2003/3



--------------------------------------------2003/3/31
マジックランドの通りは新大橋通りから昭和通りまでサクラが満開だ。
きれいだよ。

ノートパソコン用のケースを買いに行ったが、何かに使えるなと感じた。
そうそう、リンキング・リングのケースにいいかも。
布製でいろんなタイプのがでている。パソコンを持ち運ぶのだから傷つきにくいようになっているからうってつけだ。
今の世の中、人の<心>用の保護ケースもあればいいかもね。

アカデミー賞のエイドリアン・ブロディがスピーチで
「信じる神がキリストであれ、アラーであれ、神のご加護を…」
いいね。でもこういうやさしい人が戦場にいったらやられてしまうんだろうな。

さてここからはちょっとまじめな話をしてみたいと思う。

あるプロマジシャンが「マジックを好きになるお客はいいけど、マニアはプロの邪魔ですよ」といったことがある。

これと似たようなことが、
中山康樹さんの「超ジャズ入門」(集英社新書)に書いてあった。
これはジャズだけではなくマジックという芸能にも同様のことがいえそうだ。

そのジャズの本の中で中山氏はジャズファンという表現を使っているが、それはマジック界でいえば「マニア」のことであるというのは、文脈から判断できる。

ジャズの彼らはジャズミュージシャンがヒットアルバムを出すと「魂を売った」とか「コマーシャリズムに走った」と非難する。

これはマジシャンが安易な番組で安易なマジックで売れたり、あるいはかんたんな種明かしで受けを狙ったり、超能力もどきの演出をしたりして有名になったマジシャンに「あんなのは邪道だ」というのと似ている。

さらに
「ジャズメンが前人未踏のテクを披露すればジャズはテクニックではないといわれ、個性をだせばテクニックが下手といわれ、晩年の弾き間違いや吹き間違いのミス・トーンにはやじられ、いったいジャズファンとはなんなのだ」というのです。

これをマジック界に当てはめればまさにそのとうりで、先のマジシャンの「マニアは邪魔ですよ」といいたくなるのと同じになる。

確かにプロで食ってる人を見ていろいろご意見をいうある種のマニアは、まるで焼き鳥屋で野球を見て「なんだよあの作戦は」と文句を言っているサラリーマンと同じかもしれません。

でもそれらのサラリーマンと巨人の原監督との接点はありません。
プロの耳に入らなければ何の問題もありません。
しかしかなりのマジックマニアはプロと接点を持つことがままあります。それはマジックという性質上そうなるものでしょう。レッスンなどやマジックの会などがあるからです。そのような時に意見を言われると「あんたは何様なんだ」とプロはいいたくなるものです。

ジャズの場合、評論マニアと演奏マニアとわかれると思うのです。
演奏するマニアは一朝一夕にはいかないのでジャズメンをある面尊敬をします。

しかしマジックの場合、簡単にできる部分もあることからマニアがプロと対等になりうると勘違いし尊敬するどころか批評もしてしまうのでしょう。マジックの場合、評論家にもなりうるし実演家にもなりうるので、むしろ始末に負えない。

先のマジシャンも中山氏もいいたいことはこういうことだと思うのだ。
「ちょっとばかりマジック(ジャズ)を囓ったくらいの人間は黙って見ていろ!(あるいは聞いていろ)」ということでしょう。

じゃあ甘言ばかりいえばいいのかというと、
まさにその通りでプロはそれだけは聞き入れるものです。

どっちにしても、重要なことはマニアもプロもその芸能を愛しているかどうかが問題なのでしょう。その愛するベクトルがどこに向くかが重要なのです。

けなすのではなく応援する。それがマニアのマナーでしょうし、それに答えるのがプロの仕事の一部でしょう。

私もマジックマニア出身だから、プロとマニアの両方の気持ちがよくわかります。

でもジャズに関していえば今マニアだし、しかもギターを演奏する方も今マニアだ。うーんこの立場は難しいか?

