PC-9821An ネタ その 2

PC-9821An/C9T、せめて、CPUソケットの位置がもう少し後ろならなぁ。と思ってしまいます。(^_^;;)

2001/ 8/ 14 改訂


<< グラフィックアクセラレータの解像度を増やす>>

 この方法では、「system.ini」 等の Windows 95を動かすために重要なファイルを書き替えるので事前に必ずバックアップを行っておいてください。なお、画面が表示されなくなったり、データの破損や動作が不安定になったりしてもこちらに文句をいわないでください。また、これについてメーカーに問い合わせたりしないでください。全て自己責任でお願いします。m(_ _)m

 

★ はじめに

 An/C9Tに搭載されているグラフィックアクセラレータ 「PC-9821A-E11」 は、Windows 95では 640 x 480、1024 x 768、1280 x 1024ドットの 256色と 640 x 480、1024 x 768の 32bitフルカラーにしか対応していません。この画面モードを DirectX3以降のドライバをインストールしていれば、細工をすることで増やすことができます。
 また、U8W, C9WS3製 Vision928では残念ながらこの手は通用しないのでご注意ください。なお、搭載するチップが Vision928の場合や An以外の機種では 「PC-9821A-E11」を増設すれば可能になります。

 

★ DirectX 3以降のインストール

 まず、あらかじめ DirectX3以降をインストールします。 DirectX3以降では PC-9821A-E11用の DirectDraw対応ドライバにハイカラー (65535色) モードが追加されています (^-^) 。ここでは、 Windows 95のバージョン 4.00.950a (OSR1)と DirectX5の組み合わせについて書きます。

 

★ infファイルの書き換え

 インストールしたら、「マイコンピュータ 」 -> 「表示」 -> 「オプション」 の 「表示」で 「すべてのファイルを表示する」 をチェックします。Windows 95の Windowsフォルダの中にある infフォルダに、「oemx.inf」 が追加されます。「x」 は通し番号で環境によって変わります。OSR1 では、後から追加された infにはすべて 「oemx.inf」 と言う名前が割り振られるので、下の書き換えセクションの項目を見て、必要なデータが入っているものを選び出して下さい。そうしたら、これを書き換えるので、適当な場所にコピーし、名前を「dxnmga.inf」 としておきます。

 コピーしたら、コピーした infファイルを書き換えます。このファイルはテキスト形式になっているのでメモ帳で開きます。このファイルは、グラフィックアクセラレータの情報を Windows 95に追加するための設定ファイルなので、このファイルに 「PC-9821A-E11」で Windows 95上で 800 x 600ドット、65535色などを使えるようにする設定を追加します。具体的には、[NECMGA2.AddReg] のセクションに以下の部分を付け足します。

[NECMGA2.AddReg]

HKR,"MODES\8\800,600"
HKR,"MODES\16\640,480"
HKR,"MODES\16\800,600"
HKR,"MODES\16\1024,768"
HKR,"MODES\32\800,600"

付け足したら、上書き保存します。

 

★ system.iniファイルの書き換え

 次に、Windowsフォルダにある Windows 95のシステム設定ファイル 「system.ini」 を書き換えます。以下の [atlsxx.drv] のセクションを iniファイルの最後に追加します。必ずバックアップを取っておきましょう。

[atlsxx.drv]

BPP8=ON
BPP16=ON
BPP32=ON
XY640x480=ON
XY800x600=ON
XY1024x768=ON
XY1280x1024=ON

 追加したら、上書き保存します。これらのファイルの書き換えが終わったら、書き換えた infファイルを使ってドライバを再インストールします。

 

★ 解像度を増やす

 まず、「画面のプロパティ」 を開き、「ディスプレイの詳細」 -> 「詳細プロパティ」 で 「ディスプレイアダプタの変更」 を選び、「ディスク使用」 で書き換えた 「dxnmga.inf」 を指定します。そこで、「フルカラーウインドウアクセラレーターボードA2 (Matrox)」 を選びます。するとドライバの場所を聞いてくるので、Windowsフォルダの systemフォルダを指定します。ドライバの組み込み完了後 「今すぐ再起動しますか ?」 と聞いてきますが、ここでは 「いいえ」 を選び、「システムのプロパティ」 -> 「デバイスマネージャ」 で、グラフィックアクセラレータにきちんとメモリ空間等のリソースが割り振られているか確認しておきます(まれにリソースが変わって他のデバイスと競合したり、割り振られていないことがあるようです)。これが正常なら、Windows 95を再起動します。

 

★ 結果

 再起動後、「ディスプレイの詳細」 でハイカラー (65535色) や 800 x 600ドットを指定して、きちんと表示できるようになっていれば成功です。うまくいかない場合や正常に起動しなくなった場合は、「Safeモード」 で起動し、変更前の解像度に戻してから、書き替えたファイルをもう一度確認してみてください。

 

★ Direct Drawの問題と対策

 この方法で解像度を増やし、増やした解像度 (例えば 800 x 600ドット、65535色) で Direct Drawの画面を表示しようとすると画面がグチャグチャになって正常に表示できません。この場合、このボードが搭載する MATROX製 MGA-IIは、Direct Drawに非対応なので DirectXで Direct Drawのハードウェア機能を OFF (disable) にすると正常に表示できるようになり、若干表示速度が向上します。(^-^)

 


<< A-E11ボードの高速化 >>

 知っている人は知っていますが、PC-9821A-E11は、Windows で使う場合、説明書に載っていない隠し設定で、チップのマージンを削ることにより、描画速度を高速化させることできます。ただし、高速化と引き換えに、チップの寿命が縮みます。

