メルヴェイユーズ


3代血統表
エルコンドルパサー Kingmambo Mr.Prospector
Miesque
サドラーズギャル Sadler’s Wells
Glenveagh
ノースフライト トニービン カンパラ
Severn Bridge
シャダイフライト ヒッティングアウェー
フォーワードフライト

出走日 競馬場 馬場 レース名 人気 着順 騎手 斤量 距離 タイム 着差 馬体重
2006.10.29 福島 未勝利 15 中舘 55 芝1200 1.12.6 2.4 486
11.20 笠松 不良 C23組C23 東川公 54 ダ1400 1.31.6 0.9 474
12.12 笠松 岡部玲子笠松競馬初参戦記念C2 尾島徹 54 ダ1400 1.31.6 0.0 465
2007.1.9 笠松 不良 第8回岐南町徳田ねぎ賞C23牝馬 尾島徹 54 ダ1400 1.30.1 0.4 455
3.1 笠松 サラ系C15組選抜(ロ)C15 尾島徹 54 ダ1600 1.47.7 0.2 481
3.14 笠松 稍重 サラ系C20組C20 尾島徹 54 ダ1400 1.31.6 0.1 479

近況(2008.3.24現在)
宮崎ステーブルで休養していたが、3月上旬に場長がトレセンに来られ「獣医と相談の結果、ある程度運動を始めた方が良さそうなので、海岸で乗ってみる」とのことだった。しかし、運動再開後に再び患部の腫れが悪化。レースに使える状態に戻るまでには、かなりの時間を要するだろうとの獣医の診断をうけ、関係者で協議を行い、このまま繁殖として引退させることになった。間違いなく能力は感じられたのに、弱いところが多くてスムーズに進められず、残念でならない。母としてのこれからに期待したいものだ。これまでのご声援ありがとうございました。精算は4月末を予定しています。
近況(2008.2.22現在)
この度名称が変わった、宮崎ステーブルで休養中。運動を開始したらやはり患部が腫れてしまったため、荒療治ではあるが、自分で治そうとする力を引き出す効果もある、ブリスター治療を行っている。ぶつけてしこりが残っている箇所にはさらに強力な焼烙治療を行っており、現在は皮膚が荒れている状態なので、取り立てて治療は行わず、患部が乾燥するのを待っている段階で、パドック放牧の毎日を過ごしている。
近況(2008.1.22現在)
帰厩後は角馬場と坂路を併用して調整され、年末には坂路で15-15の時計が出せるくらいだったが、前の出が悪くなったため、レントゲンを撮り、スクミの検査なども行ったが、場所が特定できなかった。その後、右前脚の裏に腫れと熱を持ったため、再三エコー検査を行ったところ、腱の周囲が腫れているとのことで、冷やしながら調教を進めていける態度のものとの診断。ただ、冷やすことで皮膚の荒れを起こすケースもあるため、1月12日に宮崎軽種馬共同育成保養センターへ移動し、海水のプールで塩漬け治療を行っている。腫れが引いたら調教を開始する予定。
近況(2007.12.25現在)
宇多村牧場で調整され、順調に調教が進み、中間には右首から肩にかけて少し硬くなったこともあったが、治療をしないと行けないほどではなく、メニューは徐々に増えて、馬場でダクとキャンターを手前を替えて4周ずつのメニュー。もう少し乗り込みが必要な感じではあったが、厩舎馬房調整がつき、15日に帰厩した。まだ全体に太めだし、それほどペースも上げていなかったので、少し時間がかかりそうだが、復帰に向けて進めていく予定。
近況(2007.11.27現在)
荻伏共同育成場で調整されていたが、寒さが厳しくなってきたこともあり、調教師の指示で、11月13日に滋賀県の宇多村牧場へ移動した。「とても良い状態で戻って来れた」と場長が言うように、身体つきはしっかりしているし、寒い場所から来たにしては毛づやも良好だが、まだ全体に乗り込み不足の感は否めず、張りが足りない。それでも、以前いた場所なのでちゃんと覚えており、さっそく角馬場でダクとキャンターを乗られている。取り立てて気になるところはなく、復帰に向けてドンドン進めていけそうだ。
