SV-98 model 2 ネタ その3
SV-98 model 2よ、どこへ行く。(^ ^;;
2002/ 7/ 7 公開
はじめに、今回使用した、まりもさん作 「VGAENB.BIN」の
SV-98/2対応版は、無理を言って作ってもらったものなので (^ ^;;)、正式に対応しているわけではなく、すべての
SV-98/2でうまく動くとは限りません (ロットや、環境によっては、使えない可能性があります)。
また、
このページの情報による改造によりデータの破壊や、本体、オプション機器、AGPカードなどが故障しても、自分や、当然ながら、ソフト製作者のまりもさんも一切の責任を負いません。全て自己責任でお願いします。m(_
_)m
ちなみに、SV-98/2の部品は、フロントマスクを含めきわめて高価なので、故障すると相当な出費が予想されます。
<< AGP版
GeForce4 MX440を SV-98/2で使う >>
★ 玄人志向 CHANGE-AGP2PCI
● CHANGE-AGP2PCIとは
最近、PC-9821ユーザーの間で、にわかに話題になっている製品があります。それは、玄人志向がユーザープロデュース第 5弾 (ELOさんプロデュース) として発売した、キワモノシリーズの「CHANGE-AGP2PCI」です。
この製品は、その名の通り、グラフィックアクセラレータ (GA)
カードで主流となった、3.3Vの AGPバス用カード (Low Profile用) と 5Vの
PCIバススロットの間に入り、信号電圧レベルを変換し、AGPバス用カードの
PCIバスへ接続を可能としています。
つまり、これを使うことにより、AGPバスを持たない PCの PCIバスに、AGPバス用の
GAカードを挿すことができるという、優れものです。(^ ^;;
ただし、全ての、AGPカードがこの方法で動作するわけではありませんので、ご注意ください。
他に、割込みは、INTA#〜INTD#から選択でき、AGPカードの電源を
PCIスロットからではなく、HDD用電源 (4pin)
から供給する機能を持っています。
● 製品の危険性
ただし、構造が単純なので、この変換アダプタのレギュレータがかなり熱くなるので、取り付けるスロットの位置や、冷却に注意が必要です。
また、過電流などの電気的トラブルに対する安全装置などありませんので、電力を大量に消費する
AGPカードを挿すと、この変換アダプタや、AGPカードが、故障する可能性があります。このような物なので、とても万人にお勧めできる物ではありません。
特に、nVIDIA GeForce4 Ti4600/4400
搭載カード等は、ネット上で、すでに故障の報告があり、きわめて危険です。カード自体も高価なので、無理はしないようにしましょう。
ちなみに、PC-9821Xa7や、V7等、チップセットに i430FX搭載のマシンでは、燃える可能性があるそうです。(^
^;;
● 現行バージョンは試作品
2002年 6月現在販売されている 「CHANGE-AGP2PCI」
は、まだ試作品です。マザーボード上で、PCIデバイス番号の 「0」
が使われていないことが、動作させる最低条件となっています。
よって、PC-9821では、一部の機種 (i430FX搭載機、RvII26/ RsII26など)
を除いて使えますが、PC/AT互換機では、ほとんどの場合で、正常に動作しないようです。このため、この製品には、動作保証は一切ありません。
なお、今後発売される予定の正式版では、その対策として、PCIブリッジチップが搭載されることになっています。ただし、PCIブリッジが搭載された場合、SV-98/2では、使えなくなります。
また、本来、AGPバス対応のカードを、無理やり PCIバスに対応させているので、当然ながら、カード本来の性能を引き出ことはできません。ただ、現状で、高性能な
GAの選択肢が少ない PC-9821シリーズでは、かなりの期待ができると言えるでしょう。
● 参考になるページ
CHANGE-AGP2PCIや、PC-9821で、PC/AT互換機の GAを使うに当たって、こちらのページが参考になります。
★ PC-9821で AGPカード使用上の注意点
●その 1 (ドライバと、VGA BIOS)
通常、PC/AT互換機専用の GA (AGP, PCI問わず) を、PC-9821で使う場合には、Win9x用のドライバが無い
(ドライバがあれば、Win9xでも使えます。I-O DATAの GA-VDB16/AGPはその一つです。)
ため、NT系 OSを使うことと、GAカード上の VGA BIOSを、何らかの方法
(VGA BIOSの内容を破壊する、基板のパターンカット等)
で無効にする必要があります。
特に、GAボード上の VGA BIOSを無効にできないと、PC-9821シリーズでは、メモリカウント後にハングアップするなど、誤動作の原因となりますが、幸いなことに、AGPカードを、この
AGP-PCI変換アダプタと組み合わせて使った場合、PC-9821シリーズでは、
カード自体を PCI BIOSが認識できないので、VGA BIOSに起因する PC起動時のトラブルが防げます。
また、PC/AT互換機専用の GAを使う場合、RGB入力端子の有る PC-9821シリーズでは、本体の RGB入力に GAからの信号を入れても、NT4.0/Win2Kのドライバが、PC/AT互換機用なので、Win画面と、DOS画面が切り替わらず、二系統入力のモニタを利用したり、RGBケーブルを差し替えたり、フリーソフトで切り替えるなど対策が必要になります。
