SV-98 model 2 ネタ その2

SV-98 model 2は、Socket5/7系としては、当研究所内でベンチマークの数値は最強です。(汗)

2002/ 7/ 7 更新


<< CPUの換装 K6-IIIE+ 540MHz編 >>

 はじめに、このような CPUの換装はメーカーの禁止している改造行為にあたるので、保証期間内であっても保証対象外になります。また、すべての SV-98/2でうまく行くとは限りません。このページの情報による改造により故障しても、こちらでは責任を負いかねます。全て自己責任でお願いします。m(_ _)m

 

はじめに

 98で 常用 500MHzの壁を破るべく、うわさの AMD製、機器組込み用プロセッサ 「K6-IIIE+」の 500MHz版を入手したので、メルコ製 CPUアクセラレータ 「HK6-MS466-N4」の動作実績を持つ SV-98/2で試してみようと思いました。(^-^)

 なお、「K6-IIIE+」 550MHz版による、600MHz化に付いては、「CPUの換装 K6-IIIE+ 600MHz編」をご覧ください。

 

AMD K6-IIIE+ プロセッサ

 この K6-IIIE+は、モバイルPC用 CPUの K6-III+ の後継にあたり、2001年 2月現在、最大 550MHzの CPUが機器メーカー向けに発売されています。この CPUの特徴は、従来の 256kBのフルスピード (コアクロックと等速) L2キャッシュ、拡張命令のエンハンスド 3D NOW!に加え、OSやソフト側から CPUの内部逓倍設定を変更できる、パワー NOW!を搭載し、さらに、製造プロセスの改良により、低電圧動作、低消費電力を実現した、Socket 7では (おそらく) 最後の CPUです。 K6-IIIE+では、用途によって標準電力版と、低消費電力版の 2つがあり、低消費電力版では、2.0V以下の低い電圧で動作します。

 以下は、K6-2, IIIシリーズの仕様です。

AMD製 K6-2シリーズ

CPU名 動作クロック L1 Cache L2 Cache MMX 3D Now! Enhanced 3D Now! Power Now! コア電圧 I/O部電圧 対応Socket
K6-2 266〜533MHz 64kB 2.2V/2.4V 3.3V 7
K6-2+ 450〜533MHz 64kB 128kB 2.0V 3.3V 7
K6-2E+ 400〜500MHz 64kB 128kB 2.0V 3.3V 7
K6-2E+ (低消費電力版) 350〜450MHz 64kB 128kB 1.4〜 1.8V 3.3V 7

AMD製 K6-IIIシリーズ

CPU名 動作クロック L1 Cache L2 Cache MMX 3D Now! Enhanced 3D Now! Power Now! コア電圧 I/O部電圧 対応Socket
K6-III 400〜450MHz 64kB 256kB 2.2V/2.4V 3.3V 7
K6-III+ 400〜500MHz 64kB 256kB 2.0V 3.3V 7
K6-IIIE+ 400〜550MHz 64kB 256kB 2.0V 3.3V 7
K6-IIIE+ (低消費電力版) 400〜500MHz 64kB 256kB 1.4〜 1.8V 3.3V 7

 

今回用意したもの

 今回使用した部品は、K6-IIIE+ 500MHz版、メルコ製 CPUアクセラレータ 「HK6-MS466-N4」のソケット部分 (N4下駄) 、CPUの冷却用に I-O DATA製 CPUアクセラレータ 「PK-686P125」に付属のクーラー (手元に適当な物が無かったので (爆)) を使用しました。

 この中で、N4下駄は「アドバンスド・クロックマルチプライヤ・テクノロジ」を搭載し、ベースクロックを下駄上で 2倍 (設定により 1.5倍も可) に引き上げてから CPUに供給する機能があり、ベースクロックの低い PCでも、結果的に 6倍速以上で K6シリーズを動作させる事ができます。このため、ベースクロック 60MHzのマシンで、 CPUを 360MHz以上で動作させる場合には必須の部品です。

