2002/7/21-8/19

------------------------------------------------2002/8/19
岡山ロイヤルホテルに泊まった。
仕事の弁当が早かったので、10時くらいに小腹が空いた。ひとりで居酒屋というのも味気ない。そうそう、我々は仕事が終われば、それぞれ行動はバラバラだ。
ホテルのバーならカウンターがあってひとりでも大丈夫だし、何かしら乾きものでもあるだろうと思い、地下のバーにいく。
なんと幸いなことにそこのマスターの室元さんは、調理師免許も持っている。料理もできるというわけだ。
メニューにない白身魚の南蛮漬けをだしてくれた。うんまい! しかもビールにあう。
ジャーマンポテトの小さいピザもうんまい!
チーズもとろける、ポテトもとろける。ほっぺもとろける。。。。これで部屋に戻ってマッサージをうけながら、体もとろける夜が更けるというわけだ。
しかも。物価が安い。それぞれ一皿が500円から600円だ。
さきの2皿と飲み物はビール4−5杯とバーボンのブッカースでしめて4503円なり。
安いなあ。。。。。
でも、もくろみはもろくもくずれた。
なんと日曜日は、マッサージがお休みという。
体がチーズのようにとろける夜は、おあずけだ。
写真はそのマスターと料理。

------------------------------------------------2002/8/18
い、胃が痛い。
最近自動車免許をとった娘の運転につきあった。
こんなに、初心者の運転はすごいのかと思った。
車庫からだし、途中で運転を交替すると。
「右ってアクセルだよね。ブレーキって左脚で踏むンだっけ?」
お前はF1ドライバーか!
「免許返上しろ!」と首を締めてやろうかと思ったが、舗道の人に通報されたら困るからやめた。
通行人を2−3人なぎ倒しながら(嘘)、母の家にいってみた。母に「今、A子の運転できたんだよ」というと「やめなさい、そんな無謀なこと!」といわれた。さらに「さっきのパトカーのサイレンお前かい?」ともいわれた。
帰りも胃が痛くなった。
「お前、今進路変更するとき、ミラーみたか?」
「見てない」
「横断歩道を左折する時、左から自転車くるの見えたか」
「見えん」
うーんやはり、初心者運転は怖い。
ということは、他のこういう人の運転は、歩行者が逆に注意しないといけないなと勉強になったのだ。
サクロン飲もう。
2時間に1本しか通らない山梨〜長野の小海線の2両高原列車。乗ったタクシーが踏切でとまったので撮れました。
列車はのどかでいいなあ。

関係ないけどシルヴィ・バルタンのCD買った。懐かしくていいよ。
------------------------------------------------2002/8/16
ADSL用のレンタルモデムが送られてきた。あとはNTT側の工事のあと、回線がつながるというわけだ。
でも、私のパソコンはW95。LANカードは何とか装着したが、モデムの解説書の適応パソコンにW95がない! W98からだ。
うーん、これでうまくいくんだろうか? 接続は19日以降になる。
先日、近所のジャズバー「なあーじゅ」でライブがあった。といってもマジックショーではなく、私は司会とプロデューサーと軽いマジック。
メインは今年音楽学校を卒業したばかりのピアノの上長根明子さん。ベースに葉加瀬太郎のツアーに参加している西嶋徹ちゃん、ヴォーカルに西村麻里さんをフューチャーした。
みんな若いからそれぞれ、うまく仕事になっていけばいいと思うのだ。
その手助けをするのが、私のような芸能界の先輩だと思っている。
自分も若いころは人生の先輩達に、ご馳走になったり、ライブをすれば援助もしてくれた。それを遠慮なく受け取ってきた。それが礼儀だと思っていた。
だから今度は、私も若い人たちには、自分の経済的に許す範囲で、援助をするつもりなのだ。
昨夜、銀座を歩いていたら、路上でジャズライブをやっていた。なかなかうまかったし一生懸命演奏していたので1000円放り込んだ。
これも若いアーティストへの援助だ。(実際は金持ちのボンボンだったりしてね)
そういえば、この間のホテルのショーに、小学校時代の恩師がわざわざいらしたなあ。
しかも、1万円の祝儀をもって…。
いまだ援助されている「私」も存在しているのだ…。
写真はピアニストの明子さん。彼女は近所に住んでいる。