ちなみに、SV-98/2の場合、もともと RGB入力端子自体が無い (たとえ、PC-98対応の
PCIバス用 GAであっても、同じことになる)
ので、気にすることは有りません。(^ ^;;
● その 2 (リソース)
「CHANGE-AGP2PCI」 を使う上で最大の問題は、PC-9821シリーズ (PC/AT互換機は不明)
の PCI BIOSでは、自力で AGPカードに、リソース (割込み、メモリアドレス、I/Oアドレスなど)
を割り当てることができません。このため、OSの起動前に、フリーソフトなどで、PCIレジスタをいじって、きちんと割り当てておく必要があります。
● その 3 (AGPカードの形状)
「CHANGE-AGP2PCI」 は、Low Profileカード用に設計されています。デスクトップモデルでは、Low
Profileの AGPカードでないと、本体の蓋が締まらなくなります。
なお、ミドルタワーや、フルタワーモデルであれば、通常サイズの
AGPカードも使えますが、コネクタの配置によっては、ケースに干渉して物理的に取り付けできない可能性があります。
● その 4 (カードの発熱)
AGPカードのチップや、AGP変換アダプタのレギュレータは、かなり発熱するので、デスクトップや、ミドルタワーモデルでは、冷却に気を配る必要があります。
ちなみに、SV-98/2では、マザーが左実装のため、カード上の部品面が上に向きます。その上、PCIスロット
#3に挿せば、筐体ファンのすぐ側なので、冷却に関しては、かなり有利だと思います。(^-^)
★ 今回必要なもの
以上のものが必要です。特に、9821ディスプレイアダプタを持たない、SV-98/2では、Millenniumが、絶対に必要になります。
★ SV-98/2への導入
● 導入準備
では、SV-98/2への導入の手順です。まずここで、正常に (^ ^;;)
Windows2000Professionalがインストールされているものとします。
すでに、GeForce2MX400/PCI等、VGAカードを搭載している場合は、そのままでは、「VGAENB.BIN」が誤動作しますので、あらかじめ
GAカードを、Millenniumに交換しておいてください。
また、その際、PCIセットアップで、メモリアドレスを予約していた場合は、削除してください。できれば、「ESC」
+ 「HELP」 + 「9」 で、PCIセットアップを初期化しておくことを勧めます。
始めに、まりもさんの
HPから、SV-98/2に対応 (正式では無いので注意) した、「VGAENB.BIN」
(Ver 1.14b 以降) と 「IPLware」
をダウンロードしておきます。これが無いと、SV-98/2に限らず、他の
PC-9821シリーズでも、AGPカードは使えません。これを解凍し、システムを転送した、FDにコピーします。
なお、このソフトの詳しい使い方は、ここでは省きます。難しい内容では無いので、各自で、付属のテキストファイルをよく読んでください。AGPカードの動作を成功させるためのヒントもあります。
● AGPカードの取り付け
次ぎに、本体の電源を切って、念の為、ACケーブルを抜き、筐体のアース部分や、ドアノブ、アルミサッシを触って、静電気を逃がしておきます。
AGP版 GeForce4 MX440から、固定金具を外し、CHANGE-AGP2PCIに挿し、これを、本体の
PCIバスに取り付け、このままでは、カードが外れ易いので、ネジでしっかり固定します。この時点で、GAが二枚ざしになっています。SV-98/2では、ここがもっとも重要です。
ちなみに、玄人志向の GF4MX440-AGP64Cの場合は、液晶モニタ用コネクタがあるため、CHANGE-AGP2PCIの固定金具が、コネクタに干渉し、カードが微妙に斜めになりますが、動作に支障は無い様です。また、SV-98/2への取り付けは、問題ありませんでした。
● AGPカードへのリソースの割り当て
AGPカードを取り付けた後、本体の電源を入れ、先に製作した FDから起動し、「CUSTOM.EXE」を実行します。以降、対話形式で、その時の環境に合った、「VGAENB.BIN」
を製作してくれます。
なお、今回の、GeForce4MX440/AGPでは、幾つかの質問の中で、「VGA
BIOS COPY可否」、「コマンドレジスタ・メモリ応答可否」は、両方とも
「N」にしておきます。
作成された、「VGAENB.BIN」を、「IPLware」を使って、Win2Kがインストールされた、HDDの IPL領域に埋め込んだ後、再起動し、Win2Kを起動させます。
ちなみに、「VGAENB.BIN」実行時のメッセージは、「SHIFT」キーを押している間、処理の内容を確認することができます。初回起動時に、動作が正常か、確認するとよいでしょう。
●
ドライバのインストールとディスプレイの設定
Win2Kが起動し、ログインすると、「GeForce4 MX440/AGP」 と 「Twin
View」
が認識されるので、指示にしたがい、ドライバをインストールし、再起動します。
再び、ログオンすると、この時点で GeForce4 MX440/AGPは、セカンダリとして認識されています。ただし、この時点では、RGBケーブルをつなぎ替えても、画面が正常に表示されていない場合があるので注意してください。
もし、画面が正常に表示されていない場合は、画面のプロパティで、GeForce4
MX440/AGPの解像度を、800 x 600ドット、ハイカラー以上に切りかえてから、RGBケーブルを