 ちなみに、SV-98/2は、初期の Socket 5搭載機でありながら、よく言われる魔法下駄 (A20ラインマスク機能) が、一切必要無く、L2キャッシュ内蔵の K6シリーズを搭載してもマザー上の L2キャッシュがらみで問題が起こらないという大きな特徴があります。(^-^)

 なお、i430HXや i430VXを搭載した比較的新しい 98に比べ、初期の Pentium搭載機の場合、動作の安定化のため、メモリ周りにウェイトが多く、これが CPUの足を引っ張りますので、ご承知ください。(T_T) 

 また、 OSが Windows 95の場合、新コア K6-2以降の K6シリーズを使うと問題がありますので、交換する前に必ず対策を取っておいてください。

 

★ N4下駄の改造

 今回のように、HK6-MS466-N4の N4下駄を使う場合、この下駄の供給するコア電圧は、2.4Vと K6-IIIE+の 2.0Vより高いので、そのまま載せ変えた場合、CPUを壊してしまう可能性があるので、下駄を改造しなければなりません。(^ ^;;

 なお、この説明で分からない方は、危険ですので N4下駄の改造はお止めください。K6-IIIE+を 360MHz以上 (ベースクロック 60MHzの場合) で動作させる場合は、最新の NV4下駄、もしくは、最近、密かに単体で流通している N3下駄の使用をお勧めします。2001年 6月現在、アキバの場合は、某OV○R TOPにあるそうです。(^ ^;;

 さて、N4下駄の改造個所は、下の略図の赤で囲った部分です。この略図は、CPUとクーラーを外した状態です。なお、HK6-MD500-N4, HK6-MD533-N4の場合は、改造の方法が異なりますので、ご注意ください。

 

改造方法は、

です。 Dip SWを取りつけた場合、デフォルトの 2.4Vは、「0011」になります。下駄の改造が終わったら、必ず、テスター等で、出力されるコア電圧が正しいか測定して確認してください。正しくない場合は、ハンダ付け不良が無いか良く確認してください。
 また、あまり熱をかけすぎると、チップ抵抗が壊れる場合がありますので、手早くできるように、事前にジャンク基板で練習すると良いでしょう。(^-^)b

 ちなみに、もし、Dip SWが入手できない場合は、適当な細さのビニール線で、配線してもかまいません。(ぉぃ

 

★ N4下駄の設定

 下駄を改造したら、K6-IIIE+と CPUクーラーを取りつけ、次ぎに、N4下駄の設定をします。デフォルトでは、98用になっていますが、SV-98/2には魔法機能は不要なので、誤動作を防ぐため、Dip SWを設定して PC/AT互換機用に設定します(SW1 「010000」 SW2 「000001」) 。

 続いて、動作倍率を設定します。SV-98/2では次のようになります。

動作周波数 CPUへの供給クロック CPU内部逓倍設定 SW1 SW2
480MHz 60MHz x2 = 120MHz 4倍 010010 101001
540MHz 60MHz x2 = 120MHz 4.5倍 010010 111001
600MHz 60MHz x2 = 120MHz 5倍 010010 110001

 

★ CPUアクセラレータユニットの取りつけ

 設定が終わり、自作の CPUアクセラレータユニットが出来上がったところで、本体のカバーを開け、元々付いている CPUクーラーと CPUをソケットのレバーを上げて外します (この CPUは問題が起こった時のために大事に保管しておきます)。外したら、作成した CPUアクセラレータユニットを取り付けます。取りつけたら、HDD, CD-ROMなどから分岐ケーブルで電源を取ります。
 なお、データの破損があり得るので、電源を入れる前に HDDの信号ケーブルは、外しておいた方が無難です。