なぜだか知らないが、今回のライブでやったコインとボールのマジック…やっと何かつかめたような気がする。うーん芸の道は険しい。。。。
あ、そうそう、近日アップする「トラの闘描日記」。今は店外孤独な…じゃなかった天涯孤独なトラ…の妹の話。。。うーん泣かせるぜ!
------------------------------------------------2002/8/13
ヒッチコックの「北北西に進路を取れ」のDVDが安くでていたのでつい買ってしまった。
我ながらヒッチコックマニアだと思う。

原題は「North by Northwest」(北北西)
子供の頃から何度もみていたが、映画の中で利用する飛行機がノースウエスト航空というのに気付いたのは大人になってからだ。うかつだった。
しかもヒッチコックマニアの中には、ケーリーグラントが複葉機に追いかけ回される軌跡図を、映画の画面から分析した人までいる。
その人の方が数段マニアである。

昔、プロに成り立てのころ先輩プロマジシャンから「マジックマニアの言うことなんて聞かなくていいからね。俺達は、マニアの為に仕事してるんじゃないいんだ。一般人に受けるのがプロだ」と言われたことがある。
確かに、マニア受けのマジックばかりしてたら、仕事はなくなることになってしまう。
マニアの中には、「ああだこうだ」と自分はできないくせに生半可な知識でプロをバカにする輩もいる。「あの演出はどうだのこうだの」「あのネタ取りはいただけない」だの、やかましいやい! おめーが舞台たってやってみろい! といいたくなることもある。
確かに私たちプロマジシャンは、その人々を相手にお金を得ているわけではないのだ。
しかし、だからといって、プロマジシャンはマニアを粗末にしていいのだろうか?
中にはプロマジシャンより、よほど、真剣にマジックを愛している人もいる。彼等はコピーを嫌い、盗作を嫌う。よほど、へんなプロマジシャンより倫理観がある。
また、彼等の研究なくして、マジックの進歩はありえないのだ。
故・高木重郎先生でも、もとはマニアである。あの人の教えなくして、日本のプロが使ってる大部分のマジックは、なかったことになる。
よきマニアは、プロマジシャンのよきパートナーなのである。
さきのヒッチコックの飛行軌跡図を書いたマニアは、ヒッチコックにとってなんの意味を持たないが、将来の映画監督の卵には、なんらかの影響を与えたかもしれないのだ。
絶対本番では使う必要のないテクニックを一生懸命身につけようとするマニアもいる。
だからといって
「ああ、ご苦労だね、時間の無駄だ」と思うのは間違いだ。
マニアのすることに無意味なことが多いが、それを意味づけるのがプロマジシャンの役目でもあるのだ。
あ、だからといって、私にいろんなマジック見せないでね。
------------------------------------------------2002/8/9
焼き物ずくし
今日、数少ない友人から贈り物がきた。
文明堂の三笠山(ドラ焼き)だ。しかし、その面にはクロネコヤマトが。。。。

うーんこういうのがあるんだ。
でももっと面白いのが、この商品をいったん自宅に送ってもらい、そのあとサガワ急便に頼む。ね、結構いいでしょう?(どこが?)
同じ焼き物でも、こちらはちょっと…。
昨日の夜中は風があったので、窓を開け放して寝た。今日の朝方、消防車のサイレン。なんだろうと思っていたが…あさ近所の人からメールがきた。
近くでフェラーリが燃えたそうだ。運転手は脱出して無事。でもこの車よく燃えるよなあ。
写真じゃわからないけど、葬儀屋さんの前です。

