ワイルドモーション


3代血統表
War Chant Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Hollywood Wildcat Kris S.
Miss Wildcatter
オフユーゴー Seattle Slew Bold Reasoning
My Charmer
Set in Motion Mr.Prospector
Cadeaux d’Amie

出走日 競馬場 馬場 レース名 人気 着順 騎手 斤量 距離 タイム 着差 馬体重

近況(2010.3.24現在)
栗東ホースクラブで調整されている。連日ウォーキングマシンで運動後、屋内馬場でダク、ハッキングでウォーミングアップを行った後、坂路に移動してキャンターを4本、距離にして3000mくらいのメニューをこなしている。「とにかく基礎をしっかりと乗るように」との野中調教師の指示で、これまでそれほどペースを上げていなかったが、ここにきてペースアップ。金沢競馬場から来ている現役の騎手で本馬の調教に跨がっている担当者も「物見をするところがあるので、走りに集中させるために意識して強めで進めているが問題はありませんね。スピードがあって良い動きをしますよ」とのことだ。
近況(2010.2.24現在)
栗東ホースクラブで調整されている。連日ウォーキングマシンで運動後、屋内馬場でダク、ハッキングでウォーミングアップを行い、坂路に移動して軽いキャンターを4本、距離にして3000mくらいのメニューをこなしている。担当の獣医によると「骨瘤のため大事な時期に調教を休んだ経緯から、他馬より3ヶ月くらい遅れている計算で進めた方が良さそうです。ただ幸いここまでは順調にこなせていますよ」とのこと。野中調教師は「とにかく今は我慢の時で焦りは禁物。スピードに見所があるので、最悪でも夏までにはデビューさせたいね」とのことだ。まだしばらくはこのメニューで進められる予定。
近況(2010.1.22現在)
栗東ホースクラブで調整されている。移動後はウォーキングマシンでの運動のみで調整されていたが、12月21日にレントゲン検査を行い、骨膜の状態を確認し問題ないことから、年末から跨がっての運動を開始し、年明けからは坂路調教も開始している。右前脚の骨瘤はすっかり固まっており、熱もなく触っても痛がらないが、骨膜の出ていた深管部分にいくらか熱感があるため、今後も無理のないよう獣医と相談しながら進める方針だ。
近況(2009.12.22現在)
福島県の天栄ホースパーク経由で、11月19日に栗東・野中厩舎に入厩した。到着時はかなりテンションが高めだったが、すぐに慣れて翌日からは調教を開始。ただし、動きにぎこちなさが見られたため化骨検査を行ったところ、化骨は問題ないものの、右前脚にある骨瘤周辺に骨膜が出ているのが確認された。そのため、25日に栗東ホースクラブへ移動し、しばらくは舎飼されていたが、見た目は全く問題なく熱も取れたため、ウォーキングマシンでの運動を開始。今後は12月21日のレントゲン検査の結果次第でメニューを決める予定。
近況(2009.11.24現在)
NO.9ホースTMで調整中。中間は順調に調教内容を強化していき、11月上旬はBTCでキャンター3000m、週1回は15-15も乗られている。「寒くなり冬毛が伸びてきましたが、身体に張りがありますし、状態は問題ありません。ここまで遅れてしまいましたが、以前のように歩様がゴツゴツするようなところはなくなりましたし、時間をかけた甲斐がありました。長めからの追い切りも2本やりましたが、息遣いも問題なく、動きも良かったですよ」と育成スタッフ。その後、11月16日に北海道を出発して、福島県にある天栄ホースパークを経由し、11月19日に栗東・野中賢二厩舎へ入厩の予定だ。
近況(2009.10.23現在)
