2004/4

--------------------------------------------2004/4/29
再度のお願い:更新催促はご遠慮ください。(おめーだよ!)

写真は先日、とある方の還暦バーティでのショット。生ギターでブルース演奏にのって即興で歌をうたっているのは御本人のY子さん。
う〜いーえ、アンタだってぇ〜アンタだってぇ〜いつか還暦ぃ〜、60,70,80すぐ来るさあああ〜いえーぃ

ブルースっていうのはノリなんだよな。。。。
そこでマジックを見せた。「ビル・イン・レモン」という相手のお札がレモンに入るというマジックを披露したけど、それが一番受けたね。私のそれはレモン2つ用意して、相手が自由意志で選んだ方のレモンを切ると、中に入っているという演出。もちろん証拠の破片もぴったり合う。選ばなかったレモンにはもちろん何も入っていない。

マジックをメインにした番組が進行している。私の周りだけでも3件ほどある。いったい世の中どうしたんだろう?
確かにマジックは裏も表も興味深い素材だ。それに人間心理や歴史や経済やどんな切り口でも料理できる素材なのかもしれない。いい切り口をするのが番組のプロデューサーの腕の見せ所なんだよな。我々はその中で諫めたりサポートするのも演技以外の仕事の大きな部分だろうな。
マジシャンにとって、今は演技だけ出来ればいいという時代ではないのだ。

本を2冊紹介。
 ←大橋ツヨシ「エレキング・3」(講談社)
相変わらず可笑しいよ!幸せになれるよ。
店先の魚を狙うネコと魚屋のオヤジとの息詰まる空間、それはまるでサッカーのPK!!

 ←地球大進化(NHK出版)
編集に携わっている人からいただいた。昔、このヒトはこのような編集仕事をするようなヒトじゃなかったんだよな。
深酒、夜更かし、ギャンブル、その他もろもろ…

地球大進化よりこのヒト大進化の方が驚嘆するよ。。。。
--------------------------------------------2004/4/26
いやー、ワイン飲み過ぎて二日酔いだ。空きっ腹にワインは酔うね。

大臣が国民年金未納。「お詫びしたいと思います」って、あやまってないじやん。
マジックでカードを選ばせて「えー、そのカードが何であるかを、あててみたいと思います、と考えている次第で、そのことに善処したいと思っている今日この頃です…」とおんなじだ。

神保町の古本屋でファッションの本をみつけた。。表紙が燕尾服のイラストだった。
1955年のイギリスの本だ。

鳩だしの名人チャニング・ポロックの頃の燕尾服はパンツにプリーツが入っていて、シルエットがいい。今のは何かスマートになりすぎてる感じだね。バランス的には、腰がちょっとふくらんでいる方が燕尾とのバランスがいいような気がするし、ポロックの鳩消しの演技の時、どうみてもズボンのポケットから丸めたシルクをすんなり取り出してるように見える。それだけポケットの中に余裕があるのだと思う。

昔のシルクのマジックで、ポケットを裏返して「何も入ってないですね」という動作がよくあったけど、ファッションによってはそれができなくなるというケースもあるね。

久しぶりに、燕尾服、作ってみようかなあ。。。。。
でも外国人が似合うのは肩幅が広くて、足が長いからだろうけどな。


…これからテレビ撮りだけど、酒臭いかなあ。
--------------------------------------------2004/4/24
イラクでスペインが撤退する。それにともない他の国もそうするんではないかという懸念がある。
テレビでキャスターがフリップをしめした。
そこには「ドミノ撤退」と書いてある。
さらにキャスターが「つまりドミノ倒しのように次から次と…」と手で倒れる様を見せた。まあ、新しい言葉だからそれでもいいんだろうけど、私には違和感があったな。

昔「ドミノ理論」というのがあって、一国が共産化すると、隣の国もそうなるという理論だ。もちろんそれはドミノというゲームからきていて、別にドミノ倒しのようにという意味ではないと思う。
子供の頃なぜか、家にドミノがあったが、私にはわからないゲームだった。サイコロの目が二つ並んでいるような板で、同じ数字を次々につなげていく。そんなところから、ドミノのように共産化が次々起こるということだと理解したけどね。時代が変わると意味も変わってくるんだね。だってドミノなんていうゲームしてる人見たことないなあ。