近況(2007.10.16現在)
大北牧場で調整されていたが、9月17日に近隣の荻伏共同育成場へ移動した。すぐにウォーキングマシンによる運動を開始し、下旬からは馬場で乗り始め、10月上旬はダートトラックでハロン20秒前後のキャンター2500mを乗られている。「移動直後は、休養期間が長かったこともあって、少しトモが緩かったけど、乗り込んできてだいぶ解消しました。以前、デビュー前に育成していた頃から比べれば歩様の硬さは抜けたし、身体もひとまわり位、大きくなりましたね」と育成スタッフ。今後は北海道も寒さが厳しくなってくる為、11月上旬には内地の育成場へ移動させる予定だ。
近況(2007.9.18現在)
大北牧場で調整されている。今年は北海道もかなり暑い日が多かったので、こういう時の夜間放牧は、本当に効果的だったと思う。9月上旬に熱発のため、3日間ほど安静にしていたが、その後は問題なく、そろそろ育成場へ移動することになっている。
近況(2007.8.21現在)
大北牧場で調整されている。ずっと夜間放牧を続けており、健康状態はなかなか良さそうで、かなり丈夫になった印象。今年は北海道も蒸し暑い日が多いので、夜間放牧はかなり効果的で、心身共に成長が感じられるが、育成場への移動はもう少し暑さが和らいでからになりそうだ。
近況(2007.7.17現在)
大北牧場で調整されている。引き続き、7月上旬も夜間放牧を続けており、変わりなく元気にしている。「オトコノユウジョウに比べると、身体の張りが目立ちますし、4歳馬でまだまだ馬が若く見えますね。体力も有り余っているようで、うるさい位元気ですよ」と牧場スタッフ。馬体は前月に比べて、いくらか背が伸びた感じがするし、やはり奥手な血統で、まだ成長しているようだ。動きは、歩様に硬さもなく、スムーズだし、見るからに状態が良さそう。前躯から首さしは、父エルコンドルパサーの良さが出ているし、芝とダート、どちらでも走れそうな体型をしている。
近況(2007.6.18現在)
大北牧場で調整されている。移動後、放牧を続けているが、筋肉痛の症状は全く見られず、6月上旬からは夜間放牧も開始している。少し気性の勝ったイメージだったが、落ち着きがあり、見るからに精神的にもリラックスしている様子。奥手でまだまだ成長が見込める事からも、しばらくは、このまま体質強化に努めて、復帰は秋を予定している。
近況(2007.5.17現在)
4月20日に北海道の大北牧場に無事到着した。心配された右トモから腰にかけての筋肉痛は徐々に解消されたが、ここまで使い詰めだった為、リフレッシュ休養することになった。「これはフライトの仔の中ではおとなしい方ですね。ちょうど、そこの放牧地で休養中の姉のパピュラ(父ブライアンズタイム)なんか、機嫌を損ねたら大変ですから」と牧場スタッフ。実馬を見るのは久しぶりだが、筋肉質で見るからにパワータイプながら、キビキビとした脚捌きも目につき、相変わらずスケールの大きさを感じさせる。やはりまだまだ活躍が期待できそうだし、しっかり立て直して巻き返しを計りたい。
近況(2007.4.17現在)
中央再登録の権利を確保してすぐに手続きし、その間引き続き笠松競馬場・柴田厩舎で調整されて、3月29日に栗東・加藤厩舎に入厩した。全体に一回り大きくなった感じで、外見上は骨瘤などもなく元気。さっそく翌日から角馬場でダク、キャンターを乗られ、すぐに馬場入りできそうだったが、翌週、左トモを気にする歩様を見せたため獣医の診察を受けたところ、右肩の出が悪いようだった。その後経過を観察していたが、週末に右飛節が腫れてしまい、骨折ではなく、捻挫による漿液のためとのこと。腰の筋肉にも疲れが見られるため、一旦放牧に出して立て直すことになった。
近況(2007.3.16現在)
中央再登録へ向けた出走となった3月1日と14日の笠松での2レース。両レースとも勝ち馬には僅かに及ばず2着と、勝って気持ちよく再登録とはいかなかったが、それでも転入後通算5戦1勝2着3回3着1回での中央再転入が決定した。こちらに転入後は、当然相手関係もあるがその成績が示す通り安定して力を出せるようになったし、何より中央在籍時と較べて馬体に身が入った印象。ぜひ中央再登録後の活躍を期待したい。なお、同馬へご出資されていた会員の皆様には別途再ファンドのご案内をお送りさせていただきます。