 あとは、本体のカバーを開けたまま電源を入れて 「ピョッ」 (P54C 90MHzのときより音のタイミングが速くなります) と言えばとりあえずは成功です。
 もし、ここで、何も音がしなかった場合や焦げ臭かったり、煙が上がるようだったらすぐに電源を切り、コンセントを抜いて、もう一度、下駄の設定や接触不良、N4下駄の場合は、改造箇所などをチェックし直してください。それでも駄目な場合は、N4下駄のタイミングの設定を変更します。SW1の 3〜 6の 4ヶ所が相当し、16通りの設定ができるので、起動するまで一つづつ試していきます。

 次ぎに、FDから DOS等を起動します。これが正常に起動するか確認し、問題が無ければ、HDDに信号ケーブルを接続し、HDDから OSを起動します。これも正常に起動すれば、作業は終了です。ここで起動に失敗、起動中に強制リセット等、正常に OSが起動しない場合も、先と同様に N4下駄のタイミングの設定を変更します。

 万事正常に動作したら、本体のカバーを閉じて、仕上げに K6-IIIE+のパフォーマンスを引き出すため、使用する OSにより Horiguchi氏の 「WAmonitor II」 等のフリーソフトのキャッシュコントローラをインストールします。なお、「WAmonitor II Ver. 0.57」 は、K6-2E+, K6-IIIE+にも対応した K6シリーズ用キャッシュコントローラです。

 また、K6-IIIE+では、パワー NOW!機能を利用することにより、下駄の設定をいじることなく瞬時に動作倍率を変更することができます。(^-^) この機能は、うるり氏の 「K6 Control」 と言うフリーソフトを利用することで設定できます。自分の場合は、480MHz -> 540MHzへの変更はできましたが、オーバークロック耐性が低いためか、600MHzでは、ハングアップして設定できませんでした。(^ ^;;

 

結果

 以上で、K6-III 480MHzからでは、さほど変化は感じませんが、Pentiumや、K6-2からの換装では、驚くほど体感速度が上がります。フリーソフトのベンチマークツール等で動作周波数や MMX機能、3D NOW!機能などが ONになっていることを確認してみてください。(^-^)

 では、お約束のベンチマークです。「HDBENCH Ver 2.610」 (EP82改/かず氏) で測定しました。測定時は、「WAmonitor II Ver. 0.57」 でライトコンバイニング (WC) を設定をしています。

★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★
使用機種 SV-98/2F
Processor AMD K6 540.1MHz [AuthenticAMD family 5 model D step 0]
解像度 800x600 65536色(16Bit)
Display [X]PC-9821 GD5428 (Cirrus)
Display Full-Color Window Accelerator Board X2/VRAM 3D (Matrox)
Memory 326,132Kbyte
OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A
Date 2000/11/16 18: 9

SCSI = IOI IOI-A100U2W PCI SCSI Controller

ABC = IBM DCAS-34330W Rev S65A
D = GENERIC NEC FLOPPY DISK
E = NEC CD-ROM DRIVE 4 M Rev 1.7

CPU ALL Text Scroll DD Read Write Memory Drive
K6-IIIE+ 480MHz 16650 29524 36518 21163 10804 20182 122 11 7424 7462 18455 A:10MB
K6-IIIE+ 540MHz 17260 33233 41105 21722 10969 20573 122 11 7409 7447 20590 A:10MB

 感想としては、 K6-III 480MHzから K6-IIIE+ 540MHzでは、体感上の差はほとんど有りません。いまのところ 540MHz駆動でも異常はまだ無く、動作は極めて安定しています。ベンチ上の数値はかなり高いですが、グラフィック画面の書き換えなど、 CPUに負荷がかかり易い処理で、時折、引っかかる感じがするのは残念ながら変わりありません。(^ ^;;


<< Windows2000 Professional のインストール >>

はじめに

 去る 2000年 2月18日、PC-9800シリーズでは、Microsoft製 OSとしては、最後の OSとなる Windows2000日本語版が発売されました。Windows2000は、WindowsNT 4.0の上位バージョンで、Windows9x系列とは異なる OSです。

