2003/8


--------------------------------------------2003/8/31
あれ?もう夏休み終わりかあ。これから始まるよ新学期が。。。
あるお笑い劇団で「頭ぐるぐる」をコントでやりたいというので、別の四角いタイプの市販品を貸すことになった。首回しをやりたいという依頼はよくある。あの志村けんさんのコントや他のタレントさんでもよくやった。
我々が現場にでていれば、いつものをやらせることがあるが、そうでない場合はレンタル用のを貸している。
しかしその集団のプロデューサーはナポレオンズの丸いタイプじゃないとだめだろうというので、美術さんが無断で作ってしまったのだ。なんでもその集団にかかわってるマジシャンが「作っていいんじゃないの」と言ったというからあきれたもんだ。
確かに「頭ぐるぐる」つまり首回しの原理は大昔からあるもので、著作権はない。
(奇術研究家の故・高木重郎先生から「〜すれば、まわったように見えるらしいですよ」という原理を教わったのだ。)
しかし、世界中でマジシャンのネタのひとつとして演じることを流行らしたのはナポレオンズだと自負している。我々が1983年のハワイのコンテストに出た時が首回しの世界デビューだった。しかも、円筒形のものは我々しかやっていない。
せっかく協力してあげようというのになめられたもんだ。
クレームをいうと、ことの重大さがやっとわかったようで、責任者があやまりに事務所にきたようだ。
王監督のウオシュレット事件もそうだけど、常識で考えればわかることが、今のテレビや業界内にはないんだろうかなあ。。。。
常識や道義的なものからみんなが判断すれば、知的所有権なんてめんどうなものはなくなるんだけどね。
写真は帯広空港のガソリンスタンド(?)
店 員:「フロント、だいぶ汚れてますよ」
運転手:「なんせ時速800キロで走ってるからな」
店 員:「いま満タンにするとJALで行くハワイ旅行があたるクジが引けますよ」
運転手:「うーん、、、、いいや。。。」

出発時間を予想して、わざわざ見送りにきたファンの女の子。ありがと!!
待合室のガラス越しのショット。
それからクルマで札幌から見に来てくれた北大の上谷美紀さん達ありがとう!!
--------------------------------------------2003/8/27
あー昨日の仕事は長かったなあ。NHKの金曜ショータイムだ。南こうせつさんとゾーンと我々の3組のショーだ。リハも長く出番も多かった。でも気持ちよく終わったよ。4人組のゾーンの最年長は18歳だと!若いのは15歳だと!こうせつさんとわたしらは親父だな。
で、私、収録中、嘘をついてしまいました。こうせつさんが「ギター弾けます?」といわれ、つい「いえいえ、コードもC(シー)しか覚えてませんよ」といってしまった。だってNHKホールでギター弾いたら他のギタリストに失礼だもんなあ。どうせなら紅白でギター弾きたいですよね。
放送予定は9月12日(金)夜8時から。
もうすぐ夏も終わりだね。
♪夏の思い出え〜、恋しくて〜、ただひとりできてみたあのよお〜♪
あ、古すぎた?日野てる子の歌だけど。。。。。
石川優子とチャゲの歌で「ふたりの愛ランド」ってあるけど、あの詩おかしいよね。
♪夏が噂してるわあなたのことを ピンボールみたいで 気がおけないの♪
イイ男だからあっちこっちの女のところにいってるという意味だとしたら、「気が気でない」が正解だろうね。
「気がおけない」とは一緒にいて気を使わなくていいという意味だからね。
言葉の間違いが多いと、公安に傍受されて「その言い方間違えだよ」と電話くるかも。
写真は走りながら怪しい電波を傍受しているクルマ。追い越した時、後ろの席にはいろんな機械があってヘッドフォンで聴いていた人が見えた。その人に睨まれたけどね。
小さいアンテナが後ろに2本、前に斜めに2本、目立たないように立ってるけど、この手のクルマはそれだよ。
隣にいたので撮らせてもらいました。これで治安を守っているのだ。あ、私が怪しい???