近況(2007.2.16現在)
引き続き笠松・柴田厩舎で調整中。前走で待望の初勝利を飾ったが、その前走時も含め転入以来出走の度に馬体が目減りしていた為、今月は無理をせず間隔を空ける事となった。『成長を促す意味合いも兼ねて、前走後1開催ほど間隔をとる予定だったが、折角なのでその予定をもう1開催分ずらしました。この中間はよくカイバを食べ、フックラとしたとてもいい状態。現時点では2月25日からの開催中での出走を予定していますが、いい状態でレースを迎えられそうです』とは柴田調教師。この分ならば次月には皆様に吉報をお届けすることが出来るだろう。
近況(2007.1.17現在)
笠松・柴田厩舎在厩。転入後2戦を3・2と着実に着順を上げてきた同馬が迎えた転入3戦目、年明け9日の笠松競馬第4R、サラC23組(牝馬限定)ダート1400mに尾島騎手騎乗で出走した。レースでは好スタートから2番手を追走、そのまま勝負処で楽に逃げ馬を交わし先頭に踊り出ると後はグングン脚を伸ばして最後は2着馬に2馬身差をつけ嬉しい初勝利を飾った。これで転入後の通算成績は3戦1勝。中央への復帰要件(2勝もしくは5戦以上して1勝)の第一段階をクリアした形だ。ただ残り2戦消化で自動的に復帰要件は満たされるが、出来れば勝って自力での『復帰』を決めたいところだ。
近況(2006.11.20現在)
10月29日福島、牝馬限定・芝1200mでデビューした。やはりいくらか急仕上げで、輸送、一番枠など、条件が厳しく、ゲートを出ても物見をして置かれてしまい、終いは無理をせず、ついて回っただけの15着。幸いレース後も変わりなかったが、未勝利戦がなくなったため、今後について関係者で協議の結果、再ファンドすることになり、一旦現役登録を抹消し、笠松競馬場へ移籍した。これまでのご声援ありがとうございました。精算は12月末を予定しています。
近況(2006.10.20現在)
9月16日に帰厩し、角馬場と坂路を主体に乗り込まれている。帰厩した当初、左前脚の球節が腫れたことがあったが、その後は乗り込むにつれて、全体にシャンとしたようで、現在は毎週2回ずつ坂路で15-15の時計を出している。息遣いも徐々に良くなり「キャンターの乗り味はさすが!と思わせるものがあります」と担当の長野助手。18日には坂路で終いを一杯に追われ、さすがの動きを見せていた。いくらか急仕上げは否めないが、10月29日福島、牝馬限定・芝1200mでデビューを予定しており、万が一結果が出せない場合は再ファンドを検討している。
近況(2006.9.20現在)
宇多村牧場で調整され、馬場で常歩とダクに時間をかけて乗られ、その後、軽いキャンターを左右手前を替えて3周ずつのメニューをこなしていた。たまにわがままな面を見せて馬場入りを渋ることはあるが、球節の状態はこれまでで一番順調。まだ前脚を振るような歩様だし、走りを見ていると、力がないが、そろそろ距離を伸ばし、ペースを上げようかと言う矢先、厩舎の馬房調整がついたため、9月16日に帰厩し、今後はトレセンで進めていくことになった。
近況(2006.8.18現在)
宇多村牧場で調整中。7月下旬にレントゲンを撮って患部を確認し、問題ないことから、8月に入ってから跨っての運動を開始した。やや上が重すぎる印象だが、運動を始めても患部には変わりはなく、ダクへと乗り進めている。引き続き、念のためスーパーライザー治療を行い、8月中旬には軽いキャンターを乗り始めており、球節の状態はこれまでで一番心配なく来ているとのこと。
近況(2006.7.20現在)
宇多村牧場で休養中。移動後10日くらいで患部の熱が取れたため、獣医と相談してレーザー治療を開始している。併せて、一日数時間、サンシャインパドックに放牧を開始した。7月上旬に状態を確認に行ったときには身体の両側に皮膚病が出ていたが、清潔にして薬を塗れば良くなる種類のものとのことで、調教を開始する頃には良くなっていると思う。このまま順調なら7月下旬くらいには運動が始められそうだ。