 Win9x系 OSは、Win3.1の後継 OSで、16bit OSです。アプリケーションにより、16bitと 32bitを切りかえることにより、従来のアプリケーションの互換性を保っています。しかし、この切り替えにより、アプリケーションエラーが発生し易くなってしまいます。
 また、システムも、アプリケーションも全て同じメモリ領域を使用しているため、アプリケーションエラーが発生し、強制的に終了できても、システムまで影響を受け不安定になってしまいます。さらに、セキュリティー面でもバグなどによって不安があります。よって、24時間連続稼動が前提のサーバ等、高い信頼性が必要とされる環境では、不向きな OSです。

 ちなみに、Windows98 Third Edition ともいえる、PC-9800シリーズ非対応の Windows Meも Win9x系の OSです。

 一方、Win NT系 OSは、完全な、32bit OSで、システムやアプリケーション毎にメモリ領域を割り当てるので、アプリケーションエラーが発生しても、システムに影響を与えずに、当該アプリケーションを終了させることができ、システム全体の安定性が高くなっています。他にも、ネットワーク機能やセキュリティーなどが強化されています。しかし、サーバ等で使用することを前提としているため、一般向けの Win9xと異なり PnPや、Direct Xに対応していなど扱いにくい所がありました。

 そこで、Win2000では、Win NTの強固なシステムに、Win9xの操作性を組み合わせた、従来より扱い易い OSとなっています。さらに、PnPや、Direct X等にも対応しており、マルチメディア面でも強化されています。ただし、32bit OSであるため、Win9x系との互換性が完全では無いので、正常に動作しないアプリケーションもあります。

 さて、Win 2000で、NECが公式に対応を認めている機種は、工場出荷時に、Pentium 133MHz以上を搭載している PC-9800シリーズです。よって、残念ながら、SV-98シリーズは対応していません。(T_T)

 しかし、実際には、対応から外れている機種でも、Pentium 133MHzまたは相当 (ただし、Cyrix製 CPUは、キャッシュ制御ドライバが対応していないので除く) 以上の CPUに換装していれば、インストールできる可能性があります。

 そこで、やはり、98SERVERには、Windows9x系では無く、WindowsNT系の OSだろう (^ ^;;) と言うことで、Windows2000Professionalをインストールしてみることにしました。

 

SV-98/2での問題点

 始めに、SV-98/2では、通常にインストールしようとした場合、二つの重大な問題が発生します。(^ ^;;

 どちらも、Win2000PFで対応するドライバが無いために発生する問題です。特に、前者は、セットアップ画面や、停止エラー発生時、セーフモード等の VGA画面 が全く表示できないので、切り替わった時に、画面が真っ暗または真っ白になってしまいます。(T_T)

 後者は、純正のシリアル増設ボード「PC-9801-101」を増設すれば、最高速度 19,200bpsですが、シリアル I/Fが使えるようになります。

 ちなみに自分の場合は、PCIバスに I-O DATA製 USB I/F 「USB-PCI」を増設し、同社製 USBシリアル変換アダプタ 「USB-RSAQ2」 を接続することで、回避しました。なお、このシリアルポートで、同社製モデムの 「DFML-560」 が正常に動作しました。
 また、未確認ですが、Cバス対応の PCカードアダプタ経由で、RATOC製 「REX-5056V」を利用しても回避できるかもしれません。

 なので、インストール自体は可能ですが、OS起動後、システムでトラブルが発生した場合は、お手上げとなってしまいます。くれぐれもご注意ください。(^ ^;;

 

インストールでの注意点

 まず、SV-98/2で、インストールの際に必要になるのが、Millennium (PC-9821X-B03) 等、Win2000PFに標準でドライバが格納してある、グラフィックアクセラレータと、Win2000対応の SCSIアダプタです。

 また、インストールに必要無い余計なハードウェアは、トラブルの原因になりやすいので、なるべく外しておきましょう。メモリも、再起動が何度かあるので、大量に搭載している場合は、メモリカウントがうっとうしいので、64MB程度にしておきましょう。(ぉぃ