アナログ・ゲームで結構ハマったのは、水道管ゲームだ。カードゲームで水道管をつなげていくわけだが、途中「水漏れパイプ」などを相手に置いていじわるしたり、ミニチュアのスパナを置いて修理したりして、上がるというゲーム。結構人数がいると面白かった。ただし四畳半のこたつの上じゃできません。今でも売ってるのかな。マジックのパケットトリックにも使えた。

小学生のころ、友達とよくやったのが「名探偵ゲーム」だ。2つ折りのボードを拡げるとそこにはいろんな人相風体の人の絵がたくさん書かれていて、そうだなあ、100人はいたような印象がある。
ゲームの親が犯人の特徴を一つずつ言っていくのだ。たとえば「犯人はメガネをかけています」「犯人はひげがはえています」などのヒントで、早く見つけた人が勝ちというゲームだ。
「犯人は女装しています」というとスカートにすね毛の人が犯人――でもこれって、記憶違いだったかなあ。なにせ40年くらい前の話しだからな。


とある出版社の人が原稿をみてくれるというので持って行った。いろいろ有意義な時間を過ごせた。もちろん本は水物だから、出版できるとは限らないけど、この売り込み作業はおもしろく楽しく為になるね。
今回持ち込んだのもマジックの本ではないよ。

そのあと近くにある「The HOLMES」というシャーロック・ホームズのマークのついたバーに行った。中はもちろんホームズだらけ。場所はテムズ川ではなく隅田川の近くの浅草だ。ちょうど駒形どぜう屋さんの斜め裏、角にある。10人くらいしか入れないが、なかなかおいしいビールを飲ませてくれるよ。
←入り口。 ←お店の林さんが頼んだエールビールが到着したところだった。
帰りにはホームズのシルエットの入ったメモ帳をいただいた。ホームズマニアにはたまらんだろうな。

詳しくはホームページで。The HOLMES
あー喉乾いたあーーー!

--------------------------------------------2004/4/22
イラクで拉致されたジャーナリストの安田さんは、スカーフの巻き方を教わってやってみせると、拉致した仲間に受けたらしい。さらに別の仲間がくると「やってみせろ」というので、スカーフを巻くとまた受けたという。
マジックでも同じような反応がある。人にやって見せろというパターンだ。

もし、私がイラクで拉致されたらどうなるだろう。聞くところによると、拉致した仲間に女子供もいたというから、テロリストではなく部族の自警団らしい。
そんななか解放されるためにマジックを見せたら、きっと喜ばれるだろう。しかしあのアラビアンナイトのように千一夜、マジックをし続けなければならなくなったら大変だ。
1001個もできるマジックはレパートリーとしてないからね。。。。最後はボディマジックで力つきるかも…


左手の握力トレーニングを始めた。やはりギターを長時間やると手が痛くなってくる。握力つけるぞ!
なんせ70歳過ぎのジャズピアニスト穐吉敏子(あきよしとしこ)さんが、過去に手の手術をしたとはいえ、今もダンベルをもって手首のトレーニングをしていた。恐るべし!プロフェッショナル!


今は亡き名人フレッド・カップスのDVDを注文した。いやー今、生きていたらどんな演技を見せてくれたろう。。。50代半ばで亡くなってしまったのは実に悔やまれる。

フレッド・カップスのことはF版アワーのボナ植木「手品師の裏側」No86:「天才手品師はなぜ逆手でフタを閉めるのか?(その1)」にも書いてありますよ。

お願い:2〜3日、HPを更新してないからといって、クレームのメール等はご遠慮下さい。あんたとあんたとあんただよ!

