じゅんこの短歌 I



これらの作品はすべて未発表の作品です。
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(しがらみ短歌クラブ事務局)

○1997.8
夢に見しつれない素振り打ち消さんうつつの笑顔胸に刻みぬ


○1997.8.22
夕残照鬱々たりし影法師際だたせて孤独のめまひ


○1997.8.22
糖蜜をむさぼる貪婪言い訳は血に飢えし子宮が求める


○1997.8.27(2首)
愛しめば水無き汝を傷つけん 吾(おれ)の形態(かたち)に恐れ戦く

倫とは人の道なり貫けば夫れがかんつう(貫通/姦通)道となる


○1997.8.27
日輪が焦り焦り焦がす皮膚の裡君が御霊癒やし難く熱



○1997.9.9
うちの旦那縛ったときから罪と罰愉楽生みけり串刺し刑
(芥川龍之介「藪の中」より)

あんたの×××を踏んで遣らうかい侮蔑という名の これが愛かい

ピンヒール闊闊と踏む僕の顔さぞ窮屈だろ爪先愛しく


○1997.10.7
御前では貴方は彼方遠き人名前で呼ばれ御名(おんな)となる

秋の空とはよく言ったものよこれ女心は知覚器官


○1997.11.25

うたなんて孤独な作業徒然に誰に物言ふ我を慰む

うたといふ業(わざ)を磨いてうたといふ業(ごう)に囚われさらに一人



○1997.12.23

しんしんと清けき夜気に我の眼(まなこ)は研ぎ澄まされ合わせ鏡