近況(2006.6.20現在)
5月23日に帰厩し、念のため左右ともレントゲンを撮ったところ、骨膜は問題ないものの、種子骨に鬆が入っているようだとのこと。それでも調教が進んでも腫れたり熱を持つこともなく、このまま進めていけるだろうとのことで、角馬場でダクとキャンターを乗られた後、坂路で17-18くらいのキャンター1本のメニュー。ところが、6月9日の調教後、右前脚の球節に熱を持ったためレントゲンを撮ったところ、ほんのわずかな亀裂が認められ、右第一指骨骨折で3ヶ月の診断が下されたため、6月9日に宇多村牧場へ逆戻り。しばらくは舎飼で安静にしておく予定。
近況(2006.5.19現在)
引き続き、宇多村牧場で調整中。調教を進めると、右前脚の球節が腫れることもあり、ペースを上げたり落としたりを繰り返しており、中間にレントゲンを撮ったところ、やはり骨膜が出ているとのことだった。レーザー治療を行いながら、休まずに進めており、5月に入ってからはかなり良い状態が続いているとのことで、馬場でダクと、キャンターは手前を替えて7周くらい、距離にして2500〜3000mを乗られている。ペースも徐々に上げており、ようやく安定して進めていけるようになっており、23日に帰厩することになった。
近況(2006.4.20現在)
引き続き、宇多村牧場で調整中。3月下旬くらいから球節の腫れも治まって来たため、サンシャインパドックに放牧され、角馬場でダクと足慣らし程度のキャンターを乗り始めた。調教を再開しても、以前のような球節の上の方が張ってきたりすることがなくなり、最近は馬場で左右手前を替えて3周ずつ軽めのキャンターをこなしている。ようやく脚元が固まってきたようで、中間には調教師が状態を見て、このまま進めるように指示したとのこと。
近況(2006.3.20現在)
引き続き、宇多村牧場で調整中。移動後しばらくウォーキングマシンのみの調整で、歩様を確認するため場長が跨ってみたが、それほど気にするような感じではなかったとのこと。ただ、相変わらず、右前脚球節の上の方には張りがあるため、今後も、時々は跨っての運動を入れながら、まだしばらくはウォーキングマシンでの運動で状態を観察していく予定。
近況(2006.2.20現在)
右前脚の球節は捻挫らしく、経過を見ながら進めていたが、その後右トモにも疲れが出た。治療の効果でそろそろペースを上げる予定だった矢先、左前脚の球節にも不安が出てしまい、レントゲンを撮ったところ、種子骨に骨膜があった。歩様には問題はないものの、患部をかばって他のところが痛くなったりしても・・・とのことで、角馬場とDWコースを交互に乗られている。特に悪くはなっておらず、2月16日にDWコースで直線を伸ばしたところ、やはり、午後から球節から中筋にかけて腫れが見られるため、脚元が完全には固まっていないとの判断で、17日に宇多村牧場へ移動した。
近況(2006.1.20現在)
年末にゲート試験を受ける予定が、雪で延期になり、1月4日に受けて見事一回で合格した。中間も15-15の時計は出しており、これまでの兄姉よりもゲートのセンスはありそうな感じの出だった。デビューに向けて、1月9日に坂路で追い切りを行ったが、その後、右前脚の球節が腫れてしまい、それほど痛がる素振りはないため、調教は休まず、坂路で軽め、18-18くらいのペースのキャンターを1本乗られている。
近況(2005.12.20現在)
11月25日に入厩した。当初、やはり牝馬らしく、角馬場では身体に力が入って気負いが見られたが、慣れるに従い、ずいぶん動きがスムーズになってきた。とにかく幅があって体重も思った以上にあり、顔つきはまだ子供だが、身体はどっしりとしていて牝馬らしからぬ風格がある。気になるところはどこもなく、すでに坂路で短めながら15-15の時計を出し、Eコースのゲートで練習を開始しており、特に問題はなく試験はすぐに受かりそうだ。
