2002/10/20-11/20

----------------------------------------------2002/11/20
大江戸線に乗って西新宿のヒルトンに仕事にいった。
忙しくて体調が悪いので午前中に医者にいったから、ひとりで電車で出勤だ。
りっぱな地下道を歩いていると、ところどころにオブジェがあった。
「おお、りっぱな石のオブジェかあ、おしゃれというかこういう金は都にはあるんだ…」

しばらく歩いていると、あることに気が付いた。新宿あたりの地下道には、ホームレスがいるのだが、ここにはいなかった。
つまり、これはオブジェじゃなくて、「ホームレス除け」というわけだ。
鳩やカラスをよける屋根につけるとんがりのフェンスみたいなものと同じだ。
「おれたちゃカラスか!」とよくホームレス達が怒らないと思うが。。。
それで上がごつごつしていて、なおかつツルツルしているから、寝ようがない。
こんな感じで、本来別の目的があるというモノのは、世の中結構あるもんだ。
大昔、戦車のことを、他国の目からごまかすために「水槽タンク」といったところから、戦車のことをタンクといったようだ。
マジックでいうところの誤誘導させるミスディレクションの一種と同じだ。
世の中、気を付けて見ないと、何があるかわからない。
いろんなモノをただであげて、最後に高価な偽羽毛布団を買わせるというのもある。前半のただのモノは偽羽毛販売のミスディレクションである。
交通量センサーといっても、ナンバーを読みとれる機械も道路の上にはあるらしい。犯罪捜査に使うならいいが、他のに使われたらこわいもんだ。
一度なんでも疑ってみる世の中になってるのは間違いない。いやなカンジ。
あ、出版社からゲラ原稿がもうすぐできるとメールがきた。
本当に出版されるのだろうか?
これは疑わなくていいか!
----------------------------------------------2002/11/18
先日、一仕事を終え、大阪のウエスティンホテルに夕方入った。
時間が早いので「大阪の夜をうっしっし…」と飲みにいこうと思ったのだが、実に豪華な広い部屋で、外に飲みにいくにはもったいないと思ってしまった。(なんのこっちゃ)
ビジネス用のデスクも広くて大きい。ベッドも広い、バスタブも大きいし、ガラス張りのシャワールームもある。
せっかくの大阪だが、今夜はここでルームサービスをとって夕食にすることにした。
ちょっと風邪ぎみだ。
ルームサービスに電話して松花堂弁当(注1)を頼んだ。今はサービスでシャンパンもついてくる。
注1:松花堂とは、松花堂昭乗(1582−1639)のこと。書・画・茶の湯・和歌など諸芸にすぐれ、書では松花堂流(瀧本流)と呼ばれる流麗な書風を生み出したとあるが、そんなかたがなんで弁当を作ったのだろうか?
 
こんどちゃんと調べよう。
お酒やらシャンパンやらビールを飲みながら、もってきたCDでジャズを聞きながら弁当を食べた。
『松花堂弁当は胃にいいの? 消化どう?』などとくだらんシャレに一人笑いながらディナーを終わらせた。
そのあとマッサージを呼んだが、長い芸能生活で日本全国のホテルにいき、よくそこでマッサージを呼んだが、いままでで最高の美人さんがきた。
すらりとした長身、涼やかなととのった面長の顔、清潔そうな身のこなし。。。。おお!こんなさわやかなマッサージ師にあったことはない!
やさしく丁寧に1時間ほぐしてくれた。いやー天国!
このあいだ別のホテルのマッサージ師は、つい寝ちゃったら「お客さん!」とどなられてペチンと叩かれたもんなあ。
いい高級なホテルはマッサージ師も面接するんだろうか?
チップをあげると「わ、ありがとうございます」とよろこんで出ていった。名前をきいておけばよかった。
だれかまた大阪に仕事ください。
泊まりはウエスティンで。。。。。。
話は違うが、近所の楽器屋で黒いギブソンギターの335が格安であった。
25万円が12万円だ。よく考えたら半値以下だ。
話をきくと「フラットブラックの色はあまり売れないんです」とのこと。
確かにジャズギターの人は大体がサンバーストかチェリーとかローズウッドの色だ。
「まっくろくろすけ335」は確かに売れないだろう。でもオレなら似合うかも。
話をきいて去ろうとすると追いかけてきて「…もしかすると近々、セールをやるかもしれませんが…」と小声で意味深なことをおっしゃる。。。。
自分の携帯番号を、男の耳元でささやいたのは初めてだ。。。
----------------------------------------------2002/11/14
忙しいさかな…じゃなかった、さなかでもいろんなことをしている。
先日の午前中、近くの母校菊川小学校にいってきた。今年で開校90周年だ。
あの海老名かよこさんもでた学校だ。
六年対象で授業をしてくれというのだ。
テレビの課外授業みたいだ。
60分間、マジックやら自分の経験やらを話した。
「なぜ勉強するのか?」「算数はやくに立たない?」「自分自身をスキになろう」「自殺のしかた各種」「名刺の作り方」などを講義した。
そして
最後にスティーブン・キングのスタンドバイミーの中での言葉をみんなにあげた。
I never had any friends later on like the ones I had when I was twelve.
Jesus, does anyone ?
『私は、自分が12才の時に持った友人にまさる友人を、そのあと持ったことがない。
誰でもそうだろ?』
私もそう思う…。
だからみんなも、今の小学校の時の友人を大切にね。。。。。

