■電子文書のガイドライン | 03.1.8 |
報告書の構造をレイアウトから考えてみる。報告書の頁には類型がある。以下の5類である。
報告書の構造を意味から考えるのではなく、レイアウトの観点からすると、以上の5類型をカバーすれば済む。いずれにせよ既存のHTMLで記述できる。メタデータは、ファイルに与えればよい。
ワード単位のメタデータ(意味)は、まず「報告書抄録」が対応すべきだろう。報告書抄録をルートとし、ドリルダウンで個々の遺物にたどり着けるようにするのもいいかもしれない。個々の遺物は2類相当の羅列図で配列されているが、これを個々に完全にカード化する可能性もある。
図の表示は、画面上で、印刷紙面での大きさの1.2〜1.5倍くらいが望ましい。15インチ液晶XGAは85dpi(正しくはppi)、Windowsの初期値は96ppiである(17インチ液晶SXGAの解像度にあたる)。20.8インチで2048×1536の液晶は120ppi、15インチでUXGA(1600×1200)は133ppiである。将来のディスプレイは200ppiを越えるという話もあるが、現状では120〜133ppiが適していると思われる。15インチXGA85ppiの1.5倍は約128ppiになる。
実際、紙面で本文10ポイントを、1.8倍程度に拡大して閲覧すると見やすいが(ディスプレイ上で18ポイントになる)、紙面はWYSIWYG的に言うと72dpi(初期のMacの解像度)、その1.8倍の約130dpi程度が閲覧時の望ましい解像度になる。実際、その程度の解像度のスキャン画像は閲覧に適している。
A4判での図版サイズが16.4×24.4cmと仮定すると、133dpiで859×1277ピクセル、72dpiで465×692ピクセル(いずれもアンチエイリアスの都合上、階調画像)。前者はSXGA、後者はXGAのディスプレイで概ね一覧できる。実際にはSXGAをターゲットにした画像を用意し、JavaScriptでダイナミックに画像サイズを半分にできるようにしておけば、やりやすい。
元図(org)は600dpiでいいだろう(但しカラードキュテック60は線画解像度1200dpi相当になっているのが悩ましい…階調画像は600dpiで各ピクセル256階調、これでも頁15円)。
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