いや、簡単だ。

ジャズギタリストマニアのボナ:「えー、何かリクエストは?」

ジャズマニアのボナ:「あるよ…演奏やめてくれ」

--------------------------------------------2003/3/29
バンドの夏合宿のお知らせがきた。
うーん、学生ならともかく大人のアマチュアバンドで合宿があるとはしらなんだ。
みんな本気らしい。朝から晩まで特訓だろうか?

振り返ってみると、学生の頃にはマジックの合宿もあったけど、朝から晩まで練習していたかどうか覚えていない。遊び回っていたという記憶しかないからマジックはしてなかったんだろうなあ。

と思っていたが、古い資料に「合宿用マジックテキスト」というのがあった。
私の書いたもので20種類くらいのマジックがのっている。結局これを使ってやっていたのだろうけど、やはり記憶がないなあ。もう30年近く前の話だからね。
きっと午前中やって、あとはレクリエーション(古!)にまわしたんだろうな。

このバンドの合宿もそうなるといいな。でも鬼のバンマスがゆるさんだろう。

ちばてつや先生に拙著をさしあげたらポーズってくれたので宣伝に無断で使わせてもらった。
(整理術のコーナーに載せました:HP表紙の本のアイコンです)

ひさしぶりになぎら健壱さんにあった。たばこを吸って酒を飲んでも声はいい声だ。さすがプロ。

森進一の襟裳岬の替え歌はすごかったけど、ここにはのせられらない。
♪●の国では、もう〜、●●を●●で●●●始めてるらしい♪
他にも放送禁止の歌を歌っていたけど、刺されないことを祈る。



テレビブロスのマジシャン適正適当占いをやったら「マリック」さんになった。
本人がやってなんで「ナポレオンズ」にならないんだろう?
オレはナポレオンズに向かないのかあ?

郵政公社になるからかどうか知らないが、郵便局のサービスで昆布茶をもらった。
それ以来なぜか最近昆布茶を飲むようになった。
結構うまいもんだ。きっかけがなきゃあ飲まないお茶だ。
なんでもアルギン酸が体にいいらしい。
より健康になったら郵政公社に宅急便で何かお礼の品を送ってあげよう。(それじゃ意味ないか)

でもイメージがジジくさいから、あまり人には言わないようにしよう。
格好良くステージをやっている時、次のような観客同士のささやきが耳に入ったらやりにくいからね。

「あの人、不思議なことをカッコつけてしてるけど、家でこたつに入って猫を膝においてどてら着て昆布茶すすってるらしいわよ」
「うわー、ジジくさいわねー。こたつの上に薬袋とかお水セットとかティッシュボックスの替わりにトイレットペーパーがあったりしてね。興ざめだわ」

やかましい!

------------------------------------------2003/3/27
雑誌TVBros(テレビブロス)がでている。大きく扱ってくれてうれしいね。
演劇ぶっくという本にも載ってる。
最近マジックが流行ってるのかなあ。

笑っていいともで頭ぐるぐるを他のタレントさんがやっていたけど、スムーズに動くのは結構むずかしい。私でも無理かも。

最近ギターをやりだしたとテレビでいっていた和田アキ子さんに会ったので
「ギターでどうです?」ときくと
「やっとコード4つ覚えたよ」との返事。
私のギターの本をおくってあげよう。

FMVのMG12C/Mというノートパソコンを買った。
いろんな機能がついているが残念ながら電子レンジ機能や風呂の追い炊き機能はついていない。
ノートだから無理だろう。
(デスクトップでも無理だけど)
でも1.7キロは軽くていい。
これはHP制作用に買ったようなものだ。
自作のパソコンはクロックが遅いので更新のたびに時間がかかる。その待ち時間をトータルしたらなんと無駄なこと。その分ギター練習にまわせるしついでにマジックの練習もできるし、いやいや飲み屋に行ける。
今、我が家で稼働しているパソコンOSはMSーDOS、Win95、WinXPの3種類となった。

