近況(2003.8.25現在) |
レース後は厩舎周りの運動に止めていたが、22日の朝、馬房からでる際に歩様が悪く、右前脚の球節か、肩のあたりだろうとのことで、レントゲンを撮ったが特に気になるところはなく、ダクのみのメニュー。その後も肩に筋肉注射を打ったり、長針治療を行いながら、角馬場でダク、7月29日からは500m角馬場でキャンターを乗るまでに回復。ところが2日の調教後、右前脚第三中手骨に亀裂が入ってしまい、現役を続けるなら手術が必要との診断。これまで脚元には不安らしい不安を見せたことがなかったため、ショックだった。時間的なこともあり繁殖として引退の方向で協議している。 |
近況(2003.7.25現在) |
馬場が悪いと一文無しになってしまうことがはっきりしたが、この季節はそうも言っておれず、次走に向けての調整が念入りに行われ、通常はEコースで調教され、追い切りはCWでのパターン。とにかく身体が立派すぎるくらいに幅が出て、体調はすこぶる良好。天候と馬場状態を睨みながら、結局、7月12日阪神、牝馬限定・ダート1400mに出走した。ダートでは切れる脚が使えないので、ジリジリ伸びて6着だったが、スリーアウトを免れたので、今後につながり、やれやれの現状。次走は未定だが、小倉の良い状態の芝なら何とかなりそうなところまで来ていると言えよう。 |
近況(2003.6.25現在) |
5月25日中京、芝1800mではスッと2番手につけて楽な感じで進めていながら、最後のひと伸びが足りず5着。除外ラッシュでびっしり追い切ることができないのも影響したかもしれない。ここへきて体調も精神状態も安定しているようで、相変わらず馬房で回ってはいるがイライラした感じではなく、身体もドンドン増えているのは良い傾向。さらに、一時馬場に出るのを嫌がったりしていたが、びっしり叱られたことで素直になり、いろんなことが良い方向に向かっているようだ。6月14日中京、牝馬限定・芝1800mに出走したが、馬場が悪くて、まったくハミを取らずに、13着に終わった。 |
近況(2003.5.23現在) |
福島出張の後は身体を戻すことに専念し、軽めの調整。最近は調教に出る際にトンネルの中でわがままをしてバックしたりと、「少し可愛がり過ぎたようだ」と調教師。もともと、牡馬のような性格と言われていたように、したたかなところがあるが、今のところ競馬ではマイナス面のみが出てしまっているように思う。それでも馬房内での旋回癖も徐々になりを潜め、精神的にも大人になったきたようで、5月10日京都、芝1800mではいつになく先行し、直線は一旦下がってまた差し返す競馬で0秒2差の4着とようやく手の内に入ってきた。次走は5月25日中京、芝1800mを予定している。 |
近況(2003.4.25現在) |
3月23日中京、芝1800mを除外になり、3月30日中京、芝1800mに出走した。例によって手応え良く、突き抜けるかという感じで直線を向いたが、ゴール前で前がつかえる不利があって脚を残してしまい、0秒6差の8着。もったいない競馬だった。それでも騎乗した柴原騎手は「すぐに勝てそう」とのこと。しかし、それはデビュー当初から乗っている佐藤哲三騎手も言っていたことで、いくらか生ずるいところがあるため手応えにだまされ、気づいたときには既に遅しのレースが続いている。4月12日福島、芝1800mでは体重が14kgも減ってしまい、見せ場もなく14着に終わった。 |
近況(2003.3.25現在) |
中京開催の芝を目標に中間はいくらかペースを落とした調教。性格的には相変わらず寂しがり屋で、両隣の馬が調教に出てしまうと、馬房内をくるくると回っている。しかし身体はふっくらして大きく見せるし、状態はかなり良さそうで、3月16日中京、牝馬限定・芝1800mに出走の予定で、佐藤哲三騎手が跨って追い切りを行ったが、テンに引っかかるような面を見せていた。レースでも行きっぷりが良いときは終いが良くないように、まだまだ折り合いの難しい面を持っているようだ。残念ながら除外になったため、3月23日中京、芝1800mに出走予定だが、何とか状態の良さを活かしたい。 |
近況(2003.2.25現在) |
1月18日京都、ダート1400m出走時はプラス10kgで、結果は10着も、幸騎手のコメントも悪くなく、初ダートもこなし、次走につながる内容だったが、2月1日小倉、牝馬限定・芝1800mでも、手応えの割に止まり方が早く9着で、相変わらずのスタミナ不足。ただダートよりは芝の方が良いだろうとのことだった。ただ、飼葉の食いは良く、2月16日京都、ダート1400mでは、プラス8kgで、ばらけた展開も良かったのだろうが、7着と、3走成績による出走制限を免れた。「これで中京開催の芝を使えるし、身体がしっかりしてきたので思い切った調教ができるだろう」と調教師。 |
近況(2003.1.25現在) |