No.9ホースTMで調整されている。中間は骨瘤もおさまり、徐々に調教のピッチを上げていき、10月上旬はBTCで、週1回は15-15も始めている。「今はどこも心配なところは無くなったし、ようやくペースを上げていけそうです。野中先生と相談しまして、ある程度こちらで仕上げてから入厩させたいと考えています」と育成スタッフ。まだ身体つきは余裕が感じられるが、以前に比べたらトモがしっかりしたし、調教中は集中して走っており、見違えるほど手応えが良くなっている。デビューまでにはもう少し時間がかかりそうだが、軌道に乗ったと見ても良さそうだで、まだこれから良くなっていくものと思う。
近況(2009.9.24現在)
No.9ホーストレーニングメソドで調整されている。リフレッシュ休養後は、順調に調教を進めていき、18-17までペースを上げていたが、9月に入り右前脚の内側に骨瘤が出てしまった。患部にはショックウェーブ療法を施し、経過は良好で、上旬現在はBTCでハロン22〜23秒のキャンター3000m前後を乗られるまでに回復している。「以前は緩いところがありましたが、馬体に芯が入って、しっかりしてきた感じがします。もう少し腰がパンとしてくれれば、おもしろい存在になると思いますよ」と育成スタッフ。骨瘤の経過は良好なようなので、今後は入厩に向けて急ピッチで調教を進めていく予定。
近況(2009.8.24現在)
聖心台牧場で放牧されていたが、7月15日に浦河のNo.9ホーストレーニングメソドに移動した。すぐに調教を開始しており、8月上旬はBTCの色々なコースを併用して、ハロン18〜20秒ペースのキャンター2000〜2600mを乗られている。「以前に比べると、飼葉食いは旺盛になったし、気性面でも落ち着き払っていて、本当に成長しましたね。このままペースを上げていって、秋早々には本州に送り出せると思いますよ」と育成スタッフ。リフレッシュ効果もあって、踏み込みがしっかりしてきたし、体調面が良いことは間違いなさそうだ。今後、中旬過ぎからは15-15も乗り始めて、秋の入厩を目指していく。
近況(2009.7.23現在)
聖心台牧場で調整されている。移動後はリフレッシュ目的の放牧が行われている。「リフレッシュの効果でグンと大きくなってくれました。幅も出てきたし、期待以上に良くなってきました」と渡辺氏が話すように、馬体は胸前に筋肉がついて、ずいぶんと逞しさを増した印象だし、やや尖って映ったこともあったトモにも丸みを帯びて、着実な成長ぶりがうかがえる。精神面でも落ち着きがあるし、心身共に良い状態になってきたようだ。今後は、このまま7月中旬頃まで放牧を続け、その後育成場へ移動して、運動を再開する予定。
近況(2009.6.23現在)
No9ホーストレーニングメソドで調整されている。中間は、少し疲れが出た為、ペースを落として調整され、6月上旬はBTCの色々なコースを併用して、キャンター2000〜3000mをハロン20秒前後で乗られている。「元々、リフレッシュ休養を挟むつもりだったので、調教を強めて負荷をかけていました。ですから疲れが出ても当然ですが、これで休ませたら馬は変わってくると思います」と育成スタッフが話し、15日に新ひだか町の聖心台牧場へ移動した。今後は4週間程度リフレッシュ放牧する予定。休養の効果で更に逞しくなってほしいところだ。なお、5月30日現在の馬体重は441kg。
近況(2009.5.22現在)
No9ホーストレーニングメソドで調整されている。中間も順調に調教のピッチを上げ、5月上旬はBTCの色々なコースを併用して、キャンター3000m前後を乗られ、週2回は15-15までペースを上げている。「調教のペースを上げているので、馬体が細くならないよう、飼葉を工夫したり、ウォーキングマシンの運動時間を調整しています。そのおかげでうまく身体はキープしていると思います」と育成スタッフ。コンスタントに速い時計の調教をこなしているが、落ち着きがあって、堂々とした姿が印象的。今後は更に成長を促す目的で、リフレッシュ放牧する事も検討されている。なお、4月30日現在の馬体重は437kg。
近況(2009.4.22現在)