まさに火の車だ。
で、さっき、寿司屋さんで、サザエの壺焼き食べた。
うまかった。
同じ焼くでも
「きれいなひとのヤキモチなんざあ、夏場でもいいもんだろうなあ。。。。。。」
と、ひとりつぶ焼く。
写真提供:小嶋勝正さん。
  正誤表:つぶ焼く(誤)→呟く(正)
------------------------------------------------2002/8/8
アーア、暑いニャー!
(口調がトラになっちゃった)
なに?我が「ギターコード記憶術」が、ネット本屋さんのアマゾンで売れてる順の5位にあがったって!
でもまだ印税こないなあ。きたらギター買おう。
銀座の山野楽器にいったら4冊おいてあった。恥ずかしいので素通りした。
(じゃあ、書くな!)
夏の風景はおもしろい。
特に子供、3〜4歳くらいの子供が母親に手をひかれてあるいてるのがおもしろい。服の面積が少なく、女の子ならただ布に首と両手の穴を開けるだけでいいから。
男の子は、将来を見込んでの大きめの半ズボン(みためはデカパン)にTシャツ。
それくらいの子供の生活はシンプルでいいし、見ているとほほえましくなる。
そして、懐かしい。
そんな子供でも将来、犯罪を犯すやつもいれば、人に迷惑をかけずに生きているやつもいる。
最近、犯罪が多すぎる。しかも若い人だ。どうして、人の痛みや苦しみがわからないのだろう。
家族のきずなも問題だ。「ああ、こんなことしたら、家族にあわせる顔がない」と思うのが、以前は当たり前だった。人殺しだって、貧困や恨みでしたものだ。
(私はしてません)
でもいまは違う。ちょっとした金がほしくてとか、騒いだのでとか、およそ殺人の動機にしては、薄弱だ。
まだ、サスペンスドラマの犯人のほうが不謹慎だが共感がもてるというものだ。
映画監督のヒッチコックは、子供の頃、親が知り合いの警官に頼んで、留置所に入れられたことがあるという。
「いいか、悪いことしたら、ここに一生入るんだぞ」と親に脅されたそうだ。
その恐怖で映画を作ったともいっているけど、そういう恐怖や、家族への思いやりがあるかどうかで犯罪をするかしないかの差はある。
家庭環境は重要だし、最近の犯人をみると、無職が多い。
「小人閑居して不善をなす」はあっている!
暇なヤツほど悪いことをするのだ。
私のみた子供達が、健やかで、いい子に育ってほしい。って、よけいなお世話かあ。
ロケ先の山中湖で撮った、親子の釣り人。
なんかなごやむなあ。
Simple life is best!

------------------------------------------------2002/8/6
いきつけの六本木のバー、SIDE TWEが15周年を迎えた。
粋な常連がママに15本の蘭を送った。この贈り物には誰にもかなわない。

しかもその御仁、誕生日にはこのママに100本のバラを贈っている。
だからといって毎晩、足繁く通うかと思えば、年何回もこないし、ママに言い寄るかといえば、そうではない。
うーん、なかなかお洒落な人だ。
ママを好きなお客はいるが、この人を越えるお客はいない。
私は、まず無理だ。
なぜならママの愛するマティーニが、私はまだ飲めないからだ。
「植木さんは、まだ大人じゃないわね。マティーニが飲めないし、私と遊べるのはいつかしら…」とからかう。
あのう、私もう半世紀なんですが…。
そんな中、書店にいったら集英社新書で「マティーニを探偵する」という本があった。
これを読んで勉強しよっと。。。。。。
そうそう、わが家もADSLにしようと思い、LANカードを買ってきた。
あした装着しよう。
でも、自慢じゃないが私のメインパソコンはW95だ。しかも、CPUは300Mヘルツ。
こんな古いマシンを使っている人は多分いないだろう。
うまくカードが認識できるか不安だ。
富士山のとなりの金時山の取材の帰り、車で通った新宿歌舞伎町。
うーん、明るすぎるゾ。

------------------------------------------------2002/8/4
昨日の生放送は面白かった。
うまくいこうが、失敗しようが、生放送は過ぎていく。
録画なら何度もやりなおせるから、完全な演技が可能だ。
でも、人生はいつも生本番、人生にリテイクはない。
もう一度やりなおせれば完璧人生なのになあ、と思うのは間違いで、人間、欲をいったらキリがないのだ。
たとえば電車で座った前の席の「親子」「恋人達」、会社の愚痴をいう「サラリーマン達」を観察してみるといい。
そこには生中継の人生を見ることができる。
でも観察しすぎて殴られないようにね。世の中物騒だから。。。。。
写真は「なあーじゅバンド」の新人、桃ちゃん。
鬼のバンマスUSUKURAさんのトロンボーンを借りて練習中。
あ、顔見たかった?
本人の許可をとったらね。。。