--------------------------------------------2004/4/19
最近心配なのは、何でも仕事を入れてしまうマネージャーT嬢からもらうスケジュール表だ。
その中に「サマーワ慰問寄席」とか「アルジャジーラ・ミラージュ・ライブ」なんていう文字がないかびくびくしている昨今です。

あちら方面の生活は日本にいては想像できないことがある。中東ではないがモロッコにいったことがある。

砂漠ではその広大さと何もなさに「神に頼るのもわかる気がするな」と思ったし、車で砂漠を移動中、銃をもった兵士に遭遇。なんでもアルジェリアの国境をはみでたという。でも砂漠なんだよね。「砂しかないのになんで国境を越えたとわかったんだろう」と不思議がったり悩んだりしたものだ。

また道路を走っていればいきなり複数の兵士に止められたりした。
通訳にきいたら、助手席にいたテレビカメラマンがかついでいたベーカムというプロ用のビデオカメラが、小型のバズーカ砲か何かの武器に見えたというのだ。

争いがたえない国は今世界に沢山あるという認識はしておくべきだろうね。日本で争いといえば隣近所くらいのことだからなあ。。。。。

オリンピックでも世界を五大陸にわけているように、やはり地球は、とてつもなく広いのだ。おおまかに5つにわけたって、そこに住んでる人の考え方は違う。さらにもっと細かくわけたら、もっと違いがでてくる。
今、飛行機やインターネットでいろんな国や土地を身近に感じるだろうが、それが間違いのもとなのだと思う。
確かに距離的には縮まった感じはするが、だからといって、その国の人種、習慣、思考、すべてに近づいたと思ったら間違い、だから紛争がいたるところで絶えないのだ。。。。
うーん、イラクやイスラエルの問題は難しいなあ…


ミステリー・マニアのヒロ・サカイが「植木さん、『葉桜の季節…』が気に入ったなら、我孫子武丸の『殺戮にいたる病(講談社文庫)もおもしろいですよ」
と、言われたので読んでみた。おお!おもしろい。最後の一行で愕然とするよ。良くできてる!ミスディレクションも巧みだった。


バンド練習にひさしぶりに行った。鬼のバンマスがもっと鬼になっていた。すっげー難しい譜面ばかりだった。こりゃあ、まじめにやらんと弾けないな。。。勉強しなおすかな。

さて家のリビングにはカードやら四つ玉やらが置いてある。
いつでも手にとって練習できるからだ。仕事のために早朝起きてねぼけまなこでも指にボールをはさんでるし、酔っぱらって這って帰っても、カードをバックパームしたまま寝こんでしまうこともある。

でも最近ギターにいそしんでいるからそっちばっかり練習している。先日ギター練習していて、ふと横をみたらオードリーと目があってしまった。それはまるでこう言っているような悲しい目だった。

「ボナ、いいの?マジックは練習しないで?…」

ごめんちゃい。。。今日からやります。

(ところでオードリーの入ってる額縁って、どっかで見たことあるでしょう?)

--------------------------------------------2004/4/15
写真家の橘蓮二さんの本がでている。
寄席・芸人・四季
ほとんどの芸人が載っている。もちろんわれわれもなかなかいいショットであるよ。
白夜書房で¥3800なり。将来、貴重な記録になるかもね。

「蛇にピアス」に再挑戦したが、どうもいかんなあ、なかなか先に進まん。。。。おじさんには無理かも。

FM局のJ−WAVEから出演依頼が来た。ジャズ好きだと知ったプロデューサーさんからだ。
日曜深夜ルーシー・ケントのBODY&SOULというジャズ番組だ。
いいのかなあ、私がでて。。。だって過去の出演者は、森山良子さん阿川泰子さん渡辺満里奈さん山咲千里さん村上ポンタ秀一さん。。。続いてボナ植木っていうのもなあ。。。実現したらうれしいけどね。まだ先の話しだから。
でも歌うわけじゃないし、ギターも弾かないから安心あれ!

宝島社の「ニッポンの誤植」――笑いが止まらん!!あははは、ひっく!電車じゃ読めん。

←あなたに球根したら、琴割られた。

去年のFISMで買って来たチューリップが咲いた。植えた時期が遅かったので、ちーせー!
(あれ?外国から球根、持ちこんじゃいけないんだっけ?おかしいなあ、カバンに入っていたんだよなあ。誰が入れたんだろう?)
――買って来たと書いてあるのは誤植です――
--------------------------------------------2004/4/13
視聴率がでたよ。
イラク事件があったり、各局最強番組をぶつけたから、ばらけたね。