No9ホースTMで調整中。中間も順調に調整され、4月上旬はBTCの屋内ダートトラックと屋内直線ウッドを併用し、キャンター2000mをハロン20秒前後で乗られている。「馬はだいぶフックラして良くなっているけど、まだ実が入ってきそうだし、5月か6月の青草が伸びてきた頃にリフレッシュ休養させる事も考えています。順調なら休養を挟んでも8月には送れる(入厩)と思います」と育成スタッフ。馬体は前月から大きく変わった感じはないが、張りがあって、調子が良さそうだ。今後は仕上がり具合にもよるが、6月下旬に浦河で行われる第2回産地馬体検査を受けて早期デビュ−を目指す予定。なお、3月31日現在の馬体重は437kg。
近況(2009.3.23現在)
No9ホーストレーニングメソドで調整されている。中間も順調に調教を進め、3月上旬はBTCの屋内ダートトラックと屋内直線ウッドを併用し、キャンター2000mを速い日は18-17までペースを上げて乗られている。「調教も飼葉も変えてないけど、馬体がフックラとしてきました。今が成長期なんでしょうね」と育成スタッフ。確かに、見た目も全体に大きくなり、精神的にも落ち着きが出て、ここにきての良化が著しい。今後は、状態も上がってきた為、早期デビューを目指すことになり、6月23日に浦河で行われる産地馬体検査を受けることになった。なお、2月20日現在の馬体重は437kg。
近況(2009.2.23現在)
No9ホースTMで調整されている。中間も順調に調教を進め、2月上旬はBTCの屋内ダートトラックと屋内直線ウッドを併用し、ハロン18〜20秒のキャンター2800mを乗られている。「馬がしっかりとしてきたし、バランスも良くなってきましたね。相変わらず軽快で、いいフォームで走るし、うちの育成場の中でも1、2を争うくらいに動きがいいですよ」と育成スタッフ。トモの筋肉の発達がここに来て顕著になって、WarChant産駒らしく、スピード能力の高さを感じさせるようになってきた。冬場はそう変わってこない馬が多い中、大きく変わりつつある1頭と言えそうだ。1月22日現在の馬体重は419kg。
近況(2009.1.23現在)
No.9ホーストレーニングメソドで調整されている。中間は順調に調教量を増やし、1月上旬はBTCの屋内ダートトラックで、ハロン20〜22秒のペースでキャンター1800mを乗られている。「徐々にフックラとしてきて、馬に実が入ってきた感じです。調教のメニューも少しずつ強めていますが、気になるところもないし、順調です」と育成スタッフ。馬体は、どちらかと言うと筋肉質で、一見ゴツゴツしていそうだが、動きは柔らかいので、良質の筋肉を持っているのだろう。いかにも短距離のスピードタイプという馬体の造りではあるが、柔軟な身のこなしを見れば、意外に距離の融通性は高そうだ。
近況(2008.12.22現在)
NO.9ホースTMで調整されている。中間は順調に調教を進め、12月上旬は角馬場でダク運動を中心に、週に3日はBTCの屋内コースを利用して、軽めのキャンター調教を行っている。「11月20日からキャンター調教を始めました。少し燃えやすいところはありますが、手脚の捌きがいいし、キビキビとした動きをするので、乗り役の評判も上々です」と育成スタッフ。歩様は非常に小気味がよく、勝ち気な性格が歩様にも表れているようで、良い方向に作用しているように感じる。また、馬体はそう大きくはないが、その分、仕上げに手間取ることがなく、早くから使い出せそうなタイプと言えそうだ。
近況(2008.11.21現在)
10月12日に浦河のNo9ホーストレーニングメソドへ移動した。すぐに馴致が開始され、11月上旬現在では角馬場でダクを行えるところまで進められている。「性格が従順で、覚えも早いので、特に手こずった所はありませんでした。先日、野中先生が見に来られた時に『軽そうだな』とおっしゃっていた通り脚捌きも軽快です」と育成スタッフ。背も高く、胴も程よく伸びていて、見栄えのいい馬で、顔つきには非常に品が感じられるところに好感が持てる。今月いっぱいはこのままダクを入念に乗り、12月に入ってからキャンター調教を取り入れる予定。