 他に、インストール中は、ベースクロックアップ等、改造箇所は、なるべく元に戻しておいた方が無難です。

 インストールの方法ですが、セットアップ中に画面が全く表示されないのため、アップデートインストールにした方が良いでしょう。新規インストールの場合は、セットアップの途中で、入力や選択などの作業がいくつかあります。

 

インストール作業

 では、作業に移ります。まず、事前に Win95, Win98, WinNT4.0などをインストールし、ユーザーや、ネットワーク等の各種設定をしておきます。Win2000PFインストールの所要時間は、K6-IIIE+ 480MHzで (^ ^;;)、60から 70分程かかります。

 次ぎに、Win2000PFの Disk2 (PC-9800シリーズ用) を CD-ROMドライブへ入れると、セットアップのダイアログが出ます。出ない場合は、「スタート」 -> 「ファイル名を指定して実行」 -> 「(CD-ROMドライブ): SETUP.EXE」 を実行します。上書きインストールを指定しすると、システムのチェック後、レポートを表示し (これ以降インストールの中止はできません。) 、さらにインストールを続行すると再起動がかかります。

 1回目の再起動後、SV-98/2には、IDE I/Fが無いので、Win2000PFのセットアップ画面 (DOS画面) で、F6キーを押し、画面の指示に従って、SCSIアダプタのドライバをインストールしておかなければなりません。
 なお、IOI-A100U2Wの場合は、Win2K用のドライバは、インストールできますが、2回目の再起動後に、停止エラーが発生して、正常に Win2Kのインストールが終了しません。また、Win2Kインストール終了後も、Win2K用のドライバはエラーが発生してインストールできません。ここでは、NT 4.0用のドライバを利用します。

 この後、DOS画面の表示が消え、ファイルのコピーが始まると、以降、インストールが終了するまで、画面は全く表示されません。(^ ^;;

 ここで、ファイルのコピーが終わり、HDDが長時間停止している場合、SCSIアダプタのドライバが入ったディスクを要求している場合があるので、ドライバが入ったディスクを再び FDDに挿入し、RETURN (Enter) キーを押してみてください。FDにアクセスがあった後、HDDへのアクセスが再開し、少し経つと、2回目の再起動があるので、FDを抜いておきます。(でないと FDから起動しようとして焦ります。(^ ^;;)

 以降、再起動はあと 1回かかりますが、全て自動で進行するので、モニタのケーブルをグラフィックアクセラレータ側の RGB出力につないでおきます。しばらくすると、モニタに Win2Kのログオン画面が表示されます。
 なお、2回目の再起動後、長時間 HDDが停止している時は、ダイアログの入力待ちの場合がありますので、RETURN (Enter) キーを押してみてください。

 SV-98/2における、Win2Kインストール開始から完了までの流れを図にすると、次ぎのようになります。

Win2Kインストール開始から完了までの流れ

結果

 インストールが済めば、システムは極めて安定で、ハードウェアの認識もサウンドボードの 「Q-Vision製 WaveStar」 と 高速シリアルアダプタの 「マイクロコア製 MC-RS98」 以外は全て正常に認識され、動作しています。

 なお、Cバスボードでも、NT 4.0用ドライバを利用すれば、動作する可能性が高いです。「WaveStar」は、NT用のドライバを利用することにより PCM, FM部は、正常動作するようになります。また、MIDI I/F部は、Win2Kのドライバにバグがあるためそのままでは音が出ません。NT 4.0の CD-ROM内の MIDIドライバを使用することで、音が出るようになります。

 最後に、Win2000PFの起動は、Win98SEよりも速いですが、システム全体の動作はやや重いと感じました。特に、セキュリティが強化されているためか、ネットワーク内の PCの HDDにアクセスするするのに時間がかかるようになりました。しかし、これらは、Service Pack 1をインストールすることにより多少改善されました。

 自分は、NT系の OSは初めてなので、アプリケーションの互換性などが気になっていました。ほとんどの物が動作しますが、やはり、一部のアプリケーションでエラーや、正常動作しないものがありました。しかし、エラーが出て、強制終了させても、何事も無かったように復帰できる点は、さすが NT系 OSだと感じました。(^-^)

