フェンウェイバード


3代血統表
ボストンハーバー Capote Seattle Slew
Too Bald
Harbor Springs Vice Regent
Tinnitus
ナリタフローラ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ナリタレッドバード マルゼンスキー
ビューティマリヤ

出走日 競馬場 馬場 レース名 人気 着順 騎手 斤量 距離 タイム 着差 馬体重
2007.10.28 京都 新馬 菊地 54 ダ1200 1.16.9 1.7 430
11.11 京都 未勝利 菊地 54 ダ1200 1.16.1 2.8 432
11.25 京都 未勝利 12 12 船曳 51 芝1600 1.37.6 1.5 430
2008.3.9 阪神 未勝利 11 11 菊地 54 ダ1800 1.59.1 2.4 414
6.29 阪神 不良 未勝利 15 11 船曳 51 ダ1400 1.27.4 2.4 434
7.19 小倉 未勝利 16 12 太宰 54 芝1200 1.09.0 1.3 424

近況(2008.8.22現在)
7月19日小倉、芝1200mに出走した、馬体重は増えていたが、残念ながら輸送の影響で10kgも減ってしまった。それでもスッと良い位置につけて、これまでになく積極的なレースぶりだったが、直線半ばで脱落し、騎乗した太宰騎手は「スピードはあるがスタミナがない」とのことだった。これまで能力を発揮できるように、いろいろ努力してきたが、もともと持っている性格面は修正のしようがなく、これ以上の良化は望めないとの結論に達し、中央登録を抹消して園田競馬場に移籍した。これまでのご声援ありがとうございました。なお9月末の精算で、会員の方には追って御連絡いたします。
近況(2008.7.24現在)
6月29日阪神、牝馬限定、ダート1400mで復帰した。馬体重が20kgも増え、スタートも良く、5番手につけていたが、ペースが上がると置かれてしまい、直線もやや窮屈になって11着。レース後も変わりなく、馬場入りの際などもいくらか落ち着いた感じもあるし、16日のDWコースでの追い切りも相変わらず抜群だった。7月19日小倉、芝1200mに出走を予定しており、何とか輸送をクリアして、まともな精神状態でレースができさえすれば、変わり身を見せてくれそうな気がする。
近況(2008.6.24現在)
5月29日に帰厩した。身体は本当に立派になって、トモの張りなどは素晴らしいの一言。それでも、テンションの高さは相変わらずで、毎朝鞍を置く際には逃げて掴ませなかったり、馬場に行くのを嫌がったり、地下道から馬場に上がる際に危険が伴う現状のようだ。ただ、ダクは頭を上げて相変わらずも、追い切りの動きは素晴らしく、飯村助手は「フッと力が抜けて上手にハミを受けるところが出てきましたから、以前とは違う感じがあります」とのこと。このまま何とかこの身体を維持できれば、まだ具体的ではないが、復帰戦のレースで変わり身を見せてくれそうな気がする。
近況(2008.5.23現在)
イクタトレーニングファームで調整中。もうすっかり頭も下がって調教面で問題になることはなかったが、しばらくは丸馬場にてバランシングレーンで運動後に馬場入りしていた。ただ、それでは身体の割に調教量が多くて、太れないのではないかとの結論に達し、現在はロンジングを止めて、頭数に応じて屋内馬場で身体をほぐしてから馬場に出るようにしている。そのお陰で20・は増えて現在435・あるが、もっと増えても良いくらいだ。キャンターを左右手前を替えて4000mほど乗られ、5月に入ってからは週に2回、坂路で15-15の時計を出しており、何とか軌道に乗ったようだ。
近況(2008.4.23現在)
もう一度使って放牧のプランが出ていたのだが、3月29日阪神、芝1400mを除外になったため、前から気になっていた歯を診て貰ったところ、左右の発育がアンバランスで、右だけ乳歯が5本も残っており、28日にイクタトレーニングファームに移動して抜歯手術を行った。ハミを嫌がる面も見られたため、しばらくは丸馬場(初期馴致などに使うロンジング場)でバランシングレーン(馬の姿勢を矯正する馬具で、頭を上げると後が苦しくなる仕掛け)を使って、楽な姿勢を取らせることを第一の調整。その後は馬場で頭が下がる姿勢が取れており、まだ時間はかかるが効果は明らかだ。
近況(2008.3.24現在)