近況(2008.10.23現在)
聖心台牧場で放牧されていたが、ブレーキングを開始する為、12日に浦河のNO.9ホーストレーニングメソドへ移動した。「飼葉をもりもりと食べているので、どんどん幅が出てきたようですね。以前は利かない面も見せていましたが、全くそういうところもなくなって、大人しくなりましたので、気性的にもだいぶ成長してきたのでしょう」と渡辺氏。身体つきは更に厚みを増してきており、馬体に実が入ってきたようだ。毛ヅヤや張りも良く、体調面は良い状態にあることを伺わせている。放牧地では父譲りのスピード能力の高さを見せる一方、脚捌きは軽やかで、実に軽快な動きをみせている。
近況(2008.9.24現在)
9月上旬も聖心台牧場で夜間放牧されている。「患部はもう傷跡もわからない位だし、問題ありません。最近は、けっこうな運動量のわりに、馬が肥えて来たし、良くなってきました。とねっ仔の頃は少し華奢に見えたけど、これなら十分ですよ」と牧場スタッフ。馬体は上にこそ、それほど大きくなってこないが、身体つきはグンと厚みを増した。肩の肉づきが逞しいし、父系の産駒らしく造りがしっかりしてきた。放牧地をところ狭しと駆け回る姿は、スピード馬らしくバネに富んだ筋力の強さを見せており、恐らく、早い時期から動けるタイプだと思う。
近況(2008.8.22現在)
8月上旬も聖心台牧場で放牧されている。中間は患部の経過も良好で、徐々に広い放牧地に移されていき、7月末からは夜間放牧も再開している。「怪我については、もうすっかり腫れや熱感もありませんし、心配なさそうですよ。ついこの間は野中先生がいらして、順調に良くなっている、と成長ぶりに満足しているようでした」と渡辺氏。患部はほぼ完治したようで、放牧地を元気一杯走り回る姿が目についた。均整のとれた馬体、ドッシリと落ち着いた気性は他馬と比べても貫禄があり、1歳馬ながら完成度の高さが窺える。父の産駒らしくスピードを活かして早い時期から活躍が期待できそうだ。
近況(2008.7.24現在)
聖心台牧場で元気に放牧されていたが、6月23日に放牧地を脱走した際、左前脚の管部分を打撲と外傷してしまった。すぐに行ったレントゲン検査の結果も骨に異常は無かったが、7月上旬は患部を冷水で冷やしながら、大事をとり舎飼されている。「ずっと厩舎に入れっぱなしだと、疝痛の心配があるので、毎日20分間のWマシン運動を行っています。さいわい怪我は競走能力等には全く影響が出るような所では無かったし、夜間放牧しない分、かえって馬が太ってフワッとして、良くなりましたよ。本当に実が入って来たし、怪我の功名ですね」と渡辺氏。
近況(2008.6.24現在)
6月上旬も聖心台牧場で放牧されている。「夜間を始めて、身体つきが引き締まったし、なんだか大人びて来た感じがするね。順調に良くなっているし、期待通りの成長ぶりです」と渡辺氏。確かに夜間放牧の効果か、無駄肉がなくなり、メリハリのある身体つきになってきた。加えて前躯の逞しさは変わらず張りのある筋肉をしており、好馬体が目立っている。気性はヤンチャで悍性は強い方だが、ピリッとした面があるし、活気があって俊敏な動きが目立っている。夏から秋にかけて更に成長しそうで、力強さが加わってくればもっと良くなってくるだろう。
近況(2008.5.23現在)
5月上旬も聖心台牧場で放牧されている。「だいぶ暖かくなってきたので、先週から夜間放牧を始めました。初日は寂しがってずっと泣いていましたが、今はもう慣れて問題ないです」と牧場スタッフ。青草のつく時期になって、身体つきも徐々に実が入ってきたようで、見栄えがしてきた本馬。元々、骨格がしっかりとして、他馬より成長が早かったので、トモ周辺や胸前に筋肉がついてきたことで更にガッチリと逞しい身体つきになってきた。気性面では、まだ幼い面も目立つが、気合がのった、小気味良いフットワークで走り回る姿はなかなかスピード感に溢れていて、とても好感触。