近況(2005.11.21現在)
荻伏共同育成場で調整されていたが、入厩へのワンステップとして、10月30日に滋賀県の宇多村牧場へ移動した。長距離輸送の疲れもなく、さっそく常歩で環境に慣らし、その後は順調に調教メニューを消化している。見た目は小さく映るが、スタッフは「跨ると力強いし、素直で、要求にちゃんと従う」とのこと。兄のキコウシと入れ替えで入厩することが決まっており、これまでの兄姉に比べると身体が柔らかく、クラシックを意識できる馬とのことだ。
近況(2005.10.20現在)
荻伏共同育成場で調整されている。中間もダクの動きを見ながら変わりなく調教を進めていたが、ここにきて調子を上げ、10月に入ってから週2日は坂路を併用し週末に15-15を乗るようになった。ダクの歩様は柔らかいとは言えないが、ゴツゴツしたところはなく、キャンターの動きも以前に増して豪快な走りが目につく。まだ成長の余地を残しながらもやはり脚力の強さは非凡。育成スタッフは「いい走りをするし、いつでも速いところは行けるけど、奥手な血統だから今は基礎体力をつけた方が」との方針で、調教師から指示があるまでこのまま乗り込んでいく。9月25日現在の馬体重は520kg。
近況(2005.9.20現在)
荻伏共同育成場で調整されている。中間も乗り始めのダクで硬さが見られたため状態を見ながら進めているが、調教は休まず、9月に入り念のため両前トウ骨のレントゲンを撮ったところ、心配された骨膜も見られなかった。獣医と相談した上でこのまま進めていくことになり、上旬はペースを上げて他馬とともに通常メニューをこなしている。ダクの前さばきの硬さは相変わらずだが、乗っているうちに徐々に良くなるし、キャンターの動きも力強い。逞しい見た目のわりにまだしっかりしない部分も残るようだが、こういった面は成長とともに解消されてくるだろう。8月25日現在の馬体重は520kg。
近況(2005.8.19現在)
荻伏共同育成場で調整されている。中間は筋肉痛の症状を見ながら調教を進め、8月に入ってからは徐々にペースを上げ、上旬は元のメニューに戻して乗られている。まだ乗り始めのダクで左前の出に硬さが見られるが、キャンターは力強く気になる感じはないし、乗り終えた後のダクはスムーズ。育成スタッフは「あったまるとスムーズになるからトウ骨を気にしているのかもしれないけど、もう少しこのまま進めてみようと思います」と話す。馬体は相変わらず逞しく、同スタッフも「奥手な血統だけど、馬はいいし、牝馬の中では抜けているね」と先々に期待する。7月25日現在の馬体重は510kg。
近況(2005.7.20現在)
荻伏共同育成場で調整されている。中間も順調に乗り込み、7月から日によってキャンターの距離を3500mに伸ばし調教量を増やしていたが、8日の調教でダクの際に肩の出が悪く、獣医に診てもらったところ右の首から肩にかけて筋肉痛との診断。3日間調教を休み11日からダクを乗り始め、心配なさそうだが、しばらくは軽めで様子を見ていく予定。育成スタッフも「ずっと順調にきていたから」と話し、疲れがでる頃なのかもしれないが、馬体はフックラしていい感じ。全体に牝馬にしては雄大なつくりで、馬体重は増えているものの特に太くなった印象はない。6月25日現在の馬体重は520kg。
近況(2005.6.21現在)
荻伏共同育成場で調整中。6月からはダートトラックでキャンター2800m、週2日は坂路を併用して17-16。坂路の回数は減らしたが、その分距離を伸ばしている。ここにきて順調に良化。5月25日現在で500kgだが「体重を計ったときよりだいぶ絞れている」と言われ、ドンドン絞れ前月に比べてずいぶん腹回りがスッキリした。豊富なメニューを乗り込まれたこともあるが、歩様を見ても以前よりトモの踏み込みがしっかりとして成長分が大きいように思う。柔らかみがありしっかりと伸びるフォームで調教の動きも良化。夏を越してもう一回り変わるだろうが、奥手な血統にしては順調そのもの。
近況(2005.5.20現在)