 しかし、Win2000PFをインストールした真の目的は、次の段階にあります。(^ ^;;

 


<< GeForce2 MX/MX400を SV-98/2で使う >>

はじめに

 最近、PC-9800ユーザーの間でにわかに話題になっているグラフィックアクセラレータ (GA) があります。それが、Inno3D製 TORNARD GeForce 2MX/PCIです。この GAは、その名が示す通り、nVIDIA製 GeForce 2MXを搭載しています。このチップは本来、AGPバス対応ですが、このTORONARD GeForce 2MXは、無理やり PCIバスに対応させています。無理に PCIバスに対応させているため、チップ本来の性能は全て引き出せませんが、GAの選択肢の少ない 98では、かなりの期待ができると言えます。

 通常 (^ ^;;)、PC/AT互換機専用の GAを、PC-9800シリーズで使う場合には、NT系 OSを使うことともう一つ、ボード上の VGA BIOSを何らかの方法 (VGA BIOSの内容を破壊する、基板のパターンカット等) で無効にする必要がありますが、この GAでは、98本体付属の PCIセットアップディスクで、Cバス用として、メモリアドレス C0000-CFFFFを予約すると、Windows 2000上で、PC-9800シリーズでも利用できると言う特徴を持っています。

 

使用上の問題点

 この場合、RGB入力端子の有る PC-9821シリーズでは、本体の RGB入力に GAからの信号を入れても、Win2Kのドライバが、PC/AT互換機用なので、Win画面と、DOS画面が切り替わらず、二系統入力のモニタを利用したり、RGBケーブルを差し替えたり、ソフトで切りかえるなど対策が必要になります。

 なお、SV-98/2の場合、もともと RGB入力端子自体が無いので、98対応の PCIバス用 GAであっても、同じことになるので、気にすることは有りません。(^ ^;;

 

SV-98/2への導入

 この GAは、PCIバスリビジョン 2.1以降に対応していますが、リビジョン 2.0の SV-98/2でも動作しました。でも、IRQは共有しない方が良いかもしれません。

 では、SV-98/2への導入の手順です。まずここで、正常に Windows2000Professionalがインストールされているものとします。

 始めに、PCIセットアップディスクを使い、Cバス用として、メモリアドレス C0000-CFFFFを予約します。ちなみに、SV-98/2は、初代 Xa, Xtと 同じ PCIチップセットの i430NXです。(^ ^;;

 次ぎに、本体の電源を切って、GeForce2 MXを PCIバスに取り付けます。この時点で、GAが二枚ざしになっています (ここが重要) 。取り付けた後、本体の電源を入れ、Win2000PFにログオンします。すると、GeForce2 MXが認識されるので、付属のドライバをインストールし、再起動します。

 再び、ログオンすると、この時点で GeForce2 MXは、セカンダリとして認識されています。ただし、この時点では、RGBケーブルをつなぎ替えても、画面が正常に表示されていないので注意してください。

 そこで、画面のプロパティで、GeForce2 MXの解像度を、800 x 600ドット、ハイカラー以上に切りかえてから、RGBケーブルを GeForce2 MXにつなぎ替え、画面が正常に表示されているかどうか確認します。変化が無いような場合、何度か、「Windowsの画面を広く使う」など設定を変更してやりなおしてみてください。

 ここで、GeForce2 MX側の画面が正常に表示されていれば、シヤットダウンし、はじめに取りつけてあった GAを外します。外した GAは、いざと言う時のために保管しておきましょう。以上で、グラフィック機能が大幅に強化されます。(^-^)

 

GF2MXの性能を引き出し、より高速に

 ここで、Service Pack 1と、DirectX8、最新ドライバ Detonator7.17をインストールすると、3D描画でハードウェア T&Lに対応し、さらに描画が高速になります。