近況(2008.4.23現在)
4月上旬も聖心台牧場で放牧されている。「最近は少しカリッとしたところが出てきたし、どちらかと言うと自己主張の強いタイプだね。競走向きの性格だと思うよ」と渡辺氏。今の時期は、どうしてもやや体型は崩れがちに見えるが、2月生まれということもあって、発育は良い本馬。以前は後躯ばかりが目立つ体型だったが、最近は前躯にも肉がつき始め、身体全体が丸みを帯びて、父のような力強い馬体になってきた。動きも蹴る力がつき、キビキビとキレのあるスピード色豊かな走りはとても好感触。また、他馬にも怖れず向かっていく負けん気の強さも持ち合わせ、勝負根性もありそうだ。
近況(2008.3.24現在)
3月上旬も聖心台牧場で放牧されている。「決しておとなしい方ではありませんが、時間をかけて理解させれば、人間に対しては従順ですよ。2月生まれで馬の出来はいいし、順調に良くなっていますね」と牧場スタッフ。今月もやや成長が落ち着いているように見え、前月とあまり変わらないが、今の時期の牝馬としては、十分大きく平均サイズ。ここ最近は後躯が発達しているようでどんどんお尻が大きくなり、トモっぱりの良さも目につくようになった。放牧地の中を元気一杯にキビキビと機敏に走り回っている姿からも、スピードタイプの父系の良さが見える。
近況(2008.2.22現在)
2月上旬も聖心台牧場で放牧されている。「今は他のがグーっと大きくなってきているので、早生まれのこの馬は少し成長が落ち着いている風に見えますが、問題なく順調ですよ。お母さんはそれほど大きくないけど、体型から言ったら、十分なサイズになりそうですよ」と牧場スタッフ。大きさは前月とあまり変わらず、中くらいのサイズだが、筋肉量が豊富な身体つきで、今時期の牝馬としては逞しい限り。放牧地ではダイナミックな走りで動きの良さを見せており、父のような素軽さを武器としたスピード感溢れる競走馬に成長しそう。他馬と比較しても大人びた雰囲気が目立ち、順調だ。
近況(2008.1.22現在)
1月上旬も聖心台牧場で放牧されている。「今は牝馬としては大きい方かも知れないけど、生まれが早いせいもあるから、将来的に、上背は平均くらいだと思いますよ。でも種馬がダンジグ系で幅がある方だから、目方はそれなりになるだろうね」と渡辺氏。馬格は平均くらいだが、やや脚長で窮屈感のない首から背中へ続くラインなど、実に大きく見せる。それでいて、胸前やお尻など要所には肉がついているし、バランスよく成長している印象。放牧地では大きなストライドで、しなやかな身のこなしをしており、力ではなく全身のバネを活かして走るタイプに見える。
近況(2007.12.25現在)
12月上旬も聖心台牧場で放牧されている。「本当に触りの良い馬だね。女の子だって扱えるし、サンデー系の種馬の仔とは大違いだわ。初めてする事は一瞬考えるけど、一度理解したら問題ない。用心深くって賢いんだろうね。昨日調教師の先生が来てくれて、夏以来だったし、『大きくなったね』と喜んで行ってくれましたよ」と渡辺氏。背丈は平均サイズだが、首さしから、なだらかな曲線をした背中は柔軟性があり、実に伸びやかに見せる。放牧地では、全身を大きくダイナミックに使う様子からも、バネの強さを感じる。父のようなスピード感溢れる競走馬になってくれそうだ。
近況(2007.11.27現在)
11月上旬は聖心台牧場で放牧されている。「2月生まれで離乳が早かった分、長く夜間放牧できたし、他の馬達に比べると全てが大人だね。身体のサイズ自体はお母さんが平均くらいだけど、シアトルスルーの肌は大柄のが多いから、これも競馬で450kgちょっとにはなるでしょうね」と渡辺氏。2月生まれを考えたら、馬体は標準的な大きさだが、黒光りした張りのある身体つきは、とても見栄えがする。さすが持込馬といった印象だ。放牧地では運動量が多く、全身を使った収縮力のある動きで他馬を圧倒している。快速馬と言われた父の産駒らしく、スピード競馬への高い適応力を感じさせる。