circle 11/1〜12/3 特別展「埋められた渡来銭−中世の出土銭を探る」 葛飾区郷土と天文の博物館 (03-3838-1101)
 100円(小〜中学生50円)[通常の入館料のまま] 案内図 〒125-0063 東京都葛飾区白鳥3-25-1
ちらし表 ちらし裏 ●嘉永三年(1850年)、吉田傳四郎氏によって耕作中に約14,000枚の古銭が甕に入った状態で偶然発見されました。現在の葛飾区上千葉遺跡に相当します。今回の特別展は、平成4年から博物館考古学ボランティア(=葛飾考古学クラブ)の活動として博物館で実施してきた整理調査の報告を兼ねています。全国的な事例集成を図ると共に、中国の出土銭事例まで視野を広げ、出土銭に関わる多様なエピソードや背景などを探ります。

▼展示構成
▽1階
●銭入門講座(銭貨の登場/海を渡った銭/銭を造る/葛飾銭物語)
 ※コンピュータで展示遺跡のデータベースを公開しています
▽2階
●出土した銭(埋められた銭/葛飾区出土の渡来銭)
●中世人と銭(渡来銭が支える社会/銭への思い/なぜ銭を埋めたのか)

▼特別展記念講演
11月5日 (日) 14:00「青戸藤綱と銭」佐藤和彦(帝京大)
 →申込み:往復葉書に特別展記念講演1と明記して、氏名・年齢・住所・電話番号を書いて10月23日までに(消印有効)博物館まで
11月19日 (日) 14:00「銭の考古学」坂詰秀一(立正大)
 →申込み:往復葉書に特別展記念講演2と明記して、氏名・年齢・住所・電話番号を書いて11月6日までに(消印有効)博物館まで
※いずれも会場は館内の講堂、料金100円

▼地域史フォーラム・歴史を求めて「中世の出土渡来銭を探る」
11月26日 (日) 9:30
・総論「中世東国の貨幣経済」峰岸純夫(中央大)
・報告1「東国の出土渡来銭」三宅俊彦(館専門調査員)
・報告2「渡来銭と模鋳銭」永井久美男(兵庫埋蔵銭調査会)
・報告3「備蓄銭と埋納銭」橋口定志(豊島区教委)
 →申込み:往復葉書に「地域史フォーラム 中世の出土渡来銭を探る」と明記して、氏名・年齢・住所・電話番号を書いて11月15日までに(消印有効)博物館まで。会場は館内の講堂、料金300円(資料代は別途)
▼学芸員による展示解説(所要時間30分)
11/3(10:30、14:30)、11/5(10:30)、11/12(10:30、14:30)、11/19(10:30)、12/3(10:30、14:30)

■図録(A4判.カラー56頁、総220頁)1300円 (なお57〜192頁は上千葉出土銭の調査報告)

 ※上図は「ちらし」の表と裏です(原寸A4)。
<東京遺跡情報2000