みんな熱心にきいてくれて、ありがと。
この授業のあと給食を百瀬校長と食べたが、今は民間に委託しているので結構うまい。
まぜゴハンと鳥汁だ。左の写真。
ちなみに右はグリコのおまけの昔懐かしい給食セット。よくできてる。

-----------------------------------------------2002/11/11
先日のクラブエックスのショーにたくさん見に来てくれてありがと!
いろんな人からプレゼントももらって感謝しています。
『マジックと音楽と刺身は生に限る』という言葉がありますが(ウソ)みなさん堪能してくれました。
近々では12/2の横浜にぎわい座のショーも面白いですよ。
北見伸と美女魔女軍団。ギネス公認世界最年少マジシャンの山上兄弟。それに松尾貴史とのマジック対談も魅力です。くわしくはまた今度ね。
話は変わるけど、推理作家の佐野洋さんの連載している「推理日誌」はためになる。
長い連載だと思うのだが、ある期間まとまると単行本になる。今は文庫の「推理日誌O」を読んでいるところだ。
これはいろんな推理小説を批評するのだが、ベテランだろうが新人だろうが疑問のあることをどんどん書くのだ。もちろん言われた作家も次回には反論やら感謝の原稿が載る。
例えば「OUT」の桐野夏生の作品でこういう箇所があるとすぐ疑問を投げかける。
『駐車中のBMWの燃料メーターをのぞいてみると満タンであった』
そこで佐野洋さんは「あれ?キーをまわさなくてもBMWは燃料メーターを表示できるのだろうか?」という疑問がわいたというのだ。
つまりこれは推理小説である。したがって読者はいろんな伏線があるやもしれぬと読むわけだから、BMWがそのような車でないとしたら、作中のこの『…満タンだった』はその人物のウソということになってしまう。
後日、佐野さんはあるパーティで「新宿鮫」の大沢在昌に「私もあの箇所が気になった」といわれ、そう思った人が他にもいたということでほっとした、と書いてある。
調べてみるとやはりBMWはキーを回さないと燃料は見れないそうだ。
確かに細かいところかもしれない。しかし完成度の高い作品をもとめている佐野さんだからこその指摘なのだ。
こういうご意見番が、日本のマジック界にもほしいところだ。
(文句や愚痴をいうヤツはいるが、佐野さんのように本人(マジシャン)のためにはなっていない)
「あのハンカチの広げ方はおかしい。なぜならば…」
この「なぜならば…」を私は聞きたいしいわれたいし、そこが重要なのだ。
ジャズバンドでも私は言われる。
演奏中…
「ボナさん、ギター止めて!」と鬼バンから。
「え、なんで?」
「なぜならば…」
「なぜならば?」
「なぜならば、いまギターのパートじゃないから…」
「ありゃ?…」
あるいは
「ボナさんは飲み過ぎて女の子に迷惑をかけているから飲むな」
「なぜならば…」
そう、そのあとが大事だ。
「…女の子がうれしがるから」
なんちって!
(なわけねーだろ!とつっこまれそう)
いっそオレがマジック界の佐野洋になったろうか!!
-----------------------------------------------2002/11/8
忙しい時は、重なるもんだ。
だいぶ前にある出版社に渡していた原稿が本になるらしい。
来週中にゲラができるとのこと、長いあいだその編集者と音信不通だったのだが、突然のメールだ。
ギターの本のときも書いたが、この出版業界はいわゆる下駄をはくまでわからない。ゲラが出来るというのに突然キャンセルもありうるわけだ。
無事出版されることを祈ってね。
もちろん、こんどもマジックの本じゃないし小説でもない。私小説を書くと訴えられる時代だし、私も色々困る。。。。
ちゃんとタイトルも決まったらお知らせします。
(祈るベストセラー)
そいえばハリーポッターがベストセラーだが、未だ読んでいない。
子供のころ面白くてどんどんページをめくっていっちゃうという本は、北杜夫の「船乗クプクプの冒険」がそうだった。おもしろくて夢にまで出てきた記憶がある。もちろん今読んだらどうかはわからない。
またSFでレンズマンシリーズというのも、ワクワクしながら読んだなあ。
今ワクワクする小説が近頃みあたらないからそろそろハリポタを読んでみようかなあ。
