2004/11

--------------------------------------------2004/11/29
昨夜、パソコンのセキュリティのパスワードがわからず、ああだこうだとしているうちに、そのソフト自体を消してしまった!
あはははは!! ふー。ダウンロード版だからCDないんだよね。。。。
無駄な時間と体力使った。

自作のPCATパソコンの頃もああだこうだで一晩かかったことあったもんなあ。
結局、明け方に、部品がきちっとハマってなかっただけだった、なんてことがあったな。
あれって落ち込むね。。。まさに徒労そのものだ。



私のサイトを見て志の輔さんを見に行ったマジシャンがいた。
メールで「素晴らしかった!」との報告。なぜか私もうれしいよ。



12月まじで忙しいなあ。去年とはくらべものにならないくらいだ。
ノイローゼになるかもしれんなあ。
でもそんなときは、曲が浮かんだり、いいアイデアが浮かんだりするんだよな。
不思議だ。そんな時はずーとノイローゼでもいいと思ったりするよ、不謹慎だけど。


今週も一週間が始まるぞ。
テキトーに頑張ろう。


で、ダジャレクイズを一発

もっとも古いホラー映画は?





答え:サイコ(最古)
うーん、まだ元気だな。今日はNHK収録。
あ、まだ「まる得マガジン」やってるよ。
--------------------------------------------2004/11/27
笑点の打ち合わせの後、渋谷パルコの「志の輔らくご」を見に行った。

いやー驚いた。感動した。
それは二席目の「ダブル・ブッキング」という公民館ホールの二重受付をしてしまった係の人情話だ。

ここでは内容を書けないが、ひとり芸の落語の最後の最後にあんな演出が待っていたとは!
話しだけでもジーンとくるのに、あんなことされたんでは思わず心が動いて目が潤んだよ。

見た人は結末を他の人に話さないように。。。。。
マジックの結末を先に言うようなもんだから。

しかしマジシャンは一体、何をしているんだ!努力しろ! 
と自分にいいきかせた。
公演は11/25−30。12/7−12まで。

さらに驚いたことに前の席にマリックさんがいた!
ちょっとお話をして一緒に楽屋に行き師匠と楽屋見舞い。

お二人ともパワフルだなあというのが実感。師匠には最新刊の本を差し上げた。



最新のSFマガジンは「矢野徹・追悼号」だよと、マニア?からメール。
このマニア、私が持っていることを自慢していた筒井康隆「邪学法廷」の載ってるSFマガジン1968年5月号をなんと古本屋で探しだし、しかも300円で買ったヤツだ。くやしいな。

久しく遠ざかっていたけど、SFマガジン最新号、買ってみるかな。
報告ありがと。

--------------------------------------------2004/11/26
昨日、東京駅で知らないオッサンが声を掛けてきた。
「いやー、マジック、孫に見せたら大喜びされたよ!」
どうやら「まる得マガジン」を見たらしい。
「これ飲みなよ」と缶酎ハイをもらった。……これから仕事なんだけど、でもうれしいね。



今発売中のPLAYBOYはブルーノート特集だ。ジャズ好きなら買った方がいいかも。
表紙は例の「クール・ストラッティン」
(SOMETHINGの2004/6/18にも書いてある)


しかも中味にこのジャケットの別カットが載っている!うれしいなあ。
こういうのをみると、得した気分だ。


この「世界一有名な脚」のレディは、当時のジャケットデザイナーのリードマイルスのアシスタントの女性だそうだ。
昼食に向かう途中、撮影したものだそうだ。
うーん、そんな裏話しが、わくわくするのは、なんでだろうな。
ミステリーが佳境に入ったり、マジックのタネがわかりかけたような感じと同じかも。




↑ しかも付録にプレイメイトカレンダーが付いている。
こういうの興味ないのになあ。。。。
でも捨てるとゴミが増えて環境に悪いしな……とっておくか、しょうがない…。

今のビッグコミックに2本のマジック話が載っている。
山口六平太と五月原課長だ。
マンガのネタになるということはいままさに空前のマジックブームだと思うよ。
毎度言っているけど、こんな時代が来るとは思わなかった。
長くやっててよかった。。。。