GeForce4 MX440/AGPにつなぎ替え、画面が正常に表示されているかどうか確認します。変化が無いような場合、何度か、「Windowsの画面を広く使う」
など画面の設定を変更して、やりなおしてみてください。
● AGPカードの導入完了
ここで、GeForce4 MX440/AGP側の画面が正常に表示されていれば、シャットダウンし、はじめに取りつけてあった GAを外します。外した GAは、いざと言う時のために大切に保管しておきましょう。以上で、グラフィック機能が大幅に強化されます。(^-^)
なお、GeForce4MX440/AGP以外の AGPカードも動く可能性はあります。その場合の 「VGAENB.BIN」の設定などは、付属のテキストファイルや、先に紹介した、HPにヒントがあるので、各自で良く読んで下さい。
★ GeForce4MX440の性能を引き出し、より高速に
Service Pack 1以降、DirectX8.0/8.0aをインストールしていない場合、これらをインストールすると、3D描画でハードウェア T&Lに対応し、描画が大幅に高速化されます。
Service Pack 1以降をインストールすることにより、いくつかのバグが修正されますが、特に、DirectXでのバグも修正されるので、ぜひ、インストールしておきましょう。
Microsoftの HPからダウンロードもできますが、容量がかなり大きい
(平日の朝からでは、56kモデムで約 6時間 (^ ^;;)) ので、ADSL接続でなければ、雑誌の付録などを探してみてください。インストール後は、システム全体の動作が若干軽くなったような気がします。(^-^)
次ぎに、DirectX8.0ですが、このバージョンから、PC-9800シリーズは対応から外れたため、そのままではインストールできません。この問題は、インストールの際に、Feldlotos氏のパッチ「dx8nec98.exe」を当てることにより、回避できるようになります。このソフトは、Vectorに有りますので、検索してください。
なお、2001年 2月現在では、 バグフィックス版の
DirectX8.0aが最新です。
また、nVIDIAの最新ドライバ 「Detonator」 は、nVIDIAの HPには有りません。「reactorcritical」 と言うキーワードで、海外の HPを検索すると見つけることができます。(^ ^;;
★ 結果
では、ベンチマークです。ドライバは、「Detonator 28.32」、「WA Monitor」で、ライトコンバイニング済み、リフレッシュレートは、72Hzです。
★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★
使用機種 SV-98/2
Processor AMD K6 600.0MHz [AuthenticAMD family 5 model D step 0]
解像度 800x600 65536色(16Bit)
Display GeForce4 MX 440
Memory 457,276Kbyte
OS Windows NT 5.0 (Build: 2195) Service Pack 2
Date 2002/ 6/30 22:34
IOI-A100U2W SCSI Card
PCSC-F PCMCIA SCSI Card
QUANTUM VIKING II 9.1WSE3506
IBM DDRS-34560W S97B
| ALL | 浮 | 整 | 矩 | 円 | Text | Scroll | DD | Read | Write | Memory | Drive | |
| GeForce4MX440/AGP | 35657 | 41447 | 53543 | 112804 | 9416 | 40476 | 2286 | 45 | 12799 | 12487 | 37088 | A:10MB |
| GeForce2MX400/PCI | 32082 | 41383 | 52972 | 100469 | 8161 | 29990 | 1054 | 60 | 11251 | 11376 | 35625 | A:10MB |
注: GF2MX400の HDDは、DDRS-34560UWです。
というわけで、94年製の旧世代機ながら HDBENCH Ver 2.610では、ALL
35,000を越えるという、恐ろしいマシンに成長しました。当研究所内では、2002年
7月現在、数値だけは、Xv20 (K6-IIIE+ 600MHz, GA-SV2K32/PCI) を凌駕し、Socket
7系 CPU搭載機では最強です。(^ ^;;
感想としては、GeForce2MX400/PCIより、数値がかなり向上しています。体感的には、2D描画では、変化は感じられないものの、「3DMark2000」 のデモでは、GF2MX400/PCIに比べ、わずかにフレームレートが上がり、見た目にもスムーズ (Xv20/W30 (K6-IIIE+ 600MHz, GA-SV2K32/PCI) をはるかに上回る) に再生できます。SV-98/2でも、 3Dグラフィックが滑らかに表示されるのは、凄いの一言です。(^-^)
最後に、「VGAENB.BIN」を、キワモノの SV-98/2に対応 (?)
させてくれた、まりもさんには、厚く御礼申し上げます。m(_ _)m
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