荻伏共同育成場で調整されている。中間は調教のピッチを強め、5月上旬はダートトラックでキャンター2400m、1日おきに坂路を併用して終い2ハロンを17-16ペースに伸ばしている。飼葉食いがかなり旺盛なようで、なかなか馬体が絞れてこないし、お尻の高さが目立つ体型からもまだ成長途中といった印象である。それでも、以前より柔らかみが感じられ、うるさいところを見せるわけでもなく、けっこう行く気も見せている。馬っぷりも牝馬の中では群を抜いており、競馬では470〜80kgだろうか。ペースを上げても丈夫にきているし、本格化は秋も至って順調だ。4月25日現在の馬体重は510kg。
近況(2005.4.20現在)
荻伏共同育成場で調整されている。中間は3月末から屋外馬場で乗られるようになり、4月上旬はダートトラックでキャンター2400m、週2日はこれに坂路400mを加えて終い3ハロンを18〜20ペース。馬体は前月とそれほど変わった感じはなく、立派ながらまだ幼さも残る身体つき。調教の動きも少し歩様に硬さが見られるが、キャンターは恵まれた馬格を活かしたストライドの大きい走りで、能力を感じる。中間は調教師も視察に来場し、奥手な血統ゆえじっくりの方針に変わりはないが、どこも心配なところはなく、今後も他馬とともに徐々にペースを上げていく予定。3月25日現在の馬体重は515kg。
近況(2005.3.18現在)
荻伏共同育成場で調整されている。中間も同メニューで、3月上旬は屋内または雪上でダク2000mを乗った後、450mの坂路でキャンターを3本。ペースは20-20程度。調教では相変わらずキビキビした小気味のよい動きで、トモの力強さが目につく。少しチャカついて力みがちな様子もあるが、うるさいといった感じではない。ただやはり若さは見られるし、馬体もまだ太めで全体に厚い感じなので、成長自体はそれほど早くないかもしれないが、奥手な兄姉に比べたらかなり順調。馬力がありそうな走りで、太い首さしと雄大なトモ、現状は短距離馬っぽい印象である。2月25日現在の馬体重は495kg。
近況(2005.2.18現在)
荻伏共同育成場で調整されている。中間は徐々にペースを上げ、2月上旬は屋内でダク2000mを乗った後、450mの坂路でキャンターを3本。3本目はハロン20秒程度。最近も「良くなりそうだね」と言われ、丈夫で順調にきているし、ボリュームが良く本当に均整のとれた馬体。乗っている姿も様になっている。調教では相変わらずキビキビした軽快な身のこなし。ふだんは素直で大人しい性格というが、やはり調教だと気合いが乗って悍性の強そうな雰囲気。それでもスムーズな走りで、走る馬の気性といった感じがする。繋の返しの鋭い、いかにも切れそうな動きだ。1月25日現在の馬体重は505kg。
近況(2005.1.20現在)
荻伏共同育成場で調整されている。中間は他馬と共に坂路でキャンターを乗り始め順調に乗り込まれ、年末年始に10日程の休養を挟み1月13日から通常メニュー。屋内トラックでダクを乗った後、450mの屋根付き坂路で軽めキャンターを3本乗られている。調教ではいくらかテンションが高めで小走りな感じだが、うるささはなく活気に満ち溢れた好気配。脚捌きが実に素軽いし、全体がパンと張ったボリューム満点の馬体は非凡な瞬発力を秘めていそうで母を彷佛させる。気性の勝ったところがあるし成長が特に早い方ではないと思うが、血統に違わぬ素質を感じる。12月25日現在の馬体重は480kg。
近況(2004.12.20現在)
荻伏共同育成場で調整されている。中間は順調に調教を進めており、すぐに皆と同じメニューで乗られるようになり、12月上旬は屋内トラックで常歩1000m、ダク2000mを乗られている。「馬体は大きくなりそうだし、型もいい。クラシックに乗せたいね。気性はモサッとした馬ではないけど、牝馬にしては落ち着いている方だよ」と育成スタッフ。また、調教師が視察に来た際に「この血統は骨の成長が遅いから注意しながらやるよう」指示があったが、これは順調そう。見た目も逞しいし、スピード馬らしい機敏な身のこなしで、気性も動きもしっかりして見える。11月25日現在の馬体重は480kg。