--------------------------------------------2004/11/25
NHKの「まる得マガジン」が始まった。
テレビ画面を見て驚いた。やはり二日酔いの顔をしている。
テキストの時とは撮った日が違う。テキストの顔の方が生き生きしているな。

唇の下に吹き出物も出来てるし。。。。。
日記を見たら前日、飲み屋をはしごしていた。

画面では無理して笑っているけど、頭痛いし気持ち悪いし、吐く息もクサかったはずだ。
「二日酔いでやってるのかぁ」と思って見ると楽しいかも……。
笑っているけど、カラ元気だなぁとわかるよ。
みんな、マジメに仕事しようよ!! と自分にいいきかせる。

でも「種明かし」の部分を「レクチュアー・解説」と表現しているところなんざあ、オツなもんでしょ?



さて忙しい合間を縫って本を書き上げた。採用されるかどうかわからないけど出版社に送ってみた。
これを専門用語で「アポなし原稿送りつけ」という。編集部も迷惑な話だ。

こういうのって好きだね。
惑星探査機のようで楽しい。。
つまり結果がでるまで時間がかかるということだ。

うまく惑星に到達するかどうかは数年かかるし、同様に原稿が出版社に通るかどうかもわからない。
けっこうスリリングな楽しみだ。

で、もうひとつ、本の原稿を仕上げなければならないのだが、締め切りは今月中。これは予定が決まってるけど、急に没になることもあるのだ。日の目を見るのはまだ先だな。


でもちょっと先の未来が存在するのはうれしいよ。
それがデートであったり、飲み会だったり、何かの発売日でも、バーゲンでも同じこと。
スケジュール帳の近未来に一個でも予定があると、うれしいよね。
もちろん仕事以外のね……。

これから大阪でテレビ撮りだ。

12月のスケジュール!
見たくない……

--------------------------------------------2004/11/22
角砂糖が消えるそうだ。
確かに喫茶店でもどこでもスティック状のものばかり。
となると、角砂糖を使ったマジックの名作もできなくなる。

角砂糖に好きな一文字を鉛筆で書いてもらう。それを伏せてテーブルに置く。
それをマジシャンは文字を見ないように手にとってコーヒーに入れる。
相手の掌をそのカップにかざす。
するとその文字が、相手の掌に現れるのだ。

素敵なマジックでしょ?

でもこれが段々できなくなる。

このマジックのすぐれた点は、相手の書いた文字がその筆跡のまま浮かび上がるということだ。

タネは巧妙だ。
文字の書いた角砂糖をマジシャンが取るとき、親指に文字面を押しつけてしまう。
だから鉛筆で書く。
親指の逆文字を今度は相手の手を添える時に掌に押しつけてプリントしてしまうのだ。
するとまったく同じ文字が印刷されることになる。
うーん、実に素晴らしい!

このマジックを知った砂糖業者は、生産中止を撤回するかもね。



今日からNHK教育の5分番組「まる得マガジン」でマジックが始まるよ。
2:55(再9:55)です。よろしく。
テキストも発売中です。



ああ、仕事が詰まってきたぞ。。。。とひとりでぼやいてる。
個人的に今年中にだそうとした本の原稿の完成も遅れている。もう少しだな。

--------------------------------------------2004/11/21
マジックブームが続いてる。

先日は読売新聞、夕刊フジ、週刊ポスト。
さらにプレイボーイ、毎日新聞、このあとも続く。

それにともない「マジックの解説もお願いします」となる。
我々は昔から種明かしを雑誌テレビでしてきたが、はっきりいって同じようなものを繰り返してきた。
それでも日本国民全員にタネが知られるということはないのだ。

何を言いたいかというと、一杯いる若手マジシャンにも取材がくることになる。
そこで彼らの種明かしのマジックがどんなものかが問題なのだ。

つまり、そこで新しいマジックを種明かしする必要はないということ。マジックマニアにとっては当たり前の定番マジックで十分だということを理解してほしいと思う。
取材にきた記者が驚いて、しかもその人が自分でもやれればいいわけだから。

いいマジックは大事にしましょう、と言いたいね。

年末になればなるほどその手の番組、雑誌が多くなる。
みんなでこのマジックブームを少しでも長く持たすためにも。



しかしいやな事件がある。
奈良の事件の犯人! ぶっ殺してやるぞ!