FISMオランダ大会事務局から「パーラーカテゴリーのコンテストエントリーを受領した」と手紙が届いた。いままで考えてきたものをそろそろ形にするか。7月には戦争が終わっているだろうか?
まだイスラエルからネタがこない。。。。

久しぶりにランチに神保町の中華料理「長楽」にいった。
ママさん兼料理長と無沙汰の挨拶をしたあと名物の「肉そば」のみを注文した。

するとまず大皿のつけもの、巨大な冷や奴、どんぶりご飯、毛糸玉かと間違えるきんぴらゴボウ
それらの前菜が私のテーブルに並ぶ。他の人は肉そばのみを食べている。
労働者の若者が「同じ肉そば頼んでなんであんなにオプションがくるんだ」といわんばかりの視線が痛い。
でもこれ全部ママさんのまかないだからメニューにはありませんよーーーだ。

そして肉そば。肉を揚げてあるからうまいのなんの。あー食い過ぎた。
もう夕飯いらん。

--------------------------------------------2003/3/25
またカウンターがおかしくなったけど、なんとか復旧。
ところで土曜日の飲みすぎた話だが、実は2年前くらいから「錦糸町のやきとりの小川に連れて行け」と脅迫を受けていたのだ。しかも「2年待たせたんだから、一軒じゃ許さん!」というのだ。
これからその夜の話をするにあたって、名前がないとわかりづらいと思うので本名は出せないので仮名で書く。

その男は漫画家の高井研一郎(仮名)だ。
私ひとりでは心許ないので数少ない友人の作家・中原まこと(ペンネーム)を呼んでおいた。

みそぎの飲み会は6時から始まった。
焼き鳥の小川で常連のアニータ似の美女のヤスコ(本名)25歳(仮齢)と写真をとったり、
 
ご主人と撮ったり、
体調もよくボトルに「にゃろめ」と「山口六平太」(仮名)の似顔絵を描き、

あげくの果てそばにいた常連のOL鈴木さん(本名)達ともマジックを見せまくったあと記念写真を撮ったりのノリノリ状態。


そしてさんざん飲んで焼き鳥をくったあと、時計をみて「お、まだ早いね〜いいねえええ。さああ、次はどこかなあ」
と大きなひとり言をいう。

そこで支払いをし、(もちろん私が)しかたなくいやいやフィリピンパブにいく。

そこでもカラオケは歌いまくるわ、女性とダンスはするわ…(以下削除)
友人の中原まこと(この場合仮名)も足のきれいなアレキサンダー(源氏名)となにやらこそこそ話。
えーい、まったくどいつもこいつも。。。。

そこも私が支払い、外にでると
「あれ?まだこんな時間? 早いなあ、帰るには…」というので、ジャズの店にいくと、なんと美人ボーカルの八木みき(本名か芸名か不明)さんのライブ。

「いいねえ。いいねえ」といいながらバーボンのボトルをあけ、ショーの最後に「記念撮影!」といいながら彼女のそばによって「あんた早く撮ってよ」と私に命令。
 
ついでに鬼のバンマスの薄倉秀英(たぶん本名)も撮る。

高井氏(仮名)は「ここは俺が払おうか?」というので「冗談じゃない!」と私。「ちょっとでも払わせたら、何言われるかわかりませんよ!ボナ植木(芸名)はケチだね。2年待たせておごらないんだからなんていいそうだからなあ。絶対、オレ(ボナ)が払う!」とシャウト!
外は小雨が降っていたのでタクシーに押し込む。ドアが閉まる寸前、彼が叫んだ。
「いいね、また来週やろうよこのパターン、おやすみ〜」