 Service Pack 1をインストールすることにより、いくつかのバグが修正されますが、特に、DirectXでのバグも修正されるので、ぜひ、インストールしておきましょう。Microsoftの HPからダウンロードもできますが、容量がかなり大きい (平日の朝からでは、56kモデムで約 6時間 (^ ^;;)) ので、雑誌の付録などを探してみてください。インストール後は、システム全体の動作が若干軽くなったような気がします。(^-^)

 次ぎに、DirectX8ですが、このバージョンから、PC-9800シリーズは対応から外れたため、そのままではインストールできません。この問題は、インストールの際に、Feldlotos氏のパッチ「dx8nec98.exe」を当てることにより、回避できるようになります。このソフトは、Vectorに有りますので、検索してください。
 なお、
20012月現在では、 バグフィックス版の DirectX8aが最新です。

 また、最新ドライバ「Detonator7.17」は、nVIDIAの HPには有りません。「reactorcritical」と言うキーワードで、海外の HPを検索すると見つけることができます。(^ ^;;

 では、ベンチマークです。「WA Monitor」で、ライトコンバイニング済み、リフレッシュレートは、70Hzです。

★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★
使用機種 SV-98model2
Processor AMD K6 540.0MHz [AuthenticAMD family 5 model D step 0]
解像度 800x600 65536色(16Bit)
Display GeForce2 MX
Memory 260,668Kbyte
OS Windows NT 5.0 (Build: 2195) Service Pack 1
Date 2001/ 1/13 21:12
IBM DDRS-34560W S97B
IBM DCAS-34330W S65A
TEAC CD-ROM CD-532S 1.0A

ALL Text Scroll DD Read Write Memory Drive
30037 37251 47668 91622 7798 30377 1056 58 12190 12336 31870 A:10MB

★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.22 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name SV-98model2
Processor AMD K6 540.00MHz[AuthenticAMD family 5 model D step 0]
Cache L1_Data:[32K] L1_Instruction:[32K]
Name String AMD-K6(tm)-III Processor
VideoCard NVIDIA GeForce2 MX
Resolution 800x600 (16Bit color)
Memory 326,204 KByte
OS Windows 2000 5.0 (Build: 2195) Service Pack 1
Date 2001/01/18 21:40
IBM DDRS-34560W S97B
IBM DCAS-34330W S65A
TEAC CD-ROM CD-532S 1.0A

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
10490 29811 18620 5062 2299 4598 60

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
33349 18905 3792 847 11769 10721 2213 A:20MB

 と言うわけで、94年製の旧世代機ながら HDBENCH Ver 2.610では、ALL 30,000越え、Ver3.22では、ALL 10,000を越えると言う恐ろしいマシンに成長しました。当研究所内では、2001年 2月現在、数値だけは、Xv20 (K6-III 400MHz, GA-SV2K32/PCI) を凌駕し最強です。(^ ^;;

 感想としては、Milleniumからの交換だったので、まるで違うマシンのようにグラフィック描画が高速になりました。2D, 3Dグラフィック問わず、体感的に Xv20/W30 (K6-III 400MHz, GA-SV2K32/PCI) をはるかに上回っています。3D Mark2000では、テストによってはエラーが出ますが、ハードウェア T&Lにより、SV-98/2でも、Low Diteilながら 3Dグラフィックが滑らかに表示されるのには驚きました。(^-^)

 余談ですが、DirectX上で、PCIバスボードなのに AGPバスボードとして誤認されているのは笑えます (^ ^;;)。デフォルトでは、AGPサポートが有効になっていますが、そのままでもいまのところ問題は無いようです。ちなみに、これを切ってみても変化はありませんでした。

 他に気づいたことでは、GAの詳細設定で、「Overlay Color Control」のタブを開くと、原因はわかりませんがハングアップします。(T_T) 

 

GeForce2 MX400も正常動作

 ちなみに、GeForce2MX400 GPUと 64MBの VRAMを搭載した、inno3D製 TORNARD GeForce2 MX400/TV も正常動作しました。ボード上の TV出力も正常動作を確認しています。(^-^)
 また、GF2MX400と最新ドライバ、Detonator11.01を利用することにより、3D Mark2000でのエラーが減り、デモも完走するようになりました。