でもみなさんは容易にワクワクできる魔法を体験できますよ。
それはマジックです。
明日の夜、品川プリンス、クラブエックスで待ってるよ!!
見に来てね。
最近、ギターのツーファイブの意味がやっとわかった。誰も教えてくんないもんなあ。あとわかったことはブルースというのは12小節。コードはセブンス。
進行はおおむねJ7、M7、J7、N7、M7、J7
おお! バンドをやりだして6ヶ月。あはは!、ちょっとは他のギターの専門書がよめそうだぞ。
このアラビア数字の意味がいままでぜんぜんわからんかった。
でも、まだ奥が深そうだ…。
最近風邪がはやってる。
私は寝る前に濡れタオルを部屋の中でぶんまわす。これは空気に湿気を与える。そしてそのタオルをハンガーにかけつるしておく。
(知らない人がみたら寝る前のなんかの儀式だと思うだろう)
朝にはそのタオルがパリパリにかわいているから恐ろしい。
乾燥は風邪のもと。
無味乾燥がいけないのは、空気と人生ということになる。
(私なんざあ、ミイラ寸前。。。。。)
-----------------------------------------------2002/11/6
先日の笑点の視聴率がでた。
20.4%!!
週間ランキングで7位だ。NHK大河ドラマより、伊東家の食卓より上だ!
しかも先週よりランクアップ。
新聞には我々の名前は出ていないが、見た人がチャンネルを変えなかったということ。
うれしいことです。みなさんありがと。
女優のキムラ緑子さんから手紙がきた。
「桜の園」のときのお礼のだそうだ。もう数ヶ月たっているのに面白い人だ。それだけ忙しかったんだろうね。
彼女は新しいNHK朝ドラにも出演している。
やはり実力のある舞台女優は、誰かの目にとまり、抜擢されるのだ。
彼女はもともと有名だが、舞台俳優が地道に舞台をやっていて、やがてテレビやマスコミにでてくるというパターンはかなりある。
そんなに演劇がくわしくないから、逆に「え、あの人、あの劇団の人だったの」というケースがよくある。
集英社新書の「舞台は語る」を読むとよくわかるし、なかなか面白い本だった。
イッキに読めた。
話はかわるが
ある人のサイトに、電車にのっていて小耳にはさんだ話が載っていた。
「ウミガメのスープを飲んだ人が、次の日自殺した。どうしてか?」
しかし目的の駅についてしまったため、結果を聞けずに降りたため気になってしょうがないとあった。
これは、私も10年以上前に知った話だ。とんちではなく、問題を出された人はいろいろ質問して、最後に理論的答えにいきつかなければならないという心理ゲームだ。
「その人は商社マン?」「いいえ」
「その人はコックさん?」「うーん、そうだね」
「過去になにかあった?」「そう、あった」
「食べた場所は関係ある」「うーん、ま、港街のレストランだけど…」
と言う具合。
読んだ本はTBSブリタニカの「おしゃべり用心理ゲーム」
今これがあるかどうかは知らないが、そのころ大阪によく仕事にいっていたので、仕事の休憩時間に桂三枝師匠とお茶を飲みにいったときに、師匠から出されたゲームだった。
かなりの時間をかけて物語を当てた記憶がある。
そしてそのネタ本を教えてもらったというわけだ。
そのおおもとはある人がニューヨークで外交官とディナーをしたとき、出された問題だったそうだ。
結局、デザートのコーヒーまで時間がもったという話。
ひまつぶしにはいいかも。。。。
答えを知りたいって?
うーん、こんどね…。
----------------------------------------------2002/11/2
ロケが夕方終わって、久しぶりに大阪に泊まった。
そこの中之島リーガロイヤルホテルの地下にオーディオショップがあったので何気なく入った。
高級オーディオのB&Oという店だ。
お洒落なCDやスピーカーがおいてあり、結構いい値段だ。でもデザインがいい。
イヤホンが1万7000円だったが、視聴してみたら実にいい音で、しかも、音漏れもない。
ちょっと前、雑誌の広告でボーズの4万円のヘッドホンというのがあって、いったいどんなもんだろうと思っていたところに、この音質のいいイヤホンだ。1万7000円が安く感じたというわけでそく購入してしまった。
MP3の携帯再生機もおしゃれだ。でもこれは8万円なので買わなかった。