来週?…今度は20年後だよ。。とつぶやき、ひとりフィリピンパブに戻る。。。
(もどったんかい!)
--------------------------------------------2003/3/23
うーん、頭イテー。
きのうは飲み過ぎたあ。。。。。

あの二人のせいだ。
3軒はしごをさせられ、その支払いをさせられ。。。。
詳細は後日。。。。
友達はいないほうがいいかも。。。
消えていく印税。。。。。。
--------------------------------------------2003/3/21
志の輔さんの落語のまくらで、アメリカンジョークがあった。
「7は9より強い。答えはセブン、エイト、ナイン」
どういう意味かというと
7 ate 9
ateはeat(食べる)の過去形。
つまり7は9を食べたというわけだ。
日本語でも試したら、似たようなのを発見した。
「八は十より強い」
八、喰う、十
今はアメリカがイラクを食べようとしているところだ。
さてそのフセインの演説。
どうみたっておかしいよな。本人にしてもレポート用紙みたいなものを読んでるだけだし元気がない。影武者かどうかはともかく、あらゆる状況を盛り込んだ演説をあらかじめ録画していたのは間違いないだろう。
マジックでもあらゆる予言をしておき、相手と一致したものだけを見せるというパターンがあるが、そのようにみえる。
だからこそあの台本を読まなきゃいけないし、何種類も演説してるもんだから疲れた顔してるよ。
少し前に納品されていたQカーに乗ってみた。
結構、椅子がきついなあ。宇宙船みたいな感じだ。
これをマジックでどう使うかが問題だなあ。

動力はオモチャのチョロQと同じで、車体を前から2−3人で後ろに押してからブレーキをかけ、リリースすると前進する。

というわけではない。
--------------------------------------------2003/3/16
ジャズバンドの練習に参加した。
ああ、世の中、そして身の回りでも不愉快で気分の悪くなることばかりだけど、バンドのギター練習ではそんなことは忘れて、音楽に没頭できるもんだ。
しかも生まれて初めて弦を押さえる左手の人差し指がつって動かなくなった!
こむらがえりは経験しているが、指とはね。
一生懸命やりすぎたようだ。
つーことは、マジックのスライハンドの練習で、指をつったことがないから、まじめに訓練していなかったのだろうか?
いやいやそうではなくてマジックの場合、つぼを知っているから、新しいマジックや技術でも「余計な力を入れすぎない」でマスターできるからだ。
確かに自分が他人にマジックを教える時でも「力を抜いて、リラックスして」というから、ギターでもそうすればよかったのだ。

しかし〜力を抜く〜これが一番難しい。

ギターを軽く奏でることができるのはいつのことだろうか?
肩の力を抜いて毎日生活していくこと自体も難しいが、なんとかそうしたいものだ。
話は違うが
ボサノバの作曲家アントニオ・カルロス・ジョビンが日本にきて、自分の名前を日本人に覚えてもらおうと、日本風にして名刺に印刷した。
そこに書いてあったのがこれ。
「あんたのは・軽石・土瓶」
肩の力抜けるというか腰が抜けた?悪ぃ悪ぃ。冗談だからね。
イスラエルからまだネタが来ないなあ。戦争が始まる前に来て欲しい。
イラクに大量破壊兵器があるかないか、査察官が調べている最中だが、マジシャンが観客代表の査察官に「タネがあるかないか査察させろ!」といわれた場合は困るなあ。。。。。。。
--------------------------------------------2003/3/14
とうとうホワイトデーが来てしまった。
毎年、この日にお返しをしたことがない。忙しいのと誰に何をお返ししようかと思案しているうちにだらだらと時が過ぎていき、ほぼ一月遅れのホワイトデーというか、くすんだグレーデーとなる。
とりあえず、お返しがもらえるというお心当たりの方、忘れたわけじゃないので待っていて下さい。
去年から待っている人がいたらそれはいくらなんでも忘れているのでご一報を。
ところで自分の整理術でビデオ棚というのがあるが、今ちょっと悩んでいる。それらをDVDにコピーしてかなりのスペースをゲットするかどうかだ。
以前、8oビデオにコピーした人がいたが、今となっては無駄だったような気がする。またそんな状況になるのではと危惧したくなる。
雑誌のレポートで読んだけど、ビデオ200本をDVDにコピーしたら60枚になったという。これはかなりのスペースが蘇ることになる。
うーん魅力的だ。
大体ビデオテープ1本の厚さは2、6pだから、X200で単純に並べたら約5m
これがDVD60枚だと、ケースの厚さ約6oだから36pになる。
この人の場合では約1/14のスペースでよいということになる。
これは厚みだけの計算だから容積としてはもっと減ることになる。
狭い我が家には実に魅力的だ。