<< CPUの換装 K6-IIIE+ 600MHz編 >>

 はじめに、このような CPUの換装はメーカーの禁止している改造行為にあたるので、保証期間内であっても保証対象外になります。また、すべての SV-98/2でうまく行くとは限りません。このページの情報による改造により故障しても、こちらでは責任を負いかねます。全て自己責任でお願いします。m(_ _)m
 ちなみに、SV-98/2は、きわめて高価なマシンなので、些細な故障でも、万単位の金額がかかります。

 みごと 500MHzの壁を突破した、 SV-98/2ですが、某O○ERTOP通販で、K6-IIIE+ 550MHz版が売られていたので、噂のメルコ製 「HK6-MS600-NV4」 を取り寄せ中にもかかわらず思わず衝動買いしてしまいました。(爆)

 載せ方は CPUの換装 K6-IIIE+ 編 で述べた通りです。あっさり 600MHz (60 x 2 x 5 = 600) で動作したので、結果だけ載せておきます。(^-^)

★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★
使用機種 SV-98/2
Processor AMD K6 600.0MHz [AuthenticAMD family 5 model D step 0]
解像度 800x600 65536色(16Bit)
Display GeForce2 MX
Memory 326,204Kbyte
OS Windows NT 5.0 (Build: 2195) Service Pack 1
Date 2001/ 2/15 21:26
IBM DDRS-34560W S97B
IBM DCAS-34330W S65A
TEAC CD-ROM CD-532S 1.0A

ALL Text Scroll DD Read Write Memory Drive
32082 41383 52972 100469 8161 29990 1054 60 11251 11376 35625 A:10MB

★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.22 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name SV-98/2
Processor AMD K6 600.01MHz[AuthenticAMD family 5 model D step 0]
Cache L1_Data:[32K] L1_Instruction:[32K]
Name String AMD-K6(tm)-III Processor
VideoCard NVIDIA GeForce2 MX
Resolution 800x600 (16Bit color)
Memory 326,204 KByte
OS Windows 2000 5.0 (Build: 2195) Service Pack 1
Date 2001/02/15 21:54
IBM DDRS-34560W S97B
IBM DCAS-34330W S65A
TEAC CD-ROM CD-532S 1.0A

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
10700 33128 20693 5060 2293 4480 60

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
35200 18971 3940 847 11251 10137 1962 A:\20MB

--- Memory Speed Test ---- (Yone氏製作 Ver1.1)
DataSize Rate
--------------------------
4KB : 1294.54 MB/Sec
8KB : 1691.25 MB/Sec
16KB : 1941.81 MB/Sec
32KB : 1872.46 MB/Sec
64KB : 1092.27 MB/Sec
128KB : 896.22 MB/Sec
256KB : 685.34 MB/Sec
512KB : 69.30 MB/Sec
1024KB : 32.18 MB/Sec
2048KB : 26.62 MB/Sec
4096KB : 24.94 MB/Sec
8192KB : 24.24 MB/Sec
--------------------------
Average : 804.26 MB/Sec
--------------------------
AMD 600.01MHz
L1 Data Cache Size 32KB
L1 Inst Cache Size 32KB
L2 Cache Size 256KB
--------------------------

 これでついに、SV-98/2は、600MHzの壁をも超えてしまいました。誤差範囲ですが。(^ ^;;
600MHz動作でも体感上は、ほとんど変化はありませんでしたが、3D画像処理では、540MHzに比べ、わずかに速くなったと感じました。換装当時は、PK-686P125付属の非力なクーラーですが、SV-98/2の強力な空冷システムと電源のおかげで、異常はありませんでした。

 現在は、念の為、Socket 370用の SANYOクーラに交換しています。

 最後に、SV-98/2は、つくづく改造のし甲斐があるマシンだと思いました。(^-^)


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