帰厩後は飼葉の食いも徐々に良くなり、馬房内では以前のようにカリカリせず、落ち着きが見られるようになった。ただ、表に出ると相変わらず頭を上げてしまい、見ている方が腰が痛くなるような感じだ。それでも追い切りの時などはしっかりしたフォームで渋太い動きを見せ、3月9日阪神、牝馬限定、ダート1800mに出走し11着。せっかく休養していたのに、身体が416kgまで減った上、ダート、坂はどうなのかと心配だったが、ゆったりしている方が良さそうだし、坂も苦にせず伸びていたのは収穫。調教師は「とにかくもっと落ち着かないと。この先は芝かダートか」と悩んでいる。
近況(2008.2.22現在)
信楽牧場で調整中に、カリカリして頭が高いフォームだったため、首から肩にかけての整体治療を3回ほど行った。それほど極端に悪いところはなかったようなので、顕著な変化があるかどうかわからないが、少しでもプラスになればと思う。本田調教師は「走らない馬ではないが、もう少し精神的な余裕がないと・・・」とのこと。2月14日に帰厩し、438kgと少しふっくらして見えるが、あまりテンションが上がるようだと、元も子もなくなるかもしれない。いずれにせよ、身体的にはどこも問題ないので、何とか追い切りの良さがレースで発揮できるよう願わずにいられない。
近況(2008.1.22現在)
信楽牧場で調整されている。移動直後はイライラして馬房を回ったり、壁を蹴ったりしていたようだが、徐々に落ち着きを取り戻し、馬場ではすでにダク2周とキャンター3周を乗られている。キャンターのペースも上げて、順調そのもので、何よりもトレセンにいた時のような頭の高さがなくなっている。まだ全体に線が細いし、気持ちと身体のバランスが取れていないような面があるので、時間をかけた方が良さそうな印象だが、動きはとてもスムーズだ。
近況(2007.12.25現在)
11月25日京都、芝1600mに出走した。ようやく芝のレースで、変わり身を期待したが、テンは行きっぷりも良かったのに、3コーナーでついて行けなくなり、後はついて回っただけの12着でスタミナ不足を暴露してしまった。まだ心と身体がアンバランスな感じもあり、レース前に体力を消耗してしまうのだろう。11月29日に信楽牧場へ放牧に出し、しばらくはのんびりさせていたが、元気は良いので、12月中旬から馬場でダクとキャンターを乗られている。調教師は「小倉あたりで使いたい」とのことなので、もともとどこかが悪かった訳ではなく、このまま進めていけそう。
近況(2007.11.27現在)
10月28日京都、牝馬限定、ダート1200mでデビュー。カリカリした馬なので心配だったが、全体にうるさいところは見せず一安心。ただ、スタートも良かったが、あまり行けず、好位置にいながら、終いも伸びず7着どまり。追い切りの動きからはほど遠い物足りないレースぶりでがっかりだった。レース後はさらにハイテンションになっており、続いて11月11日京都、ダート1200mに出走したが、レース前にスタミナを消耗し、後方ままで9着だった。芝を使う予定だったが、頭数が少なかったための出走で、やはり芝が良いのかもしれない。次走は芝のレースを減量起用で予定している。
近況(2007.10.16現在)
調教が強くなると、牝馬らしく飼葉の食いが悪いことがあったが、その後は徐々に安定してきた。調教は角馬場でダクとキャンターを乗られた後、坂路やチップコースで乗られており、ダクは頭が高いがキャンターは軽くてバネがあり上々の動きを見せている。9月27日には見事一回でゲート試験に合格し、「なかなか根性がある」と古川助手。歯を削って貰ったりもしたが、相変わらず頭が高いので舌を縛って調教することになった。育成場では470kgくらいと聞いていたが440kgほどしかなく、仕上がりも早そうで、10月28日京都、牝馬限定、ダート1200mでのデビューを予定している。
近況(2007.9.18現在)
北海道の田口トレーニングファームで調整されていたが、インフルエンザ禍が下火になり、馬の移動が可能になったため、9月12日に栗東・本田厩舎に入厩した。やはり牝馬らしくカリカリした面はあるが、いわゆるうるさい感じではなく、環境の変化に戸惑っている感じ。それでも飼葉の食いも良く、馬場内の角馬場で先に入厩した2歳と一緒にダク、キャンターを乗られており、今後は坂路で調教しながらゲート練習を行う予定。調教に跨っている古川助手は「軽いキャンターをしますよ」とのこと。脚元はすっきしりしてバネがありそうだし、かなり楽しみな逸材のようだ。
近況(2007.8.21現在)
