスクワットとマジックの練習だ。森光子さんだって80歳過ぎても朝夕スクワットをしている。

そこで時間節約のため、カードを何枚も出しながらスクワットしてみた。これがなかなかいい。
もしステージでカードを出しながらスクワットしちゃったらごめんなさいね。癖になった証しだからね。

--------------------------------------------2007/1/7
『初春に 今年の干支の ししを食う』

←ししなべ

干支を食うといっても丑年(牛)でも焼き肉は食うし、酉年(鳥)でも焼き鳥は食うし、午年(馬)でも馬肉は食うのだ。
ちなみに豚年というのはない。







年末のジャマライブでボーカルの吉澤さんが、出番前に「緊張するんですよ」というので「私も出番前には緊張しますよ」というと「そんなことないでしょ、ベテランなんだから」と言う。

芸歴と緊張は関係ない。私でもジャマライブの出番直前は手に汗がでて、手順を頭の中で繰り返し「ああ、こんなんだったらライブなんかしなきゃよかった」と後悔を何度もするのだ。

だいぶ前に、往年のスターの越路吹雪さん――あの大ベテランでも舞台袖にいる時はどきどきして気絶しそうだった、というコメントを聞いて私も安心したものだ。

適度な緊張はいい結果をもたらすことに間違いない。ただし一旦ステージに出てしまえばなんともないというのだ。

舞台袖――つまり出番前の緊張は必要なんだろうな。
きっと自分で自分のお尻を「しっかりせい!」とひっぱたいてるんだろうな。

そして自分で押し出され舞台にたったらもうその時の自分の力を出せばいいだけだ。



よくマジシャンは楽天的になればいいというが、ノーテンキでは困る。

「人事を尽くして天命を待つ」ではないが充分な練習をしていたのならその「楽天的」は許される。

しかし練習も充分しないで「ま、なんとかなるさ」ではいけないのだ。

手順の中での最悪の場合のバックアップも充分した上で「うまくいくだろう」はいいけどね。

なんとかなるさ」と「うまくいくだろう」とは同じ楽天的な感じがするがえらい違いがあるのだ。

マジシャンが演技をする前に必要な「メンタルまじない」は「手に人と書いて舐める」のではない。

「充分な練習」と「うまくいくだろう」のふたつの要素だ。


つーわけでいまだ朝起きてからの練習はかなりしてる。
ファンカードプロダクションは左右できるようになったし、クロースアップもやってるぜ。
風呂に入ればジャズを歌ってる。

ああ、これ以上、マジックもジャズもうまくなったらどうしよう。。。。
ああ、これ以上、女性にモテたらどうしよう。。。
ああ、自分の才能に苦悩する人生なんて、、、、、もう嫌だ……
(…誰か止めてくれ)









先日、とある方が主催した「なあーじゅ」での新年会に飛び入り。
写真はその時の様子。知っているお顔もいらっしゃいますよね。
  





明日(8日)朝10:10から、先日のマルコ・テンペスト+前田知洋の再放送がありますよ。

--------------------------------------------2007/1/3
寄席が終わってから家の近所の福寿司さんにいった。

おいしい鯛もあったよ。
で、特別料理を作ってくれた。

↓ウニの春菊巻の銀あんかけ。


うまくて甘くて香りがよくてしつこくなくて後味がいいよ。。。。






正月に思うことではないかもしれないが、急に自分のお通夜と告別式の時のBGMが決まった。

お通夜はなんといってもナット・キング・コールの「スターダスト」――これをエンドレスで。

告別式はスティービー・ワンダーの「心の歌」これもエンドレスで。ああ、悲しいし暖かい!


これを家族に伝えたら「あれ?密葬だってゆったじゃん! お通夜も告別式もないよ…」
「えっ!」
「あ、生前葬なら自分も聞けるよ」――なるほどって、おい!


しみじみと今この曲をヘッドホンで聴いてます。。。。。。。ぜったい死なんぞ!






さてますます歌が冴えている?ボナ植木のジャマライブは23日(火)24日(水)です。予約はお早めに「なあーじゅ」にどうぞ。



下の写真はクロースアップ・マジックのパーティの案内状。
お試しショーのため、いわゆるゲネプロ?のようなものなので関係者のみ配ろうと思います。



うまくいったら今年はこれを随時やる予定ですので、よろしくお願いします。
場所はとあるホテルです。



やはりクロースアップ・マジックと言うより、誰がつけたか「テーブル・マジック」の方が日本人には向いているかも。

先人は偉いよ。

--------------------------------------------2007/1/2
今年の目標!
なんていつも書いてるが、ここに書いておかないと歳のせいで忘れちゃうんだよね。


◎ジャマライブの続行と時々銀座や他の場所でも。
◎クロースアップの会を本格的に。1月にとりあえず関係者のみでお試しクロースアップパーティを予定。
◎出版関係。マジック以外の本もだしたい。
◎プロデュース的なマジックショー。私が司会でバラエティショーを組む。

◎あとはお酒勝敗の確率をあげる。
◎カイロにいって身体の調整を続ける。


しかし何事にも思い立ったらやるべきだね。
ジャマライブなんていうのはあと10年早くやっていたら自分がかなり変わったと思う。
ま、いまやっているからまだいいけどね。。。。

何事も早くやるにこしたことはないよ。




これから寄席の仕事。

前座さんは小遣いかせぎの貴重なお正月。

あれ?私もヤツにお年玉やらなきゃいけないのかなあ。。。。。