NTVマスクマジシャン:10.1%
TBSドリフターズ:11.9%
CXめちゃX2イケてる:13.6%
テレ朝ビートたけしのこんなはずでは:11.0%
TX土曜スペシャル新鮮とれたて春の味:7.5%

なんといってもイラク人質報道のNHKニュースが19.5%
そのあとの野球が17.7%
他局に比べて数字はよくないが、この状況でのこの数字は、合格なんですよね。ということは、またやると思うよ。。。。

植草一秀教授がのぞきとは…。
あの人がねえというのはよくあるケースだけど、まさかあの先生がこんなことをするとはね。きっと、若い時から勉強ばっかしてここまできた人なんでしょうね。
よく学び、よく遊び、は遠藤周作さんの本のタイトルですが、まさに勉強ばかりじゃだめで、遊ばなければまともな大人にはなれないし、味のあるマジシャンにはなれません。
もちろん私のように?よく遊び、よく遊びでもいけませんが。
この事件を考えながら、他の有識者をテレビで見ると、この人も何かあるのかなあ、と思っちゃうよ。
(誰だ!ボナもありえると思ったやつは!!)

そしてマジックでも実生活でも挙動不審は目立つのでやめましょう(?)。


ウエッブ」(蜘蛛の巣)という、観客の手の裏にいつのまにか蜘蛛がくっついているというマジックがあるが、インパクトが強すぎてお蔵入りをしていた。
なにせ、女の子にこのマジックを見せると、泣く人もいるし、飲み屋でやると「きゃ〜きゃ〜!!」と叫びながら店内を走り回り、コップやら皿やらテーブルなどを「わーわー!」と絶叫しながら破壊し、ドアを蹴破り、表にでて止めてあった自転車などを蹴倒したりする人がいたからだ。

しかし先日の箱根クロースアップ祭の「押入の隅っこで…」というコーナーでこれを取り出してきた。
もちろん改案?した。
まず観客の一人に両手をだしてもらう。3枚の白いカードをみせ、その掌に伏せておく。
おまじないをかけると髪型を7−3分けした普通のおっさんの顔が3枚に現れる。
そしてまた掌に置き、おまじないをすると今度は3枚ともハゲ頭のおじさんの顔になっている。
「実はこの人はカツラだったのです。では、そのカツラはどこへいってしまったのでしょう。もう一度、片方の手でそのカードをおおってください」というと、なんとその手の甲に小さいカツラがひっついているではありませんか!?

もちろん、このマジックのタイトルは、ずばり「ウィッグ」(カツラ)…。

ところで「よく頻繁にHPをアップしてますね」といわれるが、このコーナーで、文章だけなら午前中の1時間くらいでできます。また写真をいれるとなると、なんだかんだで2時間はかかるときもあります。

もっとも前の晩に飲み過ぎていたらアップはしません、自分がアップアップの状態ですので…。あはは。

--------------------------------------------2004/4/12
週末は忙しかった。マジックランド主催の「新・箱根クロースアップ」に参加、次の日は山梨で仕事だから早朝ホテルを出たから、レクチュアーなどはみれなかった。
でも充実した時間だったし、いろいろ考えさせられたし、ためにもなった。

押入の隅っこで」という、プロデューサー小野坂さとしの考えたコーナーで私は出演した。
買っても使えなかったネタというのはあるもので、それを引っ張り出してちょっと演出をかえて見せたというわけ。
みなさんに喜んでいただけたようで、私も勉強になった。このコーナーはおもしろいかも。

写真左は夕食の時の乾杯をするマンガ家の高井研一老(仮名)先生。ダンディだ!
右は11時間後の翌朝6時のダンディな先生の寝顔。
←BEFORE   AFTER→

夕食の後、ちょっと時間があったのでマスク・マジシャンの日テレビル消失を見る。参加した人が「あれ?今日は生中継じゃないの?」ときいたので「そうです、それ風にやってますから、私が箱根にいたと言わないように」と口止めした(?)。

さて、箱根のメイン・マジシャンはアメリカの<アルモンド>
カードやコインマトリックスはうまかった。
ミリオンカード(ファンカードプロダクション)手順をやっていたが、あのミリオンカードでは客席の右半分の客は彼の体がジャマでみえなかった。きっと普段ステージでやってるマジシャンとは思えないね。水晶ボールのジャグリングをやっていたからストリートマジシャンぽい。