でも鬼のバンマスUSUKURAさんは、女性には優しいんだよなあ。。。
------------------------------------------------2002/7/30
とあるところで、セミの脱皮中を撮った。色が白いのだ。

この瞬間が一番危険な時であり、脱皮に失敗すると、下の落ち、蟻達の餌食になるのだ。
生きることは厳しい。
写真のタイトルはさしずめ「Hit The Road Jack」(旅立てジャック!)
しばらくしてみると、もう抜け殻しかなかった。うまく旅だったようだ。

写真のタイトルはさしずめ「After You’ve Gone」(君さりし後…)
近所の飲み仲間の女の子が、大阪にお嫁にいきます。夜中まで、仲間で飲んで歌いました。
でももう逢えないね…。

ついでに私もモザイクにしました。
タイトルは「These Foolish Things」(想い出のたね)
お幸せに!!
------------------------------------------------2002/7/26
やっと! 本ができました。
確か、原稿を「だめもと」で音楽専門出版社に持ち込んだのが、4月。
すると「おもしろいので、出版しましょう」といわれ、順調にことが運びました。
いずれ詳しく「出版への道」を書くつもりです。
さて
みんなに買ってもらおうと、チラシを封筒に入れて、様々な人々に送ろうとしたのですが封筒切手代が80円!
あれ? 印税より多いじゃん!!
というわけで、ちらし配布は赤字になることに気が付いたので、ここであらためて、みなさん、独自に注文してねーー!
なかなかお洒落なデザインでしょ?
------------------------------------------------2002/7/24
大阪角田町ヘップホールで松尾貴史プロデュースのマジックショーがありました。出演は他にマギー審司。キッチュ本人もマジックやスプーン曲げを披露。へたな似非超能力者より、うまい。
トークコーナーでは、4人で放送できない内容に観客もばかうけ。
写真は打ち上げ。プロダクションの大滝社長や女流漫才の「カピカピ」それにお世話になったスタッフの皆様。ありがと。
マジシャン達、右上の金髪がキッチュ。左下はマギー審司
左下の頭はマギー審司のマネージャー

右の二人が漫才の「カピカピ」年齢はよくわからない。
あ、それから8月12日(月)新横浜プリンスホテルで
「ナポレオンズ・ブッフェ・ショー」があります。
飲んで食べてマジックをみて、楽しいですよ。大人¥9000。小人¥4500。
予約はお早めに。
045−471−1112
よろしく!!待ってるよ。
------------------------------------------------2002/7/21
やっと、例の本のチラシができました。

え!
タイトルをみると「マジシャンのギターコード記憶術」とある。
まさかと思いでしょうが、本当にギターの本です。
いままでのSOMETHINGをみていれば、ギターの話がときたまでていたでしょ?
実は、今年の春、近所でオヤジバンドをやろうということになり、鬼のバンマスのUSUKURAさんに「ボナさん、何か楽器できる?」といわれて「そうねえ、中学の時、フォークソング歌ってたなあ」というと「じゃ、ギター決まりね。こんど練習があるから顔だしてね」となった次第。
いかにこれが無理な話か、その理由をあげてみると
●まずギターがない。
●譜面が読めない。
●コードがわからない。
フォークソングなんてF、C、Dm、G、G7、E、Em、D7、B、Amくらいおぼえておけば、昔は歌えました。でもわたされたジャズの譜面をみて愕然。B♭7、A7sus4、Gmaj7?、Cdim7?、Aaug?????なんじゃこれは?
そこで通販でとりいそぎギターを購入!
そして
いそいで本屋さんで複数のコードに本を買ってきたのです。
しかし、難しい!
音楽知識がないから理論ではなく、形で憶えるしかなかったのです。
それにはあまりにもコードの種類が多すぎる。
そこで自分なり、図を作ってならべてみると、ある法則に気が付いたのです!
これなら、どんなコードでもいける!
というわけでミュージシャンなら恥ずかしくて書けないであろう教本が
できたのです。。。。。
あとは本を買って読んでくださいね。
定価は¥1000+税
よろしく。
楽器屋さん、本屋さんで注文するときは
「マジシャンのギター・コード記憶術」
編著者:ボナ植木
龍吟社/リズム・エコーズ
ISBN4−8448−9521−4
JAN:4522506095213
今月の末から発売。でも予約はもうしてもいいですよ。