しかし問題はコピーし終わったビデオが捨てられるだろうかということだ。
実はこのレポーターもその200本のビデオが捨てられずにいるという。

意味ないじゃん!
これからは「部屋の整理術」より「心の整理術」が問題だな。
--------------------------------------------2003/3/12
3/1のジャケットの詳しい情報が「超ブルーノート入門」(中山康樹・集英社新書)にある。
撮影はフランシス・ウルフ、デザインはリード・マイルス。
(げっ!、<ふらんしす>を変換したら<不乱死す>とでた。<腐乱死す>だったらできすぎだ)

どうもこのお二人は他のジャケットも担当しているらしい。
颯爽と歩く女性の足の後ろの冴えない男の足がきいているデザインだ。
車マニアなら後ろの車が何であるかわかるんだろうなあ。

ところでこのジャズの本に限らず「超〜」という表現はよくある。
マリックさんの超魔術もそうだし、整理術でお馴染みの野口さんの著作のほとんどが「超〜」だ。「超・整理術」「超・メモ術」「超・文章法」などだ。

「超」という言葉を初めて知ったのは、子供のころ世間では今の新幹線のことを「夢の超特急」といっていたから、それが最初だろう。
「超」という意味は「程度を越えてること、すぐれていること」とある。

(ギャルが言う「ちょー可愛い!」という表現も文法的にはあってるようだ。正確には「程度を越えて可愛い」というべきだろうが…)
ということはマリックさんのマジックよりすごいマジックをやったのなら「超・超魔術」となる。ユリゲラーの超能力よりすごければ「超超超超能力」となる。あまり超が付きすぎると、一周してもとにもどって凡人になってしまいそうだ。
誰だか忘れたが政事評論家が「右翼も左翼も、過激すぎると一周して同じになってしまう」と言っていたなあ。激しすぎると右も左も政治理念がなくなるということらしい。
2−3日前の深夜にドラマ「浅草キッド」が放送されたらしい。売れっ子マジシャン役ででていたんだよね。
確定申告したぞ。
あ、野口さんの著作で「超・納税法」ってでていたなあ。
先日つかまった政治家は「超・脱税法」がほしかっただろうに。

ああ、久しく「超・美人」と飲んでねえ。。。。
--------------------------------------------2003/3/10
名古屋のホテルでルームサービスを頼んだ。
若い女性がワゴンで料理を持ってきた。私を見てハッとしたから私が誰だかわかったのだろう。サインした伝票の写しを渡されたがぎこちない。

さらに驚いたことに料理をテーブルにおかずにワゴンを下げだした。何をしてるのかなあと思いつつ眺めていると、ついに開け放してあった部屋のドアから出てしまった。
私は「おーい。まだ食べてないよー」というと、彼女はあわててまたワゴンを部屋に入れて料理を置いていった。あきらかに動揺してるぞ。

食事をしていると部屋のチャイムが鳴った。
さっきの彼女がいて「すいません。伝票を間違えました」といって取り替えた。そしてこういった「あのう。失礼ですがナポレオンズの方ですか?」というのでうなづくと「がんばってくださいね」と言った。
お前がガンバレと言いたい。