田口トレーニングファームで調整されている。中間も順調に調教を進めており、9月上旬はウッドとダートのコースを併用してキャンター4000m、週1回は15-15も乗られている。「この暑さですし、いくらか調教をセーブしていますが、だいぶ馬体も仕上がってきましたね。目立って変わったコメントもないですが、それが順調にいっている証拠だと思います」と育成スタッフ。馬体の張りが良く、気合いものって軽快な走りをするし、なかなか良い状態になってきた。入厩については秋となりそうだが、心身共に順調で全く心配なところはない。7月下旬現在の馬体重は455kg。
近況(2007.7.17現在)
田口トレーニングFで調整中。中間も前月同様のメニューで進めており、7月上旬はウッドとダートのコースを併用してキャンター4000m、週1回は15-15も乗られている。「今日は長めから5ハロン18-18もやって、だいぶ息遣いが良くなってきました。ゲートの通過は問題なく、飼葉食いも良いですし、あとは速い追い切りの本数をこなせば、仕上がってくると思います」と育成スタッフ。ここに来てキ甲も抜けて馬体がスッキリとし、グンと良化した印象。父の産駒にしては前捌きの硬さもなくスムーズだし、軽快で芝向きのタイプに見える。なお、本馬は諸事情により、栗東の本田優厩舎へ転厩することになった。
近況(2007.6.18現在)
田口トレーニングファームで調整されている。中間も順調に調教が進み、6月上旬はダートとウッドのコースを併用してキャンター3000m位、週1回は15-15も乗られている。「多少、太めの身体つきですが、牝馬ですし、これくらいの余裕があってちょうどいいと思います。相変わらずテンションは高めですが、力の抜き方を知っているので、ボストンハーバー産駒だからって短距離一辺倒ではなく、ある程度、距離の融通が利くタイプだと思います」と育成スタッフ。最近は順調ぶりが目立っているが、もうしばらくはこのままジックリ進めていく予定。5月末現在の馬体重は442kg。
近況(2007.5.17現在)
田口トレーニングファームで調整中。中間も順調で、5月上旬はダートとウッドのコースを併用してキャンター3000m前後、速い日は15-15までペースを上げている。「調教を進めるにつれて、もう少しカリカリするかと思ったんですが、今のところ、問題ないですね。先日、入厩直前の馬と併馬をしたんですが、こっちの方が手応えは楽だったし、煽るくらいの勢いでしたよ」と育成スタッフ。馬体はまだ余裕を持たせた造りながら、毛ヅヤ、張りが目立ち、とにかく迫力のある馬っぷり。気合乗りが良く、軽快なスピードがありそうで、もう少し成長を待てば、どんどん変わっていきそうだ。
近況(2007.4.17現在)
田口トレーニングファームで調整されている。中間も順調に調教が進み、4月上旬はダートとウッドチップコースを併用してキャンター2000m前後、3ハロン18秒ペースまで上げている。「この母系の血統らしく、少しテンションは上がりやすいですね。ただ、前向きな気性で走りにつながっていますし、心配ありません。体型も線が綺麗なタイプで、ボストンというよりお母さんの方が出ていると思います。サンデー系らしく、上手に背中を使った走り方をしますよ」と育成スタッフ。今後もじっくり調教を進めていく予定だが、今のところ問題なく順調にきている。4月上旬現在の馬体重は435kg。
近況(2007.3.16現在)
田口トレーニングファームで調整されている。中間も順調に進め、3月上旬は屋内でウォーミングアップしてから屋外トラックでキャンター2000mを乗られ、ハロン22秒まで。今後はもう少しペースを上げる予定。「休んだこともなく、取り立てて気になるところもないです。馬体は最近、上に伸びてきているため、細くなりやすい時期ですが、体重も緩やかながら増える傾向にあります」と育成スタッフ。馬体はそれほど変わった感じはしない。機敏な動きで、軽快さと柔らかさが目につくが、まだ幼い雰囲気を感じる。それでも順調なだけに、暖かくなる頃には大幅良化を期待。3月2日現在で435kg。
近況(2007.2.16現在)
田口トレーニングファームで調整されている。中間も順調に進め、2月上旬は馬場状態の良い日は屋外ウッドトラックでキャンター2000m、ハロン23〜24秒でじっくり乗られている。「怪我などで休んだこともないし、順調にメニューをこなせています。気性は今時期の2歳だから多少幼いのは仕方がないけど、気になる程ではありません。欲を言えばもう少し全体に幅が出て大きくなるといいですが、毎月少しずつ数字は増えている」と育成スタッフ。まだ小柄で幼いが、徐々に成長中。わりと気性のカッカッしたところがあるようだし、小気味の良い脚捌きなど短距離向きの印象。2月6日現在で435kg。
近況(2007.1.17現在)