でもマトリックスは不思議だったな。

ただ観客の服を投げたりしたことに対して「うーん、マジックはうまくても、彼をパーティに呼びたいとは思わないな…」とある人がつぶやいた。
自分(ホスト)が、そのマジシャンをパーティに呼んで他の人を楽しませたり、またマジックに驚いたり感動している姿を想像して雇うわけだが「彼を呼んだら心配だよ。いい客の前でやってるとは思えないな…」とも言った。

なるほど、いいマジシャンかどうかは、<自分が主催したパーティに呼びたいと思うかどうか>で判断できるともいえるな。今、頭の中でいろんなマジシャンが浮かんだよ。。。。内緒

そのあと一人5万円でセミナーを受けた人が8人いたそうだ。その内容はきいていない。ネタはともかく内容はどうだったのかな。。。。

本を数冊ゲット。
噂の「トランプと悪知恵」、これは楽しめたなあ。久しぶりに教本を見ながらカードを手にとったよ。著者は若干26歳の佐藤総さん。
TOY BOX」、栗田さんが「ファンカードやビリヤードボールの歴史がおもしろいですよ」というので買ってみたが、確かにこの調査は興味深かった。
掌パーム・22」、本の特集だった。トンさんが「時代を感じるなあ」と言っていた。
あとは静岡の岡本さんから、故・蓮井彰さんの「異人見聞録2」をいただいた。懐かしいとともに歴史の資料として重要だと感じた。

おみやげはイラク駐留軍用に作ったといわれているアメリカ軍用バイスクルデックだった。
ケースは暗い緑色。バックは黒インクだ。<TACTICAL FIELD(戦場)>用と書いてある。



これなら夜、警備の時、ポーカーをやっても目立たないし、野営地の夜、赤色ライトでもわかりやすい赤色のハートとダイヤ仕様だ。さらに防水加工もされて、ヘビーデュティーなカードになっている。これでビル・イン・レモンをやったら濡れないカードがでてくるのかなあ。
陸海空、空輸中でもOKとあるけど。アメリカ人はご陽気だなあ。。。。。さしずめ日本なら軍事用ゲームボーイを作るんだろうな。

睡眠不足のまま仕事にいった。
朝7:07の箱根登山鉄道で小田原へ。7:50のロマンスカーで新宿へ。9:30の特急かいじで石和へ。なんかあったら間に合わないな。やはりトラベル・ミステリーで殺人を犯すのは無理だろうし、実践はできないと思った(別にする気はないが)。
さて
山梨の八代町は桃が花盛りだった。。。
一緒に出演した石原詢子さんとは、昔からよく仕事をしたなあ。今日は彼女から今川焼をもらったよ。
演歌のステージでは妖艶な大人の女性の印象だけど、楽屋でのすっぴんは実にかわいい!少女みたいだったよ。

しかも夜、新宿にもどったら高井研一老(仮名)先生が新宿で手薬煉(てぐすね)ひいて待っていた……。
「こんどはアンタが乾杯の音頭をとってよ…」
って、ふたりで飲んでるのにかい!
--------------------------------------------2004/4/8
ぐげ! 昨日、「所さんの笑ってこらえて・幼稚園のマジックショー」を放送していたらしい。
去年の11月に撮ったものだから、すっかり忘れていた。お知らせできずに、ごめん。

せんべいはバリバリという音がたつほどイイと言われているが、私の好きなのは、濡れ専――もとい―濡れ煎だ。
歳とって歯が悪いからという訳ではない。子供の頃から、わざわざ煎餅をお茶なんかに浸けてふにゃふにゃにして食べるのが好きだった。

あのやわらかい食感と、しみこんだ醤油タレが相まって実にうまいのだ。

先日、水天宮のかどの煎餅屋さんに「濡れ煎ありますか?」ときいたら「濡れ煎はありませんが、割れ煎ならありますけど」と言われた。発音は似てるが、まったく違うもんだ。オレは外国人か!

