建設省によるデジタル写真管理の標準仕様(案)が正式決定されました(公開レビューは既に終了)。
●デジタル写真管理情報基準案の策定
案内ページは建設省土木研究所のサイト内
http://www.pwri.go.jp/WhatNew/html/kikai/phot_top.htm
ちなみにこの規格は、建設省の直轄工事に関わる工事写真のデジタル化に適用されるもので、データの形式など最小限の規格は、既に1997年10月に策定され、実用化が始まっていました。
埋文関係者が、この規格に注目すべき理由は、3つ程挙げられます。
この規格を通して気が付くことは、広く、個人利用の範囲を越えて、情報のデジタル化と活用を図ろうとする時の、典型的なあり方が見えてくることです。まず、データのフォーマットを、概ね定めておき、次に情報交換(建設省への提出用だけでなく、社内的にも交換や集成がありうるはずです)が求められ、結局、写真データベースの互換性を図る必要から、XMLの利用に行き着くわけです。こうした真っ当な筋道は、建設CALSのグランドプランがあればこそでしょう。