梅田にいくと、変わった看板があった。「風俗無料案内所」

しかも、名前が「イリュージョン」だ。大阪は面白い。
さて
昔よく吉本のNGKに出演していた頃、通っていたジャズ・バー「ムルソー」にいった。
といっても、マスターの東司丘(としおか)さんは新地のあたらしい「ムルソー」にいるので、そちらに向かった。
写真は店内。トランペッターのチェット・ベイカーのLPジャケットがお洒落だ。

チェット・ベイカーの背中に美女がしなだれかかってる写真だ。
あれ?彼は女性が嫌いなんじゃなかったのか?
マスターにそういうと
「うーん、あれは嫌がってる表情でしょ」との返事。
なるほどジャズに精通している…?。
今度は昔の「ムルソー」にいったが、そこはステキな女性がマスター(?)になっていた。
うーんこっちもいいなあ。
しばらく大阪に住んでみたいものだ。
気分がよかったのでかなり飲み過ぎた。ホテルで2時間マッサージしてもらった。ああ気持ちよかった。
うーん
オレは一体なにしに大阪にきたんだ?
★業務連絡★
あ、ところで品川プリンスホテル、クラブeX(エックス)で、ホリデーマジックがあります。
11/9はナポレオンズの出演。大人¥3000小人¥2000(ワンドリンク付き)
ステキな空間でマジックを楽しもう!
ショウタイムは19:15〜と20:30〜だ。絶対きてよ〜!
予約は03−3440−1115
(11/3はセロ&ジェーンだ!彼等のマジックはおしゃれだぞ!見に行ってみて!
彼等は15:15〜と19:15〜だよ)
-----------------------------------------------2002/10/30
新聞を破いてもとにもどすマジックをよくやる。ここだけの話だけど、もちろん同じ新聞が2部必要だ。
キオスクで毎回買うが領収書をもらっていない。かなりの経費だが、税務署に「消えモノ経費」で申告しよう。
ところで、そのマジックの時、ステージで遠くからでもめだつようにカラーの広告ページを使う。
ちょっと前までは、同じ新聞で何回も使えたが、最近それが少ない。
これも不景気、そして株価が関係していると思う。
カラー広告はお金がかかるからだ。
ほんとに秋になって、カラー広告がめっきり減った。
日本の景気はどうしたんだ!
その分、私も毎回毎回新聞を2部ずつ買わざるを得ない。
経費増大だ。
ちなみに今朝の新聞には、1ページカラー広告が車のシボレー。1/3広告がトヨタとタバコのパーラメントだ。
実質使えるのはシボレーの1枚のみだ。
カラー広告が増えるのはいつのことだろう、竹中さん。
昨日、新幹線の前の席に食通の山本益博さんがいた。仕事を何回かしたことがあったので挨拶をした。新書を読んでいたようだ。
どんな本を読むんだろうと気になったのでよくみたら、クラシックの本だった。
集英社新書だったから、多分、最近でたショパンの本だと思う。山本さんは食だけじゃなくクラシックにも精通している。
うーんおしゃれだ。
「おいしんぼ」を読んでいてもおしゃれと感じるかもしれない。
文化人は何をやっても得だ。
私の名刺の肩書きに「文化人マジシャン」と入れてみたい気もする。
意味ないけど。。。。。
最近、地方が多いので朝早くおきると、朝日がなぜか四角く壁に写る。
ここにマリア像でも浮かんだらどうしよう?