田口トレーニングファームで調整されている。中間も順調に進め、1月上旬は屋内トラックを中心に少し距離を伸ばして軽めキャンター1500mを乗られている。「今のところ特に問題ないです。毛ヅヤなども含め見た目に幼い感じはありますが、普段から大人しいし、調教に関しては問題ないです。馬体も初めは400kgないほどだったから、少しずつは成長しています」と育成スタッフ。馬体はまだ小さいが、前月よりトモの肉づきが良くなり、徐々に身になってきたようだ。トモの踏み込みもずいぶんしっかりしてきた。軽快で型の良い馬。これでもう一回り大きくなるといい。1月12日現在で428kg。
近況(2006.12.20現在)
田口トレーニングファームで調整されている。中間は調教を進め、乗り始めの時は少しカリカリした面を見せていたが、問題ないようで、「初めだけですぐに落ち着きました。特に癖もなく順調にきていますし、可愛い馬ですよ」と育成スタッフ。12月上旬は屋内トラックを中心にダク2000m、キャンターは軽めに1000m。馬体は前月より胴が伸びた感じがするし、最近になり体重も420kgに増えた。軽快な身のこなしはいかにも芝向きといった良さを感じるが、まだまだ幼さが目立つ馬体。「まだ身体が出来ていないところがあります。動きは柔らかい感じなので、もうちょい幅が出てくれれば」と。
近況(2006.11.20現在)
田口トレーニングファームで調整されている。中間はブレーキングも順調に進み、11月に入って馬場で乗り始め、15日頃は屋内や外のトラックでダク1500m。「元気がいい。小さいけどキビキビしたいい動きをします。勝ち気な性格は母親似な感じですね」と育成スタッフ。まだならしながら軽く乗られているが、近いうちにキャンターへと進める予定。「母は線の細いタイプでしたが、体高がありました。これもお尻の位置からしてまだまだ大きくなると思います。まだ細いので、カリカリして痩せないよう気を付けながら進めたいと思います」とスタッフは今後の方針を話す。10月末現在で405kg。
近況(2006.10.20現在)
10月1日に安平の田口トレーニングファームへ移動した。しばらくパドック放牧だけで環境に慣らし、13日頃はちょうどブレーキングが始まったところで「ちょっとカーッとしやすい面はありますが、普段は大人しいし、手入れに慣れるのも早かったので心配ないと思います」と育成スタッフ。馬体については「先日、調教師が来場した際『線の綺麗な馬。ボストンっぽくないね』と仰ってました。まだ小さいけど、本馬の兄もうちで育成して出るときは500kgありましたし、まだこれからだと思います」と。馬体は変わらず動きなどもまだいかにも若い感じだが、コメントからも今後の成長が楽しみ。
近況(2006.9.20現在)
中間も天羽牧場で夜間放牧を続けていたが、9月初めに左腕の付け根を他馬に蹴られて腫れたため、しばらくパドック放牧で様子を見ていた。すぐに腫れも引いて心配なく12日から他馬とともに夜間放牧を再開。「母にも似ていますが、それよりもうちょっと詰まっているかもしれません。母はもう少しスラッとした感じですから」と牧場スタッフ。馬体はやや小さめでそれほど大きくなった感じはしないが、トモがフックラして逞しくなった。父親そっくりという感じでもないが、スピードタイプは間違いなく、重心の低い柔らかい動き、独特で良い雰囲気を持っている。今月中に育成場へ移動の予定。
近況(2006.8.18現在)
8月上旬も天羽牧場で放牧されている。中間もずっと夜間放牧され、変わりなく元気で、成長ぶりも「順調ですよ」と天羽氏は満足そうに言う。馬体は上背はそれほど大きくなった感じはなく、小柄な方。まだ幼さが残るし、これから成長しそうな雰囲気だが、以前より胴が伸びたようでずいぶんバランスが良くなった。薄手なところや飛節の感じなど、ボストンハーバーというよりサンデーサイレンスの良さを感じる馬体。もっと全体に逞しさが欲しい気はするが、その分動きは柔らかくシャープ、母父の良さは魅力だ。それでも父の産駒。距離的にはマイラーか、それより短いタイプのように見える。
近況(2006.7.20現在)
天羽牧場では6月から夜間放牧を始め、7月上旬は15時から翌朝10時まで放牧されている。「この血統は(大きさは)まちまちですが、440kg程の母と大体同じくらいだと思います。でも馬はこっちの方がいい感じですね。普段は大人しいけど、けっこうきつい面があります。この血統はどれもスピードがあるし、これも動きがいいので期待しています」。天羽氏は動きと気性の良さを強調する。ツアーの時もそうだったが、普段は驚くほど落ち着き払っているのに、これが走りだすと馬力があってスピード感たっぷり。馬体はやや小柄で薄手ながら腰幅は流石。父と母系の良さがここに凝縮されている。