携帯電話も傍受できるのかなあ。。。。それはちょっとまずいなあ。。。。
明日から北海道帯広2日間、帰ってくるのは土曜日だ。んじゃあね。
--------------------------------------------2003/8/24
「私の口ひげに触るな」と英語でいうと、日本語の「どういたしまして」に聞こえる。
ドント タッチ マイ マスタシェ。
FISM日記はとりあえず終わったけど、載せられなかった写真などを、あとで追加します。
23日の土曜日は、私の参加している「なあーじゅバンド」が初めて一般の人達の前での演奏をした。
総勢17人のほぼビッグバンドだ。
しかも静岡の三島のバンドと合同で演奏会。韮山の時代劇場というところで町民を集めて行った。なんと漫才のおぼんさんも参加してくれて、ジャズなんだか漫談なんだかわからないコミックバンドのようになったが、お客さんは大喜び。私もなんとかギターをこなし、マジックもちょっとやったよ。
バンドもイイ意味で緊張したのか、いつもより数段、音がよかった。やはりマジックでもそうだけど芸ごとは練習より実践ということを改めて感じた。
そのあと修善寺の温泉でどんちゃん騒ぎ。私はサラリーマンをしたことないから会社の宴会とはこういものかもしれないなと感じ、ちょっとおもしろい経験だった。
さらに部屋でも持ち込んだお酒で大騒ぎ。あーーー疲れた。でも楽しかったよ。
三島のバンド「ザ・ニュー・ビューティズ」のみなさんもお世話になりました。ありがと。
会社の宴会ってこういう風かな?
練習に余念がないおぼんさん、鬼バンの薄倉さん、益田さん
それからこの企画のプロデューサーの佐久間さんお疲れ様。
会社の宴会って最後はみんな、あーなるんだ。。。なるほど。。。
--------------------------------------------2003/8/22
芥川賞の「ハリガネムシ」を読んだけど、うーん、暴力ものはあんまり好きではないな。
でも、さすがに純文学作品、読めない漢字が3つくらいあったなあ。日本語はむずかしい。
アレマー玉井の予言マジックに、熟語が書かれたカードが6枚くらいあって、1個だけ平易な漢字にしておく。「お客さん、この中でひとつだけ選んで、読んでください。それを予言します」というのがあった。
他は読めないからその1個だけ予言しておけばいいというやつだ。(原案は別の人だと聞いている。彼はその人の許可をもらったらしい)
漢字のむずかしさを使ったいいアイデアだ。
多湖輝先生の「頭の体操」で外国人が「3 BOX。3 LINE(3ボックス、3ライン)」という駅に行きたいといっているが、さてどこでしょう?というのがあったなあ。
答えは「品川」
ゴッホが浮世絵をコピーしてかいたのがあった。もちろん漢字もかいている。
オランダで買った絵はがきだけど。どうもバランスがおかしい。
そっくりに書いてるのに漢字には見えにくい。もっとも絵なんて写実的に書いても本物にはほど遠いから「漢字を書く」のではなく、ゴッホは「漢字を描いた」のだ。
だから日本人にとって、ヘンに見えるのは仕方がない。日本人に心身ともになりきれば、漢字もバランスよく書けたろうに。

マジックの演技をコピーするのも同じようなもので、外国人が和妻をまねして着物風の衣装をきても、どこかおかしいし、逆に日本人が燕尾服を着て、格好いいかといえば無理だろう。
心底、西洋人になっていれば似合うかもしれない。また、ランスバートンのような動きが日本人にあうかといえば、それも不自然な動きになってしまうだろう。身体の動きだって日本人は日本人特有の先祖代々培ってきたものがあるからに違いない。
だから、逆にいえば日本人なのに子供の頃から外国で育っていれば、燕尾服も似合うだろうな。
話しは全然違うけど、ポルノ小説のタイトルを思いついた。日本手品のお師匠さんお話し。夜は水商売のナンバーワンという設定。
「妖艶・人妻手妻〜お水芸のヒ・ミ・ツ〜「手玉にとるのは簡単よ」の巻」
なんてどう?
コホン、大変失礼しました。。。。
さてアメリカ人が日本語を覚えるのにいろいろ方法があるよ。
数字だったら、ITCH(かゆさ)、KNEE(膝)、SUN(太陽)、SHE(彼女)、GO(行く)、LOCK(鍵)、HITCH(ヒッチハイク)、HATCH(昇降口)、CUE(玉突き)、JEW(ユダヤ)
となる。
トムソーニというマジシャンが「おはよう!」を覚えるのに「オハイオ州」と記憶して、いざ使おうとしたら「クリーブランド(州)!」といってしまったのは有名な話しだ。
では、クイズ:英語の意味の「私の口ひげに触るな!」は日本語のなんでしょう?
口ひげはMUSTACHE(マスタシェ)だよ。
前にも書いたかもしれないけど、好きなだじゃれなので何度でも。
シャボン玉ホリデーのコントで社長が「君たちに<二月(ふたつき)分の賞与>をあげる」という。
社員が喜ぶが、だされたのは<一升瓶の醤油>
社長が言ったのは「蓋付き瓶の醤油」だった。この台本、青島幸男さんだろうな。
--------------------------------------------2003/8/20
<ピーター・ラビットよ、おまえが羨ましいぞ?>
やはり、日頃の不摂生か。腰が痛くて整形外科にいったし、歯も治療中だ。今日は酒のんでないぞ。
夏の空港は怖いね。何も考えないノーテンキな人が大量の大型花火をもちこもうとして取り出されていた。これらのものが飛行機に持ち込めるかどうか考えればわかりそうなもんだろうよ。

