2003/7/24(木)

朝、ハーグから運河の街アムステルダムにロケバスで移動。ちょっと小雨が降ってきたが決行。
東京駅のモデルとなったビル。
ロケで使う貸し切り水上タクシーは狭い。運ちゃんはちょっといい男だ。
船の上のひかるさん。(西田ひかる写真掲載許可番号005:マナセプロ社長・曲直瀬道枝)
いかん!また西田ひかる生写真コーナーになってしまった。
雨を待ったり、撮り直したりで運河を行ったり来たりして昼には終える。

午後はコンテストを見る。出場者の中には、レベルが低すぎて演技の途中カーテンが閉まることがある。12人の審査員のうち8人がNGボタンを押すとカーテンが閉じることになる。
ベルギーの2人組はひどかった。あまりのつまらなさに会場からブーイングが飛ぶ。こういう状態を目の当たりにするとパフォーマーはどきどきする。いつか自分がこのブーイングを受けるんじゃないかと、潜在的に不安になるのだ。昨日はブーイングがなくてよかったよ。
で、なかなかカーテンが閉まらない。審査員のエスウインさんが舞台袖にあがっていき、スタッフに何かいうとカーテンがしまった。あとで聞いたら、NGボタンが故障していて、審査員がみんな押してたらしい。
マジック初体験の添乗員三田真希さん曰く
「何か、身体の服の裏に器具みたいなのがついてるのが見えたりしました。ああいう道具があるんですね」
下手なマジシャンは種明かしより罪が重いぞ!
昨日のコンテストで私の横向きマジックに似ているのがあったそうだ。
もうコピーか!いやインスパイヤーか?

今日の日本人コンテスタントは、まずは「田中まこと」「KYOKO」、ふたりとも切れ味がよくて受けていた。
「五十嵐笑子」もそつなくこなしていたよ。彼女は鳩をオランダのスター「ハンス・クロック」に借りたそうだ。
「誰から借りたの?」「ハンスクロックというオランダのマジシャンみたいだよ」「あんたね、そりゃ、エリック・クラプトンにギター借りるようなもんだぞ」
ハンス・クロックを知らなかったようだ。
「愛佳」は季節はずれのサンタクロースで受けていたね。

雨もあがり、夕方再びロケ。カフェでマジックのシーン。

夜は参加者全員があつまるパーティ。正装して参加する人が多い。
私もネクタイ姿で参加。途中で16歳高校生マジシャン能勢裕里江さんと写真。フレームの左外に彼女の師匠のスピリット百瀬さんが睨んでつぶやいた。「肩に手置いたから、3万円ね…」って本気ともとれる。


遅くいったためあまり食事がなかったので、トンさんと高井さんとでエスケープ、そして近所の日本料理店「元気亭」にいく。そば、寿司、冷や奴、日本酒。
さてそろそろ終わりの頃に私がギャンブルを提案。
高井さんとトンさんからクレジットカードを徴収、小石は持ってこなかったので、私とで3枚のクレジットカードをシャッフル。上着のポケットに入れて、店員に1枚ひかせ、そのカードの持ち主がこの会計を持つというゲームだ。女性の店員が楽しそうに参加、みごと高井さんのカードを引き当てた。
(断じてフォースではない)
で、ふたたび残りの酒をトンさんと飲み続けている高井さん。顔が暗い。トンさんは余裕。
 カードにサインしているところ
後ろの美女はカードを引いた店員さん。日本人ではない。

店を出ると、ほろ酔い気分のトンさんが「今度はスウェーデンに決まりそうだな。スウェーデン食わぬは男の恥かあ〜」
誰か親父ギャグとめるやつはいないのか! あ、オレも似たようなもんか。