-----------------------------------------------2002/10/28
先日、「灘こうじとモダンカンカン」と一緒だった。ボーイズという演芸の先輩方だ。楽器を用いて笑いを歌にする。クレージー・キャッツやドリフもその形だ。
リーダーの灘さんは、芸歴55年。一体何歳だろう。
使っているギターが、ギブソンのスーパー400というものらしい。ギターが私の最近の趣味だが、スーパー400がどういうものかは知らないけど、すごいものらしい。スーパー301はきいたことがあるが。
ギブソンは知っている。マジックメーカーでいえばオーエンといったところだろう。
昔のSFで山野浩一さんの「X電車でいこう」というのがあった。
各章のあたまにジャズのウンチクを書いてそれを話の導入にして物語をすすめていくという実にお洒落な小説だった。
読んだのは20年以上前だ。もっと前かもしれない。ストーリーはまったく憶えていない。
ただその技法が実にうまいなあと思った記憶しかない。
話を灘さんにもどすが、ギターとお歳のせいで?左の親指にもう力が入らないらしい。
したがって木片をテーピングで親指に固定してしてギターを弾くのだ。
私も将来、指が動かなくなって、テーピングしながらトランプを空中から取り出すのだろうか?
その時代には、機械仕掛けでスライハンドの手わざマジックが開発されるかもしれない。
楽器でも、次に弾く鍵盤やフレットの位置がLEDランプで教える時代だ。
むしろスライハンドマジシャンロボットが開発されるかもしれない。ちょー難しいテクニックをプログラムしておけばいいのだ。
ホンダのアシモが人間そっくりに歩けるのだから可能だろう。
でも、マジシャンロボットの控え室をのぞきにいったら、ロボットの中から人間がでてきたりして…。
実は私はアシモすら疑ってるんだから、中に人間が入ってると…。
疑りぶかい人は性格も悪くなる。。。。。
(オレかい!)
さ、仕事にいこ。今日も遠い地方だ。
「長距離マジシャンの孤独」だ。
-----------------------------------------------2002/10/25
またまた、近所のジャズバーでボナのミニライブをやった。今回は1曲歌ったぞ。
ここでは、スライハンドとよばれる手わざのマジックをやっている。残念ながらマジック関係者はお断りなので告知していないから、見ることができるのはジャズ愛好者か、マジックをやったことのない人に限られる。
しかし、やればやるほど、マジックは奥が深いとわかる。いろんな演技の可能性があるということだ。
マニアックなカードやシンブルといわれる指サック、ボールなどは、本来、指の練習のようなもの。それでも適当に喋りながらの演技(というか酒を飲みながらのたわごと)は一般に人にとって安心しながらマジックを楽しんでくれる。スライハンドをやりながらお客との会話は、お互い楽しい。
やはりジャズバーのお客はノリがいいのだ。
メンバーはピアノに上長根明子さん、ボーカルは西村麻里さん、今回はベースに中津裕子さんを頼んだ。彼女は不思議な魅力のある人で、よく美少年に間違われるそうだ。
話はかわるが。燈火親しむの頃になってきた。秋の気候と夜長は勉強するのにいいという意味だが、なぜか夜走っている自転車のほとんどが無灯火親しむ運転だ。
今の世の中、夜は明るいから自転車の人はなんとかライトを付けずに走れる。
しかし、歩行者は突然あらわれる自転車に驚くのだ。しかも、ケガをすることがある。
このステルス自転車には困った物だ。
ライトは自分のためではない、人のためにつけるのだ。私は昼間駐車場に入る時でもライトはつける。それは他人への優しさというものだろう。
ちょっとしたボランティアをチョボラといってるが、これもそれのひとつだ。何も助ける相手が特定の老人や特定の体の不自由な人だけにするのがボランティアじゃない。
無灯火の自転車がきたら、蹴り倒してもいいという法律を作ったらどうだろう。
 
ベースの中津裕子さん。うーん確かに美少年だ。
------------------------------------------------2002/10/20
富士山ロケが続くので、とうとう撥水生地のゴアテックスを買った。
レインコートやいろんなものを買って7万円近くなった。
タキシード代並だ。
これって衣裳代だよなあ。登山は趣味じゃないから。
「これは、着てると快適ですよ」と店員はいうが、私の腹の中じゃ「家にいたほうが快適だ」と思った。
この撥水生地は東レにもあるらしいがゴアテックスほど一般には浸透していないらしい。だって撥水生地だから…なんちって。
先日、新潟に行く前に時間があったので、東京駅大丸にいくと、力強い女性のヌードポスターがあり、ロバート・メイプルソープ展とあった。
800円払って会場に入ると、結構、老若男女の人がいた。残念ながら私は初めて聞く名前だが、ファンがいっぱいいるようだ。
この歳になっても知らないことはまだ多いのだ。
実に不思議な写真ばかりだ、ヌード肉体にはエロティックさを感じないが、花の接写の方がエロティックだ。

アメリカのマジシャン、マックス・メイビンに寿司屋であった。何年ぶりだろう。そして自著のギターの本をあげたが、困っていたふうだったな。
それから、忙しい間隙をぬって、バンドの練習に30分参加した。
うーん、もう少しで、ジャズの何かをそしてギターのなんたるかをつかめそうなんだが…まだだ…。
鬼のバンマスのUSUKURA氏にいわせると「ある時、急にわかるときがくるよ」といっていた。いつのことだろう。楽しみだ。
あした、山にのぼるのでもう寝ます。んじゃ。