袋の中にもかなりの数の花火が入っているのだ。冷夏なのに寒気がするよ。
係員が「あとから取りに来るといって、まだ来てませんね」と言っていた。
つまり誰か飛行機に乗らない知人にあずけるか、コインロッカーにあずけるしかないんだろうな。どんな人なのか見たかったが、時間がなかったのでゲートをくぐった。たぶん放棄したんだろうな。でもイイ値段だろうに。
X線でわかったというのだから検査官はプロだね。でもどんなシルエットが出るんだろうな。金属なんかあまりないからな。我々の「頭ぐるぐる」も木だからうっすらあの外観は見えるが、空っぽに見える。
まだ、FISM日記にはアップしてないけど、ロケの予備日となっていた最終日、全部撮り終えていたのでアムステルダムの街をふらふらした。
デパートのおもちゃ売り場で、ガラスの陳列ケースに入ったピーター・ラビットの人形を発見。
100周年記念のリミテッド。ジャケットはアルパカ、耳に金のパンチがある。全長27センチ、革のスリッパもはいてる。
結構な値段だったが、その魅力は捨てがたい。しばらく考えていたが、買うことを決断。
その顔はかわいくもあり、気高くもあり、凛々しく、そして意志が強そうだ。

仕事に疲れた時、その顔見ると、なぜか力が湧く。
おまえは、酒のんで酔っぱらうこともないだろうにな。歯も痛くならないだろうし、腰も痛くならんだろう。
おまえが羨ましい。。。。。
--------------------------------------------2003/8/16
いやいやずいぶんご無沙汰しましたね。
鹿児島ではムーゲンの瀬紀代功さん、ごちそうさまでした。
なんと鹿児島は日本初の新婚旅行が坂本龍馬によって行われた地ではありませんか!知らなかった。