この事件と関係があるかどうかわからないし、語弊があるかもしれないが、あやしい事件の裏にテレビゲームの影響って絶対あると思う。


シューティングゲームといったって大昔の温泉の娯楽コーナーなんかにあったものは「クレー射撃」ぐらいだった。
粘土の標的を撃つゲームだった。
今はコンピュータのお陰で、いや、せいでリアルな人間映像を撃つことができる。
それを子供の頃からやっていたら、どんなことになるかは簡単に想像がつく。

メーカーそしてソフト開発者に言いたい。殺人ゲームは作るなよ!

その点、マジックは健全だ。

明日からはNHKで5分間マジックが始まる。
そして今夜の「おしゃれ関係」は前田君だ。


マジックでいやな浮き世から離れてみたいね。
--------------------------------------------2004/11/18
東京に地震がきたらという予測が発表された。
あははは!! 我が家のある墨田区は絶望的だぞお。
飲み屋はツケで飲むことにしよう。



私の文字が汚いことは以前にも書いた。
今回読み直したメモでどうしても読めないのがあったが、今朝やっと判読した。
メモの文字はこう読める

「ニセタイ”コの作り方、今ならしたりを仕込む」

なんじゃ?さっぱりわからん。
イに”があるんだよな。したりって何だ。

で、結果はこうだった。

タイ”コ→タバコ
したり→LED
『ニセタバコの作り方、今ならLEDを仕込む』
となる。


私の父は趣味でマジックをやっていた。
子供の頃、茶の間で父がニセのタバコを作っていたのを、そばで「ふむふむ」とつぶやきながらよく見ていた。

白い画用紙を切って糊でタバコの筒状にする。
先をちょっと焦がす。
次にタバコの箱にある銀紙を少し丸めて筒につめる。
赤のサインペンでその銀紙に色をつける。
糊を先端に付けて、灰皿に残ってるタバコの灰を付ける。
すると火の点いたタバコに見える。

本物のタバコを吸って煙を肺にためておいて、そのニセタバコを吸って煙りを出せば、本物に見えた。

工作好きな私にはたまらない作業過程だったので、自分も作ってみたことがあるが、小学生はタバコは吸えないので煙りは吐けないから、ただぷっかーと吸ってる真似だけだった。
実に様にならない。早く大人になりたいと思ったよ。
でも紙と銀紙と赤ペンと糊と灰で「火のついたタバコ」になるって、かなり魅力的だった。

とそれを思い出した時、「そうか、いまなら赤いLEDを使って、フィルターのところにスイッチを仕込んで、ちょっと噛めば、LEDが点灯し、吸ってる感じがするかな」とメモしたというわけ。もうあるのかな、そんな製品。

テンヨーにはシンプルなフェイクタバコがあったけど、今もあるのかな。




クロースアップマジックブームというのはわかるが、年配の方が言っていた。
「トランプなんか、不思議だけど長時間みれないなあ。飽きちゃって、当たろうが当たるまいがどうでもよくなるよ」

確かにお歳を召した方には、テレビでは見づらいかも。
すると次にくるのはサロンマジックそしてイリュージョンマジックブームかも…。
まだまだマジックブームは続いているぞ。

日本テレビの夕方の番組「汐留スタイル」(関東エリア)でマジックコーナーが定着した。毎週火曜日だ。
23日は休日だからないが、30日はあるよ。
12月は山上兄弟に一任。1月はナポレオンズの予定。

その汐留のそばの横断歩道には踏切警報機があるよ。




ついでにダジャレ写真をひとつ。。。なーんだ?
これをガソリンスタンドに貼っておくといいかも。





答え:火気厳禁

うーん、まだまだ元気があるな。。。。

お、今日はボジョレー解禁だ。
--------------------------------------------2004/11/15
あ、また明日、日本テレビの「汐留スタイル」が入ったよ。関東地方の人は見てね。