最近、「現場主義の知的生産法」(関満博著、ちくま新書)というのを読んだ。
この先生の仕事は地域産業を調査するフィールドワークだ。
メインのその話より、私が興味を持ったのは「海外調査の身支度」や「人との交流の仕方」や「文の書き方」「出版の実状」だ。
平明な文章というのは難しいものだ。
この先生も若いころ大学の先生に「きみのこの論文のこの部分がよくわからないから外国語で書いてみろ」といわれ英語で書き直したところ「ではこれをそのまま日本語にしてみろ」といわれ書き直したら「なんで最初からこのように書かないんだ」といわれたそうだ。
文章はラブレターと同じで、恋人に確実につたわるような分かりやすい文章と情熱をもって書くべきだという。
勉強ナルネ。

海外調査で持っていくのは小さなカバン。そして人との交流にお酒はかかせないという。
私には実に納得ものだ。
なぜかそのスタイル、マジックランドのトンさんに似てる。
クロワッサンでてるよ。
「あっと驚く収納家具」特集だ。
だから整理術とかではなく、使っている家具の話が多いので、ビデオ棚がメインで載っている。P59。
--------------------------------------------2003/3/8
推理小説「幻の女」の出だしの有名なフレーズで

「夜は若く彼も若かった、が夜の空気は甘いのに彼の気分は苦かった」

というのがあるが
夜の空気の匂いは独特だし何かを感じさせる力がある。
東京のきのうの雨上がりの夜の空気は、ちょっと肌寒かったが春を感じさせるいい雰囲気だった。そんな薫りがした。
春の訪れは、間違いなく気分をよくさせると実感したよ。
さて戦争が始まる前に、先日買った外国のネタが届いて欲しいもんだ。
なんせメーカーがイスラエルのテルアビブにあるもんだから、影響が出ると思う。
よくマジックの仕掛けで、特に電波もののリモコンは昔からなぜかイスラエル製が性能がいいとされている。
軍事用のノウハウがあって高性能になっているようだ。
でも外国のどこかの劇場で公演中、ネタのリモコンを押したら、外で車が爆発した、なんてこともありうるかもしれないのだ。これから岡山だ。運転士が寝てないことを祈りつつ……。

--------------------------------------------2003/3/6
今でているアスキードットPCというパソコン雑誌に拙著が紹介されている。
書評は本人には連絡がないらしい。でもうれしいな。
2−3週間前の週刊新潮にも出ていた。
今日は、にぎわい座で立川談志師匠とのコラボだ。台本もないし、師匠は開演ぎりぎりにくるからうち合わせもない。へたすりゃ来ないかもしれない。
ま、ジャズのセッションと思えばいいか。。。
ハワイアンの歌詞がわかった。
♪小さな橋よ〜、竹の橋の下ぁ♪
ぜんぜん違ったよ。
モナリザジグソートリックを最近よくやる。
今夜もやるつもりだが、演出を変えた。
モナリザの肖像画を2枚使う。お客さんが選んだ絵の方に選んだ1片が合うという2重の不思議にした。
でもリハーサルでややこしかったら、シンプルバージョンにするかも。
客をパラシュートボールでランダムに選ぶ「テポドン装置」も今夜使うよ。
BGMはもちろんナット・キング・コールのモナリザだ。
なんか天気は相変わらず寒いし、世の中いやな話ばかりだ。
だからマジックの世界だけでも、平和で夢のある温かいものにしたいものだ。。。。。
クロワッサンは3/10に発売!
--------------------------------------------2003/3/4
今日ニッカンスポーツにでた。
小さいけど写真入りだ。これでまた本が売れるといいな。
まだ平積みしてくれている書店もあったし、シリーズの棚に1冊収まっている書店もあった。
考えてみれば1日200冊近い本が出版されるのだから、本屋さんだって置き場所がないよなあ。1冊でもあれば感謝しなくては。
新書や文庫はスペースが確保されているから、待遇としてはまだいい。
単行本の著者は大変だろうな。だからドンドン書くんだろうな。
ウクレレの本が仕上がってない。今月中に何とか書きあげよう。
これから出版社とうち合わせだ。
ハワイアンはいいね。