ホテルのサンロイヤルのそばにあった。
しかしマジで忙しい。といっても間隙を縫って飲んじゃいました。あー久しぶりの午前様。
いかん、このまま飲み続けたら、昔の「スピリット百瀬」になってしまう。
6−7人での飲み会だったのですが、一軒目の飲み屋で「ちょっと静かにしてくれますか」といわれ、二軒目のバーでも馬鹿騒ぎで「あのう、もう少し声をおとしていただけますか」。三軒目では仲間うちから「ちょっと静かにしようか」なんてことになった。
マジシャンは他人を思いやらなきゃいけないんじゃないのか!と反省。
でもこのときはあまりにおもしろくて、ただの酔っぱらいのオッサンにメタモルフォセス。
みんなバーで飲む時は静かにね。
途中で帰るヤツがいたから「…何もう帰る? おい、帰れるもんなら帰ってみなさい。大門(おおもん)でとめられます」と落語『明烏(あけがらす)』のサゲを連呼。その場にいた中の3人だけ受けた!
他人をおもいやるというのは若い頃、飛行機で経験したなあ。食事の時、うっかりリクライニングしたまま食事していてスチュワーデスに「後ろでも食事をしてますので背もたれを…」といわれ、おおそうだった。狭い機内自分の後ろの人にも気を使うべきだったと反省したものだった。
機内は明らかに狭いけど、考えてみれば日本という地域も狭いと思えば同じこと。そう思えば殺伐とした事件なんかなくなるはずだ。また考えようによってはこの地球だって狭い。他人に気を使っていけば争いはなくなるような気がするんだけど、そうはいかないね。
そのあと、深夜、久しぶりに渋谷のバーにいってみました。もう数年いってません。電話してみるとやっているとのこと。
入って驚いた。美人のお客さんひとりとカウンターの上には犬が。。。。
満員だった人々は電車のあるうちに引き上げたそうで、静かになったのでバーテンダーのNさん(女性)の犬で遊んでいたのだ。
おもしろいので思わず写真に撮りました。ここのバーにはもう10年以上は通っていたかな。バブルの頃には朝まで飲んでたなあ。このバーは看板がないから知っている人しかこないからいいんだよ。なんとなく懐かしい。
犬拡大名前は「コシュ」という。もちろん古酒からとった。
あ、そうそう、二階堂黎人の推理小説「〜マジック」シリーズの最新刊がでたね。
「軽井沢マジック」「諏訪湖マジック」そして今度は「猪苗代マジック」だ。今読んでるよ。推理小説だからマジックと関係ないけど、私はこのシリーズの主人公が好きだね。
旅行会社に勤めるルックスのいい水乃サトルとかわいい美並由加理。
ふたりはお互い好きなのに告白していないという純愛がいいね。
古くは松本清張の「蒼い猫点」の編集者のふたりの男女。そう、漫画の「美味しんぼ」のあの二人もそのタイプだよね。
ペリー・メイスンと秘書のデラ・ストリートの仲ってどうなったかなあ。。。
それはともかく
私に告白してない女性は、こくっていいよ。
あ〜いかん。まだ酒残ってる。。。。
隅田川のほとりにある、青いビニールハウスの人々は大丈夫だろうか?
最近の大雨で川があふれそうになっていたから、床上浸水しそうになってたぞ。
ま、床というか地面というか…微妙な構造だが。
私はお酒で胃の中浸水だ。
マギー司郎さんがCDをだしたよ。
私の本も宣伝してくれてるアポロンのHPにいってみて。
--------------------------------------------2003/8/11
今日から鹿児島サンロイヤルホテルのディナーショーです。約1時間のショーでゲストはかわいい柳貴家小雪さんの太神楽です。1日2回、13日まで出演しますよ。
先日、合間を縫ってバンドの練習にいきました。
プロのトロンボーンの先生の西山さんがクリニックに来てくださいました。さすがプロですね。バンドの「こうすればもっとよくなる」という箇所の指摘をしてくださり、見違えるような音になりました。私の担当のリズム隊(帯)は「音を押さえるように」といわれました。大人数のビッグバンドでは、あんまりめだっちゃいけないような感じですね。
しかし勉強になりました。教育とはこういうものですね。つまり、「こうすればよくなる」という考えは重要で、マイナス面だけを責めても向上はしないのですね。
これって子供の教育も同じことで、子供達のイイ部分が見えるかが、先生の才能だと思うのです。
もちろん私がマジックを教えることにも共通しますね。
誰か私のいいところ教えてください。女教師求む!(あ、これがイカンのだな)
写真はFISM会場にあったポスター。直訳すると「北海ジャズ祭り」があったようだ。「北海道ジャズ祭り」と一字違いだ。だからなんだ。。。。有名なオランダの女性サックス奏者のキャンディ・ダルファの口が、な、艶めかしい。

皮肉なことに、私がオランダにいる時、なんと日本に演奏旅行にきていた。入れ違いかい!
だからなんだ。。。
--------------------------------------------2003/8/9
うーん、どうも時差ボケがなおらん。誰だ! もとからボケてると言ったヤツは。。
高校生マジシャンの裕里江さんに会った時、「あなたとの写真、私のHPに載せてるよ」というと「はい、見てます」と言われた。
つーことはだよ、ね、私が飲んべで、フィリピンパブなんぞにいったりしているのを知っているわけだ。あはは。
生活改善しようかなあ。無理か。ところでFISM日記だけど、ちょっとずつ変えています。全部アップしても変えるから、懲りずに見てね。オランダの小さな商店街の話しを載せたけど、そこにあったスーパーにパズルがあった。ジャパニーズパズルとある。表紙が笑ったね。なぜか剣道。しかも脚がメルトダウンしてるぞ。

この修道館の山本さんって実在だよね。ここで使われてるって知らないだろうな。
FISM日記は26日までアップしてるよ。
--------------------------------------------2003/8/5
FISMの日記は表紙のマークにあります。24日までアップしています。
個人的なもので失礼します。時たま専門用語がでますがあしからず。8/1,2,3はSAMの横浜大会だ。これはアメリカに本部がある協会の日本支部の会だ。NHKが撮っているので9月に放送されます。
日本の客はのりがよくてよかったよ。
ところで前田知洋のHPがひさあああしぶりにリニューアルしてます。前田!さぼりすぎだ。
FISMでコンテストにでて、賞をとる秘訣がなんとなくわかった。まず欧米人になることを勧めます。なんちって、でも、黒人がひとりもでてないしなあ…。
日本のスケジュール見て愕然、あしたから博多、函館、新横浜、富山、鹿児島3日間、豊橋、長岡…あはは!
オランダにもどりたい。。。でも日本にはファンがたくさんいるから好きだよ。
あ、ジブリのCM、まだやってます。見てね。
さっき打ち合わせの後、ひとりで飲んでて、つまんないので女の子に電話したら誰も来ないんでやんの。
もう二度と誘わないからな。。。。一生ひとりで飲んでやる。