ちょっと前の新聞広告にこんなのがあった。
「仮店舗オープン! タイムサービスあります。ティッシュ5箱100円、米1,5キロ100円、卵100円、お茶100円…」
おお、安いなあ。
ん?、仮店舗オープン??? へんな日本語だ。
しかも商品は100円のものが5−6点あるだけで、大きなチラシなのに、他の商品の紹介がない。
実にもったいないチラシの使い方なのだ。

さらに小さい文字で「当社は健康食品、製品を扱っている会社です」とある。
さらに「お子様連れはご遠慮ください」とある。お店で「子供ご遠慮ください」はソープランドぐらいだろう。

マジックでいうミスディレクション(誤誘導)にしては稚拙だ。
本来の目的は別のものを売る会社だとすぐわかる。
これでも、行く人がいるからこういう業界が、存続できるんだな。
でもこの手の商売って30年以上前からあるんだよなあ。

世の中の詐欺にひっかかる人はバカではないのだ。ただ冷静な判断ができない状態になった時、ひっかかるのだ。
私だって甘言を受け入れてしまう可能性がある。
酔っぱらった時に、お店の綺麗なお姉さんに「ねえ、ブランデーのボトル入れましょうよ」と言いながら腕を組まれたひにゃあ、「あ、い、いいよ」
と言ってしまうのだ。
マジックをしているからといった過信は禁物だぞ。



福岡県宗像郡福間町で国民文化祭というものがあった。
そこでマジックコンテストがあり、我々はゲスト演技と審査員をした。審査は他に工藤武雄さんと小野坂東。
コンテストを審査するというのは、勉強になる。
いいところもあれば反面教師ということもある。
出演者はビデオ審査があって全国から選ばれたアマチュアマジシャンだ。
(出演者を知りたい方はこのpdfファイルを見てください)

知ってるマジック関係の人もちらほらいらした。
セオさん、綿田さん、浅井さん、江沢さん、伊藤さん…みんなマジックが好きなんだなあ。

今のブームは各地域のマジック同好会が長年培ってきたといってもいいだろう。
「マジックやってます」というと奇異な眼で見られた大昔とは違い。今はアマチュアの人も自信をもって胸をはって「マジックやってます!」といえる時代になったね。
こんな時代がくるとは、マジで思わなかったよ。長生きはするもんだ。



マジック道具のサ●チップ製作で有名な林千万樹さんが亡くなった。90歳を越えていただろう。
怪人だ。
あの、エジプトのベニハッサン洞窟にあったカップ&ボールの壁画を自ら探しにいった人だ。
年老いてもずいぶん精力的な人だったなあ。
亡くなる数週間前に、とあるマジック業者の人に本人から電話があったそうだ。
「オレはもうすぐ死ぬから、後は頼んだよ、よろしく」と。

やっぱり怪人だったな。
安らかにお眠りください。

◎以下、マジシャンの方に業務連絡
林さんの墓参りするときは、必ずサ●チップをつけて合掌のこと。

--------------------------------------------2004/11/13
気が付いたら111111というカウンターを過ぎていた。その日は11月11日だ。おめでたい。
するとキリ番を踏んだ方からメールをいただいた。長野の大日方さんという読者だ。
ありがとう、また訪れてね。



墓石を200基も壊すとは、ばちあたりなバカがいる。
墓石(はかいし)を破壊したのは誰!(ってオレが不謹慎だ)
うちの墓もあの近所にある。



新しい本がでる。池田書店の「コミュニケーションマジック」(¥950+税)
マジックの本は久しぶりだ。11月22日発売だよ。
企画から2年たってる。面白いよ。




例の「ナポレオンズへの道」の第二弾が出ることになった。
確かに東急ハンズなんかにいくと、いろんな会社のマジックグッズに混じって我がグッズも山積みされている。売れているんだなあ。で、すぐではなく、これから商品を選ぶわけだが中国製品のためコピーが多い。それらをナポレオンズグッズとして選ぶわけにはいかないので苦労する。
選んだら解説もわかりやすくこっちで書くわけだ。同じような製品がある中で、その点は結構まじめにやってるんだよ。



最近また旅が多い。
羽田に着いた時、荷物の出てくるコンベアーの所に無造作に置いてあった。
AMMUNITION BOX→意味はなんと弾薬箱。
いいのかなあ、ほっといて。