♪小さな橋の川の下の上〜♪あれ?
♪小さな川の橋の下の上〜♪うーん?違うな。
♪小さな橋の下の川の上〜♪ああ、わからん。

話は違うが
市川猿之助の「スーパー歌舞伎−ものづくりノート」(集英社新書)を読んでいるが、舞台を作っていく作業より、なぜこんなにバイタリティにあふれた活動や行動ができるのか、そっちの方が感心する。人間が違うんだろうな、私とは。

なかでも興味を持ったのは、舞台稽古の道具を搬入したトラック側と練習場の係員との口論から、舞台を使わせないということになってしまった話だ。
どんなトラブルなのかは詳しく書いてないが、そこまでいってしまう人間同士のこじれ具合をぜひ知りたいものだと思った。
これは人間関係の心理の大いに役立つケースだと思うのだが。
ほんの些細なことから戦争にまでなってしまうこともあるのだから。
たくさんのボキャブラリーがある人間だから、言葉使いには気を付けよう。
民族衣装をみて「キャバレーみたい」といったバカな人がいたが、私でも言わない言葉だ。
ところで「ぼのぼの」22巻が出たよ。この森の動物達には深刻な、諍いはないよ。。。。。。。
3/21にはDVDが出る。フルCG映画だ。
(C)いがらしみきお
--------------------------------------------2003/3/1
●いやー、魔女軍団のジェミーは酒が強い。
ビールジョッキを複数杯飲んだあとマティーニ→ジャック・ローズ→ガルフ・ストリームと立て続けに強いカクテルを飲んでも、乱れることもなく平然としていたなあ。
マジで人間じゃないかも。

ナナちゃんや師匠の北見伸さんのほうが人間だ。
●ある人に勧められて、山本周五郎の「さぶ」を読んだ。確かに読みやすい文章だが、それ以上にストーリーの運びがおもしろく、一気に読んでしまった。でもこれって子供のオススメ図書だけど子供にわかるかなあ、男女の仲が…わかんねえだろうなあ。
●メールで外国のネタを買った。
砂時計にお客さんのお金が入るというヤツだ。世界限定150個というが、ちょっと高かったかな。$700ドル。
うーん、パソコン買えばよかったかな。
●あるスタジオで美人バイオリニストで女優の川井郁子さんとすれ違った。ああ、一緒に写真とりたかったなあ。

以下ジャズ話。。。。
●あー久しぶりにバンドの練習にいった。ブランクがあったので疲れた。
いままで何してたんだろう?
難しいコードが正確の押さえられない。ギブソンが泣いてる。勉強しまあーす。鬼のバンマス! でもブルーススケールでアドリブちょっとできた。。ほっ。
●家に貼ってあるジャズ・カレンダーが3月になった。
今月の歌は「all of me」(オール・オブ・ミー)
「私の心の一部を奪ったのなら、どうしてすべてを奪ってくれないの?」
というラブソングだ。
……言われてみたいもんだ。
●ジャズ評論家の寺島靖国さんがいうには、「ジャケ買い」というのがあるらしい。
CDやレコードのジャケットに惚れて、曲やアーティストに関係なく買ってしまうことらしい。
以前紹介した「SOMETHING COOL」もいいが、写真のソニー・クラークもいい。
歩く女性は、意気揚々とそして気取ってなおかつおしゃれで、でも力強さを感じる。
なぜか元気の出るジャケットだ。

1958年

マジシャンでも、写真を見ただけで雇ってくれるクライアントはいないかなあ。
●究極の選択
A:使用済み核燃料
B:使用済みパンツ