 なお、説明書に載っていないため、当然メーカー保証外です。全て自己責任でお願いします。また、うまくいかなくてもこちらに文句を言わないでください。m(_ _)m

 方法は、Windows 95の 「system」 フォルダの中の 「system.ini」 の [ATLS.DRV] セクションに AtlsClock=X (Xは整数) と記述して再起動します。

 これだけで速くなりますが、環境によって最適な数字が違ってきます。この数字を大きくし過ぎると、画面にゴミが出るようになります。また、下手をすると Windowsが起動しなくなったり、最悪ボードが壊れる可能性があるので注意して設定してください。

 ちなみに上限は、 85ぐらいです。

 


<< CPUの換装 その3 AMD K6-III 400MHz失敗編>>

この方法で、改造を行うと電源供給に重大な問題が発生する可能性があります。
詳しくは、電算機第二研究室の
An K6-2化
または、元ネタのまりも氏の HPを参考にしてください。
http://homepage1.nifty.com/marimono/

 ここでも、CPUの換装について書かれていますが、メーカーの禁止している改造行為に当たるので自己責任で行ってください。また、最悪壊れることも考えられますので十分ご注意ください。詳しくは注意事項をお読みください。

 

はじめに

 現在、自分の An (94年 6月製造) は WinChip2で 240MHzで安定動作しています。その後、Xa16/W30のためにメルコ製の K6-III搭載の CPUアクセラレータである HK6-MS400-N2を購入したので、Anで動くか試してみました。(^ ^;;

 

HK6-MS400-N2について

 このCPUアクセラレータは、通称 N2下駄というものに AMD製の K6-IIIが載っています。この HK6-MS400-N2に使われている N2下駄は、K6-IIIのために電圧を 2.4V (固定されているので設定変更できません) に降圧しているだけでなく、98への K6-III搭載時に起こる色々な問題を解決するために魔法機能 (これは解除不可) と言う特別な回路を下駄に搭載しています。早い話が、今まで入手が難しいと言われていた魔法下駄と電圧変換下駄が一緒になっているものです。

 

K6-IIIに換装する手順 (N2下駄のみ)

 まず、ルーフカバーを開け CPUクーラーと CPUを外しました。しかし、そのままでは、スピーカのフレームに引っかかって HK6-MS400-N2を取り付けられません。なので、スピーカのフレームも外しました。ただし、動作確認のための 「ピポ」 音が聞けなくなるので、電源ランプとスピーカの配線はつないだままにしておきました。

 この状態で、まず、 Anの CPUソケットに HK6-MS400-N2を直接載せました。 ファイルスロットのフレーム部にかなり接近しますが、載せること自体は問題なく可能でした。次に、 HK6-MS400-N2の電源を確保するため向かって右側の HDDユニットを外し、代わりに空の HDDユニット (IDE籠) を取り付け、そこから電源を確保しました。以上の手順を確認して、ルーフカバーを開けたまま、電源コードを本体につなぎ、電源を入れました。

 

N2下駄のみの場合での結果

 結果は、「ピポ」音はせず、画面には何も表示されず沈黙したままでした。また、電源を入れ直したり、リセットボタンを押してみましたが、結果は変わらずでした。このとき、CPUクーラーのファンは回っていたので、 HK6-MS400-N2に電源は来ているようです。

 

K6-IIIに換装する手順 (M1T下駄 + N2下駄)

 続いて、Anでの動作例が多い MTSA-M1T (ジャンパは折り、削ってあります) と組み合わせてみました。まず、MTSA-M1Tの上に HK6-MS400-N2を取り付けました。
 このままだと、今度は、パソコン本体前面のフレームに干渉し CPUソケットに取り付けられないので、MTSA-M1Tと同様にジャンパ部分を折り、削った、MTC-40001を高さを稼ぐために使いました。MTC-40001は、クロック倍率変換下駄というもので、CPUの内部逓倍設定を換えるものです。それ以外は、何もしていないので高さ稼ぎに使えます。
 そこで、MTC-40001の上に MTSA-M1Tを、さらにその上に HK6-MS400-N2という状態で、 CPUソケットに取り付け、電源を HK6-MS400-N2につなぎました。以上の手順を確認して、ルーフカバーを開けたまま、電源コードを本体につなぎ、電源を入れました。

 

M1T下駄 + N2下駄の場合での結果

 結果は、やはり「ピポ」 音はせず、画面には何も表示されず沈黙したままで、電源を入れ直したり、リセットボタンを押してみましたが、結果は変わらずでした。

 というわけで、自分の場合 Anに HK6-MS400-N2と言うよりは、N2下駄で K6-IIIは、玉砕でした。(T_T)

 

おわりに

 なお、最近では、Anで、メルコの N3 (クロックマルチプライヤ機能を持った下駄で、ベースクロックを下駄上で 1.5倍から 2倍にできる。他にも細かい設定が色々できる) 下駄を使い K6シリーズで 400MHzをクリアーした方がいます。また、N2下駄でも「CACHE ERROR」が出るものの動作に成功している方がいます。

 ただ、K6-IIIは、非常に電力を必要とするので、Anではどうやって安定した電力供給ができるかが問題になると思います。(^ ^;;

 あとは、WinChip2の後継チップである WinChip3の登場を待つのみと言ったところでしょうか。なお、IDTは、x86系 CPU部門から撤退しましたが、買収先が決まっているそうです。また、 WinChip3も開発は継続されるそうです。(^ ^;;


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