12月22日阪神、芝1400mに出走したが、手応えが良く、これは!と期待したが、3コーナーを回ってからは下がる一方で12着。馬場が悪くて気にしていたようだった。さらに身体が減っていたのも、嫌気だった。レース後はさすがに少し食いが落ちるが、すぐに回復するし、相変わらず馬房を回ってはいるものの、手のつけられないようなイライラではなく、この馬の生活リズムの取り方かもしれない。馬場での動きを見ていると身体を大きく見せるし、一回除外になり、次走は1月18日京都、ダート1400mを予定しているが、非力なタイプなので、ダートはどうかと思うが、変わり身を期待したい。 |
近況(2002.12.20現在) |
12月1日阪神、芝1200mでデビューした。日常は馬房の中でくるくる回ったり落ち着かない面を見せているが、実戦ではそれほどうるさいところもなく、一安心。スタートは良かったが行けず、4コーナーは大外を回って直線は良い脚で伸びて10着だったが、内容は悪くなかった。レース後も相変わらず馬房を回っているが、他の馬が調教に出てしまって淋しがってのことらしく、悪いことをするわけでもないし、飼葉はよく食べているとのことなので、もう少し成長すれば解消されるのではないだろうか。次走は12月22日阪神、芝1400mを予定しているが変わり身がありそうで楽しみ。 |
近況(2002.11.25現在) |
調教が進んでも、飼葉の食いも良く、ソエやスクミなども見せず、11月1日にゲート試験に合格した。厩舎回りの運動時に、かなりうるさい面を見せたり、騎乗者が跨る時に、振り落としたりすることがあるが、馬場での動きには何も問題はない。併せ馬の都合で、坂路、チップコースなどあらゆるコースで調教されても、物見をしたりもなく、なかなか、したたかなお嬢さんだ。デビューに向けて、いつも佐藤哲三騎手が乗って追い切っているが、全身を上手に使った大きなフォームで、脚裁きも軽く、素直な走りをする。12月1日阪神、芝1200mでのデビューに向けて、すこぶる順調。 |
近況(2002.10.25現在) |
塚尾牧場で調教されていたが、厩舎の馬房調整がつき、10月2日に入厩した。輸送でトモの肉が落ちてしまったようだが、それ以外は心配なく、さっそく馬場で調教されている。当初は物見をしたり、洗い場で落ち着かなかったりと、いくらかハラハラさせられたが、学習能力は高く、削蹄、装蹄も問題なくクリアした。現在は同時入厩の2歳牝馬と併せ馬でCWコースで18-18くらいのキャンターを乗られ、その後ゲート練習を行っているが、特に気難しい面もなく順調。このまま順調に進めば、年明けの京都開催あたりでデビューできるだろう。 |
近況(2002.9.25現在) |
塚尾牧場で調整されている。中間も順調に乗り込まれ、9月上旬もダートトラックでキャンター3000mを乗られている。ここまでじっくり乗り込んできたが、9日に調教師より近いうちに入厩する予定なのでピッチを上げるよう指示が出た為、最近は徐々にペースを上げている。「相変わらず丈夫な馬で順調そのものです。少し物見をするのだけが気になりますが、いい感じに仕上がってきたし、本当に楽しみですよ」と育成スタッフ。馬体もまたひとまわり大きく見え、実に垢抜けている。ここまで良くなるのなら成長を待った甲斐があるというもの。9月9日現在の馬体重は478kg。 |
近況(2002.8.20現在) |
塚尾牧場で調整されている。中間も順調に乗り込まれ、8月上旬もトラックでキャンター3000mを乗られている。「引き続き順調ですが、この辺でひと息入れようと思い中間は2週間ほどペースを落としました。普通はどこかしら疲れがくるんですが、この馬は全くないし、ほんと丈夫なんですよ。少しラクをさせて動きにも柔らかみがでたし、さらに状態が良くなりましたよ」と育成スタッフ。乗り込むにつれパワーアップし、ひと息入れた後も順調で、かなり状態はいい。ただ、まだ馬房調整の関係もあって入厩時期は未定なので、今後も無理のないペースでじっくり調整を進めていく。 |
近況(2002.7.18現在) |
塚尾牧場で調整されている。中間も順調に乗り込まれ、7月上旬もトラックで軽めキャンター3000mを乗られ、週1日だけ終い20-20をきるくらいにペースを上げている。調教師からもゆったりしたペースで乗るよう指示がでており、引き続き秋に向けてじっくり調整を進めている。馬体的には大きく変わったところはないが、見るたびに張りを増して身体は良くなっており、動きも柔らかく軽快で、さらなる上積みが感じられる。少し落ち着きのない面は相変わらずだが、馬体は大人びているし至って順調。ゆっくり進めているとはいえ、不安な面が全くないし、とにかく丈夫な馬。 |
(2002.6.19現在) |
塚尾牧場で調整されている。中間も順調に乗り込まれ、6月上旬はトラックでキャンター3000mをハロン22〜23秒ペースで乗られている。「入厩は夏すぎになりそうだし、まだ特にペースは上げていませんが、馬体に張りがでて、状態はかなり良くなっていますよ」と育成スタッフ。最近の充実ぶりは目を見張るものがある。乗り込むにつれ身体が引き締まり、着々と良化。ゆったりしたペースでの調整だが、身体もスッキリしていて動きも実に素軽く、出来の良さが目につく。仕上がりには手間取らないだろうし、気になる点といえば普段少し落ち着きがないくらいで、全く問題ない。 |