近況(2004.11.19現在)
10月28日に荻伏共同育成場に移動した。大北牧場の4頭の中で一番遅く入厩したが、「大人しいよ」「いい馬だね」と好評で、1週間ほどですんなり初期馴致を終え、11月上旬は屋内トラックで常歩を乗り始めている。環境が変わって日が浅いわりに落ち着いていたし、度胸が良さそうで、馬体の方も順調。大きくはないが、胴伸びが目立つしトモがいい。前は薄いが、トモ幅があって、そして重心の低い体型は理想といえよう。柔軟で推進力のある動きも実にしっかりした感じがする。母の産駒は育成に入ったときどれも幼い感じだったが、これは明らかに違ったタイプに見え、今迄で一番大人っぽい。
近況(2004.10.20現在)
10月上旬も大北牧場第一分場で放牧されている。「早出来の血統ではないし、他の馬たちより少し遅らせて育成場に移動させる予定ですよ。それでも成長ぶりは順調で、身体はけっこうな大きさになりそうだし、今までの母の仔に比べて出来が違いますね。少しでもノースフライトに近づくような活躍を期待したいですね」と齋藤氏。前月に引き続き、フックラとした良い馬体をキープしている。放牧地ではキビキビとしてトモの踏み込みが良く、走る姿は回転の速いフットワークでスピード感に溢れている。血統的にも早生なタイプではないし、まだまだこれから大きく変わっていきそうだ。
近況(2004.9.17現在)
9月上旬も大北牧場第一分場で放牧されている。「順調に成長しているね。パピュラが牧場にいた今時期よりひとまわり身体があるし、標準くらいにはなりそうだよ。あとは気ままな母譲りの気性が走る方に向いたら、ノースフライトの代表産駒になるくらいの期待をしているんだ」と牧場スタッフ。最近は上にはそんなに伸びていないが、ちょうど良い大きさでフックラとしており、至って順調な成長ぶり。胴伸びがでて柔らかそうな筋肉をしており、相変わらず垢抜けて見える。放牧地では全身を使った動きをしており、スピード能力が高そう。
近況(2004.8.20現在)
8月上旬も大北牧場第一分場で放牧されている。「最近はそんなに変わりませんが、大きすぎないし、ちょうどいいくらいだと思いますよ。伸びがあって垢抜けているし、さすがフライトの仔ですね」と牧場スタッフ。本馬は食欲旺盛で青草をよく食べており、それがしっかり実になってきている。馬体の成長は確かで、前月あたりからさらにボリューム感が増し、トモも立派で力強さが際立っている。動きも身のこなしが軽快で、やはりスピード馬らしい雰囲気に変わってきた。今の調子だと先々はかなり逞しくなりそうで、期待できそうだ。
近況(2004.7.20現在)
7月上旬も大北牧場第一分場で放牧されている。「牝馬5頭の中では、大きい2頭を除いて、ちょうど真ん中くらいの大きさだね。最近は食いが旺盛で、どんどん幅がでてきたし、順調に成長しているよ」と牧場スタッフ。背丈は普通くらいの大きさだが、相変わらず立派なトモをしており、踏み込みの力強さ、柔軟性が目立っている。やはり良血馬らしくバランスが良く、フックラとして丸みを帯びており、垢抜けて見える。放牧地を走るのびのびとした姿の中にも、バネの強さが感じられ、さすが母系の影響か、随所にスピード能力の高さが窺える。
近況(2004.6.18現在)
6月上旬も大北牧場第一分場で放牧されている。「牧場にいた頃のパピュラは少し線の細いところがあったけど、これは飼葉は食べるし、トモっぱりの良さはさすがフライトの仔だね」と牧場スタッフ。馬体は上にそれほど伸びていないが、つくべき所にしっかりと肉がついており、バランス良く成長してきている。牝馬にしては厚みがあるし、筋肉がギュッと詰まっているようで、非凡なスピードを秘めていそうだ。血統面からはこれからどんどん良くなってきそうだが、全体で見れば今でも優秀な出来と言えそうだ。
近況(2004.5.20現在)