これから福岡県宗像郡福間町公民館にいくよ。マジックコンテストがあるんだよね。
しかし、マジックブームはまだまだ続いているなあ。。。。。
--------------------------------------------2004/11/9
しかし天皇皇后両陛下の威力はすごい。
新潟地震の被災地を訪れたのだが、どんなタレント、議員よりもみんなは喜んでいたし勇気づけられたに違いない。
大したもんだ。



先日紹介した本――「広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由」は、なかなかわくわくする。
この本は<フェルミ・パラドックス>の本だ。
フェルミさんは物理学者。彼の提唱したパラドックスは以下とおり。

『宇宙人がいる証拠が見つかってもよさそうなのに、いるようには見えないという矛盾』のことである。

それに対しての50の解を検証するのだが、360ページの本の最後には「結論」という項目がある。あ、そこに行きたいがもったいない気もする。

解の中にはいろいろある。地球は宇宙人の作った動物園だとか、プラネタリウムだとか、★と★との距離があまりにも遠いとか、惑星系はめったにないとか、向こうは呼びかけてるのに合わせる周波数がわからないとか、向こうが通信する気がないとか、生命が誕生して間がないとか…ほら♪、なんかそそるでしょ?

とにかく、そんな宇宙で地球人として生きてるだけで希有だし、ま、生きてるだけでいいかと思えるでしょ?
この考えって結構、好きだね。悩みが無くなるよ。



宇宙人には会わなくても、初めて会った芸能人は誰かと自問したら、すぐに
古賀政男と答える。

もちろん小学校低学年だと思うが、テレビで審査員をしていたから顔や風体は知っていた。
日本橋の三越だった。古賀さんは何かを買っていたのだが、途中ポケットの金時計を取り出して時間を見ていたのを今でも鮮明に憶えている。父に「あれ本物?」と聞いたことも忘れていない。
バカな質問をしたものだ。世の中に古賀政男もどきが複数いるとは思えない。しかし、ブラウン管にいる人が目の前にいるという現実は幻のようだった。
父は「本物だよ」と答えてくれた。

すると天皇陛下に会うってどんな気分だろうかとも思ったよ。
チャンスはある。園遊会に出るか、余興に呼んでいただけるか、文化勲章をもらう時か。
ちょっと将来、楽しみが増えたかな。。。。。

でも尊敬するスライハンドマジシャンの今は亡きフレッド・カップスと握手した時は、ちょっと震えたね。

日本全国に行って、我々を生で見た子供達にはどういう印象が残るのだろう。
ま、芸能人も宇宙人も似たようなもんだが。。。。。

--------------------------------------------2004/11/7
人間は褒められると成長したり、やる気がでたりする。
先日のイベントの司会者は実にうまかった。

「さ、今はマジックブームです。マギー審司も売れてきました。でもこれから出演する彼らがずうーと長い間マジック界を支えてきたから、このブームがあるのです。ご紹介しましょう。ザ・ナポレオンズです!」

うれしいね。褒めてくれてありがとう。やる気がでるぜ!!

ファンのサイトで先日のムーンライダーズのコラボのレポートが載ってる。
そこでも褒めてくれる。ほんとにうれしいよ。やる気がでる。ありがと。引退するのはまだやめよう。

あのライブ以来、ギターの基本指運動を毎日してる。プロのギタリストを見るとやはり基本に忠実だと目の当たりに見てわかったよ。
あ、もちろんマジックのボールの基本運動も毎日してるよ。




仕事帰りに飲み屋にいくと、「仕事の件で落ち込んじゃってね」と言ってる人がいたが、まだ落ち込んでるといえるからいい方だ。そう思えるもうひとりのクールな自分がいるんだから、立ち直るのも簡単さ。
ホントに落ち込んだら、そうも思えないはずだからね。。。。

近所のT井歯科医院の若先生とよく飲み屋で会う。
私が、焼酎のボトルキープを自前で持ってきた薬瓶に入れてるのを見て、先生も薬瓶を持ち込んだ。
「いやー、2〜3回洗浄したんだけど、まだにおい残るな」って、おい!使用していたやつかい!!
ラベルにイソジンと書いてあった。