気が弱いから「じゃ、それください」といって買ってきた。いわゆるくずだ。九助ともいう。。。。完全ではない、つまり十ではないところからきてるらしいが。うーん、くずも結構うまいもんだ。コーヒーにもあうぞ。

うーん、私のマジックもぱりぱりっといきたいが、どうも濡れ煎のソフトなタイプがいいようだね。切れ味わるそー。

ギタリストの白井良明さんが錦糸町にきたのでちょっと打ち合わせをした。ライブを一緒にやるかもしれない。そのあとレコーディングの打ち合わせがあるというので(当然彼の方が)、飲まずに別れたよ。

散ったサクラの大量の花びらは一体どこへ消えてしまうのか不思議だな…。

深夜、パソコン作業をしていて喉が乾いたので何か飲もうと、キッチンに行った。ライトのスイッチをついうっかりWクリックしてしまった…当然、ライトはつかなかった。むなしい。

そろそろ「蛇にピアス」読んでみるかな。
--------------------------------------------2004/4/6
私の生まれ故郷の錦糸町に、ジャン・レノが住んでいるとは知らなかった。
(なんてね、錦糸町のマンションのコマーシャルに彼がでていた)


クロースアップ・マジシャン前田知洋の演技は、どんなお客の前でも可能だけど、果たしてそれでいいのかと思った。つまり、いやな客のつっこみにも臆せず演技をつづけていくことができるが、それをするとますますお客は熱くなる可能性があるということだ。

私だったら「あのね、マジックはタネがありますので、いろいろ詮索すると、ばれておもしろくないですよ。」
というね。そのほうがお互い楽だもん。

でもそれは杞憂だ。彼はひょうひょうとして好感が持てるから、観客と演技者との敵対勝負にならない。
つまりガチンとぶつかるのではなく、ひょいとかわしていくから、観客は熱くならないんだろうね。
むしろ自分(観客)にその熱くなった分を向けているようだ。
「あっれー、なんでわかんないんだあ」「あっれー、さっきあったよ」「えー、指で押さえてるのにー」となる。

マジックは、人間の素顔をかいま見せるからおもしろい。得する人損する人、いろいろ観察できてためになった。東大卒の菊川●さんは、視聴者にはどう写ったかなあ。。。
お見合の席でマジックを見せたら、本性がわかっていいだろうな。でもこっちの態度も見えるから、お互いさまか。。。


あーあ、二日酒抜いた。私にとってこれを近年まれにみる快挙といわずして、何を暴挙というだろう。
――文がむちゃくちゃだ。
やはり禁酒は知的作業の妨げになる?
ただし、先の前田は酒は飲まない。優秀なマジシャンは酒をのまんのだ。。。

人間性が見えるのはマジックの時の反応だけではない。

このインターネット時代で個人がサイトを作って公開しているが、文章を読むと、意味がわからないのもある。
子供の頃から国語が苦手な人には、メールもあるし、酷な時代になってきたな。

文章の意味がよくわからないのは、アップする前に何度も読まないからだと思う。繰り返しチェックしてみればある程度、直せる。
ひとつの方法として、その文章が他の意味にとることができるかどうかチェックするのだ。

たとえば、

●食事のあと君が彼女にキスをしたと聞いた。

という文は以下のように書くとそれぞれ意味が違ってくる。

●君が彼女にキスをしたと食事のあと聞いた。
●彼女にキスをしたと食事のあと君が聞いた。

ということは本当の意味にとられるように「」は区切りや順を変える必要がある。
そうすれば誤読はされない。

それからワープロのせいで誤変換のままサイトに文章を書いている人がいるが、誤字が多すぎると、その人の無知をさらけだしているから、どんな偉そうなことを書いても薄っぺらだということがよくわかる。
よくいえば、過去を顧みない前向きな人ともいえるが…。