5月上旬も大北牧場第一分場で放牧されている。「大きさは普通ですが、けっこう利かないところがあるし、放牧地の集団の中でもヤンチャで目立っていますね。でも手入れの時など悪さをするわけではないので、これくらい元気があった方が期待できそうです」と牧場スタッフ。馬体はジワジワと伸びており、本当に充実してくるのはもう少し先のようだ。それでも大きなトモが目立っているし、骨格に恵まれており、血統馬らしいスケールの大きさを感じる。動きはシャキシャキとして放牧地を元気一杯に走り回っており、やはり母譲りでスピードに長けていそうだ。
近況(2004.4.20現在)
4月上旬も大北牧場第一分場で放牧されている。「そんなに大きくなっていないけど、体高は普通くらいあって変わりなく順調だよ。もう少し馬体に幅がでるといいけど、体型からはまだ成長しそうだし、今でも後躯は立派だね。牧場に帰ってきたフェルメールブルーやノースフライト自身もトモが素晴らしいけど、この馬も負けていないし、ちゃんと血筋の良さが伝わっているね」と牧場スタッフ。牝馬にしては腹袋や骨量がしっかりしているし、奥手な母の仔にしては比較的早めのペースで成長しており、これからさらに逞しく変わってきそうだ。
近況(2004.3.19現在)
3月上旬も大北牧場第一分場で放牧されている。「基本的な性格は素直だけど、時々、自分が納得するまで立ち止まったり頑固な一面があるね。お母さんのフライトも、同じようなところがあるし、やっぱり活躍馬は全般に我が強いんだろうね」と牧場スタッフ。ここ最近は大きく変わった感じはないが、しっかりした身体のつくりは牝馬としては抜けているし、至って順調な成長ぶり。ドッシリとして貫禄があり、気も強い方に見え、本当に堂々としている。のびのびとした柔らかい動きをして、踏み込みも深く力強さがあり、やはり良血馬らしくバネの違いを感じる。
近況(2004.2.20現在)
2月上旬も大北牧場第一分場で放牧されている。「今までフライトの血統は後出来する馬が多かったけど、これはトモが大きいし、身体もしっかりしていて順調に成長しているよ」と牧場スタッフ。馬体は前月に比べると少しずつ伸びている感じだが、相変わらず骨格はいいし、ボリューム満点の身体つきをしている。以前にも増してお尻が大きくなり、他馬と比べると後躯の逞しさは抜けている。放牧地でのバネの利いた弾力性のある走りは、やはり他馬とは一味違い、血統の良さを感じる。現状でも非常に素材はしっかりしており、春にはさらに逞しくなりそうだ。
近況(2004.1.20現在)
1月上旬も大北牧場第一分場で放牧されている。「人間に対しては素直で扱いには困らないけど、馬同士ではけっこうヤンチャで、大きいのにも負けていないし、いい根性をしているよ」と牧場スタッフ。放牧地の同期と比べて体高はあまりない方だが、丸みを帯びた身体つきには品があり、やはり血統馬といった感じがする。気性面ではヤンチャが目立ち、やや幼い感じは残るが、何より身のこなしが柔らかく、滑らかな動きが魅力的。俊敏性に優れた感じがして、成長とともに母譲りのスピード馬らしい雰囲気になってきた。
近況(2003.12.19現在)
12月上旬も大北牧場第一分場で放牧されている。「今時期のノースフライトの仔にしては大きい方だと聞きますし、父の影響が強いのか、幅もありドッシリとしていますね」と牧場スタッフ。今は少しずつ伸びている感じで、体高はやはり他馬より小さめ。それでも肉づきが良いタイプで、全体に丸みを帯びた身体つきは、小柄でもしっかりしている。母譲りのトモが力強く、放牧地でも元気に走り回る姿はバネに富んでいて、好感が持てる。まだ幼く見えるものの、身のこなしも柔らかいし、これからどんどん良くなっていきそうだ。
近況(2003.11.20現在)
11月上旬は大北牧場第一分場で放牧されている。「10月初旬に離乳した後、少しだけ寂しがっていたけど、時々ヤンチャする以外はおとなしいよ。牝馬にしては骨がガッチリしているから、将来的にはけっこう大きくなりそうだね」と牧場スタッフ。馬体は4月末とやや遅生まれなので、同期の中で背丈は多少、小さく見えるが、父エルコンドルパサー譲りの太い首さしと雄大なトモをしており、当歳馬らしからぬ逞しさがある。力強さに加えて、放牧地を走る姿は身のこなしが軽く、リズム感があり、随所にセンスの良さを感じる。