←左がT井先生の薬瓶。右がボナの。取り扱い注意とある。
確かに飲み過ぎると身体に毒だ。

以前、バー・ラボという名前のバーを考えた。
ラボラトリー、つまり実験室をモチーフにしたバーだ。
グラスはサイズ様々のビーカー。ビアグラスは逆三角型計量フラスコ。ボトルは全部薬瓶。量を計るジガーは試験管。お通しの皿はシャーレ。醤油さしは時計皿。マドラーはガラス棒。
カクテルでシェイクするときは遠心分離器。もちろんバーテンダーは白衣。
トイレの表示はラバトリー。
どう?だれかやらない?




ドップラー効果というのがある。音源が動いていくと周波数が変わるから音が変わって聞こえることだ。救急車のサイレンやレーシングカーの爆音、駅を通過する列車の音。
ドップラー効果を歌で実験してみよう。

♪ドップラーはみんな生きている。生きているから楽しいんだあ。手のひらを太陽にぃ♪

失礼ぶっこきました。




新幹線に乗って、東京から名古屋を過ぎてしばらくすると右手にSANYO電気のソーラーアークというものが一瞬見えるときがある。線路に近いためなかなか写真に撮れなかった。

巨大な太陽電池発電だ。これで工場の電気をまかなっている。
岐阜羽島にあるとは知らなかった。
車で通ったので撮影できたよ。

緩い凹面になっているから、飛んでる飛行機が偶然、焦点のところに入ったら燃えちゃったりして。

うーん、あまりにも非科学的な空想だ。自分が恥ずかしい。
いま読んでる本は「広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由
面白そうだよ。夢がないけどね。。。。。
--------------------------------------------2004/11/4
ドラえもん募金をした。
新潟への寄付だが、電話でできる。一回通話すると100円だ。ちゃんとドラえもんがお礼を言うよ。
0990−53−5000



バットマンの敵役にキャット・ウーマンがいるが、ハル・ベリーはなかなかそそるよね。今度の映画は彼女が主役だそうだ。このコスチュームって女王様マニアにはたまらないだろうな、って、あれ?そう思ったのオレだけ?



昨日の休日は知り合いの人に頼まれてボランティアで養護学校の文化祭にいった。
家族や近所の子供達もあつまって、私ひとりでマジックをやった。
野外ステージなので炎天下できつかったが、近所の子供達や養護学校に通っている生徒達の歓声が青空に響いていったよ。
汚れた私の心?もすがすがしくなったなあ。。。。。。



東京堂出版のザ・マジックの最新号(61号)に島田晴夫さんのインタビューがあって、映画「ヨーロッパの夜」(1960年)でのチャニング・ポロックのハト出しの演技はカットを多用していて、1羽ずつ撮影したというのだ。

チャニング・ポロックのことを知らない人にちょっと説明するけど、いまから45年前のナイトクラブのショーを集めたこの映画で、彼の演じたマジックに世界中が驚いたのだ。

いまではマジシャンの原型になっているが、当時画期的なマジックスタイルだったのだ。
なにしろ怪しげな道具を使わずに、ハンカチを丸めるだけで生きた鳩を出現させるという衝撃のマジックだったからだ。しかもハンサム。のちに映画俳優にもなった。
彼の主演の「怪盗ロカンボール」という映画を見たことあるよ。

さて、カットを多用した理由に、当時のカメラやフィルムは感度が悪く、かなりのライトを使うため鳩が弱ってしまうし本人も汗だくになるからだという。
だからあんなにスマートな服なんだ、という話しが載っていた。
(マジックを知らない人でも洋服にタネを仕込むというのは想像できるでしょう?)

果たしてそうだろうか?