自分でよく間違えるのは「いう」と「ゆう」
「い」抜きもおおい。「してる」「言ってる」

あと注意しているのは同音異義語。よく間違える。
たとえば「かえる」という漢字も一杯あるよ。

変える、返る、帰る、替える、変える、換える、代える、飼える、還る、孵る。
それぞれ意味が違うから、ややこしい。

「彼女は帰る」と「彼女は蛙」ではえらい違いだ。

戸行っても、各言う綿師でも後編勘や五時はあるから木を漬けよう。

--------------------------------------------2004/4/5
誕生日にはいろんな人たちからいろんなものをもらった。
もっとうまくなれとジャズ・ギターの教本をくれた人もいれば、お茶、恐竜、ビールをおごってくれた人もいた。他にマルサリスのCD「THE MAGIC HOUR」、2400円の高級ユンケル、ピックが入る手製のブレスレット、猫のおきもの、ティファニーの折りたたみ靴べらなどなど…。
それに、お祝い金、そして電話、メール…みんなありがとう、うれしいよ。

その日はプリンセス天功、マスク・マジシャン、ふじいあきら、前田知洋とのスタジオ撮りだったが、夜遅く近所のジャズバーなあーじゅにいった。
バースデーケーキありがとう、マスター!

で、「枯葉」を歌いながら、枯葉に見立てたファンカードプロダクションをしてみたが、マジックのウケはいいし、歌は前よりうまくなってるよ。。。。。と自画自賛、ま、誕生日だったから許してね。


風車の弥七さんが亡くなった。

いつも思っていたのだが、あの風車はどこに隠していたんだろうか。懐から出したようには見えないし、もし大量に持っていたら、それ専用の隠しホルダーが必要だったろう。
もっとも、あれが飛んできてから、本人が現れるから、取り出すところは見えていない。それにその1発だけだから、持ち運びには苦労はしなかったろうね。

たぶん、かんざしのようにちょんまげに刺していたに違いない。どうせ忍びの者だから、人の目にふれることがないから、格好いい悪いは関係ない。素早く取り出して投げやすいところにおくに決まってる。
それはランス・バートンが襟のうしろにトランプを隠して、取り出すのに似ている。

しかも物理的に考えるとあの形状は投げて飛ぶとは思わない。だってメインローターのないヘリコプターのテイルローターと同じだから、あのまま投げたら回転してしまってまっすぐには飛ばないはず。へたをすると自分の方に飛んでくる可能性もある。かっこ悪ー。

ま、それだけ弥七さんのテクが航空物理をも上回るということなんでしょう。

そうそうさっきのマスク・マジシャンとの番組の放送は4月10日(土)夜7時から日本テレビで。。。
今日はスーパーテレビ特別版。日本テレビ夜9時から。
前田知洋がメインマジシャンだよ。我々もコメントで出演。

写真はテレビ局の駐車場にあった天功さんの小型道具運搬用の車。このタイプは現金輸送につかわれる車。つまり重い物専用の特殊車両だ。まじで現金があったりして…。

本人はロールスで来てたよ。

マスク・マジシャンが特殊ゲートを使っての日テレビル消失?
撮影:ボナ植木

高知のキャスパーさんが「ナポレンズへの道」を紹介してくれてます。
--------------------------------------------2004/4/2
世の中、かわいそうな話しはいたるところにある。先日、業者の方から聞いた話だ。
彼が舞浜の大きなホテルに仕事にいくと、フロントあたりで子供が泣いて、親らしき人がホテルマンに文句をいっている。
なんと、この日は珍しくディズニーランドが休みだったのだ。地方から来た家族なんだろうね。

「なんで予約したときに、その日はディズニーランドは休みだと言ってくれないんだ!」
「いやー、すべてのお客様がディズニーランドのお客様とは限りませんので…」

そりゃそうだけど、あのあたりはみんな提携してるんじゃないのかな。。。。それが親切ってもんだ。
もっともフロントマンがあのマギー司郎さんだったらいいだろうね。訛りをこめてにこやかに。
「あのね、今日はね、ディズニーランドはね。休みなのよ。ミッキーさんもたまには休まないとね、病気になっちゃうでしょ?そのかわりね、浅草の花やしきならやってるよ、一度いってみてくださいね、いいところだから…じゃ今日はこれでおしまい」

よけい怒るつーの。

でもその子供が将来、恋をして、そのエピソードを恋人に楽しそうにそしてにこやかに話すだろうな、ディズニーランドで…。

写真は飛行機から撮った富士山。きれいだね。下に写っているのはエンジン。