早速、ビデオで映画「ヨーロッパの夜」を検証してみよう。
カット数は全部で10カット、4分28秒だ。



1)登場→シルク2枚取り出し→No1の鳩

2)その鳩を助手に渡す

3)シルク1枚→No2の鳩

4)1枚のシルクをしごく→2枚になる

以下のカット5は長い

5)その2枚→No3の鳩
  黒いスカーフ→No4No5の2羽同時の鳩だし
  ファンカード手順→カードがシルクに変化→そこからNo6の鳩

6)その鳩の裏からファンカード

7)カードの1枚消し

8)カードのスローモーション撮影

9)シルクを使ってのカードプロダクション→そのシルクからNo7の鳩
  一枚だしからファンカードプロダクション

10)鳩を1羽助手からうけとる→空中に放ると白いシルクになって舞い降りてくる。

こうしてみると1羽づつ撮影したというのはすべてではないことがわかる。
現にカット5のNo4,5,6羽は身体に3羽も仕込んでいたことになるが、燕尾服はスマートな形をなしている。
つまり、単なる服ではなく、むしろフレームの入った鎧と言った方が適切だろう。形がくずれないからね。

ちなみにNo3は身体以外のところからスチールしている。

もっともプライベートフィルムでもこの手順をノーカットでやっているのを見たことあるが、服はスマートのままだ。やはり改造してあるからだろうね。
しかもその手順では最後に鳥かごの消失をやっていた。



マジックとは関係ないが、昔のミュージカル映画では結構カメラの長回しがあった。だから当時の役者は力量がなければ務まらなかったろう。
フレッド・アステアなんか完璧にカットなしで踊っているもんね。
いまでいうところの橋田壽賀子の長ぜりふと同じだ。


で、気が付いたことは、こんな検証は私が引退してからすりゃいいのにと思ったよ。老後の楽しみをひとつ減らしてしまった。

--------------------------------------------2004/11/1
とうとう11月だよ。
サイトで日記を書いていると時がたつのが早いと実感してしまう。いやだね。去年はどうしたとか一昨年はどうしたとか、手書きの従来の日記より、写真もあるから読んだ時その実感がわくよ。
芸術祭のリサイタルからもう1年だ。
ね、早いでしょ?



新札がでる。まだ本物は見たことがないのだから、詐欺をする人は今がチャンスだろう。それらしきものを作れば寸借詐欺ができるので、善良なみなさん注意してください。
あ、我々のマジックで1万円を千円札2枚にするのがあるが、仕込みの千円を新札にしなくちゃな。

新札はホログラムがついていて傾けたりすると文字が浮かぶ。
そのとき福沢諭吉や野口英世、樋口一葉の顔も「泣き笑い折り」にしておくと、ついでにウけるかも。



すぐ近所に美術館がある。東京都現代美術館だ。ときおり行くが、今回ピカソ展をやっていたので覗いてみた。
なかなか興味深かったな。1930年代からのわけのわからん抽象的な絵画は、いまとなっては見慣れているが、当時の人は驚いたろうし、手本のない時にそれを新たに生みだしたのはすごいパワーだと思った。
まさに芸術は爆発なんだよな。
そして、芸術には女が影響することもよくわかったよ。

あ、オーソン・ウエルズの「フェイク」という映画でピカソの話があったな。その映画ではオーソン・ウエルズ自身が結構マジックをやっていて面白かったよ。

美術館で1936年4月3日という日付のはいった絵の絵はがきを買ってきた。4月3日は私の誕生日だからね。もちろん1936年生まれではないが。タイトルは『若い女の群像』だと。
←右上に年号がある。よくモデルが怒らないなあ。

昔のピカソ展のポスターが売られていた。一番高いので290万円だと!…ポスターでだよ。もちろんサイン入り。



近所の家がテレビの「ビフォー・アフター」に応募したら当たった。今、カメラとかが入ってるようだよ。
どんな家になるんだろう。
先に写真とっておこうかな。



NHK教育の「まる得マガジン」という5分番組があるが、マジック教室が始まるよ。
「誰でもできる簡単マジック」
講師は初心者編がナポレオンズ、カード編がマーカテンドー、パーティ編が摩耶一星。
11月22日(月)午後2時55分から。当日の午後9時55分から再放送。
テキストは11月15日に発売予定。



世界第2位のYUMIちゃんのHPでハロウインを「西洋版お盆の百鬼夜行」とあったが言い得て妙だ。
といっても絵が浮かばん……



10月は台風に地震にイラク。。。。「神無月」というけど本当に神も仏もあったもんじゃなかったな。
さ、世の中暗い話しばかりだけど、11月は新たな気持ちでいこうぜ〜